早期英語教育・子ども英語・おうち英語など、現在、子どもの英語教育はさまざまな言葉で表現されています。
※ 学校の先生をはじめ、英語教育を専門にしている人は「早期英語教育」という言葉を一般的に使っています。
使われている言葉の意味合いに多少の違いはありますが、中学校入学前(0歳から12歳)に始める英語教育を表していると言えるでしょう。
日本語を身に付けていく同時期に「英語も」習得していくその過程には、どのような特徴が見られるのでしょうか。
このページでは、
早くから始める英語教育のメリットとデメリット
について書いていきたいと思います。
大学英語講師はむ先生開始年齢が早いほど、その特徴が顕著に表れます。
子どもから始める英語教育の良いところ!

私は子どもの英語教育で得られるメリットは
- 子どもの努力(勉強)を必要としない
- 大人になってからでは得られない「聞き取り能力」が育つ
- 生まれ持った能力に関係なく身に付く
という3点だと考えています。
人間の赤ちゃんは個人の能力に関係なく言葉を身に付けることができます。
これは人間に生まれつき備わっている言語習得能力を使って、自然に言葉を身に付けているからであり、意識的な学習(勉強)とは異なるものです。
つまり、英語という音声に早く触れることによって、子ども本人は英語を身に付けようと努力する必要がなく体得されると言うことです。
子ども達が気が付いたら日本語を理解できているように、生活環境を整えることで英語も自然に分かるようになっていきます。
子ども英語は(前倒しで)大人がするような英語学習を始めることではありません。
現役英語講師はむ先生英語が身に付く生活環境を整える取り組みを「おうち英語」と呼んでいます。
早期英語の最大のメリットだと感じることは、英語の音を正確に聞き取る能力が自然に身に付くことだと考えています。
英語の歌を聞いたり英語でアニメを見たりしている間に、英語を理解し聞き取れるようになります。
言葉でのコミュニケーションは、一方的に話していているだけは成立せず、相手の話していることが理解できなければ成り立ちません。
相手の話していることが聞いて分かる「リスニング力」を高めることは重要です。
大学英語講師はむ先生よく「話せるようになりたい」と言いますが、相手の話が理解できなければ会話が成り立ちませんね。
リスニング能力を育てるのに必要なものは、英語ネイティブの音声+その意味のヒントとなる映像です。
この「音声を聞き取る能力」は早く始めたからこそ身に付く能力ともいえ、息子が聞き取れる英語の音が、遅くから英語を始めた私には聞こえないことがあります。
洋楽の歌詞を聞き取る様子などを見ていると顕著です。
残念なことに、文字を読めば分かるけれど、TOEICは満点だけれど「音を聞いても聞き取れない」ということが、英語の学習開始年齢が遅いと起こると実感しています。
子どもから始める英語教育のイマイチなところ!

子どもの英語教育のデメリットは、
- 子どもに代わって親の努力が必要とされる
- 成果が見えるまでに時間がかかる
- 英語環境を整える方法を学ぶ必要がある
という3点だと考えています。
子どもは生まれつき備わっている言語能力を使って英語を身に付けるため、意識的な努力を必要としません。
一方で、子ども自身が英語を学びたいとも思っていません。
そのため、言語を身に付ける能力が発揮されやすい「生活環境を用意する」ことは保護者の役割となります。
つまり、子ども英語は親の取り組みだと言えるのです。
大学英語講師はむ先生子供が将来必要となる努力(時間)を親御さんが肩代わりするイメージを持っています。
成果を得るには年単位の時間が必要であることは、子どもの英語教育を始める前に知っておきたい点の1つです。
難しいことをする必要は何もありませんが、英語の歌を聞いたり、アニメや動画を見たりすることを続けなければいけません。
週1回英会話レッスンを受けている程度では「量」が足りないからです。
気持ち程度の取り組みでは英語は身に付かないことを理解しておくことで、途中で止めてしまうことを防ぐことができるでしょう。
試行錯誤しながらも我が子に合った英語環境を整えることを楽しめる保護者が、子どもの英語教育に向いている様に思います。
「おうち英語」を始めてみませんか?

