数の概念は世界共通。馴染みのある数字を通して、英語という新しい言葉に触れてみましょう!
英語に抵抗があるお子さんにも、「分からない」と感じることなく始められるテーマとしておすすめです。
はじめまして!
英語講師の「はむ先生」と申します。教歴は15年ほど。
現在、大学の非常勤講師として働いています。
今回、数字をテーマに扱った英語の歌とアクティビティーを集めました。
子ども英語の最初の目標は、英語を聞いて分かるようになることです。
映像付きの歌を通してたくさん音声を聞くことで、英語を聞き取ることができる耳を育てていきましょう!
英語の数字の歌は易しいものから始めよう!
数字を扱った英語の歌にも色々あり、難易度もさまざまです。
家庭内の「おうち英語」に活用する場合も、学校などの授業で扱う場合も、まずは簡単なレベルから、徐々に難しいレベルに挙げていくことがコツです!
ぴったりの歌を探していきましょう!
英語で数字を使いこなすのは案外難しい
一見、分かりやすい数字ですが、英語のままに数字を理解できるようになるまでには時間がかかります。
まずはoneと聞いたら1だと英語を分かるようになることから始めましょう。
数字を順番であれば言えるお子さんも、逆から言ってみると案外言えないということもあるものです。
もう数字は完璧!という場合には、足し算を取り入れてみることも可能です。ちょっと複雑になってきますよね。
子どもがどこまで数字を体得しているか観察しながら、ぴったりのレベルを探してみましょう!
数字の歌は易しいものから難しいものまで
まずは数字を言えるようになることから始めたいお子さんにお勧めの2曲はこちら!
- 1から20
- 20から1
の数字をリズムに乗って覚えることができます。
数字以外の英語がほぼ入っていないので、「どういう意味だろう」と悩む必要がありません。
その後は、少し数字以外の表現が入った歌を活用すると良いでしょう。
たとえば、How many fingers?という曲の中では、「How many…?(いくつあるかな?)」という英語の質問表現にも触れられます。
- How many fingers on one hand?(片方の手には、ゆびが何本あるかな?)
- How many fingers on two hands?(両方の手で、ゆびは何本?)
- How many toes on one foot?(片方の足には、あしのゆびが何本ある?)
- How many toes on two feet?(両足では、あしのゆびは全部で何本?)
数字を使った応用表現に親しむことができますね!
更に発展させると、足し算と英語をかけ合わせることも可能です。
- One plus one equals two.(1たす1は2だよ)
- One plus two equals three.(1たす2は3だよ)
- One plus three equals four.(1たす3は4だよ)
小学校1年生のお子さんの中には、まだ足し算にあまり馴染みがない子もいるかもしれませんが、少し頭を使うアクティビティは、子どもたちの興味を引くきっかけになります。
英語の数字の歌に慣れたらアクティビティーも取り入れよう!
基本的な数字を覚えたら、ゲーム形式のアクティビティーをしてみても良いでしょう。
何度も使うことで慣れていきますので、子どものうちにたくさん音声を耳にしておくと良いですよ。
保護者の負担の少ないと感じる活動から始めてみましょう!
数字カードだけでも楽しめる!
英語で数字を学ぶ第一歩として、おうちで気軽にできる「数字カード遊び」をご紹介します。
用意するもの
- 数字カード(最初は1〜10までがおすすめ)
- 床やテーブルの上に広げられるスペース
遊び方(親子のロールプレー付き)
❶ カードを並べて準備
保護者:
「Let’s play a number game!」
(数字あそびをしよう!)
子どもと一緒に、カードを1から10まで順番に並べましょう。
❷ 数字を言いながらタッチ
保護者:
「Can you touch number three?」
(「3」のカードに触れるかな?)
子どもがカードを探してタッチ。正解なら、
保護者:
「Good job! That’s number three!」
❸ 逆に子どもから出題しても◎
子ども:
「Mommy, touch number seven!」
(ママ、「7」を触って!)
保護者が正しく触れると、嬉しそうにニコニコ!
アレンジ例:英語でヒントを出そう
保護者:
「It’s between two and four. What number is it?」
(2と4の間だよ。何の数字かな?)
子どもが「Three!」と自信たっぷりに答えられたら大成功!
【印刷可】Super Simple公式が提供している教材
その他、Super Simpleの公式HPでは数字に関する色々な教材が提供されています。
良さそうだと感じた一部をまとめてみましたので、ご活用ください。
どれも「子ども自身が数字を英語で数えてプリントを進める」というスタイルで、子どもだけでも進めることができます。
注意点は、自分で数字を英語で数えられるようになるまでは、くり返し英語の歌を聞かせるということです。
子どもは大人のように学ぼうとしなくても、自然に言葉を身に付けられる能力を持ちますが、それには「量」が必要です。
親御さんが日常的に英語に触れられる環境を整えることで、(結果として)何十回とくり返し歌を聞き覚えられます。
隙間時間などをうまく活用して、英語時間を作ってみて下さいね!