我が家にはおうち英語歴6年目の息子がおり、英会話レッスンを4歳でスタートしました。
英会話を始めて3年目になりますが、順調に英語を話せるようになっている(動画あり)と感じています。
※ 記事執筆時点では3年目でしたが、現在は5年目になりました。
大学英語講師はむ先生はじめまして!
英語講師の「はむ先生」と申します。教歴は15年ほど。
現在、大学の非常勤講師として働いています。
結論から、英語を身に付けられた訳をお伝えすると、
- 約2年間、毎日英語を聞かせたこと
- 「文章で話すこと」を後押しする英会話を選んだこと
の2点にあると考えています。
この記事では、
息子が英語を話せるようになるまでに取り組んだこと
を振り返りながら、おうち英語のコツについて書いていきます。
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何もせず英語を話せるようになった子供はまずいない

現在の日本に住んでいる限り、仕事で英語を使う必要性のない子供にとって、日常生活で英語が必要とされる場面はまずありません。
日本は多言語文化ではないため生活の中で英語が使われておらず、英語は意識しなければ接することのない言葉です。
お子さんが英語を身に付けられるかは、英語環境を整えられるかどうかにかかっていると言えるでしょう。
大学英語講師はむ先生まずは、私が子供英語を始めた背景から書いていきます。
私自身は英語を話せる子供ではなかった

私は大学で英語を教えることを仕事としているため、ある程度英語は身に付いている方だと思います。
両親が教育熱心で、、、と言いたいところですが、そのようなことはなく、中学1年生から英語の勉強を始めました。
つまり、私は英語が話せる子供ではなかったのです。
何が言いたいのかというと、親御さんが英語ができなくとも、多少遅いスタートだろうとも英語は身に付くということです。
何歳からでも身に付くけれど、早いスタートの方が時間的に余裕がある(子どもに努力が求められない)ので楽だと言えると私は考えています。
現役英語講師はむ先生小学校で初めて知ったローマ字でさえ理解できず、テストが0点だったことは今でも忘れられない思い出です。
英語を話せる子供の育て方が分からない

我が家には英語が大嫌いな旦那がおり、息子には幼い年齢から英語に触れさせることにしました。
今振り返るとこの決断が、いわゆる「おうち英語」生活を始めることになったきっかけになりました。
私は学生の頃から、人がどのように外国語を身に付けていくのかについて調査している、第二言語習得(SLA)という分野で研究を進めてきました。
例えば、SLAの分野では、
- 英語はどんな順番で身に付くの?
- 英語が得意な人ってどんな人?
- 英語はどんな学び方をすると効果的?
などの質問に答えられるようなことを学ぶことができました。
ただ、生まれたばかりの子供を前にしたときに、このどの言語も持たない子がどうやって言葉を話すようになるのかよく分からないと正直思いました。
更に、日本語と英語を同時に話せるようにさせることはとても難しい目標だと感じました。
現役英語講師はむ先生子育ては親としての責任もありますし、難しいですよね。
逆に4歳から英語を始める場合は、日本語の基礎力ができあがりつつある年齢なので、極端なことをしない限り日本語習得に大きな影響を与えることはないと言えると思います。
※ 母語の基礎力の完成は5歳だと言われています。
我が子のおうち英語は手探り状態のスタートでしたが、6歳まで育ててみて振り返ると、やはり理論で示されている方向性は正しいものだと実感しました。
やはり何でもやってみないと分からないですね。
息子が英語を話せる子供になったことは偶然であり必然
我が家の
\\おうち英語の方針//
- 日本語の習得が最優先
- 日本語習得に影響が出たら英語はやめる(or 調整する)
- 日本語9割、英語1割程度で進めていく
0歳の息子を前にして、私が決めたおうち英語の方針は上のようなものでした。
端的にいうと、日本語を優先して英語を生活の一部にいれることです。

先に結論をお伝えすると、6歳の息子は日本語は年齢相応に、英語は日本語を追うレベルで2言語を身に付けることができました。
大学英語講師はむ先生英語は日本語に比べ、書く能力が劣ります。
この成果は最初から見込んでいたものというよりは、おうち英語を進めながら、その時々の最適解を探して進めた結果だと考えています。
幼い子供の英語は学校の授業を通して学ぶのではなく、親が主導権を握り各家庭に合った方法で進めていくものです。
これが正解と言えるものはありませんが、我が家の例も参考にしていただければと思います。
英語を話せるようになった子供を育てた環境とは?

子供の成長と共に進める「おうち英語」は、手探りで、そのときの子供に合った方法を選択していく側面が少なからずあると感じます。
全ての子供に効果的な方法があれば良いのですが、残念ながら魔法のようなものはないでしょう。
しかし、息子の英語力の変化を隣で見ていて、
- 英語を口にするようになったきっかけ
のようなものを目の当たりにする場面が多くあったように思うので、3つの理由としてまとめます。
現役英語講師はむ先生英語を話すようになるまでの壁のようなものが、どのように取り払われたかを参考にしていただければと思います。
理由1|1対1で英語を話す環境を用意した

息子が英語を話すようになった大きな理由の1つは、英語を話さなければいけない環境を用意したことです。
それが、我が家が利用したオンライン英会話でした。
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レッスン料をまとめた記事を読む >>
レッスン頻度は平均すると週2回ですが、子供のコンディションに合わせて週1回から3回と臨機応変に対応しました。
息子は日本語を使う普通の幼稚園に入学したので、きっとこのままでは英語を話さないだろうという気がしたのを覚えています。
小学校も普通の地元にある公立小学校です。
息子は英会話レッスンを始めて、
- 世界には様々な国があること
- 日本語が通じない人がいること
- 英語という言葉があること
を知りました。
4歳という幼い子供ではありますが、英会話の先生との出会いは大きいものでした。
大学英語講師はむ先生子供が話したいと思える相手に先生がなってくれたことは、子供が英語を話すきっかけとしてとても影響がありました。
理由2|英語のアニメにハマった

子供の英語力をぐっと高めたものは、英語圏の幼児が見る英語アニメを見始めたことです。
息子がちょうど4歳になった頃から、毎日のようにPeppa Pig(ペッパピッグ)を見るようになりました。
現役英語講師はむ先生コロナ蔓延で幼稚園が休園になり、どこにも行けず仕方なくという状況でした。結果的に、英語力向上にはとても効果的でした。
我が家はテレビをほとんど見ない家庭なので(意図的にそうしたのですが)、日本のアニメを見る代わりに、英語アニメを見ている状態になっています。
息子が英語アニメを見るようになってからの英語力の伸びは、凄まじいものがありました。
子供は自分が好きなもの・興味のあるものはどんどん覚えるのと、本当に感心させられました。
理由3|英会話レッスンの利用前に英語を聞かせていた

英会話スクールを利用する「前に」英語を聞かせていたことも、英語を話せるようになった大きな理由の1つだと思います。
初期の英会話レッスンの中で出てくる単語のほとんどは、息子が既に知っているものでした。
英会話レッスンの場で、息子は既に知っている単語を使って話すことを求められていたのです。
想像すると分かると思うのですが、全く知らない単語を使って英語で話すというのは大人でも難しいと思います。
知っている単語を使って話してみるという方が、確実に簡単です!
※ 日本語もたくさん話しかけて多くの言葉を聞いた後に話し始めますね。それと同じです。
大学英語講師はむ先生これは幼い頃から英語に触れてきたメリットかもしれません。
4歳から英語を始める場合は?
我が家は0歳からゆるくスタートしたので、英会話の前に2年間英語を聞かせる時間がありました。もし4歳から英語を始めるなら、2年間英語を聞かせて6歳から英会話よりも、日々英語を聞かせながら英会話も進める同時進行が良いように思います。
子供が英語を話せるようになった!を実現させるために

子供に英語を話せるようになって欲しい親御さんは、以下の方法を検討してみて下さい。
\\おすすめしたい英語学習環境//
- 子供が大好きな何かを英語に結びつける
- 英語に毎日触れる時間を作る
- 英語を使う場所を定期的に用意する
お子さんの年齢が幼い場合には、まずは英語にたくさん触れる時間を作ること(映像などから意味が想像できるネイティブの音声を聞かせること)が大切です。
4歳以降になっている場合は、同時進行をお勧めします。
英会話レッスンを始めながらも、レッスン外でも英語を聞かせる時間をたっぷり確保することで発話が促されます。
いずれの場合にも、英語を耳にする時間を1日1時間程度は作り、4歳以降であれば同時に話す場を用意することが理想です。
現役英語講師はむ先生具体的に書いていきます!
英語に触れる時間・使う場所を用意する

「英語を話す」行動の直接的なきっかけになるのは、英語を使うことを求められる場所を用意することだと思います。
これには英会話スクールを利用するのが手っ取り早い方法です。
しかし、週1-2回の英会話レッスンだけでは英語が身に付かないことは、皆が納得するところでしょう。
大学英語講師はむ先生日本人が英語を身に付けるのに必要な学習時間は2500-4000時間と言われています。毎日1日1時間を5年半続けると約2000時間です!
年齢に関わらず言葉である英語を身に付けるには、大量の英語(ネイティブの音声)を聞く必要があります。
それを可能にするのは、
- もうやめなさいというまで止めない
- 放っておいたらずっと見ている・聞いている
そのくらい子供が好きになれる「何か」を英語と結び付けられることだと思います。
特に意識的にお勉強ができない幼児さんの英語教育には、親御さんが「何か」を見つけられるかが子供の行動を大きく左右します。
現役英語講師はむ先生毎日子供のことを見ている親御さんにしかできないことですね!
子供が小学生にもなれば自然に言葉が身に付く能力が低下してくると同時に、意識的なお勉強も徐々にできるようになります。
その年齢に差し掛かったら、毎日意識して1時間英語の時間を作るとよいでしょう。
英語の勉強は単語帳を開いて覚えることではなく、英語アニメをYouTubeで見ることも学習に含まれるわけですから、楽しく取り組める時間になるはずです。
参考にしていただければ嬉しく思います!

