初めての集団生活が始まる3~4歳の年少児。
親御さんから離れ、少しだけお兄さん、お姉さんに近づく時期です。
この時期の子供にとって、数か月の成長は大きく、また個人差も大きい時期だと言えます。
言葉に関しても同様に、3歳から4歳の1年で大きく発達します。
はむ先生
はじめまして。大学で英語を教えている「はむ先生」と申します。
教歴は15年ほど。現在は仕事をしつつ、4歳の息子の相手をする、そんな毎日を過ごしています。
個別相談も行っています。どうぞお気軽にご利用下さい!
言葉の発達が目覚ましい3歳から英語を始めることは、もちろん意味があります。
逆に、英語を始める準備をする適切な時期であると私は考えています。
この記事では、
- 3歳から英語を始める理由
- 3歳からの英語の始め方
- 3歳のおすすめの教材
について考えていきたいと思います。
参考にしていただければ嬉しいです!
意味ある理由|3歳から英語を始めたい

子供に英語を使えるようになって欲しいと考える親御さんは多くいます。
学校教育にも英語が取り入れられ、入試では必須科目となっており、英語が身に付いていることは就職にも有利です。
それは、現代社会において英語圏の国々はやはり力を持っており、英語を使えることはメリットが大きいからでしょう。
もっと身近に捉えるなら、子供が将来幸せに生きていって欲しいからというのが、共通する親の願いだと思います。
3歳から英語を始める理由
3歳から英語を始めたい理由は、4歳になると日本語が上達しすぎるからです。
もちろん個人差の大きい言語習得なので、一概には言えません。
しかし、3歳というのは日本語がまだまだ道半ば、赤ちゃんから一歩踏み出した時期と言えるでしょう。
言葉が遅く3歳ではあまり話さなかった子供も、4歳になればほとんどの子供が流暢に言葉を使えるようになります。
母語である日本語が上達すると、英語を聞いた時に拒否反応を示すようになります。
3歳という時期は、日本語の土台ができつつありますが、よく分からない「他言語」にも柔軟な時期と言えます。
はむ先生
「何言ってるか分からない!」と言われる前に始めるのがおすすめです。
3歳から英語を始めるメリット
3歳から始めるメリットは、
- 幼児期は耳が良い
- 外国語を拒否する前だと始めやすい
- 英語習得には長い時間がかかる
があげられます。
幼い子供は、音を聞き分ける能力に長けています。
大人になってからの学習では苦労する、細かい音の違いが自然に聞き取れるというのはメリットの他なりません。
はむ先生
子供の発音が良いのは、音の違いが聞き取れるからです。
生まれ持った能力に関係なく、英語習得には長い時間が必要です。
基礎英語力を付けるのに必要な学習時間は、約2500~4000時間といわれています。
小学校から高校までの公教育で受ける、英語授業時間は約1200時間です。
足りない時間は学校外で補う必要があります。
私はこの不足時間を、外国語を拒否する前の3歳頃から補い始めるのが良いと考えています。
意味ある方法|3歳から英語を始める概要

0歳から始める英語教育と3歳との違いは、子供の活動範囲が広がり、本人にもやりたいことがあるということです。
3歳から英語を始めるときの注意点は、
- 自宅で始める
- 無理強いをしない
- 子供の楽しいを優先する
ということです。
3歳から英語を始める方法
子供の英語教育を考えるとき、英会話スクールを思い浮かべる親御さんも多いかと思います。
しかし、英会話スクールは時期早々です。
子供が日本語を話し始めるまでの期間を考えれば分かるように、英語もすぐに話し出すことはありません。
たくさん耳で聞いて蓄積された言葉が発話につながることは、母語でも外国語でも同じです。
3歳から英語を始めたときの1年間は、自宅で英語を聞かせる期間だと考えてください。
子供の楽しい気持ちを優先して、無理強いはしないことが大切です。
無理して聞きなさい、話しなさいと強制すると、英語が嫌いになります。
何より、毎日継続して聞かせることが重要です。
はむ先生
毎日30分~1時間くらいが目安です。
意味ある教材|3歳から英語を始める具体的方法

3歳児の生活に英語を取り入れるには、具体的にどうしたらよいでしょうか。
英語を生活に取り入れる最も簡単な方法は、子供に見せる映像(テレビ・YouTube・DVDなど)を英語にすることです。
子供は映像が基本的に好きです。
英語を生活に取り入れるには、子供の好きと英語をつなげることが一番です。
3歳から英語をアニメで始める!
子供がまだ日本のアニメを見始めていなければ、
- 英語アニメから始める
というのが、子供が好きになりやすく、おすすめです。
映像があり、英語でも楽しめるというのが良いのだと思います。
YouTubeで英語アニメは無料で見られますが、恐らく他の動画を見たがるので、最初は英語教材のDVDを使うのも良いかもしれません。
はむ先生
親が見せなくとも、いずれ子供はYouTubeの存在を知ると思います。
NHKの教育番組でも流れている「うっかりペネロペ」の英語版は、英語教材として編集されており、おすすめの1本です。
ペネロペの日常生活が、園児の日常生活とリンクして、楽しく学びもある内容となっています。年少の頃、息子も大好きで見ていました。
公式ホームページからの購入で、最安値で購入できます。
- 3960円 → 3600円(税込・送料込み)
一方、既に日本語でアニメを見始めている場合には、単調な英語アニメに興味を示さない場合もあるかもしません。
そういう場合は、英語の歌を利用してみる、YouTube動画を活用してみるなど、子供が楽しんで取り組める工夫が必要です。

英語の歌だけでなく、可愛いキャラクター達のやり取りが英語を聞かせるという点で良い教材です。英語に抵抗がある子供さんも、歌であれば入りやすいというメリットもあります。
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YouTube動画は見せたくないけれど、単純な英語アニメには興味を示さないという場合におすすめの教材です。
英語になじみのない子供さんにも、「アニメ・ことば・歌」を組み合わせ、身体を動かしながら英語を体験できる作りになっています。
教材セット価格:58600円(税込み)
1~2年の英語インプットはこれだけで大丈夫な教材ですので、追加で購入したくない方におすすめです。
はむ先生
子供が映像を気に入るならディズニー英語システム教材の中古もおすすめです。
3歳から英語スタート!継続させるコツは?
これは3歳に限ったことではありませんが、英語を身に付けるには継続が必要です。
子供が楽しめる教材を見つけることが重要な理由は、子供が自主的に取り組むからです。
子供が嫌がっていることを続けさせるのは、親がいくら頑張っても難しいですし、成果も出にくいと感じます。
子供が英語に関係ないことばかりに夢中になっている場合もあると思います。
そういう時には、何も言わずDVDをかけ流しておきましょう。
- 何でかけるの?
- 見たくない!
- 消して!
と言われたら、「お母さんが見たいから」と返答してください。
子供に見せることは強制しなくとも、耳から英語の音は入っていますし、テレビがかかっていれば、なんだかんだと見るものです。
1日30分~1時間のことですから、それで十分です。
最初は興味がなくとも、3歳くらいで見聞きしている間に、英語に慣れ親しんできます。
意味ある英会話|3歳から英語を聞かせる→4歳で話す

3歳から1年間かけて英語を聞かせ、4歳になったら英会話スクールを利用し始めましょう!
英語を自分の言葉として話せるようになるには、英語を聞かせているだけでは不十分です。
これは0歳から英語を聞かせていても同じです。
日本で暮らしている限り、英語を話す環境がありません。
英会話スクールなどを利用して、子供が話したいと思えるような英語を話す相手がいることで、子供は初めて英語を話そうとします。
4歳という年齢は、集団生活にも徐々に慣れ、日本語も上手に操れるようになってくる年齢です。
考え抜かれた良質なカリキュラムの英会話スクールを利用することで、子供の英語力がグンと高まります。
はむ先生
相性の良い英語の先生との出会いも重要です。
4歳から始めるおすすめの英会話スクール
英会話スクールはどこでも良い訳ではありません。
- カリキュラムがしっかりしている
- 子供が楽しめる教材を使っている
- 相性の良い先生が選べる
- 発話が増えるマンツーマン
- ネイティブ講師
このような条件を兼ね備えているところを探して下さい。
上の3つは絶対、下の2つは可能であれば満たしたい、英会話スクール選びのポイントです。
カリキュラムの質の良し悪しは、1年後に子供が英語を話せるようになるかどうかで判断できます。
1日1時間程度、英語を1年間聞いていれば、おおよそ356時間です。
英語を聞かせる量としてはまずまずです。
はむ先生
英語を聞かせる時間は目安として2000時間を目指しましょう!
4年間続ければ達成されます。
息子には、オンライン英会話ノバキッド(Novakid)を選びました。
4歳から始めた1年間の英会話レッスンで、英語を自分の言葉として使えるようになりました。
息子の英語力の変化は、こちらの記事にまとめています↓

- 3歳から1年程度英語を聞かせる
- 4歳から英会話レッスンを始める
という2ステップで、子供の英語教育を進めていくことをおすすめしたいと思います。
英語がゼロからのスタートよりも、英語レッスンの成果が上がりやすく、子供自身も英語を話すことへの抵抗感がなくなります。
小学生ではなく、幼児期から始めるメリットは、圧倒的にスピーキングの伸びが良いという点です。
参考になれば幸いです!