子供大好き。無料で楽しめるYouTube動画!
どんどんと映像が流れ、親がコントロールしなければ、いつまでも見続けてしまう怖さもありますが、それだけ子供を夢中にさせるものであることは確かです。
高価な英語学習教材はたくさんありますが、この無料のYouTubeアニメを使って、効果的な英語学習を始められないものでしょうか。
はむ先生
はじめまして。大学で英語を教えている「はむ先生」と申します。
教歴は15年ほど。現在は仕事をしつつ、4歳の息子の相手をする、そんな毎日を過ごしています。
ママの視点だけでなく、プロの視点から、お子さんの英語教育に役立つ記事を書いていきたいと思います。
個別相談も行っています。どうぞお気軽にご利用下さい!
現在、スマートフォンはひとり一台持っている時代です。
多少の罪悪感をもちながらも、時間を持て余したとき、子供にひとりで時間をつぶして欲しいときなど、YouTube動画を見せることもあるのではないでしょうか。
その際、子供に見せるYouTube動画を意識的に選ぶことで、子供の英語学習につながるのであれば、親としては嬉しい限りです。
この記事では、無料で配信しているYouTube英語アニメで始める英語学習の方法について書いていきたいと思います。
参考にしていただければ幸いです!
YouTube英語アニメで子供の英語学習は始められる?
YouTube動画で配信している英語アニメから英語学習は始められるのか。
答えは、YESです。
無料で配信されている英語アニメから、効果的な英語学習を始めることは可能です!
実際に4歳の息子も、コロナ禍で幼稚園が休園となった3週間のあいだに、YouTube動画の英語アニメを見ることで目に見えて英語が上手くなりました。
英語を身に付けるための最初のステップ
英語をたくさん聞くこと
「人間はどのように外国語を学んでいくのか」ということについて調査している第二言語習得(second langugae aquisition)という分野が、研究の世界にはあります。
研究者の間では、外国語習得には大量のインプットが必要であることが知られています。大量のインプットというのは、言い換えると、英語をたくさん聞く・読むということです。
子供の場合は英語の本を読むことは難しいので、英語をたくさん聞くことから始めることが英語を身に付ける最初のステップとなります!
YouTubeの子供英語アニメから英語を学ぶメリット
子供や幼児向けの様々な英語教材が巷には出回っています。
小学校での英語教育も低年齢化され、2020年より小学3年生から英語授業が開始されるようになりました。それに伴い、幼児期から英語学習を始めようとする傾向も強くなってきたように思います。
私は、第二言語習得を専門に学んできた者として、母語の重要性は重々理解しています。
一方、英語学習者として、日本語を母語とする者が、一定の英語力を身に付けるためには長い学習時間が必要であることも実感しています。
日本人が英語を身に付けるのに必要な学習時間
2500~4000時間
時間に幅があるのは、スポーツにセンスがあるように、語学にもセンスがあるからです。しかし、スポーツと語学の違いは、言葉は必ず身に付けられるということです。
では、多くの日本人が英語を苦手としているのはなぜか。
私は
- 学習量が足りないこと
- 学習方法が間違えていること
の2点だと考えています。
週4コマずつ英語授業を10年間受け続けたときの学習時間
1200時間
小学生3年生から高校3年生までの授業で得られる英語学習時間は、おおよそ1200時間です。英語習得に最低限必要な学習時間数、2500時間には到底届きません。
はむ先生
つまり、学校での英語授業を受けていただけでは、英語を身に付けるための学習時間としては不十分ということです。
幼児~学童期から英語学習を始めるメリット
- 早い時期から英語インプットを始めることで、英語習得に必要な時間を確保できる。
- その結果、受験などの英語力を身に付けておきたい時期に、間に合わせることができる!
早い時期から英語のインプットを始めることで、英語を身に付けるために必要となる時間を早くから確保することができます。
その結果、中学生や高校生の短期間に無理して英語学習に取り組まなくとも、受験や就職など、高い英語力の獲得が必要な時期に間に合わせることができるのです。
中学生や高校生は、英語以外にも勉強しなくてはいけない科目がたくさんあります。部活も忙しいかもしれません。
時間が比較的自由になる幼児~学童時期に、英語インプット量を蓄えることができるのはメリットと言えるのではないでしょうか。
YouTube子供英語アニメは英語学習にぴったり!
上で述べたように、英語習得には2500~4000時間が必要です。そして、学校での英語授業は1200時間あります。
英語習得に必要な時間を合計約3000時間だとすると、学外で1800時間の英語学習時間が必要となります。
授業外で必要な1800時間の英語学習ってどのくらい?
1日30分 → 3600日(10年80日)
1日1時間 → 1800日(5年40日)
例えば、毎日休まず、1日1時間の英語インプットの時間を確保する。
そうすると、約5年で1800時間です。
はむ先生
結構あるな・・・という長さですね。
中学生や高校生に毎日1時間、授業外で休みなく勉強をするとなると、どうしてもその内容は授業に関わる「お勉強」に偏りがちになり、継続が難しく感じます。
しかし、YouTubeで配信されている英語アニメや歌を、合計1時間見たり、聞いたりするというとのであれば、楽しく学べる気がしませんか?
幼児~学童期の英語学習は遊びと直結していることが特徴です。年齢があがってくると苦痛に感じてしまう英語学習も、楽しく学べることがメリットの1つと言えるでしょう。
しかも、高価な英語学習教材ではなく、無料のYouTubeアニメを使って、効果的な英語学習を始められるのであれば、親御さんにとっても嬉しい限りです。
YouTubeから始める子供の英語学習|おすすめの英語アニメはこれ!
私が幼児期の子供さんにおすすめしたい英語アニメは、ブタの家族が主人公となっているPeppa Pig(ペッパーピッグ)です。

ペッパーピッグは、どろんこ遊びが大好きな好奇心旺盛なペッパー(写真右側のブタ)が主人公の家族のお話です。
ストーリーが分かりやすく、子供がゲラゲラ笑ってしまうようなお話がたくさんあります。
ペッパーピッグを英語学習教材としておすすめする理由は、アニメの中で使われている言葉の質が高い点にあります。
日本語で想像してみると分かりやすいのですが、外国人がクレヨンしんちゃんから日本語を学ぶとおかしなことになります。
ペッパーピッグはイギリスの幼児用の教育番組であるため、その点安心です。
生活に身近な基本的な単語はもちろんですが、たまにqualifiedなど少し難しい言葉も出てきますし、子供さんの英語教育におすすめしたいアニメです!
ペッパーピッグのストーリーが歌になったものも豊富に用意されていますよ。
息子の体験記
4歳の誕生日から少し経った頃からペッパーピッグが大好きになり、YouTubeのアニメ動画を見るようになってから、英語力が格段にあがりました。
特にペッパーピッグのお話の中でも、(ピタゴラスイッチのように)ビー玉を走らせるレールを部屋中に作るというエピソードが大好きで、何度も見ているうちにセリフを覚えて口にするようになりました。
I want to make the biggest and the tallest mable run ever!というようなセリフです。
子供は思った以上にアニメ音声から言葉を覚えます。ペッパーピッグは場面から英語の意味も汲み取りやすく、自然に単語やフレーズを覚えるのにぴったりのようでした。
YouTube子供英語アニメの次は?

YouTubの無料配信英語アニメ「ペッパーピッグ」をおすすめする点は、Amazonなどで英語絵本が簡単に手に入り、なおかつ豊富にそろっている点にあります。
幼い頃に学んだ英語はすぐに忘れてしまうから意味がないという話を聞いたことがあるでしょうか。
これは事実で、特に、文字が読めない間にその言語に触れなくなってしまうと、あっという間に忘れていきます。
例えば、海外に赴任などで英語を話していた場合でも、文字が読めるようになる前に日本に帰国した場合、あっという間に英語を忘れてしまうということはよく起きます。
英語を身に付けるための、次のステップ
聞いて分かるようになったら、読んでも分かるようになること。
従って、聞いて分かるようになったら、次のステップは読んでも分かるようになることです。
親御さんが読み聞かせて、そこから読み方を覚えていく方法です。日本語の絵本を読み聞かせ、そこから自分で読んでいくことと同じステップです。
ペッパーピッグの英語絵本は、その内容がアニメと酷似しています。ですので、アニメで見たことのある、聞いたことのある内容を読むことになります。
全く内容の知らない絵本を読むことは、大人でも難しい場合がありますが、アニメから得た知識をヒントに読むことへのハードルを下げることができます。
親御さんが全く英語が読めない場合の対処法
英語を読めるようになるには、親御さんが読み聞かせる必要が少なからずあります。
その際、親御さんの発音は気にされなくても大丈夫です。正しい英語の発音は、ペッパーピッグのアニメからネイティブ音声を子供が聞いていますので、既にそちらで覚えています。
しかし、全く英語が読めないという場合には、以下の方法をおすすめします。
- CD付きの英語絵本を選ぶ(CDを聞きながら絵本をめくって読み進めていく)
- 最後のステップに進んで、英会話スクール(ノバキッドがおすすめ!)を利用して読めるように力を付けていく
YouTubeから始める子供の英語学習|最後のステップは英会話スクール
たくさん英語を聞いて、英語のインプットが一定量に達すると、ある日、英語が分かるようになります。
はむ先生
英語を大人になってから勉強しても同じことが起こります。「あれ?言ってることが分かる!」「読んでることが分かる!」という体験をします。
もちろん全ての言葉が分かる訳ではありませんが、赤ちゃんが親の言葉を徐々に理解できるようになるのと同じようなプロセスを辿って、子供も英語を理解するようになります。
英語が分かるようになり、少しずつ英語を口にし始めたら、英会話スクールの出番です!
聞いて分かる英語力から、使える英語力を身に付けていきましょう。
順序が大切
「英語を身に付ける」ことを目的に英会話スクールに通うことが一般的だと思いますが、英語習得に必要な学習時間数(2500~4000時間)から見ても分かるように、週1回50分ではいつまで経っても英語が身につかなくて当たり前なのです。
まずは、大量の英語インプットで英語が分かるようになってから、英会話スクールを利用すること。この順番を守ることで、効率的に英語を学ぶことができます。
オンライン英会話スクールを利用する
私の一押しの英会話スクールは、子供専用オンライン英会話スクールNovakid(ノバキッド)です。

- 「読解力」を含めた総合的な英語力を高められるカリキュラム(学習計画)
- 講師の質の高さ
- 教材の面白さ
という3点で、ノバキッドを越えるオンライン英会話スクールは他にありません。
はむ先生
読む力を付けたい場合もノバキッドはおすすめです。
オンライン英会話スクールは通学タイプよりも、マンツーマンにもかかわらず、圧倒的に安いのですが、レッスンの質に問題があるスクールも多いです。
ノバキッドはオンライン英会話スクールの中で唯一、ネイティブ講師、ノンネイティブ講師ともに英語の教員免許を全員が保持しています。
それもあってか、本当に先生の教え方が上手いのが特徴です。
ノバキッドは、ゲームを受けているかのように楽しいレッスンが受けられるというだけでなく、間違いなく子供さんの英語力を伸ばしてくれるスクールです。
ぜひ無料体験レッスンを受けられてみて下さい!

英会話教室を利用する
通学タイプの英会話教室(基本的にグループレッスン)でも悪くありません。
一方、たくさんの英語インプットを完了したあとに教室に通うタイプの英会話教室に通うと、他の子供よりも英語ができますので物足りない(または英語力が合わない)ということが起こります。

通学タイプのマンツーマンレッスンの場合には授業料が高いのですが、レッスンの質が高く、比較的安いスクールには、GABAキッズがあげられます。
対象は小学生からですが、ネイティブ講師から、個々のレベルに合わせたマンツーマンレッスンが受けられます。
都会の駅前と場所が限られていますが、通学範囲内に教室がある場合には、検討の価値がありそうです!