子供の英会話|週一回の効果は?大学講師が解説!

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子供の英会話スクールは、週1回のレッスンが基本となっています。

一般的なレッスン頻度ではありますが、週1回のレッスンだけで効果が期待できると考えて良いのでしょうか

大学英語講師はむ先生

はじめまして!
英語講師の「はむ先生」と申します。
教歴は15年ほど。現在、大学の非常勤講師として働いています。

週1回の英会話レッスンといっても、子供の置かれた環境はさまざまです。

少なくとも4パターン(グループ・マンツーマン・対面・オンライン)という選択肢が考えられます。

この記事では、

  • 週1回で効果がでる英会話スクールの活用法

について書いていきたいと思います。

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子供の英会話|週一回で効果はあるの?

幼い子供には自然に言葉を身に付ける能力が備わっているので、「子供は言葉を学ぶ天才だ」というような言い方をされることがあります。

冷静に考えたいのは子供がもつ言語習得能力は

  • 週1回60分という短時間でも発揮されるのかという点

です。

日本語を身に付けたように英語も自然に身に付けるには、どの程度の時間が必要なのでしょうか。

週1回の子供英会話の効果について、考えていきたいと思います。

大学英語講師はむ先生

子供英会話の効果、どのくらい期待していますか?

週1回の習い事で英語に触れられる時間

多くの習い事と同様に、子供の英会話も週1回のレッスンが一般的です。

週1回レッスンに通うだけでは、

  • 1年間で20~40時間程度しか英語に触れられない

ことは先に理解しておきたい点です。

通学タイプの英会話教室の場合、週1回グループレッスンで45分前後という環境が多いのではないでしょうか。

その場合、1年間で触れられる英語時間は36時間(3時間×12か月)です。

1レッスンが1時間と見積もっても年間48時間(4時間×12か月)にしかなりません。

現役英語講師はむ先生

週1回のレッスンの場合、1年で約40時間ですね!

近年、選択肢が増え、オンライン英会話を選ぶご家庭も増えてきています。

オンライン英会話のレッスンは1回25分前後と短めです。

この場合、1年間で英語に触れられる時間は約20時間(1.7時間×12か月)です。

時間数だけオンライン英会話の方が約半分の時間となり、否定的な判断をされがちです。

一方、先生とマンツーマンでたっぷり話ができるという点は大きなメリットになります。

グループレッスンの中で子供が英語をどの程度話しているのかは甚だ疑問です。

子供の英語発話時間だけで比べたら、25分のマンツーマンレッスンの方が多いかもしれません。

大学英語講師はむ先生

我が子にはマンツーマンのオンラインを選びました!

親が期待する程の効果はない

端的に言うと、週1回のレッスンだけでは「親が期待するような効果」は見られないと言うのが、正直なところです。

簡単な日常会話ができれば、というのは夢のまた夢です。

週1回60分のレッスンを10年間続けても、恐らく自由に日常会話ができるまでには至りません

10年英会話スクールに通っているのに、「何となく分かる」レベルにしか上達しないのです。

結論からお伝えすると、英語に触れている時間が足りていないことを表しています。

母語・外国語に関わらず言葉を身に付けるにはとにかく時間が必要です。

長く継続するだけではなく「一定量が必須」だということは心しておきたい点です。

現役英語講師はむ先生

週1(60分)の場合、10年通っても480時間にしかなりません。

ひとまず目安にしたい英語接触時間は2000時間です。

2000時間を超えると、自分の伝えたいことが自分の言葉で表現できるようになってきます。後に詳しく説明しますが、1日1時間英語に触れるとすると約5年半で達成できる時間です。

そこからが本格的なスタートと言えるでしょう!

▷ もっと詳しく知りたい方は、こちら

週一回の子供英会話で期待できる別の効果

個人的な意見にはなりますが、週1回のレッスンでは期待するような英語力に結びつかなくとも、(例えば)10年利用した英会話教室での経験に価値はあると考えています。

それは英語を身に付ける上で最も大切な、英語に対する肯定的な気持ちを高めてくれるという点です。

英語学習に対する意欲さえあれば、いつからでも本腰を入れて学べるものです。

大学英語講師はむ先生

気持ちがあれば結果は付いてきますね!

英語が好きになる

何においても10年継続できるというのは、素晴らしいことです。

継続できる力というのものは、本人の意思だけでなく、良い先生・お友達などの環境に恵まれた結果とも言えるでしょう。

結果論にはなりますが、10年間継続できるような居心地の良い環境を見つけられた場合、英語に対して肯定的な感情を持ちやすいと考えられます。

現役英語講師はむ先生

これは大切なことです。

英語は言葉です。

言葉を身に付けるにはそれに必要な環境に身を置く必要はありますが、秀でた特別な才能を必要としません

英語を好きになることは、最終的に、子供自ら英語に関わるような環境に身を置く選択をすることに繋がるものです。

そうすることで、日本のような英語を日常生活で必要としない環境に置かれていても、必然的に英語に触れる総時間数が増えます。

言語力は一生涯かけて高めていくものですので、子供の「好き」という気持ちは英語学習に欠かせない要素だと言えるのです。

英語を経験しているという自信

幼い頃から英会話を習っているという経験は、うまく作用することで子供の自信につながります

日本社会において英語力は評価される能力の1つです。

周りのお友達よりも英語を少し知っているという自信は、子供の自己効力感(ある状況下で自分ならうまく出来ると思う気持ち)を促してくれます。

現在、小学生から英語授業が実施されているため、成功体験を増やすことにも寄与してくれるでしょう。

大学英語講師はむ先生

子供の「できた」という体験は大きいですね!

子供の英会話|週一回で期待する効果を得るには

月謝1万円前後の子供英会話教室ですから、お金を出している親の立場としては成果「も」得たいと考えるのが普通です。

つまり、英語に触れる必要時間(目安は2000時間)をどのように達成するのかが課題となります。

英語力を身に付けるには、英会話教室に通うことに「加えて」どのような取り組みをすれば良いのでしょうか。

大学英語講師はむ先生

やれることは沢山あります!

レッスン外で英語に触れる時間を作る

自宅での取り組みは「子供の興味合わせる」ことがうまくいくコツです。

なぜなら、毎日30分は取り組みたいからです。

毎日30分を1年続ければ約180時間になり、10年続ければ1800時間程になります。

もし毎日1時間苦なく取り組めたら、5年で1800時間達成ですね!

▷ 年齢別・おすすめ教材は、こちら

現役英語講師はむ先生

短縮したければ1日の量を増やせばOK!

先に述べたように、英語が「自分の言葉」となるまでには2000時間は必要だと知られています。

決まったフレーズをリピートすることは気持ち次第で割と早く出来るようになると思いますが、自分の言葉として英語を使うまでには時間がかかるのです。

こちらのツイートにあるように、英会話レッスンだけで2000時間を達成することは現実的ではありません。

無理のない範囲でコツコツと、自宅での取り組み時間を積み上げていくことが大切だと言えます。

子供の年齢や状況に合わせて、取り組み内容をアップデートしていくことがうまくいくコツです。

オンライン英会話に切り替え頻度を増やす

子供が自発的に英語に触れる手段としてのおすすめは、オンライン英会話を利用することです。

オンラインに切り替えることのメリットは、

  • マンツーマン(密度・質の向上)
  • 単価が安いので週2~3回に増やせる
  • 自宅で取り組める無料教材が使える

という3点があげられます。

これらは全て子供の発話を促進する要素です。

▷ 【おすすめ】英会話リストは、こちら

現役英語講師はむ先生

同じ予算で叶うので、私はオンライン英会話を推しです!

自宅での継続的な取り組みは決して簡単なものではありません。

例えば、週3回レッスンがあれば、1日おきに先生と話をする機会を持つことができるので習慣化に役立ちます

レッスンのあとにそのまま英語アニメなどを30分楽しめば良いのです。

オンライン英会話は無料教材が豊富に用意されているので、それを利用して絵本を読んだり動画を見たりするのでも構いません。

大学英語講師はむ先生

年単位の習慣化には取り組みやすい環境が必要です。

パソコンを使い慣れていない親御さんにとっては、ハードルが高いように感じるかもしれません。

しかし、送り迎えの必要もなく、隙間時間に受けられるオンラインレッスンは非常に便利で手軽なのでおすすめです。

参考にしていただければ幸いです!

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