コラム・雑感

3歳からの英語は意味ある?全ては進め方次第!

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3歳から始める英語に意味はあるのでしょうか?

私は、親の進め方次第で意味のあるものになると考えています。

現役英語講師
はむ先生

はじめまして。
英語講師の「はむ先生」と申します。

教歴は15年ほど。現在は子育てをしながら、大学で非常勤講師として働いています。

個別相談も行っています。どうぞお気軽にご利用下さい!

3歳から始める英語のメリットは、英語をお勉強ではなく日本語と同等の言葉として身に付けられることだと考えています。

個人差はありますが、3歳は子供に「拒否されずに」英語を始められるぎりぎりの年齢です。

つまり、英語を取り組ませたい親にとって始めやすい年齢と言えるでしょう。

この記事では、

  • 3歳から始める意味のある英語の取り組み方

について書いていきたいと思います。

参考にしていただければ幸いです!

3歳から始める英語|意味あるかは取り組み方次第!

幼い時期から英語を始める特権は、英語を意識的に勉強しなくとも、無意識のうちに言葉として身に付けられることです。

個人差はもちろんありますが、3歳はそれができるぎりぎりの年齢だと感じます。

3歳になったばかりと、もうすぐ4歳の3歳でも差があると思います。

3歳から始める英語取り組みのメリットを理解し、意味のある取り組みをしていきたいですね。

現役英語講師
はむ先生

詳しく見ていきましょう!

成果が出るのは毎日取り組んでも1-2年後

1歳から始めても、3歳から始めても、幼い子供の英語学習の成果はすぐには出ないことは理解すべき点です。

こちらのグラフが分かりやすく説明されているかと思います。

この図でいう「年少の学習者」は3歳頃までに英語を始めた子供、「年長の学習者」は中学生くらいから英語を始めた子供を指しています。

どちらも子供という括りかもしれませんが、両者の英語を身に付ける方法は全く異なります。

幼い子供の英語習得は、本人に学んでいるという意識がなく言葉を身に付ける方法が基本となっています。

上の図でいうと、暗示的学習と言われるものです。

この方法は

  • 最終的には本人のやる気に関係なく成果がでること

にメリットがあります。

子供に「英語を身に付けたいという意欲」がなくとも英語習得ができるなんてすごいですよね。

しかし、成果が出るまでに時間がかかることも特徴の1つです。

3歳から英語学習を始めようと考えられている親御さんは、成果が出るまで継続的に取り組むことが必要です。

上の図で言うと、ググっと上に上がるまでまずは続けなければいけません。

最終的に高い英語力に到達できるかどうかは、中高生になってからの本人のやる気に左右されます。

現役英語講師
はむ先生

継続することが最も大切なことです!

3歳は英語が理由に拒否されないぎりぎりの年齢

本人が学んでいることを意識しない言語習得というのは、母語である日本語を身に付ける過程と同じです。

皆さんのお子さんが日本語を話せるようになったのは、日本語でたくさん話しかけてきた結果です。

つまり、英語を身に付けるには大量に「英語を聞く時間」を設ける必要があると言い換えることができます。

言葉を大量に聞く機会なしに、言葉を身に付けることは不可能だからです。

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はむ先生

何千、何万もの時間が必要だと分かっています

早期英語教育はまだ明らかにされていないことが多く、暗示的な学習ができる年齢の限界値は分かっていません

しかし年齢を重ねるほど母語習得が進み、意味の分からない言葉を聞き続けることを嫌がることは明らかです。

子供本人が英語を拒否する中、強制的に英語を聞かせ続けることは現実的ではありません。

1~2歳の赤ちゃんだと日本語でも分からないことが多いためか、英語だからイヤだとはなりません。

経験値から述べれば、3歳頃までが慣れない英語動画を楽しめるぎりぎりの年齢だと感じます。

言語習得には個人差がある

最後に、第二言語習得には個人差があり得手不得手があることについて書いていきたいと思います。

特に子供が意識をせず言葉を身に付ける暗示的学習の時期を過ぎると、英語習得能力の差は顕著になります。

母語習得と同時進行で身に付けていく早期英語教育において、個人差がどの程度見られるのかは明らかになっていません。

一方、上の投稿にあるように、人間は持って生まれた能力に違いがあることは事実です。

もしかしたら母語習得の時点で既に個人差はみられるのかもしれません。

しかし、意識する必要なく言葉を身に付けられる時期、つまり、個人の能力差が小さいうちに英語学習を始めるというのは1つの手だと言えるのではないでしょうか。

意味ある取り組み方はこれ!3歳からの英語時間

3歳から始める英語はどのように取り組んでいけばよいのか、その道筋をざっくりとお伝えしたいと思います。

ひと言でお伝えすると、英語を大量に聞かせることです。

そして、おおよそ1年後、4歳になったら英語を使う環境を用意するだけで、英語少しずつ身に付いていきます。

一番大切なことは、毎日継続することです。

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はむ先生

まずは2000時間を目指しましょう!

英語をたくさん聞く

英語を聞く量を稼ぐという観点からみると、動画(DVD教材やYouTube)に勝るものは無いと考えています。

子供自身が文字を読む必要もなく、ぼーっとしていても、耳から聞こえてきて楽しませてくれる娯楽です。

例え、親が英語ネイティブ話者だとしても、1時間ずっと話しかけ続けるということは難しいものです。

幼児期は動画中心の英語インプットで十分だと言えるでしょう。

小学生になると動画を見ているだけでは不十分という時期がくるとは思いますが、そのときはまた軌道修正していけばよいと思います。

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はむ先生

動画を味方につけましょう!

難しすぎるものはインプットには向かない

子供に聞かせる英語は何でも良い訳ではありません。

言語習得には「少し難しいもの」をたくさん聞くことが必要だという仮説を提唱しているSteven Krashenという学者がいます。

学習者は実力よりもわずかに高いレベルの言語を理解したときに進歩するとされ、i+1(アイプラスワン)と表現されています。

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専門用語でインプット仮説として知られています

3歳くらいになると、多くの子供たちはアニメや映画を見始めます。

英語の取り組みの一環として、ディズニー映画を英語で見せているという話をよく耳にします。

しかし、英語開始から数えた年齢相応の動画を見せることが基本です。

英語が1年目なら英語年齢は1歳ですので、ディズニー映画は難しすぎると判断できるでしょう。

最初は教材用に作られた英語のインプットがおすすめ

英語教育を専門に学んだ経験がなければ、子供の英語レベルを見極め、必要な動画を選ぶことは難しいと思います。

最も簡単な方法は、英語学習用に作られたDVD教材の購入を検討することです。

英語教材はその道のプロが時間をかけ、最も効果的だと考え作られたものです。

言葉にも質の良し悪しがあり、そして適切な難易度があります。

最適な例えではないかもしれませんが、「クレヨンしんちゃん」のアニメを日本語学習教材として使うことを想像してみてください。

子供がどんな日本語で話し始めるか心配になりますよね。

それと同じでYouTube動画や英語アニメは、英語学習教材と言葉の質においてより良いことは理解しておきたい点です。

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使い方は次に説明します!

3歳からの英語時間が英会話を意味あるものに!

3歳の1年間で適切なレベルの英語インプットを行い、4歳から英会話スクールで実際に話す練習をすることが、英語を話せるようになる近道です。

ちなみに、英語インプットは1年間でやめるのではなく、基本的にはずっと続けます。

少なくとも2000時間に達するまでは続ける必要があるでしょう。

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英語習得は長い道のりです!

英会話レッスンの成果が得られるには条件がある

英語を話せるようになるには、言葉をたくさん聞いて頭の中に蓄積していく必要があります。

もちろん、論理的に話せるようになったり、流暢に話せるようになったりするには練習も必要です。

しかし、空っぽの箱をいくら振っても何も出てこないように、英語の発話を期待するならそのための準備が欠かせません。

子供が3歳のときに行うべきことは、言葉をたくさん蓄積することです。

この英語インプットは、自宅で取り組むのが最もコスパよく効率的なのでおすすめです。

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まず目指したい英語インプット量は2000時間です

例えば、ミライコイングリッシュの教材を購入し、2年間使用したと仮定します。

税込み68,600円なので、1か月あたり約2,858円です。

一般的な週1回の英会話スクールに比べ安く、毎日英語時間を作れるメリットがあります。

私が3歳のお子さんに使うなら毎日1日1時間見せ、1年でおおよそ365時間の英語貯金をします。

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はむ先生

子供が飽きるまで2年目も継続しましょう!

3歳の地点で日本語のテレビ番組やアニメを見せていないのなら、しばらく子供の生活に日本語のテレビは入れません。

子供の生活の中で、英語のDVD動画を娯楽として位置づけます。

英語DVDが日々の楽しみの1つになれば、子供が率先して英語に触れるので、親が無理強いする必要もなくなるからです。

一方、子供がその動画を楽しいと思うかどうかは重要です!

同じDVDを楽しいと思って見られるのは、私見にはなりますが、長くても2年程度でしょう。

サンプル動画がみられる場合は必ず購入前に確認して、子供が興味を持って見られるかどうかを確認してください。

▷ ミライコイングリッシュ公式HPサンプル動画は、こちら

4歳から英会話スクールを始めることを目標にする

英語を身に付ける過程で難しいのが、言葉を使う練習アウトプットをする時期を決めることです。

母語である日本語では0歳のときに親がたくさん話しかけることで、1歳前後で初めての発話が見られます。

その後、数年間、日常で言葉を使う練習を重ねることで、5歳頃に母語の基礎力ができあがるのです。

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はむ先生

母語でも5年間かかります。

外国語である英語の場合には、4歳になったら英会話レッスンを始めることをおすすめします。

年齢が低い程、英語を話してみることに抵抗が少なく、スピーキング力を伸ばしやすいからです。

英会話スクールは通学タイプではなく、

  • 毎レッスン同じ先生が指定できる
  • マンツーマンレッスン
  • 子供専用の英会話スクール

が子供のスピーキング力をぐっと伸ばします。

通学タイプでもマンツーマンはありますが、1レッスン約1万円と高額なので、オンライン英会話スクールが良いでしょう。

▷ おすすめ英会話スクールは、こちら

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はむ先生

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