幼い頃から英語に触れてもらい「子供が英語に困ることがないように」とお考えの親御さんは増えてきています。
さて、2歳で英語教室を使うことは意味がないのでしょうか？
大学英語講師はむ先生はじめまして！
英語講師の「はむ先生」と申します。
教歴は15年ほど。現在、大学の非常勤講師として働いています。
結論からお伝えすると、目に見える成果をすぐに期待するなら、2歳の英語教室には意味がないと感じると思います。
加えて、教室に丸投げしたい（自宅ではノータッチ）とお考えの親御さんにも、乳幼児期スタートの英会話教室はお勧めしません。
この記事では、
2歳で英語教室を使うメリット
乳児期の英語スタートに向くご家庭
について書いていきたいと思います。
2歳の英語教室は意味がないの？
英語教室を2歳で利用することの意味を考えるとき、何を基準にするべきなのでしょうか。
ここでは、
- 英語教育の視点から2歳の子供に期待できること
について書いていきたいと思います。
そもそも人間の子供は2歳という年齢では多くのことができないことは覚えておきたい点です。
大学英語講師はむ先生2歳で英語を始めるメリットって何でしょうか。
2歳児に期待するのは成果ではない
幼くして始める英語教育に「成果として」意味があったかどうかを判断できるのは、早くて数年後です。
それも、2歳からスタートしてずっと継続した場合にのみ、意味があったかどうかを判断できると思います。
個人的に色々なケースを見てきて感じるのは、
- 3歳を過ぎてから英語をスタートすると嫌がる場合がある
ということです。
2歳では「英語だから」という理由で嫌がることはまずありません。
母語である日本語の発達も十分でない時期に英語を始めると、聞き慣れない音だから拒否するということは起こらないのです。
個人差はありますが、早いと3歳を過ぎた頃には外国語を嫌がるお子さんが出てきます。
4歳になると多くのお子さんが「日本語がイイ！」というようになります。
現役英語講師はむ先生2歳でスタートする大きなメリットですね！
英語を聞き取れる耳を育てられる時期は限られる
幼いお子さんが目指したいのは意識的に英単語を覚えることではなく、
- たくさん英語を聞いて「英語を聞き取れる耳」を育てること
です。
幼くして英語教室に通わせると、どうしても成果を期待したくなります。
何が出来るようになったか、例えば、
- 動物が言える
- 数字が分かる
- 挨拶ができる
など、使える言葉が増えると、親御さんも嬉しく感じると思います。
一方で、幼児が覚えるレベルの言葉は、ぶっちゃけ、小学生がその気になったら1週間で全て覚えられる内容です。
大学英語講師はむ先生身近な単語は知らない間に覚えられます。
大人から英語を始めると、文字を読めば意味が分かるのに聞き取れないと言うことが起こります。
これを避けるには、幼い頃からその言語のネイティブ音声を聞くしか手立てがないのです。
2歳は英語教室でなくても良いのは確か
2歳のお子さんに英語環境を用意しようと思ったとき、英語教室である必要はありません。
一方で、プロの手を借りられる英語教室を利用することも可能です。
ここでは、
- どのような人に英語教室が向くか
- 2歳におすすめの英会話スクール
について書いていきたいと思います。
大学英語講師はむ先生自宅でも取り組めますよ！
英語教室も上手く使えば効果的！
2歳はお友達と一緒に遊ぶことがない年齢です。
同年代のお友達がいたとしても、個々の子供が自分の好きなことに取り組んでいるという発達段階にあります。
言い換えると、信頼できる大人が子供に合わせて対応してあげることが「何かを学ぶ環境」として最適な年齢です。
つまり、子供に合わせて遊んであげられる大人であれば誰でも良いと言うことです。
大学英語講師はむ先生学ぶというのは勉強ではなく、子どもにとっての遊びです。
子どもは親のことが大好きですから、親御さんが英語を通して自宅で遊んであげられるのであれば、英語教室を使う必要はありません。
一方で、親御さんが「英語はちょっと…」ということであれば英語教室を利用すれば良いのです。
最後にまとめますが、英語教室に通っていても、子供が英語を身に付けるには自宅での取り組みが必須です。
しかし、英語教室に通っていれば、困ったときに先生やスタッフに相談することができます。
おすすめの英語教室：2歳ならシェーン英会話
2歳で英会話教室を利用するなら、母子分離のマンツーマンで利用できる「シェーン英会話」が断然おすすめです。
英会話スクールでは主にグループレッスンが中心ですが、予算が許すなら、流暢に話せるようになるまでは1対1が良いでしょう。
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これはオンライン英会話並みの安さで、ネイティブ講師から1対1の対面レッスンをこの価格で受けられるスクールは他にありません。
母子分離でレッスンが進められるので、親御さんが少し休憩できる時間を作れるのもメリットです。
全国に208教室ありますので、自宅近くにあれば検討の価値ありだと思います。
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2歳でなくても英語教室だけでは意味がない
2歳から英語を始めても、実際のところ何歳から始めても、英語教室に通っているだけで英語が話せるようにはなりません。
英語はピアノと似ていて、自宅での練習なしにペラペラと話せるようになるものではないのです。
ここでは、
- 子どもが言葉を身に付けるまでの環境
について書いていきたいと思います。
母語習得が年齢相応に身に付いていれば、条件を満たすことで、生まれ持った能力の高さに関係なく英語は身に付きます。
現役英語講師はむ先生コツコツ取り組んでいきましょう！
週1回の英語教室では時間が短すぎる
子供の習い事には色々ありますが、英語はピアノやそろばんに似ています。
週1回レッスンを受けていれば、何となく上達するという類のものではないと言うことです。
自宅での取り組みが欠かかせず、それ抜きに英語が身に付いたというようなことは起こりません。
大学英語講師はむ先生スイミングは週1でも泳げるようになりますね。
一方で、子供の英語学習にはピアノやそろばんと違うところがあります。
それは、
- ピアノが上手くなりたい▷ピアノを弾く練習
- そろばんが上手くなりたい▷計算の特訓
を必要としますが、英語は親御さんが経験してきたような「英語の勉強」を必要としないのです。
英語を話せるようになりたければ、英語を話す練習と思いがちですが、
- 英語を話せるようになりたい▷英語を大量に聞く
ことが、英語を話すために必要な取り組みになります。
大学英語講師はむ先生特にネイティブの音声をたくさん聞く必要があります。
お子さんが日本語を話せるようになってきたのは、親御さんが話しかける日本語をたくさん聞いてきたからです。
母語を身に付けてきたときと同じような環境を、英語で整える必要があるのです。
子供の英語教育をするなら自宅でも取り組む
この記事を読まれている方は、日本語を母語として育ってきた親御さんだと思います。
つまり、お子さんが日本語を身に付けてきたような環境を英語で整えることは不可能だと言えます。
大学英語講師はむ先生英語ネイティブの代わりには、私もできません。
英語で話しかける代わりに必要なものが、
- 英語ネイティブの音声を使っている英語教材
です。
お子さんに毎日日本語で話しかける代わりに、英語の教材を使って言葉を聞いてもらうのです。
音声のみのCDでは、何が話されているのか全く手がかりがないので、映像が一緒になったものが理想です。
▷ 年齢別おすすめ教材は、こちら
日本語を母語とする人が英語を身に付けるのに必要な時間は
- 2500-4000時間
と言われており、これは何歳から始めても短縮されるものではありません。
※ 公教育の英語授業は合計1100時間程度と言われているので、学校の授業だけでは足りない計算になります。
私のおすすめは、2000時間（1日1時間で5年半）を目指して取り組むことです。
今はインターネット環境が整い、YouTube動画などに誰でもアクセスすることができるので、それらも利用可能です。
参考にしていただければ幸いです！
