子供のオンライン英会話を始めてみたものの、レッスンに取り組ませること自体が難しい…と感じることがあるのではないでしょうか。
これは決して珍しいことではなく、特に幼児期の子供さんをお持ちの親御さんは一様に苦労されています。
大学英語講師はむ先生はじめまして！
英語講師の「はむ先生」と申します。
教歴は15年ほど。現在、大学の非常勤講師として働いています。
我が家の息子は4歳になる少し前から、オンライン英会話でレッスンを開始しました。
決して落ち着いたタイプではなかった息子を見守ることは親としてストレスでしかなく、やはり無理だったかとレッスンを辞めることを考えたくらいです。
▷ レッスンの様子は、こちら
しかし、半年も過ぎると、マンツーマンレッスンの効果を感じるだけでなく、親の私が妥協点を見出すことができました。
この記事では、
- オンライン英会話が難しい理由
- オンライン英会話スクールの選び方
- 親ができる対処法
について書いていきたいと思います。
参考にしていただければ幸いです！
子供オンライン英会話｜幼い子供には難しいがおすすめ
子供のオンライン英会話スクールはコロナ蔓延を機に非常に充実しました。
英会話スクール自体が増えただけでなく、各家庭にインターネット環境が整い、多くの子ども達がオンライン英会話をを活用できるようになったと言えるでしょう。
私は幼いお子さんにも、少し成長した小学生にもマンツーマンレッスンを基本としたオンライン英会話をおすすめしています。
外国語である英語で話をすることは年齢を問わず難しいことです。
外国人の先生と1対1となり、英語を話さざる得ない環境に置かれることで子供は英語を身に付けると考えています。
大学英語講師はむ先生オンライン英会話歴3年目ですがその費用対効果はすごいです！
オンライン英会話は難しい！と感じる親御さんは多い
自宅で受けるオンライン英会話のレッスンは難しいと考えられている親御さん少なくありません。
私も当時4歳の息子にオンライン英会話を始めた際、心からそう思いましたのでよく理解できます。
うちだけかなあ…
— PON＠ユルおうち英語 (@YurumamaPong) August 25, 2022
オンライン英語やりたいけど、
決められた時間に向けて機嫌とやる気を高め、しかるのちにPC前に座らせ、集中力を持続させ…と考えるだけで
「無理！😱」ってなる。
TEだけでも毎週気力使ってるもん💦
週◯回やってます！みたいな未就学児ちゃんたちは、どれほど聞き分けが良いの😭
現役英語講師はむ先生お気持ち、お察しします！！
とは言え、教室に通学タイプの英会話レッスンでも、子供は似たような態度です。
大学生でも真面目に授業を全員が受けられる訳ではありません。
教室内で行われていることなので、親に知る余地がないだけだと考えるのが正解です。
これ教室なら大丈夫とか思うでしょ？
— ひまわり先生🧮🤏 (@supercat0823) January 30, 2024
言っても聞かないなら放置されるからね😂
親のメンタルがすり減らないだけです！
こちらの投稿、内容はオンラインそろばんですが非常に的をついています。
子供にオンラインで学ばせることの難しさは重々承知ですが、それでもレッスン効果の高さと費用対効果の良さから、私はマンツーマンのオンライン英会話を勧めたいと思っています。
子供には難しいオンライン英会話、でも効果はすごい！
オンライン英会話の最大のメリットはマンツーマンなのに格安である点だと思っています。
通学タイプの英会話でマンツーマンレッスンを受けようと思うと1回60分のレッスンが平均1万円ですので、週1回の場合4万円ほどかかります。
オンライン英会話であれば、マンツーマンにもかかわらず1万円前後で週2-3回利用することができるのです。
大学英語講師はむ先生言葉は継続することが大切なのでコストは重要です。
英語を身に付けるには非常に時間がかかり、その時間は少なくとも2500時間と言われています。
※ 1日1時間を毎日継続して6.8年かかる計算です。
英会話は週1回のグループレッスンが一般的ですが、
- 個人が話す機会が少ない
- レッスン外での取り組みをしない
となると、2500時間を達成するのに52年程かかりますから、いつまで経っても英語が身に付かないことは当然なのです。
英会話レッスン理想の頻度は週3回、少なくとも週2回は欲しいと感じます。
オンライン英会話は最初ペースをつかむのに大変ですが、親も子も徐々に慣れていきます。
そして、通学タイプでは成しえないスピードで英語を身に付けられる可能性を持っています。
子供オンライン英会話が難しい｜その理由は？
子供オンライン英会話が難しいと感じる理由は
- 子供が精神的に幼い
- レッスンが子供の年齢に合っていない
- 先生に英語力＋α の実力が必要
という3点があげられます。
子供が幼いという点は年齢的な要素が強いため「成長を待つ」ことが解決策になることもあると思います。
一方、その他2点に関しては、親御さんが情報を整理し英会話スクールや先生を選択することでお子さんに合った環境を整えられる場合も多いです。
現役英語講師はむ先生詳しく見ていきましょう！
子供のレッスンは年齢の影響が大きい！
オンライン英会話はスクリーン越しのレッスンです。
オンライン英会話のレッスン時間は平均20-30分と、通常の教室に通うタイプに比べ短めですが、子供にとっては短い時間ではありません。
子供のオンライン英会話は3歳・4歳からレッスンを始められるスクールが多いです。
年齢的な成長と共にレッスンに取り組めるようになりますので、集中できなくて当然という気持ちで臨むのが良いと感じます。
大学英語講師はむ先生真面目に取り組ませようとすると、親も子も大変です。
息子の場合は、レッスンを始めた4歳の頃、全く落ち着きがありませんでした。
色々な4歳児がいますので、一概には言えませんが、人から何かを学ぶという年齢では無かったように思います。
▷ 息子のレッスン風景は、こちら
では、もう少しレッスン開始を後にした方が良かったかという疑問に関しては、親の私は大変だったけれどレッスンを受けていて良かったと考えています。
人からものを学ぶ態度ではなかったけれど、レッスン内容は身に付いていたと感じるからです。
- 親が付き添えるなら4歳頃から
- 子供だけでレッスンを受けて欲しいなら5-6歳頃から
がオンライン英会話の始め時だと思います。
はむ先生
息子は6歳でもよく気が散っていますが…仕方がないですね
ただ、息子のお友達を見ていても、女の子と男の子では指示の通り方に違いが見られますし、同じ4歳でもぐっと成長する時期があるように感じます。
子供の年齢が低いと親御さんの大変さは増しますが、子供が英語を話すことへの抵抗はその分低いことは確かです。
子供の年齢に合わせたレッスンの目的を明確にすると肩の力が良い具合に抜けるのでおすすめです。
子供オンライン英会話は講師の実力が必須！
幼い子供のオンライン英会話がうまくいく鍵は、担当してくれる先生の実力です。
具体的には、
- 英語を教える力がある
- 子供の扱いが上手い
- 子供と相性が良い
という3点はとても重要だと思います。
従って、スクール選びは、子供だけを対象にしているオンライン英会話スクールがおすすめです。
大学英語講師はむ先生子供が好きな、子供に教えたい先生が集まるからです！
英語を教えた経験が豊富な先生でも、大人と子供では必要な対応が全く違います。
How was your day?
What did you do today?
という英会話レッスンにありがちな問いかけを、英語を始めたばかりの幼児に投げかける先生はイマイチです。
大人ならば当然に答えられれる質問も、子供には難しい場合も多いのです。
子供はふざけたり、注意が他に向いていることも多いです。
親であればレッスンに戻るよう注意したくなるところを、
- とても上手に
- 面白おかしく
- 子供を楽しませながら
- 注意を引き
- 英語を練習する
ことができる先生が、子供に教えることがうまい先生だと思います。
子供の性格は個々に違いますので、相性の良い先生を自分で選ぶことができる英会話スクールを選びましょう。
現役英語講師はむ先生先生との出会いは偶然の要素が強いので、相性の良い先生に出会うまで探してみると良いですよ！
子供オンライン英会話が難しい｜対処法は？
幼児期のお子さんにオンライン英会話レッスンを「まじめに」受けてもらうことは難しいと思います。
理論的にも幼い子供は自然に言葉を身に付ける時期であり、意識的に勉強をして身に付ける訳ではないからです。
※ 従って、英会話スクール選びの前提として「お勉強をさせない」レッスンであることは大切です。
一方、親御さんが可能な範囲で対処することでレッスンの状況を好転させられるとも思います。
私が息子を相手する中で得た方法を皆さんとシェアしたいと思います。
大学英語講師はむ先生お役に立てれば嬉しいです！
対処1：レッスンを親がサポートする
私は、息子が英会話レッスンを受けるとき（画面には映らず・しゃべらず）ほぼ隣に座っていました。
おもちゃで遊び始めたら、おもちゃを横に置き、聞いていなかったら、画面に注意を向けるというような役割です。
最初は息子の言動から先生への申し訳なさも相まって、かなりストレスに感じていたのですが、途中からサポートが必要な時期なのだと諦めました。
現役英語講師はむ先生少なくとも4歳の1年間はそうでした。
お子さんが3歳・4歳のときには（あまり叱らず）レッスンに注意を戻すサポートをしてあげると、数年後には先生の話は聞くものだと理解できるようになると思います。
6歳になった息子は今でも終始レッスンに集中できている訳ではありませんが、英会話のレッスンは何のために受けているのか、なぜよそ事をしてはいけないのかということは理解しています。
※ 息子の場合、6歳のお誕生日を迎えた辺りからぐっと落ち着きました。
対処2：レッスンを受ける時の約束を決める
息子が英会話レッスンを始めたばかりの頃は、よく席を離れたり、おもちゃを取りに行ったりしていたので、英会話レッスンを受けるときの約束を決めました。
- レッスンのときは席を立たない
- 先生に聞かれたことは答える
- ふざけすぎない
など、その程度の約束です。
大学英語講師はむ先生今でも、何か取りに行きたがるときはありますが…。
先生との信頼関係ができると、息子はレッスン内容に関連する自分のおもちゃを見せたくなったり、部屋の様子を見せたくなったりしていました。
この相手に何かを見せたがる行動は、自分の身の回りのものと英語が重ねられた結果であり、とても良いことだと思います。
ただし、レッスン画面から勝手にいなくなることは良くありませんので「先生に断りを入れる」など子供が守れる約束事を決めることはおすすめです。
現役英語講師はむ先生wait please!など、簡単な英語フレーズを使う良い機会にもなります。
対処3：担当の先生を変える
息子は現在までに、3名の先生からレッスンを受けています。
- お試しレッスンを担当してくれた女性の先生（30代）
- 今も継続している男性の先生（50代）
- 途中で試してみた女性の先生（20代）
同じカリキュラムに基づき、同じ教材でレッスンをされているのですが、先生によって全くレッスンが変わります。
大学英語講師はむ先生現役の私が言うのも微妙ですが、先生の教え方はすっごく大事です！！
相性の良い先生との出会いは子供の英語力向上に直結します。
個人的に先生選びで気にしているところは、
- 子供と相性が良さそうか
- 先生が話し過ぎていないか
- 子供が話し出すのを待てるか
- 子供の発話を引き出す問いかけができるか
- 定期的に見てもらえるか
の5点です。
私は子供と先生との相性は一番大切だと思っていますが、英会話のレッスンですから子供が英語を話す時間を確保できるかも重要だと思っています。
たまに沈黙が耐えられず、無駄にしゃべりすぎる先生がいるので注意すると良いかなと思います。
現役英語講師はむ先生子供の成長を見守ってもらえるよう長く付き合える先生がおすすめです！
対処4：オンライン英会話スクールを変える
現状、オンライン英会話スクールの質はピンキリで、お子さんに合った英会話スクールを自分で選ぶ必要があります。
オンライン英会話のメリットの1つは入会金や教材費などが要らず、スクールを乗り換えやすい点だと思います。
お子さんに合わないと思えば、深く考えず色々試されるのが良いと思います。
大学英語講師はむ先生無料体験レッスンのみでも大体の雰囲気が分かります。
効果的な英会話レッスンの条件
- 総合的な英語力が身に付くカリキュラム
- 楽しく効果的な教材
- 英語の教え方を学んだ講師
- 教師が選べるシステム
- （日本語ができない）外国人講師
個人的な意見ですが、私が英会話スクール選びをする基準は5つです。
質の高いカリキュラムに基づいたレッスンでなければ安定した英語は身に付かないと考えていますので、毎回のレッスン内容を自分で選べるスクールは基本的にNGです。
カリキュラムの質が高いだけでは不十分で、レッスン教材は子供が楽しいと感じられるものでなければダメです。
ネイティブ・ノンネイティブに関わらず、英語を教えることに対して専門的な知識を持っていて、尚且つ子供に教える経験を持った講師が良いと思います。
あとは、講師を選べるシステムが採用されていることを重視しています。
▷ はむ先生のおすすめ英会話一覧は、こちら
現役英語講師はむ先生質の良いスクールを見つけたら、次に先生を見つけます！
参考にしていただければ幸いです！
