1才~3才のうちに「おうち英語」を始めようと考えられている親御さんは、お子さんの教育全般に関心の高い方が多いのではないでしょうか。
日本語がまだしっかりしていない3才までに始める「おうち英語」は、親御さんにとって取り組みやすく、効果を感じやすい時期としておすすめです。
はむ先生
言葉というのは、単に知識を暗記するだけで身に付くものではないため、生まれ持った能力に関わらず一定の時間がかかります。
母語習得の場合でも、基礎力の構築には5年かかる(5才)と言われています。
日本語を自分の言葉として習得し始めた1才から3才の時期は、日本語を年齢相応に習得しながら「おうち英語」を進める時期としてぴったりだと思います。
この記事では、
- おうち英語を始める前に
- 1)気を付けたいこと
- 2)知っておきたいこと
- おすすめ英語教材とその選び方
について、まとめていきます。
参考にしていただければ嬉しいです!
1歳2歳3歳で始めるおうち英語|日本語と英語は別年齢で考える

1歳から3歳のお子さんの場合、個人差はありますが、片言の日本語を話せるようになってきていることが多いのではないでしょうか。
上の表でいうと、ステップ2~3に該当します。
0歳のときに話しかけてきた言葉の蓄積から、こちらが話す日本語が理解できるようになり、少し話をすることができるようになってきている年齢です。
おうち英語を始めるのに、ぴったりの時期だと言えるでしょう。
はむ先生
一生懸命、日本語を話す様子が可愛らしい時期ですね!
無茶をしなければ日本語習得に悪影響は少ない
日本語習得が少し進んだ1歳から3歳の間におうち英語を始める場合、無茶をしなければ、日本語習得に悪い影響を及ぼすことはまずありません。
日本語習得が年齢相応に進んでいるのであれば、日常生活の中に英語時間を加えるイメージでおうち英語を始めるとうまくいくと思います。
おおよその目安は、
- 1日30分~1時間
- 元気なときはお休みなし
- 約2年間
まずは続けてみることをお勧めします。
日本語を断ち英語漬けにするなど無理のある英語環境を作り出すと、日本語が年齢相応に身に付かなくなるので注意してください。
言語習得の完成は、母語である日本語でも、約15年という長い期間をかけて行われます。
外国語である英語はそれ以上に時間がかかりますので、親子共に無理のない取り組みをすることが大切です。
はむ先生
長く続けることを意識して下さいね!
英語年齢は0才として考える

おうち英語を始める際には、「英語年齢」を意識すると焦ることなく進められると感じます。
スタートは、英語年齢0才からです。
子供の年齢が上がると、日本語でできることが増えてくるため、英語でできないことに目が行きがちです。
まずは、赤ちゃんだった我が子にたくさん日本語で話しかけてきたように、英語を聞かせることから始めましょう。
英語年齢2歳くらいになると、英語をポツポツ話すようになってきます。
はむ先生
2言語を同時に進めるので、日本語よりも「ゆっくり」身に付きます!
1歳2歳3歳で始めるおうち英語|おすすめ英語教材と選び方

1~3才の英語教育を考えるとき、映像を見せるかどうかが「教材選び」を左右します。
テレビや動画などの映像は、幼い子供に悪影響を与えると考えられています。
日本小児科医会では、2歳までは映像を見せず、その後も2時間を目安に制限することを提言しています。
しかし、親御さんがバイリンガルでない限り、映像を全く見せずに子供が英語を身に付けることは難しいと感じます。
はむ先生
何歳から映像を解禁するのかの判断が必要です。
我が家では、0歳はほぼ映像なし、1歳から1日30分、2歳から1日1時間までに制限し、DVD教材を見せることに決めました。
映像の有無の判断は各家庭の考え方次第ですので、ご自身の教育方針に合わせた英語教材選びが必要です。
CD付き英語絵本と歌で始める

1~3才の子供さんに「映像を避けて」おうち英語を始めたいときには、CD付きの英語絵本と歌がおすすめです。
▷ 絵本の読み聞かせの方法は、こちら
月に5千円の予算がある場合には、CD付きの英語絵本と歌のセットBaby English Laboがぴったりです。
月額4400円、6か月間の定期購読です。
英語圏で親しまれている英語絵本が選ばれており、CD付きが販売していない絵本がほとんどなので検討の価値があります。

\スマホ再生可能が嬉しい/
↑資料請求も可能です↑
子供さんが2~3才の場合は、CD付き英語絵本 Oxford Reading Treeもおすすめです。
Oxford Reading Treeはイギリスの小学校8割で読解練習用として採用されている絵本で、数年後の読解練習に長く活用できるのも嬉しい点です。
英語学習用として販売しているCDの付いたパックを選ばれると良いと思います。
ストーリー内容も楽しいお話なので、お子さんも楽しめますよ!
▽CD付き30冊パック▽
はむ先生
半年間使うとすると、月3800円で1か月5冊楽しめます!
もっと予算をおさえたいという場合には、手間はありますが、英語絵本を1冊ずつ購入すれば問題ありません。
▷ おすすめ英語絵本は、こちら
ディズニー英語システム教材で始める

1~3才の子供さんに「映像を利用して」おうち英語を始めたいときには、ディズニー英語システム教材がおすすめです。
映像ありのDVD教材といっても何を見せても良いわけではなく、年齢や言語レベルに合ったものが必要です。
ディズニー英語システム教材は1~3才の子供にぴったりの内容で、歴史があるだけあり、教材の質も良いと感じます。

まとまった予算が100万円以上あれば、ディズニー英語システム教材の正規購入を検討しても良いかと思います。
▷ 正規購入に向いている人については、こちら

一方、これは私の考えですが、ディズニー英語システム教材「だけで」英語を自分の言葉として流暢に話せるようになることは難しいと感じます。
上の表にある、ステップ1と2はディズニー英語システムの教材のみで、比較的簡単に到達可能です。
しかし、ステップ2と3の間には高い壁があり、英会話スクールなど英語を使う機会を設けることが必要だと感じます。
別途レッスン料が必要になりますので、その点も踏まえて購入の仕方を検討されると良いと思います。
▷ ディズニー英語システムと英会話レッスンを併用した息子の例は、こちら
はむ先生
個人的には中古で良かったなと思っています。
予算内の英語DVD教材から始める

ディズニー英語システム教材を正規で購入すると、約100万円かかります。
月々の会員費もかかり、決して安いとは言えません。
予算をおさえたい場合には、中古のディズニー英語システム教材を探すことをおすすめします。
今はメルカリなどで気軽に個人取引ができるので、購入も簡単です。
▷ 中古購入で揃えたい教材一覧は、こちら
ディズニー英語システム教材は、乳幼児が英語を身に付けるのに適した映像教材ですが、娯楽として見るには華やかさに欠ける映像です。
大人が一緒に見ていると「これ楽しいの?」と感じる映像も、実際のところあります。
しかし、(少し成長した3才であっても)映像を見たことのない子供にとっては、余計な情報がないため言葉の意味がくみ取りやすく、楽しめる映像だと判断できる教材です。
はむ先生
子供がYouTube動画などに慣れている場合は要注意!
既に日本語での映像に慣れている場合、YouTubeなど華やかな映像を見慣れている場合は、ミライコイングリッシュを検討してみてください。
- オールイングリッシュ
- 英語の基礎力を2年で身に付ける構成
- 子供が喜ぶ仕掛け
- YouTube動画に近い映像
- お手頃な価格
という点で使いやすく、ディズニー英語システムの中古教材と同額で販売しています。

\子供がハマる楽しい映像/
↑サンプル映像が見られます↑
YouTubeで英語アニメで始める

1~3才の子供さんにYouTube動画でおうち英語を始める場合には、見せる動画を厳選することをおすすめします。
ご存じの通り、YouTube動画はさまざまな映像が含まれています。
子供には適していない動画もありますので、何でも自由に見せることはお勧めしません。
言語習得の観点からいうと、
- 映像から言葉の意味の想像ができる
- 今の言語レベルよりも少しだけ難しい
- 雑音が少なく聞き取りやすい
- 子供が楽しめる
- 親が見せてもよいと思える内容
ことが満たされた幼児用の動画が理想です。
おすすめのYouTube動画をいくつかご紹介します!
オンライン英会話Novakidの無料公開動画
子供専用オンライン英会話ノバキッドは、息子が利用している英会話スクールなのですが、YouTubeで無料動画を公開しています。
歌や単語などを学ぶことをコンセプトに、さまざまな動画コンテンツが用意されているのでぜひ活用してみて下さい。
英会話スクールだけあって、子供に見せるのに安心の内容です。
▷ ノバキッドYouTube公式HPは、こちら
Peppa pig(ペッパピッグ)
1才の子供さんには少し早いかなと思いますが、3才前後の子供さんにはペッパピッグをおすすめします。
イギリスの教育番組で誰もが好きな子供番組で、日本ではそこまで知られていませんが、世界180カ国語で楽しまれています。
全て見きれないほどのお話が用意されています!
▷ YouTube公式HPは、こちら
DVDでも購入可能なので、便利に利用できます。
はむ先生
息子も3才半から1年くらい、Peppa pigが大好きになった時期がありました!
1歳2歳3歳で始めるおうち英語|やり方は親次第!

上の表は、息子の0才から3才の取り組みをまとめたものです。
▷ 息子のおうち英語の取り組みは、こちら
私は忍耐強く、じっくり子供の教育に付き合えるタイプではないので、息子が1人で出来ることが「おうち英語」の中心的な取り組みになっています。
1才から3才の取り組みは、1日30分から1時間程度です。
私がサポート役の親として頑張っていることがあるとすれば、子供が楽しんでできる教材を探したり、やり方を工夫することです。
はむ先生
わが家は毎日継続できるように「楽しさ」重視です!
このやり方は決して正解ではなく、我が家のやり方です。
目指す目標も違い、家庭環境も異なる「おうち英語」に正解はないと考えています。
お子さんの性格、目標、教育方針、予算などを考慮しながら、それぞれのご家庭にぴったりの「おうち英語」のやり方を探してみて下さい。
どうしたら良いか分からないという場合には、メールにてお話しながら、おうち英語の始め方を一緒に決めていくことも可能です。
▷ はむ先生の個別相談は、こちら
無理なく、楽しい「おうち英語」のヒントになれば幸いです!