英会話の選び方

4歳の子供が英会話を嫌がる|どのような対応が正解?

記事内に広告を含む場合があります

子供が英会話を嫌がっている場合、保護者はどのような対応をすべきなのでしょうか

幼児期に子供の英語教室探しをしていると、全身全霊で「ここに居たくない」を表現している子供さんを見かけました。

現役英語講師
はむ先生

はじめまして。
英語講師の「はむ先生」と申します。

教歴は15年ほど。現在は子育てをしながら、大学で非常勤講師として働いています。

個別相談も行っています。どうぞお気軽にご利用下さい!

前提として1つ言えることは、子供のやる気を簡単にコントロールできたら誰も苦労しないと言うことです。

今回は4歳のお子さんに焦点をあて、

  • 子供が英会話を嫌がった時の対処法

を考えてみたいと思います。

この記事を通して、英語の身に付け方は1つではないことをお伝えできればと思います。

参考にしていただければ嬉しいです!

4歳ってどんな時期?英会話を嫌がるお子さんは多い!

英会話教室の見学に行くと、高頻度でレッスンを拒否している子供に出会います。

特に4歳のお子さんを含む幼児期に多いように思います。

  • 席について顔を伏せている
  • クラスのアクティビティーにも参加しない
  • 英語を発したのはほんの数回

こうなってしまったら、どうしたら良いものかと職業柄考えさせられます。

現役英語講師
はむ先生

男の子に多い印象があります。

4歳ってこんな時期!

こちら香川県健康福祉部子ども政策推進局が発行しているリーフレットが4歳児の発達の特徴をよく捉えていると思います。

ひとことで言うと、心と身体の成長が進み、子供が自分自身で色々なことができるようになる年齢だということができそうです。

現役英語講師
はむ先生

年少さんはまだ赤ちゃんのようなものですが、少し大きくなりますね。

子供の成長に伴い、4歳頃から少しずつ習い事を始めるご家庭も増えるときです。

我が家も3歳半からスイミング、4歳から英会話、4歳半から公文国語を始めました。

しかし、この習い事を始めるきっかけというのは、子供の意思というよりも親の方針であることの方が多いはずです。

嫌がる習い事はどうする?我が家の例

英会話教室を嫌がる子供は少なくないという例にもれず、息子も嫌がる習い事がありました

幼児期の習い事の代表格であるスイミングです。

もともとお風呂で顔に水がかかるだけでも嫌がっていたので、このままでは後が思いやられると思いプロに任せることにしました。

現役英語講師
はむ先生

甥っ子と同じスクールに入れたことだけが、スイミングに行く理由になっていました。

一方、そもそも水が嫌いということもあり、泣きはしないものの全然上手くなりません

「ぼくは勇気が出ないんだ」などと言って、いつまで経っても自分から潜ろうともせず、本人にやる気がないので仕方がないと言われればその通りなのですが、想像以上にうまくならず笑うしかありませんでした。

親としてどのような選択をするかが分かれ目なのだと思いますが、我が家の場合は1年半(年中の夏)でスイミングはやめました

スイミングを利用してできるようになったことは、シャワーを頭からかけてもうるさく言わなくなったことでしょうか。

この経験から私が言えることは、子供本人が嫌がっている習い事から大きな成果は期待できないということです。

ただ、継続していれば少しずつでも上手くなるという点で、悩ましいと感じます。

英会話教室も同じことが言える

先日、このような投稿を見かけました。

小中学生と書いてありますが、4歳のお子さんも2年後には小学生ですから参考になると思います。

現役英語講師
はむ先生

年長さんになると1年過ぎるのがあっという間で驚きますよ!

「しっかり目の英語教室」に通っている子供ほど英語が嫌いとは…何とも悲しい現実です。

投稿にも書かれているように、英語でゲームをしたり、歌を歌ったりするだけの楽しいだけの英会話レッスンでは英語力の伸びに限界があります

でも、英語が嫌いになるよりはマシだと考えるべきなのでしょうか。

4歳の子供が英会話を嫌がる場合の選択肢は3つ

4歳のお子さんが英会話を嫌がったときに可能な選択は

  1. 現状維持する
  2. 別の英会話スクールを探す
  3. 英語に触れる時間を自宅で作る

の3つがあります。

※ 英語力を身に付けることは日々の取り組みの積み重ねです。英語を完全に止めるという選択肢もありますが、今までかけた費用と労力が全て無駄となってしまうのでここには含みません。

泳ぎ方を習うにはプールが必要なので、スイミングの代わりに自宅で取り組むことはできません。

しかし、英語を身に付けることが目的の場合には、3番目の英会話教室を利用しない方法もあることは知っておくと良いと思います。

これは、親御さんの英語力に関係なく取り組めますので、検討の価値ありではないでしょうか。

現役英語講師
はむ先生

詳しく見ていきたいと思います!

1|同じ教室に通い様子を見る(現状維持)

子供の年齢が低い場合、ほとんどの子供は英語を積極的に学びたいと思って、英会話に通っていません。

  • 先生が好き
  • レッスン内の活動が楽しい
  • 友達と遊ぶのが楽しい

このような大人からしてみるとどうでもいいような理由で、英会話教室が好きになったり嫌いになったりするのだと思います。

子供から英会話を嫌がる理由を聞き、レッスンの様子を見守るのも1つの手でしょう。

面倒見の良い先生であれば、率直に相談することで対応してくれるはずです。

2|別の教室を探す(英語はやめず継続)

子供は客観的に自分の感情を分析できる能力をもっていません。

  • 英語教室の先生との相性が悪い
  • レッスン内の活動がつまらない
  • 友達と楽しく遊べない

このような理由で、自分は「英語が」嫌いなのだと勘違いをします。

子供の話から教室環境が合わないと判断したなら、早々に環境を変えることも1つの方法です。

現在、英会話教室にも多くの選択がありますので、子供自身が楽しいと感じながら取り組めることが効果を高める秘訣だと思います。

▷ おすすめは楽しいマンツーマン英会話、こちら

現役英語講師
はむ先生

大嫌いになる前に動きましょう!

3|自宅で英語力を高める取り組みをする(教室は一旦お休み)

近年のインターネット環境の充実によって表面化された英語の取り組みに「おうち英語」が挙げられます。

おうち英語とは、子供の英語習得を目的として親が主導しながら自宅で行う取り組みです。

英語ネイティブ話者ではない親御さんが、子供の将来を思って行う取り組み(環境づくり)と言い換えることもできるでしょう。

現役英語講師
はむ先生

主に親御さんがやることは、教材などを使って英語ネイティブの音声を耳にする環境を作ることです。

習い事というと教室に丸投げするイメージを持たれている方もいらっしゃると思います。

しかし、英語習得に関しては、週1回のレッスンだけでは(何年通っても)英語を話せるようにはなりません

私の知り合い(2名:男女1名ずつ)にも2歳から15歳まで英会話に通っていたケースがありますが、英語ができる様にならなかったと話していました。

状況はさまざまなので一概に言い切れませんが、英語習得には想像以上に長い時間がかかることは知っておきたい点です。

▷ 4歳のおうち英語の始め方は、こちら

4歳子供が英会話を嫌がる気持ちは受け止める

英語教室が嫌だと言われたら、理由はどうあれ、嫌な気持ちをもっているということは受け止めてあげる方が良いと思います。

それをどのように伝えるの良いか、

  • 大丈夫!できるよ!と励ます方が響くのか
  • 大丈夫?と寄り添ってあげた方が響くのか

お子さんの性格によって変わると思います。

餅は餅屋に聞けといいますが、個人的に、子供の扱いに関しては幼稚園の先生方が本当にプロだと感じています。

よい機会を見て、自分の子供がどういうタイプか(どういう言い方をしたら動きやすいか)を聞いてみると良いかもしれないですね。

現役英語講師
はむ先生

今思うと、息子が4歳の頃は結構手こずっていました。

英語は長期戦!子供にとって最善の学習環境を探す

英語を身に付けられる場所や方法は1つではありません

今の環境が合わなければ、別の環境を用意してあげれば良いと思います。

英語教室で同年代のお友達と一緒に学ぶことが向かないのであれば、オンライン英会話で先生とマンツーマンで学ぶという方法もあります。

現役英語講師
はむ先生

YouTube動画を見ることも、立派な英語の取り組みです。

英語を身に付けるには長い時間がかかります。

小学校3年生から始まる英語授業を高校3年生まで全て合わせると約1200時間になりますが、それでも必要学習量の半分くらいです。

長く続けるには自分の子供にとって負担の掛からない方法が一番です。

高い英語力を身に付けようと思えば、意識的に努力して勉強しなくてはいけない時期はありますが、4歳の今ではないことは確かでしょう。

子供は遊びの中で色々なことを身に付けていくことを意識して、英語も身に付けられる環境を用意してあげたいですね!

子供の将来は誰にも分からない

私は大学で英語を教えていますが、中学1年生の英語試験で再試となりました

この兆候は既に小学生のときに表れており、ローマ字で落ちこぼれ、ABCを書くテストもできなかったのです。

このような状態で英語を好きになれる訳もなく、中学校の時に英語塾(ECCジュニアだったかな?)に通っていましたが、先生には「お母さんに申し訳ない」と言われる始末でした。

しかし、人生とは何があるか分からないもので、今では英語を教えることを仕事としているのです。

現役英語講師
はむ先生

人生って分からない!面白い!

子供の将来は、親の決断によって全て決まるものではありません。

しかし、4歳のお子さんの「英会話が嫌だ」というメッセージはしっかり受け取り、最良と思われる対応してあげると良いのではないかと思います。

子供に心の準備ができていて、環境が変わることで出会う人が変われば、その後どれだけでも力を発揮することができます。

参考にしていただければ幸いです。

良い英語の先生、スクールに出会えますように!