キャタルはバランスよく4技能習得を目指すことができる個別指導学習塾です。
決して安くはない料金設定ですが、その価値はどこにあるのでしょうか。
はじめまして!
英語講師の「はむ先生」と申します。教歴は15年ほど。
現在、大学の非常勤講師として働いています。
この記事では、キャタルの料金を中心に、
- 他社との比較
- キャタルの向き不向き
- その他、英語を学ぶ選択肢
について書いていきたいと思います。
参考にしていただければ幸いです!
キャタルの料金はこれ!
キャタルは週1回のレッスンで、1レッスン1.5時間から3時間となっています。
教室に入ると自分専用のipad端末が用意されており、各々のレベルや目標に合わせて組まれたされたカリキュラムに沿って、個別に取り組んでいくというスタイルです。
休憩時間には楽しく学年を越えたクラスメートと交流をしながら、各々が英語力を高めるために学びを進めていきます。
授業は週1回が基本となっているため、レッスン外では1日5分くらいの宿題に取り組むよう設計されています。
少量でも日々の取り組みは大切です!
キャタルの授業料一覧
キャタルのレッスン料金は教室によって大きく異なります。
授業料金(週1回)は18,144円から52,800円までと幅があることが特徴です。
関東圏にある校舎:月謝33,000~52,800円
福岡校舎(薬院大通校・西新校):月謝18,144円または24,714円
校舎によって授業料に差があり、システムも若干異なるようなので、希望校に直接問い合わせることをお勧めします。
▷ キャタル公式HPは、こちら
関東圏は何でも高いですね!
その他、システム管理費が4,400円、入会金が27,500円かかります。
細かな差はありますが、
- 関東圏の校舎は5万円前後
- 福岡校舎は3万円前後
のお月謝を考えておけば良さそうです。
キャタルの料金を他とを比較する
キャタルのような、子供自らが学びを進め、それを日・英バイリンガル学生がサポートしていくという学びの空間を提供している塾は他に見たことがありません。
あえて言えば、私が大学生のときに学内に英語学習をサポートしてくれる、そのような場所がありました。
先生は当時の大学院生でしたね。院生が学部生の面倒を見るイメージです。
一般的に英語を学ぶとなると、英会話・塾・インターなどの学校があるかと思いますが、それのどれとも違うスクールだと感じます。
料金単体を見ると(場合によっては)5万円近くかかりますから決して安くはありませんが、英語以外での細かなサポートが受けられる点にメリットがあると感じます。
英語も日本語も堪能な優秀なお兄さん・お姉さんと身近に触れ合う機会があるということは、「こんな風になりたい」というような将来の自己像を抱きやすいと言えます。
英語学習は長期的な取り組みですので、学習意欲を高めるという点において理想的です。
子供と年齢が近い方が良いのです!
キャタルと似た価格帯と教育サービスで、オンラインで受けられる英会話塾にESL Clubがあります。
英検に特化したカリキュラムという点で違いがありますが、個別にカリキュラムが組まれ、子供の英語教育をまるっと任せられる点で共通しています。
週2回×45分のレッスンと日々の課題(宿題)がありますので、しっかり取り組めば、成果が期待できます。
キャタルの同様、関東圏(渋谷)に校舎がありますが、地方にお住まいの方はこちらのオンラインレッスンを検討される価値があると思います。
▷ ESL Clubの公式HPは、こちら
英語力を伸ばすという点だけ見れば、質の高いオンライン英会話はコスパよくおすすめです。
私が一押しのオンライン英会話はNovakid(ノバキッド)です。
ノバキッドでは英語教授法を専門に学んだ採用されており、質よく楽しい教材を使ったレッスンが特徴です。
低年齢のお子さん、またはお勉強形式でのレッスンが苦手なお子さんに特におすすめです。
ネイティブ講師の個別レッスンが週3回(月12回)2万円前後で受けられます。
▷ ノバキッドの料金は、こちら
▷ 息子の英語成長記録(動画あり)は、こちら
キャタルの料金は妥当か?
キャタルの料金を出す価値があるかどうかは、お子さんの性格や年齢、現在の英語力によって変わると考えています。
注意しておきたいのが、キャタルが対象としている生徒が小学3年生からであり、自律的な学習者を前提としている点です。
コーチングは子供の気持ちに寄り添いながら導くわけですが、走るのは子供自身です。
本人のやる気が伴ってコーチングが活きますから、本人の意欲が鍵となることは間違いないでしょう。
今は苦手というのはどうでも良いのです。上手くなりたいと思っていることが大切です。
キャタルに向く子供
キャタルでは個々のレベルと目標に合わせてカリキュラムを組み、各々が取り組んでいく個別指導のスタイルです。
学習意欲が高く、自律的に取り組むことができるお子さんは、キャタルの学習スタイルに向いているでしょう。
現地点での英語力のレベルは関係ありません。
英語初心者でも本人の意欲さえあれば能力は驚くほど高まるものです。
自律的な学習者になって欲しいと願う場合も良いと思います!
なるべく遠回りすることなく最短距離でゴールまで導く地図の役割をしているのが、学習カリキュラムです。
キャタルではそれを個別に提供しています。
与えられたものを惰性でこなすのではなく、自らの意思で取り組んでいけるお子さん強いと感じます。
英語は初めてでも「学びの楽しさ」を知っているお子さんもキャタルに向いていると感じます。
キャタルに向かない子供
子供は最初から自律性をもって生まれてくる訳ではありません。
自らを律して行動をコントロールできるよう促されることによって、自律的な行動を取ることができる様になるものです。
親が全ての決定権を持っていたり、手取足取り教え導いていたりしては、自律的にはなりにくいでしょう。
子供自身が自分で考え学ぶ環境が必要です。
そういう意味で、キャタルに向かないお子さんはいないと思いますが、入塾して今までとの環境の違いに戸惑うお子さんいるかもしれません。
それも良い学びですね!
子供は環境に大きく影響を受けます。
日常から自ら考え行動することを意識させなければ、考える方法を知らないままに育ちます。
ただし、子供の発達には個人差がありますので、お子さんによっては機が熟すのを待つ必要がある場合もあると思います。
キャタルの料金は安くない|資金に余裕がない場合
月に約5万円の資金を英語教育に使うことができないご家庭もあると思います。
キャタルを利用せずに英語力を高めることももちろん可能です。
外に頼まないということは、自分で動くということです。
親も楽しみながら、子供と一緒に取り組んでいくことは悪いことばかりではないですよ!
簡単にやり方を書いていきます。
親主導で自宅で取り組むこともできる
日常会話レベル(イメージとしては中学校の英語レベル)までは、自宅での取り組みで身に付けることが可能です。
アカデミックなレベル(例えば、高校や大学レベルの読み書き・ディスカッション)まで到達したときには専門家に頼るのが良いと思います。
自宅で英語学習に取り組む場合、英語の取り組みを始める年齢によって「成果の見え方」が異なることは覚えておくと良いと思います。
幼児期の場合は英語に触れる生活の中で自然に覚え、学童期以降はお勉強を通して身に付けていきます。
乳幼児期から始めると、母語と同じように無意識で英語を身に付けていきますから、成果が見えるまでに時間がかかります。
英語絵本の読み聞かせ(ネイティブの音声付き)や英語アニメなどを見ながら、自然に英語を覚えていくことができる年齢です。
こちらの投稿が参考になるかと思いますが、英語インプットのみではなく、英語を話す機会(アウトプット)はどこかで作る必要があります。
→子供が映像からのインプットで英語知識を獲得したのが事実でも、その後に親以外の人とアウトプットの経験を積んだ事によりアウトプット力が磨かれていった、と考えられます。このようなケースは、映像からの英語インプット「だけ」で高度な英語アウトプット力が身につく直接的な証拠ではありません。
— 尾島司郎@早稲田大学教授 英語で戦う日本人の育成 (Shiro Ojima, Waseda U) (@Shiro_OJIMA) September 23, 2023
英語接触は2000時間近くになり、英語を話す環境が与えられると、子供が自然に英語を文章で話す姿が見られるようになります。
▷ 4・5・6歳で始めるおうち英語は、こちら
2000時間は1日1時間で約5年半かかります。
学童期以降に英語を始める場合、母語の基礎力ができあがっている状態からのスタートとなります。
母語の基礎力ができあがる年齢は5歳です。
従って、日本語で思考力が養われているため、意識的に学ぶことができるため成果が早く見られます。
しかし、日本語を介して英語を学ぶことはデメリットもあります。
曖昧さに耐えられない年齢に差し掛かりますが、基本的にはオールイングリッシュで学ぶことを基本とする必要があります。
▷ 7・8・9歳で始めるおうち英語は、こちら
▷ 10・11・12歳で始めるおうち英語は、こちら
短期でキャタルにサポートをお願いすることも可能
キャタルは夏期講習・冬期講習のみの受講も可能です。
短期間での英語力UPは期待できませんが
- 環境から刺激を受ける
- 学習方法を知る
- 目指す方向性を確認できる
というメリットがあると思います。
「一般的に、中学から大学まで授業や宿題で英語を勉強すると、1200~1300時間ぐらいに達すると言われています。それをはるかに超える数千から1万~2万時間の英語接触を幼少期に与えるのは容易ではありません。それを達成できれば、子どもが高度な英語力を獲得する可能性はあります。」(2/3)
— 藤原 康弘 | Fujiwara Yasuhiro (@yasuhiro008) September 11, 2023
こちらの投稿が参考になるかと思いますが、言語習得はどんなに優秀でも時間を要します。
まずは2000時間くらいで文章での発話が見られ、ある程度の英語レベルを目指そうと思うと5000時間程度は英語に触れていく必要があります。
成果が得られるまでに長い時間がかかるので、途中でやめてしまうというのが日本人が英語ができないと言われる理由の1つです。
何をしたら良いのか、、、と方向性を見失ってしまうことも原因でしょう。
プロの力を借りて目標とそこに到達するための方法を確認しながら、日々の努力は自力で続けていくことが低予算で英語を身に付けるコツではないかと思います。
▷ キャタル公式HPは、こちら
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