「おうち英語は何歳から始めるのがいいの?」「おすすめの年齢は?」と疑問に思う保護者は少なくありません。
開始年齢によって「習慣化のしやすさ」に違いはありますが、英語を身につけるという目標においては、何歳から始めても遅すぎることはありません。そして何より、毎日の取り組みを続けられるよう保護者が支えられるかどうか、そのための仕組み作りこそが大切です。
この記事では、年齢ごとの特徴と取り組みやすい方法を解説します。
乳児期はやっぱり始めやすい
自宅での生活が中心となる0歳から2歳頃に始めると、保護者がリズムを作りやすく「英語の取り組みを習慣化しやすい」というメリットがあります。
日本語の歌や絵本と同じように、英語の歌や絵本も「生活の一部」として取り入れます。保護者が「毎日やるもの」として軌道に乗せられれば、子どもは抵抗を見せることなく自然に英語力を伸ばしていくでしょう。
▷【0歳スタート】我が家の記録、こちら
幼児期は子どもと話し合いながら
3歳から5歳頃の幼児期に始めると、聞き慣れない英語を嫌がる子どもも一定数います。しかし、嫌がったからといってすぐにやめる必要はありません。使える教材も方法も多様にありますから、子どもと相談しながら妥協点を探していくことが大切です。
私の息子もそうでしたが、0歳から英語を始めていたとしても、幼児期になれば「あれは嫌だ」「これは嫌だ」と、多少の抵抗を見せるものです。
この時期の子どもは、英語の歌やアニメを通じて自然に言葉を身につけられる力を持っています。また、成長が著しいため、年齢ごとに取り組めることが変わるのも魅力です。「好き」「楽しい」という気持ちを大切にしながら、最適な方法を探る時期だといえるでしょう。
小学生でも大丈夫
「小学校に入ってからでは遅いのでは?」と心配される方もいますが、そんなことはありません。入学前後は学習習慣が身につく時期なので、「勉強のひとつ」として英語を取り入れやすい環境にあります。
おうち英語の取り組み内容は、乳幼児期と大きく変わりません。1日30分の映像視聴やオンラインレッスンを習慣化すれば、十分に効果が期待できます。この年齢から始める場合は、学習の一部としてルールを決めるとスムーズに進みます。英語アニメを見ることも勉強として位置づければ、楽しく続けられるでしょう。
英語の環境を整えることが大切
おうち英語は、子どもの年齢に関わらず「英語を耳にしやすい環境を整えること」が大切です。毎日の生活に自然と英語を取り入れられる仕組みがあれば、0歳でも7歳でも12歳でも続けることができます。
例えば、テレビやタブレットで英語動画を観る習慣や、寝る前の英語絵本の読み聞かせなど。小さな習慣を積み重ねることが、長く続けるカギとなります。
▷【年齢別】おうち英語の始め方、こちら
まとめ:始める時期より「続けられるかどうか」
おうち英語は何歳からでも始められます。大切なのは、保護者が継続を後押しできるかどうかです。何も言わなくても毎日の習慣にできる子どもは、むしろ少数派でしょう。
英語の歌を聞かせる、動画を観せること自体は簡単ですが、それを毎日続けるのは誰にとっても難しいものです。だからこそ「無理なく続けられる仕組み」を作ることが、結果的に最も近道になります。