「YouTube動画を見ているだけで英語が身に付くの？」と気になる方は多いでしょう。
たしかにYouTubeには子ども向けの英語動画が数多くあり、無料で気軽に始められることは大きな魅力です。とはいえ、動画を見せているだけで自然に話せるようになるわけではありません。大切なのは、子どものレベルに合った動画を選び、毎日の生活にうまく取り入れていくことです。
この記事では、YouTube動画の魅力や選び方、そして効果的な取り入れ方について解説していきます。
YouTube動画の魅力は「始めやすさ」
YouTubeには子ども向けの英語動画が豊富にあり、無料で気軽に始められる点が最大の魅力です。歌やアニメを通して耳を慣らすことができ、子どもにとっても抵抗なく英語に親しめます。
毎日少しずつ繰り返し視聴することで、自然と耳が育ち、単語やフレーズが頭に残っていきます。YouTube動画を嫌がる子どもはほとんどいないので、英語学習の最初の一歩として取り入れるのにぴったりだといえるでしょう。
YouTube動画の選び方
英語を身に付けるには、「意味が分かる音声」をたくさん聞くことが欠かせません。そのためには、動画や挿絵、登場人物の動作などからおおよその意味が推測できる内容を選ぶことが大切です。
とくに最初は、繰り返しの多い歌の動画が分かりやすく、子どもも楽しく取り組めます。英語学習者用に作られた歌は、日常生活に近いテーマを扱っています。食べ物や動物、あいさつなど、子どもが身近な体験と結びつけやすい内容であれば、自然と理解が深まります。
▷ おすすめのYouTube動画は、こちら
子どもによっては「歌は幼い」と感じて嫌がる場合もありますが、これは耳づくりの練習だと考えて、気軽に続けることが大切です。年齢相応のアニメや実写番組は、英語の基礎力がついてから取り入れていきましょう。
視聴時間の目安と取り入れ方
1日30分から1時間ほどを目安にすると、成果を感じやすいでしょう。短くても大丈夫ですが、毎日コツコツ積み重ねていくことがポイントです。YouTube動画の視聴で目指すのは、英語で理解できる言葉を増やすことと、英語音声を聞いて分かる耳を育てることです。
▷ Q＆A「毎日どのくらい取組めばいい？」は、こちら
こうした習慣が定着し、基本的な単語や表現を理解できるようになったら、次のステップとして英会話スクールやオンライン英会話を取り入れるのがおすすめです。YouTubeで覚えた言葉を実際に使う体験をすることで、インプットとアウトプットの循環が生まれ、さらに学びが深まります。
▷【目的別】おすすめ英会話一覧は、こちら
まとめ：動画はきっかけ、環境づくりが本番
YouTube動画を見せるだけで、子どもが自然に英語を話せるようになるわけではありません。けれども、耳を育て、楽しみながら学ぶきっかけとしてはとても有効です。
保護者が「どの動画を選ぶか」「どのように生活に組み込むか」を意識することで、YouTubeは強力な学習ツールになります。動画で触れた英語を日常の声かけに取り入れるなど、ちょっとした関わりを積み重ねることが、子どもの英語力を伸ばす大きな一歩につながるでしょう。
