おうち英語で英検は必要?小1男児が受けてみて感じたこと

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おうち英語を続けてきて7年目。小1の終わりに息子に英検4級を受験させました。

結果は1問ミスで合格という内容でした(CSEスコア968/1000・R34/35・L30/30)。

大学英語講師はむ先生

はじめまして!
英語講師の「はむ先生」と申します。教歴は15年ほど。
現在、大学の非常勤講師として働いています。

おうち英語を続けていると、子どもの英語力は学年を上がるごとに高まっていきますから、英検受験が頭をよぎることがあるしょう

母語のように英語を身に付けてきた子どもの英語力は凸凹で、何級を受けさせるのかというところも悩ましい点です。

この記事では、

我が家が英検を受験した理由と受けて良かったこと

についてまとめていきたいと思います。

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おうち英語は英検を受験すべき?:英検が役立つ場所

英検を受験するメリットを考えるとき、

  • 個人的に役立つこと
  • 社会的に役立つこと

の2つの側面があると思います。

ここでは小学生が英検を受験することで社会的に役立つことについてまとめます。

英検を受けた方がいい特別な理由はない

実際に英検を受けてみて思いますが、小学生が英検を受けなければいけない「社会的な」理由は特にないのではと感じます。

特に小学校低学年の子どもの場合には、英語の実力を証明しなければいけないような場にも行きません。

わが家は地元の公立小学校に通っているせいか、小学校3年生まで英語の授業すらありません。

個人的には、資格試験を取ることに対して、あまり深く考える必要はないかなと考えています。

大学英語講師はむ先生

中学校への進級には試験がないので、特に資格試験を求められる場はなさそうですよね。

中学受験で英検が役立つ場合もある

小学生の英検合格はどこで役立つのだろうかと調べていたときに、中学受験で英語を受験科目の1つとして選ぶことができる学校もあることを知りました。

受験の条件は以下のような内容でした:

  • 試験レベルは英検3級程度
  • 英検の合格証明書は提出する

学校によって求められる英語力は違うかもしれませんね。

いずれにしても、試験内容が英検3級レベルであるならば、可能であれば、英検3級は合格した上で受験に望みたいですよね。

英語で中学受験を考えている場合には、試験に慣れることも含めて、早めに計画を立てて取り組んだ方が良いと感じました。

現役英語講師はむ先生

準会場での受験がおすすめです!

一方、高校入試で英検を使いたい場合には、小学校での受験はカウントされず中学校に入学してから合格する必要があることが分かりました。

中学校に入ってからの努力を反映するということでしょうか。

中学校に入学してから合格しなくてはいけないとなると、小学生での英検受験は準2級までにとどめておいた方がよさそうだと感じます。

小学校で英検2級に合格してしまうと、次は準1級ですから、一気にハードルが高くなるように思います。

▷ 高校・大学入試での加点・優遇について詳しくは、こちら

おうち英語をしているわが家:小1で英検4級を受けた理由

小学生での英検は必須ではないことは分かっていましたが、小学1年生の終わりに我が家は英検4級を受験しました

その理由は個人的なもので:

  • 文章を読ませる理由が欲しかった
  • 良さそうなキャンペーンをやっていた
  • 試験の長さに耐えうる耐性ができた

というものです。

大学英語講師はむ先生

具体的に書いていきます!

文字を読ませる時間を作りたかった

わが家の息子は文字を読むのがあまり好きではありません

ヨンデミー先生の力を借りて少しは読書を楽しむようにはなったのですが、断然YouTubeなどの動画派です。

小学校に入り学校の宿題などで時間が取られるようになり、時間に余裕がなくなるとますます本から離れてしまいます。

こうなった場合、本を読む理由は何でもいい!ということで、英検の力を借りることにしました

読解だけでなく、文法問題も今までに解かせたことがなかったので、ある意味新鮮で楽しく取り組めたようでした。

現役英語講師はむ先生

マークシートを埋めるのが楽しかったようです

ちょうど良さそうなキャンペーンをやっていた

英検を受験させるにあたって、私が気を付けたことは「英検受験をプラスの体験にする」ということです。

つまり:

  • 特別なことが起こらなければまず受かる級を受験する

ということを基準にしました。

体感として息子の英語力は英検3級から準2級くらいかなと思いますが、4技能(聞く・話す・読む・書く)にばらつきがあります。

特に英語を書かせることはほぼ何もしてきていません。

英検3級からはライティングが試験範囲に含まれるので、今回は止めることにしました。

大学英語講師はむ先生

足りない部分が分かって良かったと感じました!

更に、英検受験級を決める際に、私の選択を後押ししたのが英検が実施しているキャンペーンです。

2025年も実施されているのですが、準会場で英検4級(または5級)を受験すると不合格でも次回無料でチャレンジできるという企画があります。

万が一、不合格という結果でももう一度受けられるというのは良いなと思い、英検4級を受験することにしました!

小学校に入学し1年で少しお兄さんに

別の記事にまとめたのですが(こちら)、英検の受験には英語力以外の力が必要です。

例えば、

  • 周りに迷惑をかけず試験を受ける
  • 困った時に手を挙げて先生に伝える
  • 集中力を切らさず問題を解く

など、年齢が上がれば問題とならず対処できることも、子どもにとっては大きな負担になる場合があるでしょう。

息子の場合、英語力的には年長の終わりでも英検4級に受かる英語力はあったようにも思います。

しかし、周りに迷惑を書けず集中して試験を受けられるかと言われると…。

英検4級は試験時間だけで1時間を越えます。

試験会場に入り、試験まで待つ、記名などをするという時間を考慮すると、2時間程度でしょうか。

タイミングとしては、わが家の場合には、小学1年の終わりで良かったと考えています。

おうち英語と英検は相性は悪くない:受けて良かったこと

乳幼児期から自宅で英語環境を作る「おうち英語」と英検の相性は悪くないと感じます。

音声だけで自然に身に付けた英語は、母語・外国語に限らず、子どもの中で何となく分かるという状態となっています。

英検を合格するには文字を読むことが欠かせません。

年齢が上がり文字をタイミングよく取り入れることで、耳から入ったあいまいな言葉に、はっきりとした輪郭が生まれます。

英語を身に付けるための長い道のりの中で、英検は1つの良い学習のきっかけになる場合もあると感じます。

子どもの英語力を客観視できるよい機会

幼い頃から英語に触れさせてきても、実際にどのくらいの英語力があるのかを知ることは難しいと感じます。

それはきっと子供本人も同じで、英検を受験することは客観的な指標を得られる1つの機会となるでしょう。

たとえば、わが家の場合には、ライティングの実力が足りていないので、英検4級合格レベルということになります。

この結果を得られたことで、「小学2-3年生にかけてライティング力を伸ばす」という目標を立てることができました。

これは英検を受けようと動いたから得られた結果であって、そうでなければ、ライティングは後回しと考えていたかもしれません。

中学生では確実に書く能力も求められるので、コツコツと取り組んでいこうと思います。

現役英語講師はむ先生

英検受験は子どもの英語を見るための基準になると思いました

子どもに無理をさせなければ自信につながる

英検の学習は無理をさせなければ、子どもの自信につなげることができます

上の写真は英検の過去問を練習していたときのものですが、ほぼミスなしです。

英検は、英語力を上げるために受けるのではなく、英語力を示すためのものなのでこれで良いのです。

英検デビューに大切なのは、ほぼミスをしない、子どもにとって易しいレベルから始めることだと思います。

正解できるレベルの問題をこなすことで、

  • 問題のスタイル
  • 問われている内容
  • 問いの答え方

などに慣れることができます。

そもそも、一定時間椅子に座り、問題を解くこと自体が幼い子どもにとって難しいことです。

それに加えて、目の前に出された問題がチンプンカンプンでは、解いていて面白くありません。

受けたいなと思っているレベルの1つ下くらいから始めてみると、親子共にストレスなく受けられるように思います。

大学英語講師はむ先生

「変な問題!」と笑えるくらいがいいですよ

参考にしていただければ幸いです!

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