子どもが英語に楽しく親しむには、歌や動画を活用するのがとても効果的です。
特に「天気」は日常で使う言葉なので、英語でも早い段階から覚えておきたい語彙のひとつでしょう。
はじめまして!
英語講師の「はむ先生」と申します。教歴は15年ほど。
現在、大学の非常勤講師として働いています。
英語にまだ慣れていないお子さんでも、リズムにのせて繰り返し聞くことで、自然と口ずさめるようになります。
この記事では、
天気の表現を英語歌で覚える方法と、おすすめの動画や学びのステップ
をご紹介します。
天気を英語歌で覚える方法は?
天気をテーマにした英語の歌には、以下のようなシンプルで覚えやすいフレーズがよく出てきます。
- “How’s the weather?”(天気はどう?)
- “It’s sunny.”(晴れだよ)
- “It’s rainy.”(雨だよ)
- “It’s cloudy.”(くもりだよ)
- “It’s snowy.”(雪だよ)
子ども用の歌や動画は、可愛らしいキャラクターと一緒に歌えるので、幼児〜小学生まで楽しみながら取り組めます。
言葉は繰り返しが大切
英語を身につけるうえで欠かせないのが「繰り返し」です。
年齢の幼い子ども程、同じ歌を毎日聞くことに抵抗を示しません。
逆に、気に入った歌を繰り返し聞くことで、意味や発音を少しずつ吸収していきます。
1回で覚えようとせず、毎日5分でも英語に触れる時間をつくってあげるのがおすすめです。
たとえば、朝の支度中に、天気の英語歌を流しておくだけでもOKです。
自然に耳に入る環境づくりが、無理なく学習を続けるポイントです。
聞き慣れたら声に出して歌ってみよう
聞き慣れてきたら、次のステップは「声に出して歌う」ことです。
歌詞を口に出すことで、「聞いてわかる」から「自分で言える」に変わっていきます。
「It’s sunny!」と天気の良い日に外を見ながら歌えば、英語と日常がつながりやすくなります。
歌うことに抵抗があるお子さんでも、保護者の方が楽しそうに一緒に歌ってみせると、自然とマネしてくれることもありますよ。
無理に歌わせようとさせず、自然に歌えるくらいたくさん聞くことがコツです!
英語歌で天気を覚える|おすすめ5選!
英語を楽しく身につけるために、「歌と動画」はとても効果的なツールです。
ここでは、Super simpleなどを始めとするYouTube動画から、天気に関するおすすめの英語歌と動画を集めました。
視覚的にわかりやすく、音やリズムにもなじみやすいので、初心者にもぴったりのテーマです。
今月は天気の歌と動画など、テーマを決めて見ると定着しやすいですよ!
まずは天気を歌と動画で覚えよう
英語の歌は、Super simpleがおすすめです。その後、English Singsingに進むと良いでしょう。
同じメロディーと歌詞ですが、イラストは子どもの嗜好に合わせて選んであげると良いと思います。
お子さんにどれが好きか聞いてみてください!
英語の天気表現を覚えるには、「たくさん繰り返すこと」がいちばんの近道です。
同じ歌や動画を毎日見ることで、自然と耳にフレーズが残り、口ずさめるようになっていきます。
最初はなんとなく聞いているだけでも大丈夫。「It’s sunny!」「It’s rainy!」といった表現が少しずつ定着していきます。
毎朝の支度中や、ごはんの前など、日常の中で気軽に繰り返せる時間を見つけてみましょう。
「またこの動画?」と思うくらい繰り返して見ることが、実は子どもにとっては大きな学びにつながっています。
繰り返し聞いたフレーズは、自然と話し言葉として口から出てくるようになりますよ。
次は動画でお話を見てみよう
基本的な天気の単語(sunny, rainy, cloudy など)に少しずつ慣れてきたら、次のステップとして「英語のお話動画」を取り入れてみましょう。
動画にも色々ありますが、English SingsingやLittle foxのお話がおすすめです。
いきなりすべてを理解しようとしなくて大丈夫。大切なのは、絵や動きから「なんとなく意味がわかる」感覚を育てることを目標にしてみてください。
分かる部分を増やしていくことを目指しましょう!
たとえば、キャラクターが傘をさして「It’s rainy today!」と言う場面では、映像を見るだけで言葉の意味が自然とつかめるようになります。
音と絵が結びつくことで、英語を日本語に訳さずにそのまま理解する「英語のままわかる力」が少しずつ育っていきます。
完璧にわからなくても気にせず、英語のお話に触れる時間を楽しんでみてください。
応用編|英語歌で天気を覚えたら会話に挑戦!
英語歌で天気に親しんだら、ゲームを通して、日常会話に取り入れてみるのがおすすめです。
今回は、
- ペアでできるゲーム
- 大人数でできるゲーム
を考えてみました。
歌で覚えたフレーズを実際に使うことで、英語が「覚えるもの」から「使うもの」へと変わっていきます。
用途に合わせて活用してみてください!
ペアでできるゲーム
英語の天気表現を覚えるときは、「歌や動画」に加えて英語ゲームも効果的です。
特に2人1組のペア活動は、小学生が無理なく英語に親しめる方法として人気があります。
Weather Guessing Game(天気あてゲーム)
英語でヒントを出して、相手に当ててもらうクイズ形式のゲームです。
【遊び方】
- 1人が天気を英語で説明します(例:”It’s cold and snowy.”)
- 相手はそのヒントに合う天気カードを選んで答えます
- 交代して繰り返します
【ポイント】
動画や英語歌で覚えたフレーズを使うチャンス!
繰り返すことで、「It’s sunny.」「It’s rainy.」などの表現が自然に口から出るようになります。
▶ 話す人が使えるフレーズ(ヒントを出す人)
- It’s sunny and hot.(晴れていて暑いよ)
- It’s cold and snowy.(寒くて雪が降っているよ)
- It’s rainy. You need an umbrella.(雨が降ってる。傘が必要だよ)
- It’s cloudy but not raining.(くもってるけど、雨は降ってないよ)
- It’s very windy! My hat is flying!(すごく風が強いよ!帽子が飛んじゃう!)
ポイント:「気温+天気」や「ヒント付きの状況説明」にすると、英語でも伝えやすくなります。
▶ 当てる人が使えるフレーズ(答える人)
- Is it sunny?(晴れ?)
- Is it snowy?(雪?)
- Is it raining?(雨?)
- It’s cloudy, right?(くもりだよね?)
- I think it’s windy.(風が強いと思う)
ポイント:Yes/Noで答える形式でもOK。慣れてきたら少し長めの文に挑戦しても◎
▶ 正解・不正解のときのフレーズ
- That’s right!(正解!)
- Good job!(よくできたね)
- No, try again!(ちがうよ。もう一度)
- Almost!(おしい!)
グループや大人数でできるゲーム
英語の天気表現をグループでワイワイ楽しみながら覚える活動もおすすめです。
動きのあるゲームなら、自然と笑顔になり、記憶にも残りやすくなります。
Weather Relay(天気リレー)
チームに分かれて行うリレー形式のゲームです。
【遊び方】
- スタート地点に天気の英語カードを置く
- 子どもが1人ずつ走ってカードを取り、「It’s rainy!」など英語で言う
- 正しく言えたら次の人と交代!
【ポイント】
体を使って覚えるので、元気な子どもたちにぴったり。
特に運動が好きな子には効果抜群の英語活動です。
▶ カードを引いたときに言うフレーズ(子ども用)
- It’s sunny!(晴れ!)
- It’s rainy!(雨だよ!)
- It’s cloudy!(くもりです)
- It’s snowy!(雪!)
- It’s windy!(風が強いよ)
- It’s hot!(暑い!)
- It’s cold!(寒いよ!)
▶慣れてきたら応用もOK:
- It’s sunny and warm.(晴れててあたたかい)
- It’s raining. I need an umbrella.(雨が降ってる。傘がいるね)
- It’s very windy today!(今日はすごく風が強い!)
▶ 先生が使える英語の声かけ
- Ready, go!(よーい、スタート!)
- Say the weather in English!(天気を英語で言ってね)
- That’s right! / Try again!(正解!/もう一回言ってみよう)
- Next person, go!(次の人、行って!)
- Let’s cheer for your team!(チームを応援しよう!)
▶ 応援やリアクション表現(子どもたちにもおすすめ)
- Yay! / Woo-hoo!(やったー!)
- Nice try!(いい挑戦!)
- Great job!(すごいね!)
- We can do it!(できるよ!)
天気ビンゴ(Weather Bingo)
天気の英単語を使った定番のビンゴゲームです。
【遊び方】
- ビンゴカードを配る
- 先生が言った天気を子ども達がマス目にかく(絵でも文字でもOK)
- 先生や子どもが「It’s snowy!」などと読み上げる
- 該当するマスをチェックし、1列そろったら「Bingo!」
【ポイント】
歌で覚えた単語を思い出す機会にも。
繰り返し聞くことで、リスニング力もアップします。
▶ 呼び出し側(先生や読み手)が使えるフレーズ
- It’s sunny.
- It’s rainy.
- It’s cloudy.
- It’s snowy.
- It’s windy.
- It’s hot.
- It’s cold.
▶ 少し応用したいとき:
- Today is a windy day.
- It’s cold and snowy today.
- The sun is shining. It’s sunny!
▶ 子どもたちが使えるフレーズ
- I have it!(あるよ!)
- I don’t have it.(ない~)
- One more to go!(あと1つ!)
- Bingo!(ビンゴ!)
- Not yet…(まだ…)
- Is it rainy?(雨だったっけ?)