公文英語は中学生にはどう?中学生からでは遅すぎるのか

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中学生から本格的に英語が始まる中、中学生の子どもに公文英語はどうなのかと興味を持たれている保護者も多いようです。

幼児から小学生の学習が中心となっている公文ですが、中学生から始める英語学習にも公文式は向くのでしょうか。

大学英語講師はむ先生

はじめまして!
英語講師の「はむ先生」と申します。
教歴は15年ほど。現在、大学の非常勤講師として働いています。

結論からお伝えすると、小学校高学年以降のお子さんには公文式の英語は向いていると思います。

一方で、幼い子供の利用が中心の公文教室を利用する際には気を付けたいこともあります。

この記事では、

中学生から始める公文式(英語)の注意点と効果的な利用法

について書いていきたいと思います。

公文式では英語を話せない

中学校で習った英語を使えるようになりたいなら公文は不向きです。

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中学生から始める公文英語|塾とどっちがいい?

公文式の英語教材は中学生からのスタートに適しているのかについて考えていきたいと思います。

私自身、息子の公文習慣化に付き合う目的で、少しの間、公文教室に通っていたことがあります。

実際に英語教材を使ってみた感想も含めてお伝えしていきます。

現役英語講師はむ先生

社会人枠で半年くらい利用しました。笑

中学生から本格的に英語を始めるお子さんにおすすめ!

幼児期から小学校低学年に公文の英語教材は不向きだと考えていますが、小学校高学年から中学生にかけて英語を始めるお子さんには公文英語は向いていると思います。

10歳以降のお子さんに公文式が向いている理由は、

  • 毎日取り組むため量がこなせる
  • プリント学習で取り組む内容が明確
  • 解説に日本語を使っているので理解が早い

という3点です。

英語力を身に付けるには、何歳から始めても一定の学習量をこなす必要があります。

ざっと2000時間(1日1時間で5年半)を目安にすると良いと思いますが、この時間を達成することは意識しないとかなり難しいです。

大学英語講師はむ先生

学校での英語授業は小学校から高校までで、合計1100時間くらいです。

公文教室は毎日の宿題がでますから、否が応でも英語を毎日見聞きする習慣ができます

幼い子供であれば、毎日英語のアニメを見るなどの方法を検討することもできますが、中学生になったらそれも困難です。

英語に毎日触れる時間を確保できることが公文英語の強みだと言えるでしょう。

月額8,800円と決して安くない公文式ですが、毎日プリント10枚でも、20枚でも、本人のやる気次第でどれだけでも進められます。

また、前に進むだけはなく、同じプリントを繰り返すことも可能です。

人間は1回で覚えられませんし、一定時間経つと忘れますので、同じプリント10枚を5セットもらい毎日やるというのも効果的です。

1回目ではほぼできなくても、5回やればそれなりにできるようになるものです。

公文英語で目指すのは先を見据えた英語力の向上

中学生からの英語学習で効率を上げるには、母語である日本語を上手く使って理解を深めることで可能になります。

頭で物事を考えられる年齢になっているので、幼い子供よりも集中して、早く覚えられることも特徴です。

幼い子供が英会話スクールに通い、1年間くらいかけて挨拶・動物・色など基本的な言葉を覚えますが、中学生であれば1週間もあれば十分でしょう。

文法規則に則って頭で考えながら言葉を使うことができる能力も、大人に近づいている中学生だからこそできることです。

自然に言葉を身に付ける能力は失いつつありますが、知性の発達は言葉の習得を助けます。

そういう意味で、

  • 公文式の英語教材は日本語が使われており、英文法の説明も解説されている

ため、小学校高学年から中学生になってから英語を始める子供たちに向いていると言えるのです。

大学英語講師はむ先生

逆に、小学校低学年までは公文は不向きだと思います。

一方、年齢が上がっても言語習得には音声を中心に言葉を覚えていく事が欠かせないので、必ずイーペンシルで音声を聞き、文字を読み、音読をして英語を覚えていきます。

英語は言葉ですので、知識を覚えるだけで身に付くことはありません。

頭で考えることが得意になる年齢なので、声に出して覚えることを意識的に繰り返すことが必要なことは覚えておくと良いと思います。

公文と塾との比較ですが、集団授業は中学校で毎日十分に受けているというのが私の答えです。

中間・期末試験の対策をするという目的だけを考えれば、細かな試験の情報を持っている塾も良いかもしれません。

一方、長い目で見たときに、子供の英語力そのものが上がるような取り組みができる仕組みのある公文を選ぶことも得策ではないかと思います。

利用者の口コミ!中学生から公文で英語を習う際の懸念は?

中学生で公文教室を利用する際には、前もって気を付けたい点があります。

  • 教室の利用時間
  • 英語教材の特徴

についてです。

親御さんだけでなく、お子さんにも伝えておくと良いと思います。

現役英語講師はむ先生

詳しく見ていきましょう!

公文は幼児から小学校低学年の利用が多い

私は息子の公文に付き合って、半年ほど公文教室に通っていたことがありますが、

  • 公文教室の利用者の多くは幼児と小学生

です。

特にお昼過ぎから夕方の時間は小さな子ども達でいっぱいです。

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教室によっては非常に騒がしいです。

中学生のお子さんが気にしなければ良いと思いますが、小学生に交じって勉強することに抵抗がある場合もあるかもしれません。

公文教室はだいたい夜の8時くらいまで開けているところが多いので、小学生があまり利用しない遅めの時間を使うことをオススメします。

教室にもよりますが、6時以降は人数も少なく、落ち着いて勉強することができます。

先生によっては通室を週2回から1回にしてくれたり、まとめて教材をくれるなど、臨機応変に対応してくれることもあります

希望がある場合には、まずは相談してみるのが良いでしょう。

公文で身に付くのは英文法理解と読解能力

公文の公式ホームページにも記載されていますが、公文の英語教材ではスピーキング力は身に付きません

公文英語で身に付くのは、

  • 語彙力
  • 文法理解力
  • 読解力

の3点です。

公文の英語ペンで音声を聞くのでリスニング能力も多少高まるかもしれませんが、どちらかというと、スペルの読み方を覚えるための道具だと考えた方が良いでしょう。

あれで英語がスラスラと話せるようになることはまずないと思います。

つまり、公文の英語教材は文法理解を含めた読解力を高めるための教材だということです。

英文を読んで理解できるようになるということですね。

学校の教科書にそって用意された学習教材ではありませんが、各学年の学習内容を網羅していることは特筆すべき点でしょう。

公文教材が理解できていれば、学校で困ることもないでしょう。

毎日の学習を公文教材で進めながら、試験前は復習を取り入れることで、大きな問題なく試験対策は可能となると感じます。

現役英語講師はむ先生

後に解説しますが、英検にも強いと評判です。

英語を話せるようになるには

音声をたくさん聞いて理解できるようになることと、話せるようになることは別の能力です。

音声を聞くことは、話せるようになることに欠かせませんが、話せることを重視するなら「話す練習」が別途必要です。

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中学生から始める公文英語教材の効果的な使い方

ここでは中学生から公文教室で英語を習うことを仮定し、

  • 公文教室の効果的な活用方法

について考えてみたいと思います。

おすすめは受験や就職にも役立つ英検を取得することを目標に、公文学習を進めることです。

大学英語講師はむ先生

公文の英語教材とも相性が良いですよ!

中学生からの英語は本人のやる気が必要

繰り返しになりますが、英語を身に付けるにはおおよそ2000時間の英語学習が必要です。

※ 試験で何点取れるかという目先のことではなく、本当の意味で英語を身に付けるための必要な時間数です。

その時間は、英語ネイティブの音声を聞くということに焦点を当てた学習時間でなくてはいけません。

大学英語講師はむ先生

単語帳を眺めていても、言葉としての英語は身に付きません。

この時間を達成するには、子ども本人にやる気があることが必須条件になります。

学習に取り組む理由は

  • 英語ができたらカッコいい
  • 良い点数が取りたい
  • 内申点を上げなくてはいけない

など、何でも良いので、英語学習をする理由を明確にできると良いと思います。

英語の勉強は覚えることも多いですし、英語が楽しい・好きだと感じる人ばかりではありません。

一方で、消極的な理由でも「英語を勉強する理由を自覚できていること」が継続を後押してくれるでしょう。

公文英語は英検に強い!資格取得を目指して励む

英検取得が必ずしも必要なものだとは思いませんが、

  • 英検は目に見える分かり易い指標になる

ので、お子さんの英語学習の励みになるなら受験しても良いと思います。

また、英検は教科書に準拠して作られており、公文もまた同様で相性が良いです。

大学英語講師はむ先生

英検は学校の学習指導要領を配慮して作られています。

公文で英語学習をしていて英検が順調に合格するという話はよく耳にするので、英検取得を目指したい人にもお勧めです。

公文教室は英検を受験できる準会場になっています。

準会場での英検受験は受験料が安いので、公文教室を利用するメリットにもなりそうです。

このような状況から、中学生からの英語学習スタートに公文教室(英語)は選択肢としてアリだと感じます。

中学生に公文式は1つの選択肢としてアリだと思いますので、ぜひ検討されてみてください。

▷ 公文教室のHPは、こちら

参考にしていただければ嬉しいです!

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