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公文英語ペンって使いやすい?効果はあるの?

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公文の英語ペンってどうなのでしょうか?

英語学習に使いやすいのか、効果は出やすいのか、気になる所ですよね。

現役英語講師
はむ先生

はじめまして。
英語講師の「はむ先生」と申します。

教歴は15年ほど。現在は子育てをしながら、大学で非常勤講師として働いています。

個別相談も行っています。どうぞお気軽にご利用下さい!

今回、はむ先生が、

  • 実際に公文の英語ペンを使って勉強してみた感想をレポート

していきたいと思います。

※ 息子の公文(国語)に付き合うために、2023年4月から6か月間社会人枠で公文に入会しました。英語教材にも興味があり、中学3年生レベル(I教材)からスタートしています。

参考にしていただければ幸いです!

公文の英語ペンの特徴と使い方

公文の英語ペンは「イーペンシル」と呼ばれています。

まずは、イーペンシルの特徴と使い方をまとめていきたいと思います。

イーペンシルの特徴

公文式では自らが考え学ぶということを基本としている為、「先生が教える」ということをしません。

しかし、英語の場合、文字の読み方が分からないと先に進むことができないので、イーペンシルが先生代わりとなり教えてくれます

例えば、英単語を読んだり、繰り返して英語を発音して欲しい場合には、そのように指示が出されます。

従って、イーペンシルの音声に従って進めていけば、自然にプリントを終えられるようにできています。

公文は自宅で取り組む宿題が、1科目につき、毎日5枚から10枚ほど出ます。

イーペンシルがあることで、親御さんが直接教える必要がない点は、個人的にはメリットだと感じます。

イーペンシルの使い方

イーペンシルの使い方はとてもシンプルです。

左側にオン・オフのボタンが付いていて、電源を入れたら準備完了です。

スピード調整機能などもないため、幼い子供でも簡単に使うことができるようになっています。

早送り、巻き戻し、一時停止などの機能はありますが、まず使うことはないかと思います。

現役英語講師
はむ先生

イーペンシルは税込み6,600円です。

公文英語ペンを使ってみた感想

こちらでは、

  • 実際にイーペンシルを使ってみた感想をレポート

していきたいと思います!

社会人枠で公文を利用する場合には、自宅で取り組まれる方がほとんどのようです。

私は子供たちがプリントに取り組んでいる様子も気になり、何度か教室でプリントを解いてみました。

現役英語講師
はむ先生

教室での様子もレポートします!

音はクリアで聞き取りやすいが最初はゆっくり

公文で英語を始める場合、英語力に関わらずイーペンシルを購入します。

価格は税込み6,600円です。

実際に音声を聞いたのは初めてでしたが、イーペンシルの英語は分かりやすくゆっくり話されています

教科書に合わせている感じのする、アメリカ英語です。

現役英語講師
はむ先生

ニュートラルな、日本人に分かり易すぎるくらいの発音です。

英語が初めての子供さんには、イーペンシルくらいのスピードが分かり易いかなとも思いますが、私は5倍速くらいで聞きたいと感じる遅いスピードです。

これはメリットであり、デメリットでもあると言えると思います。

日本語の指示もゆっくりです。

私が取り組んで10枚の宿題が30分かかるので、慣れてくるとイーペンシルなしで取り組みたくなります

イーペンシルを使って取り組むと、45分から1時間ぐらいかかるからです。

先日、公文の先生にも「子供にもうるさく言っているんですけど、ちゃんと聞いてくださいね!笑」と言われました。

子供も聞きたくなくなるんだなと、、、思いました。

現役英語講師
はむ先生

ただ、英語はたくさん聞くことが大切なので理にかなった指導です。

公文英語を始めたばかりの頃は中学3年生レベルの教材(I教材)でしたが、6か月後くらいに高校2年生レベル(K教材)になりました。

ゆっくりだと感じていた英語を話すスピードも、教材のレベルが上がると同時に違和感のないスピードになってきています

私の結論としては、英語ペンのスピードがゆっくりで嫌だと感じる場合には、ささっと上のレベルまで終わらせることが一番ではないかと思います。

子供に公文の英語ペンは魅力的だが注意が必要

公文の英語ペンは幼い子供にとっておもちゃのようで魅力的な教材です。

タッチしたら英語を話すので、5歳の息子も触りたがります。

幼い子供でも、ペンの指示に従って誰でも教材を進めていくことができます

逆に言うと、理解をしていなくてもプリントを終えられると言うことです。

公文英語の初期の教材は語彙を増やすことを目的に製作されています。

どんどん進めていっても問題ありませんが、機械的にこなしてしまい、単語を覚えられていないと問題です。

私の姪っ子は、小学校1年生から2年間公文英語をやり、G1教材(おおよそ中学校1年)まで進んだそうです。

しかし、そもそも単語を覚えておらず、(親は)全く意味がなかったと話していました。

▷ 詳しくは、こちら

実際に教材を使ってみて、公文英語は文法理解・読解力を高めるための教材だと強く思いました。

G1の中学校レベルの教材にはいると文法用語の説明が加わります。

Be動詞、一般動詞、補語、目的語などの、文法用語を使った解説があります。

これらは文法用語を使って説明を受けなくても、他の方法で理解させることができる内容です。

言い換えると、幼児から小学校低学年のお子さんにはG教材以降は向いていないと言えるでしょう。

現役英語講師
はむ先生

小学校高学年から中学生以降であればおすすめです!

子供にどのような能力を付けて欲しいのかという点を明確にして、公文を利用することが大切だと改めて感じます。

個人的には、幼い子供の英語公文は使い方に工夫が必要だと感じています。

▷ 公文の上手な使い方は、こちら

公文英語ペンのメリット・デメリット

改めて、公文英語ペン(イーペンシル)の

  • メリット・デメリットのまとめ

について、書いていきたいと思います。

現役英語講師
はむ先生

簡潔に書いていきますね!

メリットはここ!

公文英語ペンのメリットは、読めない単語・文章を話してくれるところです。

英語は外国語ですから、音声がないことには始まりません。

英会話スクールで先生が話しかけてくれるところを、公文ではイーペンシルが話しかけてくれるという訳です。

ゆっくり、はっきり話してもらえる英語は、初心者にとっても分かり易いと感じます。

英語をたくさん聞くことは、英語を身に付けるのに欠かせません。

イーペンシルに従ってプリントを進めれば、何度も同じ文章を聞くことになります。

現役英語講師
はむ先生

子供が学ぼうという意識があったり、楽しいと感じれば「効果あり」です。

また、イーペンシルを使って自分のペースで学びを進められる点は、一斉教育とは違うメリットがあると感じます。

分からないところを何度も繰り返すことができる点は、英語学習効果を高めます。

デメリットはここ!

英語が話されるスピードについては前述しましたが、スピード調整機能が付いていると嬉しいと感じました。

英語を始めとする外国語を身に付けるには、数をこなし、慣れていく必要があります。

つまり、普段ゆっくりの英語を聞いていたら、それに慣れてしまい、早いスピードが聞き取れなくなるというデメリットとなります。

特に子供は言語を身に付ける点において能力が高いので、もう少し早くても良いのではと個人的には感じます。

前述しましたが、教材のレベルが上がればスピードも速くなりますので、早く先のレベルへ到達するという手もあるかなと思います。

また、教材の英語には日本語訳が全て載っています

イーペンシルから流れる指導も、日本語を読んで内容を理解しようというものです。

英語を小学生高学年以降から始める場合には、日本語力が高まっているので、特に問題ないかと思います。

また、私も同じですが、ある程度の英語力を付けたあとに英文読解する場合にも、日本語訳は上手く使いこなせると思います。

しかし、幼児期から小学校低学年の子供さんには不向きですので、公文英語を使用する時期には注意が必要でしょう。

▷ 公文のデメリットは、こちら

公文英語ペンと似た学習教材

小学生の子供さんでタッチペンで英語を学びたい場合には、七田式のタッチペン英語教材もおすすめです。

七田式のタッチペンは、倍速・3倍速と設定があり、ネイティブ話者のスピードに慣れることができます。

世界旅行がテーマとなっていて、基本的なフレーズを700個覚えられるように計画された教材です。

英文法の細かな説明がないので、小学生に向いています。

旅行で必要な会話がまるっと覚えられるって魅力的ですよね。

現役英語講師
はむ先生

逆に幼児には会話の内容が難しいと感じます。

公文で英語を学んでいる場合も、文法説明の始まるG1教材(中学校レベル)になったら、こちらの教材に移っても良いかと私は思います。

公文の月謝は、約7000~8000円です。

七田式のタッチペンは約4か月分のお月謝で購入できます。

親主導で学習を進められたり、自分で学習を進められる子供さんには、特にぴったりだと思います。

▷ 教材の詳細は、こちら

▷ 公式HPは、こちら

公文英語ペンはこんな人におすすめ

公文の英語ペンを使った英語学習の向き不向きについて考えてみました。

イーペンシルを使った公文英語に向くタイプはどのような子供(大人)でしょうか。

現役英語講師
はむ先生

公文の無料体験情報についてもまとめます!

イーペンシルを使った公文英語に向く人は?

公文の英語ペン(イーペンシル)を使った学習は

  1. 幼児期~小学校低学年で語彙力を高めたい
  2. 小学校高学年で英語学習を始めたい
  3. 英文法の総復習をしたい

そんな目的をもった学習者に向いていると思います。

1|幼児期から小学校低学年の子供さん

幼児期から小学校低学年の子供さんには、公文英語はあまりおすすめしていません。

スピーキング力が伸びやすい時期ですので、英会話スクールから始める英語学習がお勧めです。

▷ 一押し英会話は、こちら

しかし、子供のタイプによっては、ゼロ知識から英会話レッスンを始めることに躊躇する場合もあるかと思います。

英語の知識を少し付けてから英会話に挑戦したい場合には、C教材あたりまで公文英語で語彙力を高めることは英会話で使える言葉が増えて良いと思います。

自分のペースで進められるので、新しい環境に飛び込むことが苦手な、慎重派のお子さんにぴったりです。

▷ 詳しくは、こちら

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はむ先生

少し知識を付けてから英会話を始めたい場合におすすめ!

2|小学校高学年から英語を始めたい子供さん

小学校高学年になると、小学校の英語も教科となり試験も始まります。

塾に通い出すお子さんも多い時期ですね。

毎日コツコツ課題に取り組みながら知識を高めていく公文の学習方法は、日本語力が高まる小学校高学年以降の英語学習者と相性が良いと感じます。

勉強を習慣化させるのにもぴったりで、おすすめです!

3|英文法の復習がしたい学習者

年齢問わず、英文法の総復習をしたい場合にも公文は向いています。

個人的には、大学受験に向けた高校生の学習教材としても良いと思います。

現役英語講師
はむ先生

通学は週1にしてもらい自宅でどんどん学習を進める前提です。

文法学習後の教材は、文法知識を応用した読解の練習(有名な物語中心)ですので、英語力の底上げに役立ちます。

社会人の方にも向いています。

公文の無料体験は2か月ごとに実施!

公文の無料体験は毎月開催されている訳ではありません。

2か月ごとに開催され、月末2回(最終週)にお試しすることができます。

現在の英語力を測定するために学力診断テストを受け、適した教材を判断します。

無料体験期間中はイーペンシルは貸してもらえるので、別途費用は必要ありません。

子供さんに合う合わないもありますので、まずは無料体験をおすすめします。

▷ 公文の公式HPは、こちら