ノバキッド(novakid)のカリキュラムと教材は世界共通して使用されており、日本特有の資格試験である「英検」に特化したコースは用意されていません。
この記事では、通常の英会話レッスンを継続することで、英検を取得できるまでの実力を高めることはできるか考えていきたいと思います。
はじめまして!
英語講師の「はむ先生」と申します。教歴は15年ほど。
現在、大学の非常勤講師として働いています。
結論からお伝えすると、ノバキッドのレッスンは会話力の向上だけでなく、文法と読解力が自然に高まるようなカリキュラムとなっています。
現在、ノバキッド歴4年目、レベル4(Flyers)を進めている6歳の息子は、どの程度の実力が付いてきているのでしょうか。
この記事では、ノバキッドを継続している子の親であり、英語講師である私の立場から
- 英検取得を目指すことができるか
について書いていきたいと思います。
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ノバキッドは英検に特化していないが対応可能
ノバキッドのレッスンは英検に特化されている訳ではありませんが、最終的に英検2級に合格できるレベルのレッスン内容を提供しています。
従来の英語学習法では、英検合格を目指して単語帳を開いたり、問題集をコツコツと解いたりすることが主流でした。
ノバキッドではそのような机の上の学習ではなく、会話ベースのレッスンで先生とやり取りをする中で英語力を高めていくことができます。
英検合格に必要な語彙・文法・読解能力を、自分の意見を英語で伝えられる力を同時進行で高めることができると言えるでしょう。
詳しく見ていきましょう!
ノバキッドが基準としているCEFRとは?英検と比較すると?
ノバキッドの教材は世界中で利用されており、ベースとなるカリキュラムはCEFR(セファール)を基準に考えられています。
例えば、留学をするために英語力を測る指標としてTOEFLが一般的に利用されますが、「TOEFLが〇〇点だから、CEFRではB1レベル」というように使われます。
日本では英語資格試験というと英検やTOEICがよく知られていますが、国外では一般的ではありません。
CEFRでは「can-do descriptor」と呼ばれるが基準が用意されており、実際に何ができるかという視点でレベルを判断します。
具体的には、Aが基礎段階の言語使用者、Bが自立した言語使用者、Cが熟達した言語使用者とされ、更に各段階を2レベルに分けています。
A1からC2までの全6レベルです。
CEFRと英検とを比較した下の表を見ると、2つのことが分かります。
まず、英検は5級から試験が用意されてますが、CEFRの基礎段階の言語話者(A1とA2)に入っていないということ。
つまり、英検5級・4級のレベルでは初級言語話者としての実力まで至っていないと判断されることが分かります。
次に、CEFRのA1は英検3級を、CEFRのA2は英検準2級を「余裕で」合格できるレベルであることが分かります。
ここから、英検準2級合格者まではCEFRにおける初級言語使用者に分類されることが分かります。
ノバキッドでは生徒の英語レベルと年齢に合わせ、6つのクラスが用意されています。
- Pre-K (level 0)
- Juniors(level 1)
- Starters(level 2)
- Movers(Level 3)
- Flyers(Level 4)
- Time2talk(Level 5)
- Virtual Explorer(Level 6)
ほとんどのクラスは、CEFRのA1からA2レベルへの到達を目指すカリキュラムが構成されています。
例えば、レベル3を終了するとCEFR A1に該当する試験(例えば、英検3級)を、レベル4を終了するとCEFR A2に該当する試験(英検準2級)を受けることができるレベルに設定されているそうです。
ノバキッドの最終クラスであるVirtual Explorer(レベル6)は、更に高いレベルであるCEFRのA2からB1に合わせてカリキュラムが作られているので、英検2級を楽に合格できるレベルと言えるでしょう。
つまり、ノバキッドのレッスンで英検2級(少なくとも準2級)までは対応されています。
英検独特の語彙や問題の出し方はあると思いますので、事前に少しの準備はしたいですね。
ノバキッドでは会話+文法+読解を学べる
CEFRを基準に考えられたノバキッドのカリキュラムは非常に優れています。
我が家は息子が4歳からノバキッドにお世話になっていますが、レッスン開始当初、日本国内ではみたことがないようなレッスンの進め方に驚きました。
日本の学校では最初にBe動詞、次に一般動詞、、、などと大体の流れが決まっていますが、ノバキッドのカリキュラムは日本の英語教育の常識を覆すような構成になっています。
世界的にはそれがスタンダードなのかもしれません。
お陰で息子は4歳から完了形を使って会話ができます。
ノバキッドは英会話スクールなので、英語で話をすることがレッスンの軸となっています。
一方、外国語として英語を学ぶ子供たちが間違えやすい文法事項は、ゲーム形式で楽しく英文法の規則が学べるようになっています。
レッスンは全て英語ですので、文法用語で難しいことを説明されることはありません。
また、英語が読めない4歳児も自然に文字が読めるような教材となっており、(レベル0から開始しても)レベル1が終わる頃には簡単な文章が読めるようになっています。
つまり、外国人の先生との英会話スクールですが、ノバキッドは文法・読解力も高められるカリキュラムになっているのです。
英検にこだわる理由はない
親御さん世代の学校教育では、中学生のうちに英検5級から取得していくことを推奨されたのではないでしょうか。
しかし、個人的な意見ではありますが、英検5級・4級程度の英語力の時点で英検に特化する必要はないと考えます。
既にお伝えしたように、CEFRのAレベル(基礎段階の言語使用者)は英検3級レベルからが該当しています。
つまり、それ以前の英語力は基礎段階に達しておらず、英語で何かができるレベルにないということを示しています。
特に幼児期または小学校低学年から英語を始めるなら、ノバキッドのような「自然に文法力や読解力が高まるようカリキュラムされた」会話が中心のレッスンを受けられることをお勧めしたいと思います。
ノバキッドのレッスンを受けていれば、気が付いたら、英検4-5級レベルの問題は解けるようになっています。
ちなみに、小学1年の息子に英検4級の過去問を解かせてみたところ、
- 筆記:33/35
- リスニング:29/30
という正答率でした。
英検4級の合格点は、65問中41問正解(62%)していれば受かります。
何も対策をせず解かせた結果なので、ノバキッドでも英検対策は十分にできると言えるのではないかと思います。
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ノバキッド以外で英検に特化したオンライン英会話なら
お子さんの英語開始年齢や英語力によっては、英検に特化したスクールを利用した方が良い場合もあると考えます。
個人的には、
- 小学校高学年から英語を始める場合
- 小学生のうちに英検準1級(または1級)の合格を目指したい
場合には、英検を基軸に考えたカリキュラムでレッスンを提供しているスクールを利用すると良いと思います。
英検準1級からは問題が特殊なので対策が合った方が良いです。
英検に基軸を合わせた英会話塾
英検に基軸にお子さんの英語力向上を目指すなら、文法や読解のみでなく「英語を話す力」も同時に伸ばしてくれる英会話+塾のようなスクールをおすすめします。
文法問題の解き方や文章の読み方の攻略を教えてくれる(いわゆる塾)だけでは、親御さん世代の読めるけれど話せない英語教育を繰り返すことになります。
スクール選びは重要です!
場所を問わないオンライン英会話塾でおすすめなのが、ESL club(イーエスエルクラブ)です。
ESL clubを運営しているのは、株式会社明光ネットワークジャパンです。
以前、拝読したインタビュー記事には、明光義塾などの一斉授業ではできない個々の子供に合わせた教育を行っていると書かれていました。
個人的には難点はコストかなと思いますが、専属の先生が数名付き、週2回×45分の授業に加え、個別のカリキュラムを組み宿題まで用意してもらえるという点で魅力的です。
結局、英語を身に付けるには圧倒的な学習量(幼児の場合は英語に触れて遊ぶ時間)がものを言いますから、日々の取り組みは欠かせません。
道に迷わず子供の英語教育を任せられるスクールをお探しの方にはぴったりだと感じます。
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英検を目指す以上に魅力のあるノバキッドのレッスン
英会話のレッスンを受けることで自然に英語力が高まり、英検対策もなく英検に受かるレベルに到達しているとしたら理想的ではないでしょうか。
個人的には、それを叶えてくれるのがノバキッドの「英会話レッスン」だと感じています。
英語で話す力をつけることはもちろんですが、正しい英文法を身に付けながら読解力も高められるという嬉しい特典が付いてくるのです。
世界各国にいる英語教育のプロとの英会話レッスンをぜひ試してみて下さいね!
「機が熟せば」ノバキッドで英検2級までは受かる
ノバキッドのレッスンが英検2級までを包括していることは述べてきました。
しかし、英語力が十分に高まっていても、私は英検取得を目指すには時期早々の場合もあると考えています。
その良い例が、マイペースなわが息子6歳です。
英検を基軸に子供の英語教育を進めようかとお考えの親御さんには、ぜひ今一度考えてみて頂きたいと思います。
我が家を例に挙げると、6歳の息子はノバキッド歴4年目、レベル4(Flyers)を進めています。
ノバキッドのレベル3は終了時にCEFR A1に該当する試験に合格するレベルとされておりCEFR A1は英検3級に該当する難易度です。
では、6歳の息子が英検3級を受かるのかというと、恐らく不合格になるでしょう。
その理由は、息子がまだ精神的・認知的に幼過ぎるからです。
どういうことか説明しますね!
4歳からノバキッドを始めた息子は、気が付いたら英語を理解できており話せて、読める状態になっています。
いわゆる自然習得に近く、意識的に勉強をして身に付けたという感覚がないのです。
言語力は高まっていますが、本人が頑張っている自覚もありません。
ノバキッドレッスンは、正しい文法に基づき(単語ではなく)文章で話せるように発話を促す工夫がされています。
ですので、自然に英文法の知識も身に付いています。
例えば、どんなときに三人称単数のSが必要で、どんな時に単複を使い分けるのか、比較級・最上級の作り方も何となく分かっています。
つまり、英検3級相応レベルの英語力は身に付いているのです。
私が息子を見ていて、まだ英検取得は難しいと感じるのは言葉以外の部分です。
英検3級を合格するには、おおよそ2時間の試験時間に耐えられる力と集中力が必要です。
問題の意図を理解する認知能力も問われます。
そもそも試験の目的と意義を理解する力も欠かせず、精神的に幼い息子には時期早々だと思うのです。
英検は良い指標となりますが、個人的には、言語能力・認知能力の全てを含め、機が熟したときに英検に向かえばよいのではないかと考えています。
ノバキッドは実力は高めたいけれど英検はまだ早いというお子さん(幼児期から小学校低学年頃)のお子さんにぴったりではないでしょうか。
▷【継続4年目】息子の成長記録は、こちら
年齢に合わせた目標設定がおすすめ
資格試験は(精神・認知的な)子供の成長に合わせた目標設定が大切だと考えています。
この点は個人差が大きいので、親の先走りは禁物です。
また、知っておきたいことの1つは、実社会で英語力があることを証明できる英検のレベルは準1級からだと言うことです。
それ以下は「勉強途中です」ということを証明しているようなものです。
英検は分かりやすい指標となり自己理解には役立ちますが、それ以上に意味のあるものではなりません。
つまり、そんなに頑張って英検を目指さなくても、子供の英語力さえ上がっていれば良いということです。
大学生になると(英検から)TOEICへと求められる基準が変わることも知っておきたいですね!
子供の人生を長期的に捉えた場合、英語を身に付けるスピードを周りと競う必要はありません。
幼児で英語を身に付けていたらすごいと思われるかもしれませんが、知識も思考も年齢相応なので大したことは話せません。
英検も同様に、資格試験を取得できることは喜ばしいことですが、更に上へと無理して目指す必要はないということです。
年齢相応の知性と思考力を身に付け、相応の英語力が伴ったとき、必要な資格は必然的に取得できると感じます。
参考にしていただければ幸いです!
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