「多読は記録をつけると続く」とよく言われますが、手書きの読書ノートは親子ともに三日坊主になりがちです。
そこで、読んだ本を1冊登録するだけで、本棚に背表紙が並び、語数が自動でたまっていく記録アプリを作りました。どなたでも無料で使えます。
この記事では、アプリの始め方から便利な機能まで、順番にご紹介します。
多読きろくアプリでできること

- 読んだ本が本棚に背表紙として並ぶ(語数が多い本ほど太い背表紙に)
- 合計語数と「100万語への道」マップで、がんばりが目に見える
- ORT・First Little Readersなど定番250冊はタイトルの自動入力に対応
- 本の表紙を自動取得(見つからない本はカメラで撮影して登録OK)
- おもしろかった・ふつう・つまらなかったの感想記録
- 途中でやめた本も記録できる(多読では「合わない本はやめてよい」が大原則です)
- 日本語/英語の表示切り替えつき
登録もアカウントも不要です。
記録はお使いの端末の中だけに保存されるので、個人情報の心配もありません。
多読アプリを使ってみる

こちらから開けます。
スマホ・タブレット・パソコン、どれでも使えますが、おすすめはスマホのホーム画面に追加する使い方です。
本を読み終わったその場でサッと記録できます。
iPhoneの場合(Safari)
- 上のリンクをSafariで開く
- 画面下の共有ボタン(四角に上矢印のマーク)をタップ
- 「ホーム画面に追加」を選ぶ

Androidの場合(Chrome)
- 上のリンクをChromeで開く
- 右上のメニュー(︙)をタップ
- 「アプリをインストール」(または「ホーム画面に追加」)を選ぶ
ホーム画面に、はむ先生のアイコンが追加されたら準備完了です。

本を記録してみよう

基本の記録は30秒で終わります
画面下の「本をきろくする」フォームに入力します。
- タイトルを入力(書きはじめると候補が出ます。後ほど詳しく)
- 語数とYLを入力
- 読んだ日付を確認(自動で今日の日付が入ります)
- 感想を選ぶ(😊おもしろかった/😐ふつう/😕つまらなかった)
- 「さいごまで読んだ!」をタップ
これだけで、本棚に1冊増えます。

現役英語講師はむ先生途中でやめるのもOK!記録しておきましょう
定番の本は自動入力でもっとカンタン
ORT(Oxford Reading Tree)、First Little Readers、Elephant & Piggie、Fly Guy、Nate the Great、Magic Tree House、Treehouseシリーズなど、定番250冊はタイトルを打ちはじめるだけで候補が出ます。
候補をタップすると、語数とYLまで自動で入るので、入力は実質タイトル数文字だけです。
たとえば「six」と打てば “Six in a Bed”(ORT Stage 1+)が、「tree」と打てばツリーハウスシリーズが出てきます。
※収録している語数・YLは多読コミュニティで使われている目安値です。

YL(読みやすさレベル)ってなに?
YLは、日本の多読コミュニティで使われている「本の読みやすさ」の指標です。
数字が小さいほどやさしく、ORT Stage 1+はYL 0.1、Stage 5はYL 0.5、といったイメージです。
アプリでは、YLによって背表紙の色が変わります。
- 緑: YLレベル0(ORTなどの絵本・リーダー)
- 黄: YLレベル1(Nate the Greatなど)
- オレンジ: YLレベル2(Magic Tree Houseなど)
- ピンク: YLレベル3(Roald Dahlの短めの作品など)
- 紫: YLレベル4(児童書の長編など)
- ゴールド: YLレベル5以上(Harry Potterクラス)
本棚が緑からだんだん濃い色に変わっていき、いつか金色の本が並ぶ——その様子が、そのままお子さんの成長記録になります。

がんばりが見える仕掛け

100万語への道マップ
多読の世界には「100万語」という大きな目標があります。
アプリでは、1,000語 → 5,000語 → 1万語……100万語までの道のりをすごろくのようなマップで表示します。
達成した目標は緑色に塗られ、いま挑戦中の区間はどこまで進んだかがバーでわかります。
目標を達成した瞬間には、お祝いのメッセージが出ますよ。

途中でやめた本も、りっぱな記録です
多読の大原則のひとつが「合わない本は途中でやめてよい」です。
このアプリでは「とちゅうでやめた」ボタンで記録すると、本棚に少し低い背表紙として残ります。
やめたときに表示されるのは、「合わない本はやめてOK!次の本をさがそう」という前向きなメッセージ。
「やめたこと」を失敗ではなく、次の1冊に出会うためのステップとして扱えるのが、このアプリのこだわりです。

表紙も登録できます
本棚の背表紙をタップすると、その本の詳しい記録と表紙が表示されます。
表紙は自動で取得されますが、ミニブック系など見つからない本は、「表紙をとる」ボタンからスマホのカメラで撮影して登録できます。
読み終わった本を親子で「パシャリ」と撮る——この小さな儀式が、記録を続ける楽しみになってくれたらうれしいです。
知っておいてほしいこと(データの保存について)

記録は、お使いの端末のブラウザの中だけに保存されます。
外部に送信されることはありません。
そのため、次の点にご注意ください。
- 記録は端末ごとに別々です(お母さんのスマホと、お子さんのタブレットは別の本棚になります)
- 機種変更では自動で引き継がれません。アプリ下部の「きろくを ほぞん(バックアップ)」でファイルを保存し、新しい端末で「きろくを読みこむ」と引き継げます
- ブラウザの閲覧データを全削除すると記録も消えるため、ときどきバックアップしておくと安心です
「この本も自動入力に入れてほしい!」にお応えします

アプリの自動入力データベースは、これからも育てていきます。
「うちの子が読んでいるシリーズを入れてほしい」というリクエストは、Noteメンバーシップ「はむ先生のおうち英語相談室」で受け付けています。
リクエストいただいた本は、アプリを使うすべてのご家庭の本だなを便利にします。
あわせて、匿名OKの質問箱では、おうち英語や多読の進め方のご質問にもお答えしています。
まずは1冊、記録してみてください

多読は「積み上がっていく実感」があると、ぐっと続けやすくなります。
これは息子の多読を進めたくて試しに作ったのですが、ゴールが見えるようになってからの方がやる気がぐっと高まりました。
お子さんの最初の1冊が本棚に並ぶ瞬間を、ぜひ親子で楽しんでみてください。
これから多読を始める方は、あわせてこちらの記事もどうぞ。

