英会話スクールに通うなど、英語を「習い事」として始める年齢は、4才から6才が最も一番多いのではないかと感じます。
小学校入学を数年後に控える時期で、3才の頃に比べて日本語の理解が進み、先生の指示をある程度聞けるようになることも1つの理由でしょう。
はむ先生
「おうち英語」で英語を身に付ける難易度に関して言うと、4才から6才は軌道に乗せるまでが難しい年齢です。
母語である日本語力が高くなっているため、理解できない英語に対してつまらないと感じたり、拒否反応を示すことがあるのです。
従って、親や教師側に忍耐力が必要で、子供の興味に合わせた工夫が求められる時期だと言えます。
この記事では、
- おうち英語を始める前に
- 1)気を付けたいこと
- 2)知っておきたいこと
- おすすめ英語教材とその選び方
について、まとめていきます。
4歳5歳6歳で始めるおうち英語|自我が英語習得の邪魔をする?

4才から6才という時期は、日本語である母語の基礎力が完成に向かう時期です。
言葉の習得スピードには個人差がありますが、どの子供も4才ぐらいになると、話しかけられる言葉をよく理解し、自分の思いを相手に伝えられるようになります。
はむ先生
上の表で言うと、ステップ2~4に該当します。
小学生に近づくにつれ、文字にも興味を示し、ひらがな・カタカナも少しずつ読めるようになる時期でもあります。
この時期に「おうち英語」を始める場合、身に付けてきた日本語力を意識しながら始めることが必要です。
英語年齢は0才、日本語年齢とのギャップを意識する

日本語ではステップ2~4にあてはまる子供達ですが、英語年齢は0才からのスタートです。
上の表ではステップ1に該当し、まずは英語をたくさん聞くことから始めます。
日本語ではたくさん話しかけることで言葉の発達を促しましたが、英語ではネイティブの音源を使って音声を聞かせることで代用します。
日本語では既に聞いた言葉が理解できて話せる(場合によっては、読める)年齢の子供ですから、聞き慣れない英語に拒否反応をしめすこともある年齢です。
環境を整える親側に工夫と忍耐力が必要な時期だと言えるでしょう。
はむ先生
根性で続けさせるのではなく、嫌だと言わない方法を考えるとうまくいきます!
英語習得はコツコツ継続するしか方法はない

子供がいくつのときから英語を始めても、英語を身に付けるのに必要な時間は変わらないことが分かっています。
その合計時間は、おおよそ2500~4000時間です。
赤ちゃんから始めたとしても、同じ程度の取り組みが必要であり、魔法のように言葉を身に付けられる方法はありません。
長い時間がかかる英語習得なので、
- まずは2000時間を目指して取り組む
ことをおすすめします。
2000時間(1日1時間でおよそ5年半)ほど英語に触れると、上の表の「ステップ3」に足を踏み入れたくらいの英語レベルになります。
相手が話していることが何となく理解できて、少し話せるようになってくるレベルです。
はむ先生
イメージとしては2~3才くらい。
3000時間くらい取り組むと「ステップ4」レベルの入り口に立つことができます。
言葉の基礎ができあがる、5才くらいの英語レベルに到達します。
はむ先生
間違いはあるけれどコミュニケーションが取れて、少し読めるくらいです。
言語習得の完成までには、母語である日本語でも15年という長い時間が必要なので、毎日コツコツ取り組んでいくしかありません。
そこを意識すると、一朝一夕には成果が見られないことに焦ることなく、子供が無理なく取り組める方法を考えられるようになります。
4歳5歳6歳で始めるおうち英語|おすすめの英語教材と選び方

先に書いたように、英語を身に付けるには「大量に英語を聞くこと」が必要です。
しかし、言葉が多少分からなくても楽しめた赤ちゃん時期とは異なり、幼児期の子供にとって興味のないものを見聞きし続けることは苦痛となります。
4才から6才のおうち英語では、どの程度日本語メディアに親しんでいるかが「教材選び」を左右すると考えています。
まだ、日本語でアニメを見始めていない場合は、比較的簡単に英語アニメの楽しさにハマって、英語を聞く環境を整えることができます。
しかし、もう既に日本語アニメの楽しさを知っている場合には、子供の興味に合わせて別の手段を考える必要があります。
はむ先生
子供の「楽しい」を尊重するとうまくいきますよ。
おうち英語の取り組みは、
- 1日1時間程度
- 元気なときはお休みなし
を目安にして、まずは続けてみることをお勧めします。
4才から6才の子供はまだ「自然に言葉を身に付けられる能力」が備わっている時期です。
自宅での英語の取り組みを軌道に乗せることができれば、比較的スムーズに英語を身に付けられるでしょう。
英語アニメで始める

日本語でアニメを見る習慣がない場合には、おうち英語を英語アニメから始めることをおすすめします。
子供にとってアニメは楽しい娯楽の1つです。
アニメを見たことがない場合には、話されている言葉が英語であっても、楽しく見ることができる場合が多いと感じます。
英語アニメを利用できれば1日1時間英語を聞くことは難しくありませんし、数年に渡って継続することも比較的容易でしょう。
はむ先生
アニメを見ることが嫌いな子供は、あまりいませんよね!
おすすめの英語アニメはPeppa pig(ペッパピッグ)です。
イギリスの幼児番組で世界中で親しまれているアニメで、大人が見てみても楽しいお話です。
▷ YouTube公式HPは、こちら
▽DVD購入も可能です▽
子供は英語アニメを見ているだけで、自然に多くの言葉を学ぶことができます。
英語アニメなどの映像でおうち英語を軌道に乗せることができれば、ひとまず安心です。
1年くらいは英語アニメだけでも問題ありませんが、タイミングを見て、All Englishのオンライン英会話を始めましょう!
はむ先生
同時進行でももちろん大丈夫です。
All Englishのオンライン英会話で始める

基本的に子供はアニメが大好きですが、既に日本語で見慣れてしまっている場合、意味が分からない英語では嫌がって見てくれないことが予想されます。
はむ先生
興味を持つかもしれないので、試してみる価値はありますよ!
子供が英語をやってみてもいいかなと「肯定的な態度」を見せている場合には、All Englishの英会話レッスンの利用をおすすめします。
予算は1~2万円程度で、講師のネイティブ言語によってレッスン料が異なります。
本来、英会話スクールは十分に英語を聞いてから利用することで、高い効果を発揮することができます。
しかし、英語の時間を日常で確保するというのは、決して簡単なことではありません。
お気に入りの先生との英会話レッスンが習慣となれば、自然と英語を聞く時間が増えることが期待できます。
\おすすめ/
英会話スクールの5条件
- マンツーマン
- 週2~3回
- 質の良いカリキュラム・教材
- 相性の良い先生が選べる
- 無料教材が豊富
通学タイプのマンツーマンレッスンは、大手の英会話スクールの場合、60分レッスンが1回1万円を超えます。
数年に渡って継続しようと思うと現実的ではなく、マンツーマンレッスンが低料金で受けられるオンライン英会話がぴったりだと考えています。
オンライン英会話Novakid(ノバキッド)

私のおすすめオンライン英会話は、Novakid(ノバキッド)です。
世界130か国で利用されており、ヨーロッパ地域のオンライン英会話としてシェアNo.1を誇る実力派オンライン英会話です。
息子にも利用していますが、日本ではなかなか出会えない、質の高いカリキュラムと教材が特徴の英会話スクールです。
はむ先生
【動画あり】息子4才1年間の成長記録は、こちら
ノバキッドの講師は、ネイティブ講師・非ネイティブ講師から、子供と相性の良い先生を選ぶことができます。
個人的には、4才頃までは可能であればネイティブ講師をおすすめしますが、非ネイティブ講師でも構わないと思います。
講師の発音よりも「講師との相性」の方が大切ですし、講師の発音よりも「レッスン頻度」の方が成果に直結します。
レッスン回数は、少なくとも週2回、理想は週3回です。
ノバキッドは無料教材も充実していて、レッスン外でも楽しく英語に取り組めます。
自宅での英語の取り組みが、1人ではなかなか難しい場合におすすめの方法です!
日本語で優しく教えてもらえるオンライン英会話で始める

英語アニメは見たがらず、あまり英語にも積極的でない場合、おうち英語はどのように始めれば良いのでしょうか。
私は、日本語で優しく教えてくれるオンライン英会話から始めることをおすすめします!
英語を耳にする時間が増えるので、全て英語で行われる外国人講師のレッスンの方が理想ではありますが、子供が英語嫌いになっては意味がありません。
はむ先生
まずは、英語に対する肯定的な気持ちを作るところからスタートです。
All Englishの英会話レッスンの準備段階として、英語に堪能な日本人の先生から英語を教えてもらうことを検討してみてください。
オンライン英会話Global Crown(グローバルクラウン)

私のおすすめは、Global Crown(グローバルクラウン)です。
グローバルクラウンは、英語が堪能な大学生や帰国子女を中心に講師を採用しています。
優しいお兄さん・お姉さんから、日本語を使いながら英語を優しく教えてもらえる経験は、英語への抵抗を減らすことができると感じます。
はむ先生
講師の指定ができないのが少し残念な点です。
子供が英会話って楽しいなと感じるようになったら、タイミングを見て、外国人講師から教わる英会話スクールに移行すると良いと思います。
幼児期は吸収が早いので、可能そうであれば、早めの決断がお勧めです。
日本人講師ならWorldtalk(ワールドトーク)

レッスン担当の先生を選びたい場合には、WorldTalk(ワールドトーク)!
オンライン英会話の中で最も多くの日本人講師の登録数を誇り、カリスマ講師も数多く輩出しています。
ご自身で講師を見つける必要がありますが、子供と相性の良い先生を見つけられたなら、先生は固定の方が断然おすすめです。
▷ WorldTalkの公式HPは、こちら
4歳5歳6歳で始めるおうち英語|子供の意思を尊重してプランを決める

上の表は、息子の4才から5才の取り組みをまとめたものです。
現在5才なので、暫定の計画になります。
▷ 息子のおうち英語の取り組みは、こちら
私は忍耐強く、じっくり子供の教育に付き合えるタイプではないので、息子が1人で出来ることが「おうち英語」の中心的な取り組みになっています。
現在の英語の取り組みは1日1時間から2時間程度で、その日の息子の気分に合わせて、取り組み内容が変わります。
はむ先生
おうち英語も5年目なので、英語が当たり前になっている状態です
幼児期である4才から6才で「おうち英語」を始める場合には、子供が毎日楽しく取り組めて、親御さんにも無理のない方法を模索していくことがうまくいくコツだと思います。
親子共に無理をしないことが継続を可能にします。
どうしたら良いか分からないという場合には、メールにてお話しながら、おうち英語の始め方を一緒に決めていくことも可能です。
▷ はむ先生の個別相談は、こちら
無理なく、楽しい「おうち英語」のヒントになれば幸いです!