「小学生の英語学習、何から始めればよいのだろう」そう感じている保護者の方は多いのではないでしょうか。
中学生に向けて何らかの対策をした方がよいと分かっていても、何から始めればよいのか迷うこともあるでしょう。
英語学習は継続が大切なので、子どもにとって負担にならない方法を選ぶことが大切です。
大学英語講師はむ先生英語講師の「はむ先生(村上里実)」です。教歴は15年、大学で非常勤講師を務め、第二言語習得を専門としています。
無料で使える小学生向け教材の中でも、取り組みやすさという点でおすすめできるのが「ちびむすドリル英語」です。
イラストと一緒に単語を覚えられるようになっており、はじめて英語に触れる小学生にも向いています。
ちびむすドリルには、カタカナのルビが振られていません。
単語は「音」から身につけていくことが自然な言語習得の流れのため、この点でも安心して取り入れられる教材といえるでしょう。
この記事では、
- ちびむすドリル英語の特徴
- 小学生におすすめできる理由
- 効果的な使い方
- 活用する際の注意点
について、英語講師の視点から分かりやすく解説します。
無料プリント教材「ちびむすドリル英語」小学生に使いやすい

家庭学習では、「気軽に始められること」が継続につながります。
ちびむすドリル英語は無料でダウンロードできるため、思い立ったときにすぐ取り組めるのが魅力です。
無料でここまで体系的に単語を学べる教材は多くありません。
家庭学習でも進めやすい構成になっています。
基本のアルファベット(必要なお子さんのみ)
英単語の前にアルファベットを練習したい場合にも、ちびむすドリルは活用できます。
なぞり書きから始められるため、まだ文字を書くことに慣れていないお子さんでも安心です。

ちびむすドリル英語 アルファベット練習プリント(幼児~小学生用)を見てみる >>
ただし、アルファベットの練習は必ずしも全てのお子さんに必要というわけではありません。
小学校3年生以上のお子さんであれば、学校でローマ字を習っているため、すでに書けることも多いでしょう。
単語を書く際に困っている様子があれば、必要な部分だけ取り入れるという使い方がおすすめです。
小学校で習う単語700語
ちびむすドリル英語では、小学校の教科書に出てくる英単語700語が①ポスターと②練習プリントとしてまとめられています。
視覚的に覚えやすく、家庭の壁に貼っておくのもおすすめです。
ただし、全く知らない単語を貼るよりも、一度取り組んだものを復習として目の付くところに置いておく方が効果的でしょう。
繰り返し目にする環境を整えることが、語彙の定着につながります。

ちびむすドリル英語 英単語ポスター700語 を見てみる >>

【英単語 練習プリント】小学校で習う英単語700語 を見てみる >>
語彙は、英語力を支える重要な要素です。
知っている単語が増えるほど、「分かる」「伝わる」という経験が増えていきます。
無理に量をこなす必要はありません。1日1枚程度でも、継続することで確かな土台が育っていきます。
小学生に「ちびむすドリル英語」を効果的に使う方法

小学生が英語を身につけていくためには、教材をそろえるだけでなく「どのように使うか」がとても重要です。
ちびむすドリル英語はシンプルで取り組みやすい教材ですが、使い方を少し工夫するだけで学習効果は大きく変わります。
ここでは、小学生が無理なく続けながら力を伸ばしていくための、効果的な活用方法をご紹介します。
現役英語講師はむ先生わが家もこの方法で取り組んでいます。
ポスターと音声を使って音で覚える
言語は本来、「音」から身につくものです。
小学生だけでなく、中学生以降も、できるだけ耳から英語に触れる機会を作ることが、英語を身につける近道になります。
ただし、ちびむすドリルには音声が付いていません。
そこで、YouTubeチャンネル「はむ先生のおうち英語」では、ポスターに音声を付け、自宅でも練習できる動画を用意しました。
おすすめの使い方はとてもシンプルです。
- 動画を流しながら一緒に発音する
- 単語が出てきたら声に出す
- 1回で完璧を求めず、回数をくり返す
大切なのは、「英語を口に出すことへの抵抗感」をなくすことです。
発音が多少違っていても問題ありません。ことばは、間違えながら身につけていくものだからです。
まずは英語の音に親しむ経験を積み重ねていきましょう。
練習プリントと使って文字で覚える

音に慣れてきたら、次は文字と結びつけます。
動画で聞いた単語をプリントで書くことで、
音 → 意味 → 文字
という流れが自然に作られます。
ここで注意したいのは、「書くこと」を負担にしないことです。
- 疲れている日はやらない
- 間違いを細かく指摘しすぎない
- 短時間で終える
特に小学生の学習は、「できた」という感覚が次の意欲につながります。
YouTubeチャンネル「はむ先生のおうち英語」にある動画の後半では、小学生の息子が実際に単語を書いています。
3回書いただけで覚えられるものではありませんが、英語のスペルは漢字の練習と同じように、繰り返し取り組む中で少しずつ定着していきます。
英語を嫌いにならないことを何より大切にしながら、コツコツ続けていきましょう。
無料プリント教材「ちびむすドリル英語」小学生に使うメリット・デメリット

ちびむすドリル英語は、小学生が英語学習を始めるうえで取り組みやすい教材です。
ただし、どの教材にも得意なこととそうでないことがあります。
教材の特徴を正しく理解し、できることとできないことの両方を踏まえて活用することが、学習効果を高めるポイントになります。
ここでは、ちびむすドリル英語の強みとあわせて、家庭学習で補いたい点についても見ていきましょう。
単語学習のメリットは誰にでも取り組みやすいこと

ちびむすドリルに限らず、単語学習の良さは、始めるハードルが低いことです。
特別な準備も必要なく、今日からでも取り組めます。
また、単語を知っていると授業の理解もしやすくなり、子どもの安心感にもつながります。
- 「ここまで覚えた」
- 「毎日10個覚えよう」
- 「週末には復習しよう」
といったように、学習の見通しを立てやすい点も魅力といえるでしょう。
「分かる」が増えるほど、学びは前向きなものになっていきます。
足りない部分を補おう!単語に加えてやりたい2つのこと
一方で、単語だけでは「使える英語」にはなりません。
ぜひ意識したいのが、次の2つです。
① 英語を聞く習慣を作ること
動画や音声教材を活用し、英語を耳にできる環境を整えましょう。できれば、単語だけでなく文章で英語を聞くことが理想です。コミュニケーションの中で使われている音声を、意味を捉えながら聞く経験が大切になります。動画を活用すると取り組みやすいでしょう。YouTubeやアプリなど無料で使える教材も多くあります。
② 英語を使う経験を持つこと
オンライン英会話や英語教室などを利用し、知っている単語や表現を実際に使いながら、「伝わった」という成功体験を重ねていくことが大切です。小学生には、ボーダーリンク英会話のように、学校英語との接続を意識したレッスンを受けられるサービスを検討してみるのもよいでしょう。目安としては、週2〜3回程度のマンツーマンがおすすめです。
英語は、聞くだけでも話すだけでも身につきません。
両方をバランスよく取り入れることが大切です。
単語学習を土台にしながら、少しずつアウトプットの機会を増やしていきましょう。
まとめ|ちびむすドリル英語は小学生の家庭学習のよいスタートになる

ちびむすドリル英語は、
- 無料で始められる
- 小学生でも取り組みやすい
- 基礎固めに向いている
という点で、家庭学習の入り口として非常に優れた教材です。
ただし、英語力は単語だけで伸びるものではありません。
英語は教科ではなく、言語です。
音に触れ、声に出し、実際に使う
そうした経験を組み合わせることで、子どもの英語は着実に育っていきます。
「何から始めればいいか分からない」
そんなときこそ、まずは気軽に取り組める教材から始めてみてはいかがでしょうか。
小さな積み重ねが、やがて大きな力になっていきます。
