エッセイ

絵本好きな子の特徴から教わる|理想的な環境の作り方

本が好きな子供はどのように育つのでしょうか。

生まれ持った要因なのか、生活環境で興味が育つのか、気になるところですね。

現役英語講師
はむ先生

はじめまして。
英語講師の「はむ先生」と申します。

教歴は15年ほど。現在は子育てをしながら、大学で非常勤講師として働いています。

個別相談も行っています。どうぞお気軽にご利用下さい!

全ての要素において大まかに遺伝の影響が50%・環境の影響が50%と言われています。

人間は置かれる環境によって変わります

本好きかどうかが「遺伝で決まる」と断言してしまえば、教育的な介入は無駄だということになりますが、そのようなことはありません。

この記事では、

  • 絵本好きな子供の特徴
  • 絵本好きな子供が英語学習に強い理由
  • 理想的な「読書」環境の作り方

についてまとめていきたいと思います。

参考にしていただければ幸いです!

絵本好きな子の特徴は?言語習得の視点から

絵本が好きな子供は、

  1. 幼いときから読み聞かせをしてもらっている
  2. 図書館によく連れて行ってもらっている
  3. 親が本を読む習慣がある

など、本が身近にある環境で育っていることが多いと言われています。

やはり、子供は生活環境を自分で選べませんので、幼いときほど親の行動が子供に影響を与えると考えた方が良さそうです。

私自身は、幼い頃は本を読む習慣はありませんでした。

両親が本を読む姿もまず見ることはなかったように思います。

大人になるに従い、知りたいことの「答え」は本に書いてあることを教わり、娯楽のためというよりは問題解決のために本を読むようになりました。

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はむ先生

もっと早く本に出合っていればなぁと。自分の経験から、息子には早めに読み聞かせを始めました。

私は言語習得を専門分野としていて、人間がどのように言葉を身に付けるのかということを学んできました。

5歳になる息子を見ていて、本を読み聞かせるメリットは大きいと感じます

子供から英語に親しむことから得られる、主なメリットを見ていきたいと思います。

乳幼児期から言葉を身に付けるのが早い

絵本を読み聞かせることによって、言葉を身に付けるスピードが速まります。

子供は大人が英語を学ぶときのように勉強する必要はありませんが、言葉を身に付けるには場面に合った言葉をたくさん話しかけてもらう必要があるからです。

赤ちゃんを含める子供は言葉を「自然に」身に付けると言われていますが、周りの働きかけなく、言葉を勝手に話し出すということではありません。

聴覚に障害があると言葉を話し出さないとの同じで、誰からも話しかけられずに育てば、身体機能に問題がなくても言葉は身に付かないのです。

ですので、寝ている時間の長い赤ちゃんですが、起きている時間はなるべくたくさん話しかけることで言葉の習得が進みます

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はむ先生

でも、赤ちゃんって返事しないんですよね。

寝ているだけの赤ちゃんに話しかけ続けることって、結構大変です。

赤ちゃんにいくら話しかけても返事がある訳ではないからです。

おむつを替えるとき、お風呂に入るとき、お散歩をするとき、実況中継のように話しかけるしかありませんが、それにも限界があります。

そんな時に、絵本はとても便利に役立てることができます

そんなときに絵本であれば書いてあることを読めばよいだけですし、親もお話を楽しむことができるからです。

語彙が豊富で表現力がある

本を読み聞かせるほど、言葉を身に付けるのが早くなるだけではなく、子供の語彙や表現が豊かになります

その理由は、話し言葉というのは、非常に曖昧で漠然としたものだからです。

一度、自分が1分間話をした言葉を、文字に書き起こしてみると分かりますが、正しい文法で話しをしている人はまずいません。

一方、書き言葉である絵本の言葉は、文法も正しく、日常生活では使わないような語彙も充実しています

現役英語講師
はむ先生

良質な言葉を聞かせることができるのです。

自治体で行われる3か月検診内でも、無償で絵本が配布されるブックスタートという取り組みが進められています。

絵本の読み聞かせには、子供の言葉の発達にとても良い効果があると言えるでしょう。

文字を覚えるのが早く、読解力につなげやすい

絵本を読み聞かせていると、子供は文字を早く覚えます

本に書かれている文字に慣れ親しんでいるため、文字に興味を持ちやすい為です。

現役英語講師
はむ先生

あいうえお表に興味を持ちやすいと言えます。

文字の1つ1つを覚えたからと言って、急に文章をすらすらと読めるようになる訳ではありません。

文章を読むには

  1. あいうえお表で文字(単体)を覚える
  2. 多くの言葉(単語の文字)を塊として覚える

ことが必要です。

子供が文章を読めるようになる最初のステップは、一文字ずつ拾い読みをするのではなく、絵のように単語を文字の塊」として覚えることです。

多くの大人は、あいうえお表などを使ってひらがな単体を覚えれば文章が読めると考えますが、子供は言葉を塊として覚えていきます。

絵本を読み聞かせていると、挿絵と一緒にその文字も目にする回数も増えるため、自然にある程度の文章を読むことができるようになるのです。

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はむ先生

さらっと読めない言葉に出会ったときに、拾い読みをします。

親が5歳を過ぎた頃に言葉の面で苦労するのは、文字を覚えられる能力がないことではなく、子供が文字に興味を持ってくれないことです。

絵本の読み聞かせは、その点においてもメリットがあると言えそうです。

絵本好きな子の特徴?英語にも強い!その訳は?

母語・外国語に関わらず言葉を身に付けるには、耳で音声を聞く時間を一定時間確保することが大前提です。

何歳から英語を始めても、英語を聞くことなく言葉を身に付ける(特に話せるようになる)ことは不可能だということが分かっています。

しかし、ある程度英語が身に付いたあとには、読解力を高めること」が勉強や仕事で使える英語力まで高める鍵となります

つまり、絵本に慣れていること、本が好きなことは、英語力を高める強力なメリットだと言えるのです。

現役英語講師
はむ先生

本を読むことが好きだと、英語の読解もスムーズです!

絵本を読むことで文字を自然に覚える

先にお伝えしたように、日本語の文章の読み始めは、単語ごとの文字の塊を絵のように覚えていきます

「あ・き」とバラバラに読むのではなく、「あき」という塊で文字を認識しているのです。

英語も同じ順序をたどって文章を読めるようになります

「D.o.g」ではなく、「Dog」という塊で文字を覚えていきます。

もちろん、英語は日本語とは違い文字のままを読むことができないので、別途フォニックスと呼ばれる文字に対応している発音を学ぶ必要があります。

しかし、サイトワードと言われる重要単語は、一文字ずつ読むのではなく「パッと見て」読めるように、英語母語話者でも子供の頃に練習します。

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はむ先生

300~1000語ほど、丸覚えするようです。

英語絵本を読み聞かせたり、絵本を読むことが習慣になると、基本的なサイトワードには出会う回数が増えます

サイトワードの数が増えるほど文章を流暢に読めるようになるため、読書が更に楽しくなるという好循環が生まれるのです。

言葉の習得には読解が欠かせない

先にも述べましたが、言葉の習得には読解力が欠かせません

母語である日本語でも、年中・年長さんくらいになると少しずつ読むことを覚え、小学生で本格的に読み書きを習います。

母語の基礎力ができあがるのが5歳と言われていますが、完成するのは12~15歳です。

文字の読み書きが定着する8歳より前に海外赴任などで日本を離れると、あっという間に日本語を忘れてしまうということが起こります。

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はむ先生

抽象的な内容を学び始める4年生からぐんと日本語力が上がります。

文字の読み(書き)は「言葉の定着度合い」に重要な影響を与えることが分かっており、音声のみの話し言葉というのは非常に曖昧なものなのです。

英語も同じ言葉ですので同様のことが起こります。

子供の頃から英語に触れていれば、比較的、日常会話能力を身に付けることは簡単です。

外国語として高度な英語力を身に付けたいときには、継続すること、読解ができるようになることが欠かせないのです。

日本で子供の英語力を高めるには絵本が必須

日本では日常生活の中で英語を使う機会がまずありません。

このような生活環境で子供の英語力を高めていくには、多少の工夫が必要となります。

先に示したように、英語をたくさん聞くことに加え、本を読むことで、頭の中に英語をたくさん蓄えるのです。

大雑把にまとめると、

  • 小学校低学年(7歳頃)までは英語を話せるようになってから
  • 小学校高学年(8歳頃)からは英語を話す練習と同時進行で

英語を読む練習を取り入れることをおすすめします!

小学校高学年にもなれば、英語を歌って、ゲームをするだけでは、英語を身に付けることはできません。

人の生まれ持った能力に起因するのですが、やはり幼児期を過ぎてから身に付ける言葉は意識して学ぶものに変わります

英語での読解力の高め方は、基本的には日本語と同じです。

易しい読み物から始めて、徐々に難易度を上げていく必要があります。

現役英語講師
はむ先生

日本語であれば公文教室の国語教材がおすすめです。

おすすめの教材は、イギリスの8割の小学校で採用されている、Oxford Reading Treeです。

徐々にレベルが難しくなる構成で、自然に英語が読めるようになります。

英語学習教材としてCDが付いているパックが購入できるので、そちらがおすすめです。

読解力を付ける
▽おすすめ絵本▽

絵本好きな子を育てる生活環境を作ろう!

絵本が好きな子供の特徴として、次の3つの特徴がありました。

  1. 幼いときから読み聞かせをしてもらっている
  2. 図書館によく連れて行ってもらっている
  3. 親が本を読む習慣がある

これらを言い換えると、絵本が身近にあるということです。

私自身が絵本を子供のときから好きで読んでいた訳ではないので、息子への絵本に興味を持って欲しいという思いを叶えるべく、試行錯誤しています。

現在の息子は、

  • 絵本を読んでもらうことが好き
  • 自分で読むことは難しいけど嫌いじゃない
  • たまに自分から絵本を開く

という状態です。

息子は映像の方が好きですし、まだまだ本が大好きとは言えません。

しかし、毎日の生活の中実践できる「本を手に取ってもらえるコツ」があるように思うので、うまくいった方法をご紹介します!

絵本の読み聞かせを習慣にする

我が家の絵本の読み聞かせの習慣は、

  • 寝る前に息子の好きな絵本を3冊読む

というものです。

寝かしつけ前に絵本を読むことは、生後2か月から始めました。

赤ちゃんの頃は私が選んだものを、自分で選べるようになってから子供に選んでもらっています。

そのせいか、寝る前には絵本をどうしても読んでもらいたいらしく、その時間が取れないと半べそをかいています。

絵本を読むのが普通という習慣をどこかで作ってしまうと、好き嫌いに関係なく、本を読む時間を確保できると感じます。

現役英語講師
はむ先生

1日3冊読むだけで、1年で1095冊になりますよ!

本棚は絵本の背表紙が見えるものを

子供に興味を持って欲しいなら、生活空間に絵本を出しておくことおすすめします。

本棚を用意できるのなら「絵本の背表紙が見えるもの」が良いと思います。

幼稚園などの学校にも、このタイプの本棚がよく設置されていますね。

特に幼い子供の場合には、目の前に出ていないものは、存在しないことと同じになってしまいます。

現役英語講師
はむ先生

絵本が大好きでない限り、目に付かない絵本の存在は思い出しません。

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子供の興味に合わせて絵本を選ぶ

最後に「絵本の選び方」について書いていきたいと思います。

絵本には、

  1. 娯楽のため
  2. 情報収集のため
  3. 読む練習をするため

の3種類あります。

どのタイプの絵本を選ぶかは、子供の年齢によって異なります。

しかし、どの絵本でも「目的に合わせた絵本の使い方」を意識すると、子供が嫌がることなく受け入れやすいと感じます。

例えば、娯楽のための絵本は、子供の興味に合わせて内容を選び、親御さんが読み聞かせて分量も多くする。

読む練習のための絵本は、効果を優先して選び、1日の分量を少なくするなどの工夫ができます。

探求心の強い子供さんには、図鑑を1冊渡しておけば、自然に色々なことを学ぶでしょう。

現役英語講師
はむ先生

子供の学びは、楽しい・面白いと感じることが基本です!

絵本選びは「子供の興味」と「読書の目的」に合わせて意識的に選ぶことで、子供がより楽しいと感じ、絵本を好きになってくれるように感じます。

最後まで読んで頂きありがとうございました!