子どもを育てていたら、スマホ育児をせざる得ない瞬間が少なからずあるはずです。
スマホでなるべく映像を見せたくないと思っていても、ひとりの時間が必要だという場面はあるでしょう。
はじめまして!
英語講師の「はむ先生」と申します。教歴は15年ほど。
現在、大学の非常勤講師として働いています。
特に2人目のお子さんをもったら、上の子どもに合わせて出歩かなければいけない時があります。
今ぐずられては困るという場面で、大人しく見てくれるスマホは効果的です。
一方で、心のどこかで罪悪感を覚えたり、デメリットが気になったりすることもあるかもしれません。
この記事を通して、
スマホ時間をデメリット▷メリットに変える「赤ちゃんの英語教育」の始め方
をご提案をしたいと思います。
スマホ育児はデメリットだけ?上手に使ってメリットに変えよう!
スマホ育児をせざるを得ない状況があるのなら、その時間を「英語のインプット時間」にしてメリットに変えようというのが、私の提案です。
YouTubeで流れるランダムな映像を見せたくて見せている保護者はいないと思うんですよね。
それなら、年齢にできるだけ合った、映像+音声をながめている時間が意味のあるものになればと思っています。
早期英語×映像音声は相性がいい
早期英語教育というのは、中学生より前に始める「子どもの英語教育」を指します。
子どもの英語学習を始めるときにまず必要なのは、意味の推測できる英語音声をたくさん聞くことです。
これは英語に限ったことではなく、母語である日本語でも同じですが、人間は「音声とその意味」がセットになっている言葉を大量に耳にすることで、言語を身に付けます。
状況にあった言葉を保護者が話しかけることが代表例ですね
基本的には、保護者が話しかけることで子どもは言葉を身に付けていきますが、外国語の場合はそれができません。
従って、スマホ育児に代表される「音声とその意味」がセットになった動画を見せることで代用するのです。
わが家でも、音声+映像を見せることから英語教育を始めましたが、小学生になった今でも動画を見ながら英語力を高めています。
スマホ育児を英語教育に活用しよう
スマホ育児を率先してやりたいと考えている保護者はいないはずです。
でも、結果としてランダムに見せたくない動画を子どもに見せることになるなら、スマホを使わなければいけない状況で見せる動画をあらかじめ用意しておくのは賢い選択となるでしょう。
1日30分程度のスマホ時間だとしても、1年で換算すると約182時間です。
3年間で計算すると、合計546時間です。
結構な時間ですよね!
英語を身に付けるには少なくとも2500時間の学習時間が必要だと言われていますから(1日1時間で約7年)、早く始めれば後が楽になります。
現代、小学校に入学すれば、タブレットを1台配られます。
動画を避けて生活することが現実的でないのなら、上手に取り入れる方法を考えるのも1つの手建てではないでしょうか。
スマホ育児の注意点!メリットを得るにはデメリットを理解する
スマホ育児が推奨されない理由は、デジタル映像は子どもの成長に悪影響であるという調査結果が出ているからです。
具体的にどのようなことが分かっているのか、こちらで簡単にまとめていきたいと思います。
やはり、子どもに映像を見せてもいい限度は知っておいた方が良いですよね!
デジタル映像は乳幼児に推奨されていない
上の表は、WHOが示している「5歳未満の子どもの運動・座って過ごす時間・睡眠に関する指針」から抜粋したものです。
座って過ごす時間(Sedentary behaviour → 座位行動)には、スクリーンタイムを含みます。
ここから、
- 0-1歳:おすすめしない
- 2歳:1時間まで(少ない方が良い)
が推奨されている基準であることが分かります。
いかに、内容を簡単にまとめます
乳児(1歳未満)の生活リズムの目安
- 体を動かすこと
1日に何度も、いろいろな遊びを通して体を動かしましょう。床の上での関わり遊びがおすすめです。まだ動けない赤ちゃんも、起きている時間に合計30分以上の「うつぶせ遊び(tummy time)」を取り入れると良いです。 - 長時間の固定を避ける
ベビーカーやハイチェア、抱っこひもなどで、1時間以上続けて固定しないようにしましょう。 - スクリーンタイムは控える
テレビやスマホなどの画面はまだおすすめできません。代わりに、保護者が読み聞かせやお話をしてあげると良いです。 - 睡眠
ぐっすり眠ることも大切です。
- 生後0〜3か月:14〜17時間(昼寝を含む)
- 生後4〜11か月:12〜16時間(昼寝を含む)
1〜2歳の子どもの生活リズムの目安
- 体を動かすこと
1日合計で少なくとも3時間(180分)以上、いろいろな体の動きを取り入れて遊びましょう。走ったり、体を使った遊びをしたりと、元気に動けるほど良いです。 - 長時間の固定や座りっぱなしを避ける
ベビーカーやハイチェア、抱っこひもなどで1時間以上続けて固定しないようにしましょう。また、長時間座りっぱなしにならないよう気をつけます。 - スクリーンタイム(テレビ・動画など)
- 1歳:おすすめできません。
- 2歳:1日1時間以内にしましょう。少ないほど良いです。
座って過ごすときは、絵本の読み聞かせやお話を一緒に楽しむのがおすすめです。 - 睡眠
1日に11〜14時間の良質な睡眠をとりましょう(昼寝を含む)。寝る時間・起きる時間をできるだけ規則正しくすることが大切です。
乳幼児の時期は日本語習得の大事なとき
乳幼児期は言葉の土台を作る大切な時期です。
人間は言葉を使って考える生き物なので、言葉は豊かであるほど思考力も育ちます。
日本語の基礎は5歳頃にできあがり、完成は15歳頃だと言われているように、言語力の発達は長期に及ぶものです。
個人的には、思考の幹となる母語を身に付ける長い道のりの中で、いかにバランスよく外国語(英語)を入れていくかが大切だと考えています。
特に子どもが幼い時期は、日本語の発達をよく見て、大きな影響が出ないように調整することが必要かと思います。
我が家では、子どもが幼い頃は日本語9割、英語1割のインプットを意識していました。
スマホ育児で英語教育を始めよう:デメリット避けるコツ
自分の子育てを振り返ったり、色々な方から話を聞いたりしていると、
- 上手くいく条件
- 上手くいかない条件
があるように思います。
スマホ・タブレットを使った子ども英語教育を進めるコツをお伝えします。
困ったことにならないように、先を見越して行動すると良いですよ!
チャンネル権は親が持つ
子どもは「楽しい」と感じることに素直です。
一方で、それが「良い」ものか、「悪い」ものかという判断はできません。
スマホを子どもに与えるときには、親が良いと思ったものだけを見てもいいことにすると間違いないと思います。
チャンネル権は親がもつといいですよ
保護者が選んだ動画の中で、子どもが気に入るもの、気に入らないものがもちろんあります。
全部を見る必要はないので、子どものお気に入りを見つけられると良いですね。
視聴時間は限定する
何歳のお子さんでも、無制限に動画を見られる状態にするのは避けましょう。
そもそも刺激の強い動画は、依存しやすいものです。
- 外出した時だけ
- 食事が終わったあと
- ごはんが運ばれてくるまで
など、限定された楽しみとして位置づけることをおすすめします。
年齢によって柔軟に対応できるといいですね
おすすめ!英語アプリSuperSimpleから始めよう
スマホ育児を子どもの英語学習の時間として活用するなら、Super Simpleの英語アプリがおすすめです。
0-5歳対象の英語学習アプリで、歌や動画を中心に英語に親しむことができます。
▷【公式HP】Super Simpleは、こちら
Super simpleの歌はYouTubeであれば無料で聞くことができます。
でも、ここは、やりたい放題にならないためにも、有料のアプリの活用をおすすめします。
- 月額600円(1年契約なら月額416円)
- 広告なし
- 特定の流せるマイページが作れる
と、年齢にあった英語の歌や動画だけを見せることができます。
子どもは誰かに教わるまではYouTubeという存在は知りません。
賛否わかれるかもしれませんが、最初から「お母さんのスマホではこれしか見られない」としておけば、他の動画を見たいとはならないでしょう。
英語開始1-2年は、Super simpleで良いと思います
英語で歌や動画を見聞きことが、気づいた時には当たり前になっているという環境を作るだけで、その後の英語教育も軌道に乗せやすいですよ。
参考にしていただければ幸いです!