コラム・雑感

小学校の英語は何歳から?自宅でのサポートは必要?

記事内に広告を含む場合があります

親世代では中学1年生から始まった英語教育ですが、今では小学校から英語授業が始まるようになりました。

小学校での英語学習は何歳から始まり、子供達はどのような内容を学ぶのでしょうか。

現役英語講師
はむ先生

はじめまして。
英語講師の「はむ先生」と申します。

教歴は15年ほど。今は子育てをしながら、大学の非常勤講師として働いています。

結論から述べると、現在の英語教育は2年間前倒しされたような形になっています。

中学校の英語授業での学習内容が増えたにも関わらず、小学校の英語授業では前段階として必要な指導が十分できていないことから、現状、課題が山積されているのです。

言い換えると、中学校からの本格的な英語学習を踏まえ、小学校での授業が始まる3年生以降は自宅での取り組みがあると安心だと言えそうです。

この記事では、

  • 小学校の英語開始年齢と必要なサポート内容

について書いていきたいと思います。

参考にしていただければ幸いです!

小学校での英語は何歳から始まる?

小学校での英語授業は3年生(9歳)より開始されるようになりました。

授業時間数は4年間で合計210時間ほど設けられています。

さほど多い学習時間ではありませんが、子供たちが覚えなければならない学習内容は少なくありません

現役英語講師
はむ先生

詳しく見ていきましょう!

9歳になる3年生から授業が始まる

小学校3年生・4年生の英語授業は外国語活動という位置づけで授業が行われています。

合計70単位時間の枠が確保されており、1年間の授業数を単純計算すると35時間になります。

授業開校日を休暇を省いた10か月とすると、1か月に3.5時間くらい英語を勉強することになります。

現役英語講師
はむ先生

1週間に1回くらいでしょうか。

11歳になる5年生から教科となり成績が付く

小学校5年生・6年生になると2年間で140単位時間となり、授業時間数が倍に増えます。

教科として成績が付くようになるため、試験が行われることがあるようです。

5・6年生の1年間の授業数を単純計算すると70時間になります。

授業開校日を休暇を省いた10か月とすると、1か月で5.8時間くらい英語を学びます

現役英語講師
はむ先生

1週間に1回または2回授業があります。

小学校の英語授業で何を学ぶの?

小学校の英語授業は週1回あるかないかという点では、他教科に比べ比重が置かれている訳ではありません。

しかし、学習指導要領を見るとそれなりの内容を学ぶ計画が立てられていることが分かります。

分かり易く、学習目標となっている英単語数で見ていきたいと思います。

学習計画では600-700語を4年間で学ぶ予定となっており、単純計算で1年間に175個の英単語・表現を学ぶことになります。

言い換えると、1か月に17.5個の新しい英語の言葉を増やしていく必要があるということです。

現役英語講師
はむ先生

平日1日1単語くらいですね?

これらの語彙を全て使えるようになったり、書けるようになったりすることは求められていません。

一方で、この数の英単語を知っていることを前提に中学校では授業が行われることは知っておきたい点です。

何歳から小学校の英語に備えればいい?

何歳から小学校の英語に備えれば良いかという点について答えていきたいと思います。

いつから始めても間違いではありませんが、始める時期によって英語学習を進めるペースが変わってくると考えています。

今回3つのパターン

  1. 小学校1・2年生で始める
  2. 小学校3年生で始める
  3. 小学校5年生で始める

を想定して、どのように英語学習に取り組んでいくことができるかを考えてみたいと思います。

現役英語講師
はむ先生

のんびり型か、コツコツ型、集中型のどれが合いそうですか?

小学校の授業よりも早く始める(小学1・2年生)

学校の授業よりも早く始めたいコツコツ型のお子さんにおすすめしたい教材は、トド英語を毎日習慣として利用するやり方です。

小学校に入学すると宿題が出るようになりますので、良いタイミングを見計らって、トド英語も学校の宿題と一緒に進める勉強として入れてしまいましょう!

第二言語習得の調査では、英語を話せるようになるには(その準備段階として)大量に英語を聞く必要があることが分かっています。

※ その時間おおよそ2000時間です。1日1時間で5年半を要します。

子供が頑張っていたら「日本語も英語も毎日使ってるから上手になるんだよね!」と、ぜひ前向きな声をかけてあげてください。

現役英語講師
はむ先生

語学はコツコツが勝ちます!

トド英語は学習教材として作られているので分かり易いだけでなく、タブレットの楽しさをうまく利用して英語に触れられる学習教材です。

小学1・2年生から英語を始めるお子さんが取り組み易く、費用も月額1000円以下と格安です!

\トド英語公式HPはこちら/
7日間無料体験できます

割引キャンペーン実施中
4月7日まで利用可能

新規・継続共に利用可能な【43%off】で購入できる招待コードを頂きました!

キャンペーンの詳細はこちらをご覧ください。

英語授業と同時期に始める(小学校3年生)

小学校3年生の英語授業開始と同時に始める場合、私ならオンライン英会話を活用します

  • 週2回以上(理想は週3回)
  • 外国人講師
  • マンツーマンレッスン

であることを条件に、英語を使いながら学ぶ機会を設けることがおすすめです。

※ オンラインでなくても良いのですが、通学タイプのマンツーマンは高額になります。

現役英語講師
はむ先生

日本語が通じない相手であればノンネイティブ講師で問題ありません。

多くのオンライン英会話スクールでは無料で使えるオンライン教材が豊富に提供されています。

レッスンのない日はその教材を使って英語でゲームをしたり、絵本を読んだりして、英語を耳にする時間を1日30分から1時間程度作ると良いですね。

ただし、既にお子さんが

  • 英語が嫌い
  • 英語を勉強したくない
  • 外国人と関わることに抵抗がある

場合には、とびきり優しい日本人の先生に英語を教えてもらって、英語を好きになることから始めましょう。

2024年はむ先生おすすめ英会話

小学校で試験が始まってから対策をする(小学5年生)

小学5年生から英語を始める場合、他学年と同様に英語の音声を聞くことは欠かせませんが、英語を読む力読解力も同時に高めていけると良いと思います。

これには小学校入学の国語授業で毎日宿題となっていたであろう「音読」が効果を発揮します。

文章を声に出して読むことは聞く・話す・読む・書くの全ての英語技能を向上させてくるのです。

最近は読解力を向上させるための音声付きの絵本教材が手に入りますので、自宅でコツコツと取り組んでいくことができるようになりました。

ネイティブの音声を聞き真似をしながら易しいものから難しいものへ順に練習を重ねることで、英語の文章を読めるようになっていきます。

現役英語講師
はむ先生

自力でやるのが難しい場合には、プロの力を借りましょう!

プロの力を借りる方法として、話すだけでなく読む力も同時に高められるオンライン英会話を利用することがおすすめです。

英会話だけでなく外国人の先生と一緒に英語の読み方も習得できるレッスンは、中学校の英語授業に繋がります。

子供の性格や学習習慣などから、お子さんに適している方法を検討されると良いと思います。

高学年のおうち英語の始め方
別ページに詳しく解説中

小学校での英語は気持ち程度|何歳から始めても目標が大切

小学校で確保されている英語授業は小学校3年生からで時間数は多くても週2回程度です。

英語を話せるようになるまでには何千時間もの取り組みが必要であり、学校の英語授業だけで十分な確保は難しいという点で家庭での取り組みが必須となります。

子供が赤ちゃんだったときに話し出すまでに1年程かかったように、言葉の習得は目に見える成果を感じるまでに時間がかかるのです。

その点で、コツコツ英語学習を進めるための目標設定は大切になるでしょう。

現役英語講師
はむ先生

高学年にもなれば社会的な意義も理解できるかもしれませんね

子供の将来について考える

人が学習行動を起こす(何かを学ぼうとする)には理由があります。

子供たちが英語を勉強する理由にはどのようなものがあるのでしょうか。

  • 英語が好き・得意
  • 異文化交流に興味がある
  • 親が英語は大事だと言った
  • テストがあるから仕方がない
  • やらされている

このように色々な理由が考えられますが、幼い子供は大人とは違い(英語とは関係なく)その時間が楽しいからやっているという側面もあると感じます。

現役英語講師
はむ先生

子供に勉強させる難しさはそこですね。

お子さんの年齢と心身の成長を見ながら、徐々にお子さんにとって英語を勉強することにどのような意味や価値があるのかを考えられる時間を作れたら良いと思います。

英語学習は長く続きますので本人の意思をもって行動できるとやはり強いです。

社会的な価値を伝えがちですが、(成功・失敗全て含めて)親御さんの経験を話してあげるのもおすすめです!

参考にしていただければ幸いです!