2017年度から、英検3級にライティングが追加されるようになりました。
親御さんが英検受験をしたときには無かったようなと思われた方も多いのではないでしょうか。
はじめまして!
英語講師の「はむ先生」と申します。教歴は15年ほど。
現在、大学の非常勤講師として働いています。
英検3級のライティング添削は、ChatGPTを利用すれば無料で可能です。
誰でも利用できるようにプロンプト(指示文)をコピペできるようにしていますので活用ください!
一方、作文に必要な能力は英語力だけではなく、自分の意見を言葉でまとめる力が求められます。
お子さんの場合には、自分の考えを言語化する練習が必要となるでしょう。
この記事では、
ChatGPTを使って英検3級のライティング対策をする方法
についてまとめていきたいと思います。
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英検3級ライティングに求められる力とは?
英検3級のライティングに求められる能力についてまとめていきたいと思います。
日本語でも作文が苦手なお子さんがいるように、作文は単に言葉を身に付けていれば書けるというものではありません。
文法やスペルに注目しがちですが、自分の意見をまとめる力も同時に高めていきたい部分です。
▷【公式】英検3級の過去問は、こちら
自分の意見をまとめる力(内容・構成)
どの言語でも同じですが、作文をするときには書きたい内容をまとめる必要があります。
「何を書いたらいいか分からない」という状態では、書き始められないのです。
英検3級では2種類の問題が出されます:
- eメールで聞かれた質問に対して回答する
- 友達に聞かれた質問に回答してその理由も述べる
どちらも文章を読み取って回答するのではなく、自分で意見を構築する必要のある質問です。
日頃から子供が意見や考えを言語化している(する必要がある)場合には問題なく回答できると思います。
一方、そうでない場合には回答の仕方が分からないとなる可能性もあります。
もしお子さんが自分の考えを持つことが苦手そうだと感じたら、使える言葉に制限のない日本語から練習を始めると良いでしょう。
回答の内容に正解不正解はない(全て◎)だと伝えて下さいね!
文章を書く力(語彙・文法)
文章を書くためには、正しい語彙や表現を知るだけではなく、正しい文法を知る必要があります。
何かと目の敵にされがちな文法学習ですが、文法は言葉を身に付けるには欠かせない能力の1つです。
日本語で考えてみると分かりやすいです:
お兄さん プレゼント 私 買う
という単語の羅列を見た時に、どのような文章を想像しますか?
- お兄さん(が)プレゼント(を)私(に)買う
- お兄さん(の)プレゼント(を)私(が)買う
- お兄さん(と)プレゼント(を)私(は)買う
- お兄さん(に)プレゼント(を)私(が)買う
- お兄さん(は)プレゼント(を)私(と)買う
など、単語の並びは全て同じですが、文法の違いによって意味の違う文章を作ることができるのです。
口頭で話す文章というのは、文法がおかしくても状況から伝わることが多いものです。
1つづつ正しい文法(言葉のルール)は身に付けておく必要があります。
英検3級は何問正解で合格?ライティングは?
英検3級の試験時間は、筆記が50分・リスニングが15分です。
英検4級は40分でしたので、10分延長されています。
英作文の長さは3文程度で長いものではありませんが、ライティングの問題は全部で2問出題されます。
詳しく見ていきましょう!
英検3級の合格ライン
英検3級(1次試験)の合格点は49点/76点(64%)です。
それぞれの配点は:
- 筆記 30点
- ライティング 16点
- リスニング 30点
です。
1次試験は49点あれば合格する訳ですから、ライティングが0点でも、筆記・リスニングで良い点数が取れていれば合格します。
ちょっと安心できますね!
ライティングの問題数と採点基準
ライティングは全部で2問出題されます。
解答は4つの観点で採点され、観点ごとに0-4点の5段階で評価されます。
- 内容:課題で求められている内容(自分の考えとそれに沿った理由2つ)が含まれているか
- 構成:英文の構成や流れが分かりやすく論理的であるか
- 語彙:課題に相応しい語彙を正しく使えているか
- 文法:文法的に正しい英文が書けているかどうか
▷【公式】更に詳しい採点基準は、こちら
ライティングの得点は、16点満点です。
英検3級ライティング練習の3ステップ|添削はAIを活用!
英作文(ライティング)に必要な練習はどのようなことでしょうか。
ここでは3つのステップ
- 自分の意見を話す練習をする
- 英語で意見を書く練習をする(添削はAIを活用)
- スペルの練習は必要
に分けて紹介したいと思います。
※ ステップ1と2は同時進行でも構いません。
詳しく見ていきましょう!
1)音声化できないことは書けない▷自分の意見を話す練習は必須
4技能(聞く、話す、読む、書く)の中で、書くことは最も高度な技能の1つだと言えるでしょう。
識字率という言葉に代表されるように、人間にとって聞く・話す能力は(特に母語習得の場合)自然に身に付くものですが、読む・書くことは意識的に身に付ける必要がある能力です。
一方、言語習得は音声が中心にあるべきで、順序が逆になってはいけません。
英語で聞けない・話せないのに、読める・書けるという状態は、母語力を駆使して暗号解読をしているのと同じです。
書き言葉は音声言語の一部を記録するために後から文化的に開発されたもので、それ勉強しても音声言語そのものが習得できる訳じゃない。英語をマスターしたいなら、実際に音を徹底的に聴くしかない。いろんな場所、時間に聴けるテクノロジーがあるのに使わないのは、英語習得する気がないのと同じ
— 尾島司郎@早稲田大学教授 英語で戦う日本人の育成 (Shiro Ojima, Waseda U) (@Shiro_OJIMA) February 2, 2024
もしも、頭で考えて英語を理解してしまっている状態になっていたら、今から音声中心の英語学習に変えましょう。
これに関しては、早い方が良いです。
英検3級合格を目指している方へのおすすめは、学研教材のテキストを利用できるKimini英会話を活用することです。
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学研が出版している英検のテキスト「英検をひとつひとつ分かりやすく」を使った英会話レッスンが、定額6,380円(税込み)で毎日受けられます。
毎日レッスンを受ければ3カ月で英検3級合格コースが終了します。
2次試験の対策にもなりますので、口頭で英語を話す経験をこのタイミングで積み重ねて欲しいと思います。
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2)自分の意見をまとめて書く練習▷ChatGPTで添削!プロンプト付き!
英作文の添削にはAIを活用しましょう。
いくつか英文添削につかえるAIはありますが、ChatGPTが使いやすいのではないかと思います。
▷【公式】ChatGPTは、こちら
Chat GPTの使い方は以下の通りです:
- Chat GTPを開く
- 以下のプロンプトをコピーして貼り付ける
- お子さんの書いた作文を写真撮影して送る(直接、打ち込むことも可能)
この方法なら、先生いらずで英文添削ができます。
ChatGPTにコピペする▽
# あなたの役割:
あなたは「英検3級の英作文添削のプロフェッショナル」として振る舞います。英語を正しく直して、添削後に解説を行う流れを構築してください。小学生でも分かるようにやさしい日本語で解説します。
# 指示書:
1) **添削方法**:
– 文法のミスはどこを間違っているのか分かるように、間違えた部分、新しく訂正した部分の両方を表示します。その後、なぜ直さなければいけないかについても解説します。間違えた部分、修正した部分は太文字で表します。
– スペルミスも上と同様に修正します。
2) **より良い英作文へのアドバイス**:
– より良い改善点があれば解説します。良かった部分があれば伝えてもらえると、やる気が出ます。
– 親しみやすく楽しい雰囲気で解説してください。
\\こんな感じで英語を直してくれます//
※今回はChatGPTに英作文を直接打ち込みました
3)別途スペルを正しく書ける練習は必要
英単語のスペルミスに関しては減点対象になりますので、スペルはできるだけ正確に書けた方が良いです。
一方、スペルミスをしたからと言って、大きく点数がマイナスされることはありません。
質問に対して的確な回答ができていない方が、点数に大きく影響します。
どれだけ上手な英作文を書けていても、質問に答えていない場合には点数はもらえません。
従って、コツコツと練習をすることは大切ですが、当日のテストでスペルに自信がなくても書くようにしてください。
漢字を忘れるようなものなので、仕方がないですよね!
参考にしていただければ幸いです!