公文英語で話せるようになるのか?大学英語講師が回答

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「公文をやれば英語を話せるようになるの?」
「公文英語は効果がある?」
「いつまで続ければ成果が出るの?」

これらは、私がよく幼児・小学生のお子さんを持つ親御さんから受ける質問です。

大学英語講師はむ先生

はじめまして!
英語講師の「はむ先生」と申します。教歴は15年ほど。
現在、大学の非常勤講師として働いています。

公文英語は世界中で使われている教材ですが、「話せるようになる」という点では誤解が多いように感じます。

数年前に、私も公文英語を半年ほど体験してみましたが、その効果と限界について、しっかりと理解しておく必要があります。

この記事では、公文英語と会話力の関係について、具体的に見ていきたいと思います。

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公文で英語を学んでいれば話せるようになるのかという疑問が示すこと

英語学習には様々な要素が含まれています。

  • 文法の理解
  • 語彙力
  • 会話力

これらは実は全く異なる能力なのです。

この違いを理解することは、公文英語の役割を考える上で非常に重要です。

言語習得はややこしい

私たちはよく「英語ができる」という表現を使いますが、これは実はとても曖昧な言い方です。英語検定で1級を持っている人が海外で苦労したり、逆に文法は苦手でも海外で堂々と英語を話せる人がいたり。

こういった現象は、英語学習の複雑さを表しています。

文法を理解すること・語彙を知ること・話せることは別の能力

私は多くの大学生に英語を教えてきましたが、「なぜ文法はできるのに話せないのか」という問題がよく挙げられます。

実は、このギャップこそが公文英語を考える上で重要なポイントとなります。

英語には大きく分けて3つの能力が必要です:

  • テストや受験で求められる分析的な英語力
  • 実際のコミュニケーションで必要な会話力
  • 英語を聞いて内容を理解する力

大学の授業でよく見るケースですが、TOEICで900点を取る学生が簡単な道案内もできないことがあります。

逆に、海外ドラマをよく見る学生は文法が苦手でも、外国人と楽しく会話ができたりするのです。

大学英語講師はむ先生

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公文英語が無駄という訳ではない

公文英語は決して無駄な学習ではありません。

むしろ、英語の基礎を着実に身につけるための効果的な教材と言えます。

英語は車の運転と同じで、理論を知ることは必要不可欠です。

しかし、基礎力があるからといって、自動的に会話力が身につくわけではないのです。

公文英語だけでは会話力が身につきにくいことは、知っておいても損はないでしょう。

大学英語講師はむ先生

話すのにも語彙力・文法力は欠かせないので役には立ちます!

公文英語は話せるようになる教材ではない理由

私が今まで見てきた英語教育の現場で、多くの生徒や保護者が勘違いしやすいポイントがあります。

それは「英語の勉強=英語が話せるようになること」という考え方です。

実は、公文英語は「話せるようになる」ことを目的とした教材ではありません

では具体的に、なぜ公文英語だけでは会話力が身につきにくいのか、詳しく見ていきましょう。

文法と読解中心に言葉を学べる教材

よく英語学習で例えられるのが、楽器の練習です。

楽譜が読めることと、実際に演奏できることは別の能力なのです。

同じように、公文英語で学ぶ「英文法や読解」と「実際に英語を話すこと」には大きな違いがあります。

確かに公文英語には優れた特徴があります。

  • 段階的に学べる教材構成
  • 基礎からの積み上げ方式
  • 自分のペースで進められる

という3点が特に良いと思います。

しかし、その学習方法は主に「読む」「書く」に重点が置かれています

大学生の多くは、6年以上の英語学習を経て豊富な文法知識を持っています。

しかし実際の会話となると、基本的な質問にも答えられないことがあります。

これは、知識を持っているだけでは会話力には結びつかないことを示しています。

英語音声を聞いてリピートする意味

公文英語にも音声教材はありますが、これは主に発音の確認とリピート練習が中心です。

しかし、実際の会話に必要なのは:

  • 相手の意図を理解する力
  • 適切な表現をその場で選ぶ力
  • 素早く応答する力

これらの能力は、決められた文章を繰り返し練習するだけでは身につきません

赤ちゃんが言葉を覚えるように、英会話も「使う」ことで自然に身についていくものです。

公文英語は知識を蓄える場所、会話は知識を使う場所、と考えると良いでしょう。

このように、公文英語は英語の基礎力を養う優れた教材ですが、会話力を伸ばすためには別のアプローチが必要になります。

例えば英会話スクールやオンライン英会話など、実際に英語を使う機会を作ることが重要です。

英語を話せるようになるには公文英語ではなく別の選択

ここまで見てきたように、公文英語は文法力と読解力を養うのに適した教材です。

では、実際に英語を話せるようになるためには、どのような学習方法が効果的なのでしょうか。

幼児から小学生のお子さんが初めて英語を学ぶと言うことを前提に、おすすめの方法を書いていきたいと思います。

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話す力を伸ばすには、実際に英語を使う機会が必要不可欠です。

ただし、多くの子供が通っている週1回のグループレッスンには注意が必要です。

確かに子供は楽しく英語に触れることができますが、月4回程度の少ない機会では、なかなか英語力の向上は期待できません。

特に効果的なのが、1対1の英会話レッスンです。

その理由は以下の3つです:

  • 自分のペースで学べる
  • 間違いを気にせず話せる
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特にオンライン英会話は、通学の手間がなく、自宅で気軽に始められる点が魅力です。

また、費用面でも通常の英会話教室と比べて割安なため、週2-3回のレッスンも現実的な選択肢となります。

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  • 先生が英語教育をしっかり学んでいる
  • 子供が楽しく学べる教材

息子は4歳からノバキッドを利用していて、現在4年目(小1)になりますが、中学生までに扱う文法はざっくり頭に入っています。

英会話では文法・読解力は身に付かないというのは誤解で、質の高いカリキュラムに則ってレッスンを進めれば、自然に英語は身に付きます

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英語スタートの初期に大切なのは、

  • 英語接触量
  • カリキュラム(文法・読解をもうらした会話ベースのレッスン)
  • 先生との相性

です。

ノバキッドでは、予習ができるゲームや教材、復習ができる宿題も用意されています。

また、無料で使える英語教材(動画・絵本・ゲームなど)も豊富に用意されているので、公文で宿題を取り組むように毎日英語時間を作れば、確実に実力は付いていくでしょう。

公文英語と同じで、量があっての質なので、毎日取り組むことを前提に進めてくださいね!

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小学校高学年以降は、学研の人気教材を使って進めるKimini英会話がおすすめです。

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小学校高学年から英語をスタートする場合、既存の日本語を上手く使った教材で会話を中心にすすめられるレッスンを選ぶのが得策です。

そういう意味でも公文は悪くないのですが、会話という部分がすっぽり抜け落ちているのがデメリット。

Kimini英会話なら語彙・文法も補いながら、会話ベースのレッスンで英語を始めることが可能です。

コースは多く用意されていますが、小学生向けのコースが良いでしょう。

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