現代社会において、プログラミングスキルと英語力は、子どもたちの将来に欠かせない能力として、小学校でも授業が行われるようになってきました。
プログラミング言語の多くは英語をベースとしているため、プログラミング学習と英語学習を同時に進めることで、相乗効果が期待でき、効率よくスキルを高めることができます。
はじめまして!
英語講師の「はむ先生」と申します。教歴は15年ほど。
現在、大学の非常勤講師として働いています。
ただし、プログラミング学習を始めるにあたって注意したいのは、プログラミングも英語も初めてという場合、無料プログラムの活用が難しいことがあるという点です。
どちらか一方にある程度の知識があれば、既存の理解がもう一方の学習を助ける「土台」となり、スムーズに進めやすくなるのです。
この記事では、
無料で使える英語プログラミング学習
について詳しく解説していきます!
\英語とプログラミングどちらも初めてなら/
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英語でプログラミング学習!子供用プログラムが満載
英語でプログラミングを学習することは、一石二鳥の効果をもたらします。
- 英語ができてプログラミングを学びたいお子さん
- プログラミングができて英語を学びたいお子さん
どちらにも効果的です。
プログラミングの基本概念を理解しながら、自然に英語の語彙や表現を身につけることができるのです。
「英語での学び」は英語力を高める1つの方法ですね!
プログラミングってなに?コーディングとは?
プログラミングとは、簡単に言うと「コンピュータと話しするための特別な言葉」を指します。
私たちが日本語で「おはよう」と言うように、コンピュータには専用の言葉で「この作業をしてください」と指示を出します。
この指示を出すことで、スマートフォンのアプリやゲーム、ウェブサイトなどを作ることができるのです。
プログラミングとよく似た言葉に「コーディング」があります。
この2つは実は少し違います:
- プログラミング:問題を解決するために、どんな手順で進めるかを考えて、全体の設計をすること
- コーディング:その設計をもとに、実際にコンピュータが理解できる文字や記号を使って指示を書くこと
例えば、料理で言うと:
- プログラミング = レシピを考える(何をどの順番で作るか計画する)
- コーディング = 実際にレシピを文字で書く
つまり、コーディングは計画(プログラミング)を土台にした指示書だといえます。
最近はそのコーディングを自宅で、無料で学ぶことができるようになりました。
プログラミングを習い事とすると高額になるので有難いですね!
自宅で使える無料プログラミング学習
自宅でプログラミングを英語で学習するには、インターネットに接続できるパソコンやタブレットがあれば十分です。
以下のサイトは全て無料で利用でき、保護者の方も一緒に楽しめる内容になっています。
Code.org(コード・オルグ) アメリカで作られた子供向けプログラミング学習サイトです。「アナと雪の女王」や「マインクラフト」などの人気キャラクターと一緒にプログラミングを学べます。英語のサイトですが、絵や図がたくさん使われているので、英語が苦手な保護者の方でもお子さんと一緒に進めることができます。
Scratch(スクラッチ) 世界中の子供たちが使っているプログラミング学習ツールです。ブロックを組み合わせるだけでプログラムが作れるので、まるでパズルゲームのような感覚で楽しめます。作った作品は他の子供たちと共有することもできます。
Khan Academy(カーンアカデミー) 世界的に有名な無料の学習サイトです。プログラミングだけでなく、算数や理科なども学べます。動画で分かりやすく説明してくれるので、保護者の方も一緒に学習内容を理解できます。
無料で使える英語プログラミング学習:初心者におすすめはcode.org
世界最大級の無料プログラミング学習サイトCode.org(コード・オルグ)は、アメリカの非営利団体が運営しています。
「すべての子供たちにプログラミング教育を」という理念のもと、2013年に設立されました。
全米のSTEM教育者が選ぶ「 Educators Pick Best of STEM® 2024 Awards」にも選ばれたそうです。
code.orgの特徴は?
コード・オグルには、以下のような特徴があります。
- 完全無料:登録から学習まで無料
- 年齢別コース:5歳から18歳まで、年齢に応じたコースが用意されている
- 人気キャラクター:「アナと雪の女王」「マインクラフト」「スター・ウォーズ」などの人気キャラクターが登場
- ブロック式プログラミング:文字を打つ必要がなく、ブロックをドラッグ&ドロップするだけでプログラムが作れる
初めての方におすすめ:Make a Floppy game
コード・オグルにはさまざまなプログラムが用意されていますが、初めて取り組むお子さんにおすすめなのがMake a Floppy gameです。
シンプルで楽しいゲームなので、子供の性別を問わず楽しむことができます。
まずは解説の動画で、コーディングとは何か、何ができるのかを知ることから始めましょう!
▷【CODE公式HP】動画を見てみる、こちら
言語の切り替え方法:日本語表示も可能
「英語でプログラミングを学ばせたいけれど、最初から英語だと難しそう」という保護者の方もいらっしゃるでしょう。
コード・オグルは多言語対応されていますので、言語切り替えが可能です。
- Code.orgのトップページ左下にある言語設定をクリック
- 使いたい使用言語を選択
- ページが表示に切り替わります
英語が分からない時のサポート機能
- 音声読み上げ:英語の指示を音声で聞くことができます
- ヒント機能:困ったときは日本語でもヒントを表示できます
- 保護者向けガイド:各レッスンの内容を保護者向けに説明したガイドが用意されています
無料でアナ雪、マイクラも!英語プログラミング学習は楽しい
コード・オグルのプログラムには、「アナと雪の女王」「マインクラフト」「スター・ウォーズ」などの人気キャラクターが登場します。
年齢別にたくさんのプログラムが用意されているので、お子さんが気に入るものが見つけられるはずです。
学ぶ内容は同じ|パッケージは子供に合わせる
プログラミング学習において最も重要なのは、お子さんが楽しいと思いながら、継続して学習を続けることです。
Code.orgをはじめとする学習プラットフォームでは、見た目や題材は異なっていても、根本的に学ぶプログラミングの概念は同じです。
順次処理(Sequence) 物事を順番通りに実行することです。どのコースでも「まず○○をして、次に△△をして、最後に□□をする」という流れを学びます。
▷アナ雪:「move forward → turn left → move forward」(前に進む → 左に曲がる → 前に進む)
▷マインクラフト:「place block → move forward → place block」(ブロックを置く → 前に進む → ブロックを置く)
繰り返し処理(Loop) 同じ動作を何度も繰り返すことです。「repeat 5 times」(5回繰り返す)という英語表現をどのコースでも学習します。
▷スター・ウォーズ:ドロイドを5回前進させる
▷アングリーバード:5回ジャンプして障害物を越える
条件分岐(Conditional) 「もし○○なら△△をする」という判断をプログラムに組み込むことです。「if…then」(もし〜なら)という英語表現を学びます。
▷全コース共通:「if path ahead(前に道があるなら) → move forward(前に進む)」
好きなキャラクターなら、英語がすべて分からなくても「やってみたい」という気持ちが湧いてくるでしょう。
1つ終えられたら、別のプログラムを終えるハードルも下がるはずです。
たくさん挑戦してみてくださいね!
既存の知識を活かして英語力を上げる
お子さんがすでに知っているプログラミングの知識を活用することで、英語学習の効率を大幅に向上させることができます。
これは「スキーマ理論」と呼ばれる学習方法で、新しい知識を既存の知識と結びつけることで理解が深まります。
たとえば、プログラミングを経験している子どもであれば:
- 「繰り返し」という概念を理解している→「repeat」「loop」「forever」といった英語表現を覚えやすい
- 「もし〜なら」の条件分岐を知っている→「if」「then」「else」の英語構文が直感的に理解できる
- ブロックの組み合わせに慣れている→英語の命令文の構造も論理的に捉えられる
などが挙げられます。
基本的な英語表現を、楽しいゲーム感覚で自然に覚えることができることはメリットになるでしょう。
参考にしていただければ幸いです!