エッセイ

これからの時代英語は必要か?立命館小学校英語教諭に問う

近年、Google翻訳、LINE翻訳の精度もあがり便利に利用できますし、音声翻訳機も登場するようになりました。

現役英語講師
はむ先生

はじめまして。大学で英語を教えている「はむ先生」と申します。

教歴は15年ほど。現在は仕事をしつつ、4歳の息子の相手をする、そんな毎日を過ごしています。

ママの視点だけでなく、プロの視点から、お子さんの英語教育に役立つ記事を書いていきたいと思います。

個別相談も行っています。どうぞお気軽にご利用下さい!

少し前に、病院で音声翻訳機を片手に外国人の患者さんと看護婦さんが話をしている姿をみたことがります。

日常会話レベルでは、ほとんど問題なくコミュニケーションが取れている様子をみて、すごい時代になったなと記憶に残っています。

AIの登場で、20年後、多くの仕事はなくなるだろうと話題になったことも記憶に新しいのではないでしょうか。

この様に、自分は英語が使えなくとも、AIが本人の代わりとなって、英語を巧みに操ってくれたら、ネットワークも広がり、多くの情報も得られるでしょう。

この先、全く英語を学ばなくても、自動翻訳機のテクノロジーを使って、学習にも仕事にも困らない時代がくるかもしれません。

しかし、それでも英語を使えるようになることは子供の成長を促すと立命館小学校の正頭先生はおっしゃっています。

この記事では、

正頭英和著『世界トップティーチャーが教える 子どもの未来が変わる英語の教科書』(講談社出版)より、

  • AI時代に英語力・英語学習は必要か

という問いの回答に関係する一部を抜粋、その内容をまとめていきたいと思います。

また、私が研究の専門分野としている

  • 英語学習動機づけ
  • 英語教授法
  • 学習者心理

の視点から、記事を追加、おすすめ教材の紹介をしていきます。

AI時代|これからの時代英語力は必要か?

英語を自分で使えるようにするには長い時間が必要です。

必要な学習時間は、2500~4000時間とも言われています。

これは、学校の英語授業だけでは到底たりない時間数です。

1コマ45分だとすると、年間で140時間ほどです。

実際には行事やイベントなどで授業時間が削られることがありますから、実質は年間120時間程度でしょう。

小学校3年生から高校3年生までの10年間で1200時間ほどにしかなりません。

立命館小学校の英語教育を担当している正頭先生は、その時間を、例えばプログラミングなど他のスキルの向上にあてた方が、将来的に役に立つと考える人がいても不思議ではないと述べています。

それでも「英語はこの先も必要か?」と問われたら「必要です」と断言できるそうです。

同時に、限られた時間の投資先として英語学習は有効だと考えているといいます。

AI時代、必要となるのは問題を見つける力

教育界ではこれから教育の捉え方が大きく変わると言われています。

それは、これまでの「知識」重視の考え方から、「経験」重視へ変わることだそうです。

その背景にあるものは、テクノロジーの大きな進歩だそうです。

今やテクノロジーの進歩はすさまじく、今のテクノロジー技術において、人間の不満はほとんど解決されていると言えるのではないでしょうか。

例えば、メールがなく、電話しかなかった時代、「相手の都合に関係なく、いつでも伝えたいことがメッセージとして残せたらいいのに」という人間の不満を解決するために、メールが誕生しました。

正頭先生は、個人がスマートフォンをもち、いつでもインターネットにつながることができる現代、「技術の進歩が、人間がそれまで抱えていた不満や問題点を追い越してしまった」と指摘しています。

そんな時代にはさらに一歩進んだ学習が求められると考えているそうです。それは「問題発見型学習」です。

AIの能力を活かすために求められるのは、「新たな問題や課題を発見する能力」になるといいます。

それは、AIには問題の解決はできても、発見はできないということを鋭く指摘されています。

AI時代、教育は知識重視から経験重視へ

問題発見型の学習方法

learing by doing(やりながら学ぶ)

learning by making(作りながら学ぶ)

知識から経験への変換はなぜ必要なのでしょうか。

正頭先生はその理由を次のように述べています。

テクノロジーの進歩により、知識で測るような学力では大きな差が生まれなくなっているからです。検索すればすぐに正解が分かる時代に、詰め込んだ知識だけで学力を測ろうとするのはナンセンスです。誰もがスマホで電卓機能を持ち歩くようになった時代に、計算力ばかりを高めても仕方がないのと同じです。

大切なのは知識で測る学力よりも、経験を生み出す行動力なのです。

P.27

知識は過去の情報であり、それだけでは新たな問題発見にはつながらないと指摘しています。

行動を起こして今まで感じたことのなかった体験をする → それを既存の知識と合わせ編集する → 新しい経験が生まれる

経験 = 体験×知識

この循環が子供たちの成長を促すとしています。

AI時代、経験を増やし行動力を押し上げるのが英語

問題を発見する能力

行動して試行錯誤を重ねるプロセスで高められる

この経験重視の教育変換が起こると、なぜ英語が重視されるのでしょうか。

その理由を正頭先生は「英語が経験につながる行動力に火をつけてブーストしてくれるから」と言います。

経験とそのベースとなる体験は、自ら積極的に行動を起こして初めて得られます

頭で考えるのではなく、まずは行動してみることが必要なのです。

AI時代、英語力が行動力を高める、2つの理由とは?

英語が行動力を高める理由(1)

英語という新たなスキルを身につけると自信が生まれます。

自信が生まれると失敗を恐れずに行動し、経験値を高められます。

知識だけが重視された時代には、失敗はネガティブなものでしたが、行動が求められる時代には失敗はポジティブなものです。

人は成功ばかりではなく、失敗から多くの学びと経験を得るものだからです。

英語を覚えると使ってみたくなります。

英語は言葉ですから、それが外国人と話す、海外に行く、といった行動力を高めるきっかけとなります。

音声翻訳機に代わりに話してもらうこともできますが、自分は英語ができないという劣等感や苦手意識を持ったままでは、行動を起こしにくくなります。

英語が行動力を高める理由(2)

英語を身につけると「出会う人」が変わり、得られる情報が変わります。

未知の体験が経験につながります、といっても、新しい経験を得るのはなかなか難しいものです。

正頭先生は、手っ取り早く新しい体験を得る方法として、出会う人を変えることを提案しています。

出会う人が変わると、必然的に出会う言葉が変わります

そうすると、さまざまな角度から知識が得られるようになり、視野が広がります

視野が広がり、俯瞰(ふかん)して物事が捉えられるようになると、行動力が高まるといいます。

行き先が見通せない中で一歩踏み出すことはなかなか勇気がいることですが、視野が広がり、色々なことが見えてくると、安心して行動できるようになるものです。

AI時代、これからの教育で必要になることとは?

これからの教育で重要になること

何を教えるかではなく、何を経験させてあげられるか

英語は知識であり、スキルであると同時に、行動力問題発見力を高めてくれる重要なツールとなると指摘しています。

だからこそ、子供たちを成長させるためにも、小さいうちから英語を学ぶ必要があると述べています。

行動力の時代には「わかる」で終わらず、それを「できる」にする教育が必要です。

インプットした知識を間違えずにアウトプットすることではなく、知識と自分の体験を組み合わせた自分らしいアウトプットである「できる」をいかに増やすかが肝心です。テストで良い点を取ることは、「できる」ではないのです。

p.34

「わかる」を「できる」にするには、どうしても数多くの試行錯誤(トライ&エラー)が必要になると言います。

失敗を恐れず、数多くの失敗を繰り返す過程のなかで、最善の道を自分なりに見つけるほかないのです。

これからの時代英語力は必要か|AI時代だからこそ英語で経験値を高めよう

ハードルを下げると英語を使う機会が増える

少なくとも中学校、高校の6年間英語を学んできた日本人の英語力は、一定のレベルに達していると正頭先生は述べています。

それなのに年齢や学習歴、留学体験のなさなどを理由に「英語ができないから」と思い込んでいる方が多すぎるといいます。

英語ができるのハードルを上げると、せっかく英語を話す機会があっても、隣に自分よりも英語が話せる人がいたら「ちょっとやめておこう」と英語を使わなくなります。

英語のハードルを下げて、また失敗しても当然と考えていれば、片言でも英語で会話しようという気持ちになるはずです。

保護者はハードルを下げて、親が英語ができるところを堂々と見せることを提案されています。

現役英語講師
はむ先生

確かに、親が英語を当然のように使えば、子供も英語を話すことは特別なことではないという意識に変わるような気がします。

我が家は夫が英会話教室に通っているのですが、子供はそれを見ている為か、英語を学ぶことは当然と捉えているようです。

AI時代に対応できる子供オンライン英会話スクール

ここでは、おすすめのオンライン英会話スクールを紹介したいと思います。

オンライン英会話スクールは、さまざまな文化的背景をもった先生たちと交流が持てるという利点があります。

ネイティブの先生といっても、アメリカ、カナダ、イギリス、オーストラリア出身の先生だけではありません。

南アフリカ出身の先生も英語を母語としています。

教室に通うタイプの英会話スクールでは、基本的に先生は担任制でひとりだけ。

出身国も、皆さんが想像される範囲内でしょう。

しかし、オンライン英会話スクールの英語の先生世界中にいます。

日本であまり知られていないだけで、英語をネイティブ言語として話す国はたくさんあるのです。

私は、それだけで新しい体験となるのではないかと思っています。

子供オンライン英会話スクール NOVAKID(ノバキッド)

お勧めしたい英会話スクールの5つの条件

  • 担当教師が選べる
  • 総合的な英語力が付くようなカリキュラムが組まれている
  • 子供が楽しめる
  • 授業料が妥当
  • 教材費が妥当

私は上の5つが質の高い英会話スクールの条件であると考えています。

その条件にあてはまるオンライン英会話スクールはNOVAKID(ノバキッド)です。

日本ではあまり知られていませんが、ヨーロッパではシェアNO.1の英会話スクールです。

息子も7か月(2022年1月現在)ほど続けています。

先生は南アフリカ出身のおじいちゃん先生です。

教師全員が英語の教員免許をもっているということもあるためか、教え方が本当にうまいのです。

帰国子女など英語力が既にある場合はCambly kidsもいいかなと思います。

日常で英語を使わない環境で生活している子供さんには、ノバキッドは一押しです。

無料体験レッスンも受けられますので、ぜひ試してみてください!

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