「おうち英語って、具体的にどうやって始めればいいの?」
「進め方が分からない」
「英語が苦手な私でもできるかな…」
このような声をよく聞きますが、実はおうち英語の進め方にコツがあります。
ポイントは、教えることではなく、自然に英語が身につく環境を作ることです。
はじめまして!
英語講師の「はむ先生」と申します。教歴は15年ほど。
現在、大学の非常勤講師として働いています。
特に大切なのは、それぞれの家庭に合った無理のない方法を見つけること。
まずは、基本的な考え方から見ていきましょう!
この記事では、私の大学講師としての知見と、一児の母としての実践経験をもとに、
おうち英語2000時間を達成するための具体的な進め方
をお伝えしていきます。
おうち英語の進め方には前提がある:言葉は自然に身に付くもの
私たちは日本語をどのように身につけたのでしょうか。
誰かに文法を「教えてもらった」訳ではなく、毎日の生活の中で自然と言葉を吸収してきました。
- 赤ちゃんのときにはたっぷり話しかけもらった
- 絵本の読み聞かせをしてもらった
- 学校での出来事をたくさん話した
- アニメを楽しく見ていた
- 友達とたくさん遊んだ
日常にあふれている全てのことから、言葉は習得されていきます。
また、学校生活の中では学習言語と言われるより高度な日本語を身に付けてきました。
英語も同じ原理で考える必要があります。
特に子供の場合、「教える」よりも「自然に言葉に触れさせる」という発想の方が効果的です。
このような英語に触れられる生活環境づくりをSNS上では「おうち英語」と呼んでいます。
週1回英会話スクールに通わせても英語は身に付かない
「英会話スクールに通わせているのに、全く話せるようにならない」というお悩みをよく耳にします。
これには明確な理由があります:言語習得に必要な接触時間が圧倒的に足りていないのです。
週1回1時間の英会話教室を想定して、具体的な数字を見てみましょう。
- 1か月:4時間
- 1年(52週):52時間
- 10年:520時間
10年続けても520時間です。一見多く思えるかもしれませんが、このくらいの時間では言葉は身に付きません。
しかも、1週間に1度では、レッスン内容の多くは次のレッスンまでに忘れてしまうでしょう。
週1回の英会話レッスンだけで英語を身に付けようとするのは「現実的ではない」と考えて良いと思います。
言葉を身に付けるには「量が」どうしても必要:目指せ2000時間
日本語を母語とする人が英語を身に付けようとするとき、必要な学習時間は2500時間から4000時間だと言われています。
目指す英語レベルによっては1万時間くらい必要となるかもしれませんが、まずは達成可能な時間で考えた方が良いでしょう。
英語の基礎力を身に付けるまでに必要な時間は、約2000時間と言われています。
子供の英語習得でも2000時間が1つの目標とされています。
1日30分の英語時間を作ることができた場合には約10年、1日1時間の場合には約5年で達成できる時間です。
この多量な時間数を作り出せる唯一の方法が「おうち英語」です。
▷【動画あり】2000時間達成までの変化、こちら
重要なのは「質の良い」英語との接触時間であることです。
具体的には:
- 視覚情報とセットになった英語
- 文脈から意味が推測できる英語
- 実生活と結びついた英語
例えば、実生活で考えると:
“Time to eat! Let’s sit at the table.”
(ごはんの時間だよ!テーブルに座ろうね。)
※食卓に座る動作と結びつけて。
“Do you want some water? Here you go!”
(お水いる?はい、どうぞ!)
※コップを渡す動作とセットで。
“Wow, you ate it all! Great job!”
(わぁ、全部食べたね!すごい!)
※空になったお皿を見せながら。
などが例に挙げられます。
「状況と言葉」が結びついた英語という点がポイントです。
従って、映像などの意味を理解するためのヒントがない英語音声のみをかけ流しておけばよいということではありません。
英語ネイティブの音声が理想なので、英語ネイティブの音声が使われているDVD学習教材からスタートすることが適していると言えるでしょう。
学校の英語授業は合計何時間ぐらい?
小学校3年生から高校3年生までの英語授業時間を合計すると、約1000時間程度です。
内訳はざっくりこのくらい:
- 小学校:105時間(3・4年生で35時間+5・6年生で70時間)
- 中学校:420時間(140時間×3年間)
- 高校:420時間(140時間×3年間)
合計すると945時間となり、2000時間という目標値には大きく足りないことが分かります。
日本の英語教育には色々な問題があると言われています。効果がないという声も。しかし、そもそも成果が期待できる学習量に達していないことが分かります。
現在、英語の授業時間数は国語と同等です。これ以上英語の授業数は増やせませんね。
英語を身に付けようと思ったら「家庭内で取り組むしかない」と言うことが分かります。
やり過ぎ注意|年齢が低い程、外国語習得と母語習得との境目はあいまい
ここで重要な注意点があります。
幼い子供の場合、母語(日本語)の習得も同時進行で行われているということです。
そのため:
- 日本語の発達も同時に見ていく必要がある
- 両言語のバランスを考慮する必要がある
- 生活の中心となる言語を意識的に高める
ことが重要です。
英語学習に熱心なあまり、日本語の発達がおろそかになってしまうケースもあります。
母語だから自然に身に付くと考えがちですが、言葉は環境から刺激を受けることで身に付くものです。
英語ばかり聞かせていては日本語は身に付きません。
将来の生活を見据えて、適切な言語バランスを設計することが重要です。
特に0歳、1歳、2歳の3年間は母語を大切に育てましょう。
我が家の場合▷ 日本語と英語は9:1を意識して
私のおうち英語は日本語の発達を優先して考えています。
ですので、日本語が年齢相応に身に付いていることを常に確認しながら、英語時間を作っていました。
私は常に日本語9割、英語1割を意識していました。
例えば、日本語の絵本を3冊読み聞かせるなら、英語は1冊にするなどです。
細かな計算をしていたわけではありませんが、バランスを意識していたのは事実です。
▷【我が家の例】具体的な取り組みは、こちら
英語のインプットを増やしたいと思った場合には、日本語も同時に増やしました。
総量を上げるイメージで考えています。
子供の隣にいるだけでは日本語のインプットにはなりませんので、意識して話しかけたり、絵本を読んだりするなど工夫をしました。
それが正解か不正解かは分かりませんが、日本語はしっかりと年齢相応に身に付いています。
おうち英語の進め方のコツ:教えることなく英語を身に付けてもらう
この章では、子供が自然に英語を身につけられる環境作りのコツをお伝えします。
「英語を教えなくては」と思っているかもしれません。
でも、実は逆なのです。
子育ての中で、私たちは日本語を子供に「教えた」わけではなく、毎日の生活の中で自然と言葉を吸収してきたはず。
英語も同じように考えてみましょう。
特に大切なのは、子供の自然な言語習得能力を活かすこと。これは、英語が苦手な親御さんでも十分にできることです!
子供のもつ自然言語習得能力を最大限に活かす
「子供は言葉の習得が早い」とよく言われますが、正確には「子供は言葉を自然に身につけられる」という特徴があります。
これは、大人が意識的に学習するのとは全く異なるメカニズムです。
現在小学1年の息子は0歳から英語に触れてきて、年齢相応の日常会話ができます。
特別なことをしたわけではなく、英語のある環境を作り続けただけです。
▷【我が家の取り組み】0-5歳のまとめ記事は、こちら
我が家の場合は、英語で話しかけて育てることもしていません。
つまり、おうちの生活環境次第で親御さんの英語力に関係なく身に付くということです。
この「意識せずに身につく」という能力こそ、子供ならではの強みです。
大人のように文法を理解してから話すのではなく、まずは自然に理解し、話せるようになっていくのです。
大人からすると羨ましい能力ですね。
言葉は耳から覚えることを基本としている
言葉を身に付ける上でもっとも大切なのは「耳からのインプット」です。
これは母語の習得過程を考えれば分かりやすいでしょう。
私たちは日本語を、まず耳から覚えていきました。
そういう意味で、幼少期に見るアニメは英語学習教材としてぴったりだと言えます。
視覚情報は映像で得られ、言葉の意味付けができるからです。
具体的には:
- 視覚情報と音声が結びつく
- 文脈から意味が理解しやすい
- 子供が自然と興味を持つ
小さい頃から2言語、3言語の環境で育ったという大人は、英語アニメを見ていたと話される方が多いです。
子供にとって無理のない方法の1つだからだろうと考えています。
その他、日常生活の中で英語に触れる機会を作るには:
- 車での移動中に英語の歌を流す
- 食事中のBGMを英語に
- 英語の絵本を読んでみる
このように、生活の様々な場面で英語を取り入れていきます。
英語で話していることが理解できるようになったら、英会話スクールの出番です。
レッスンの場を活用して、実際に英語でコミュニケーションをとっていきます。
このように母語を身に付けるような環境を用意することで、自然な形での英語習得が促されます。
【やってみよう】英語に取り組めるときはいつ?書き出そう!
早速ですが、1日の流れを振り返り、どこなら英語時間を作ることができそうか書き出してみましょう。
ポイントはこちら:
- 1日30分から1時間
- 細切れでもOK(10分×3回など)
1日の取り組み量の決め方:
- 2000時間を達成したい年齢を決める
- 1日の取り組み時間を逆算して決める
- 1日1時間で5年半
- 1日30分で10年
継続するコツ:
- 実現可能な取り組み時間とすり合わせて調整する
- できない日があったとしてもやめない
- 1週間の合計時間で達成度合いを考える
頭で考えるだけでなく、実際に文字にするのがお勧めです。
手書きにして目につく所に貼っておくのもおすすめです。
おうち英語の進め方:2000時間の達成が基本
早期英語教育で身に付けたい英語レベルは「将来、子ども自身で英語力を高めていくことができる基盤となる英語力を獲得すること」だと考えています。
それはつまり:
◾️ 小学校入学時の日本語レベルくらい
・日常会話が完璧でなくともできる
・興味のある動画を楽しめる
・基本的な読み(書き)ができる
英語の基礎力を身に付けることで、英語の映像が楽しめるようになり、興味のある動画、アニメ、映画などを見ているだけで、自然に英語力を高めることができます。
おうち英語2000時間を達成することで、このくらいの英語力は身に付きます。
早速やり方を見ていきましょう!
極力放置で英語時間を積み重ねられるシステムを作る
英語学習で最も大切なのは、親子ともに無理することなく継続できる環境作りです。
量を達成しなければ、英語が身に付くことはありません。
従って、「極力放置でも英語時間が勝手に積み重ねられるシステム」を作ってしまうと、非常に楽です。
具体的には、「日本語の選択肢があっても、子供が英語動画を好んで選ぶ」という状態まで自動化できると、自然に英語時間が積み重なり、自動的に英語力が高まります。
コツコツ積み重ねていきましょう!
すぐにそうなれば理想ですが、我が家の場合は5年ほどかかりました。
Step1)最初の約2年(500時間)は有無を言わさず英語インプットの時間を作る
今日から英語を始めようと決めたら、子供の興味のあるなしに関わらず、毎日継続することがポイントです。
最初の目安は500時間です。
現在の子育ての風潮もあるのでしょうが、子供が好きで興味を持つものを優先しがちです。
子供が「嫌だ」と言えば、やめるというような。
基本的にはそれで良いのですが、子供の生活に接点のない英語に興味をもつことは難しいです。
例えば、DVD教材を見せたとして、どんなものでもある程度楽しんで見てくれるのは1-2歳くらいまでです。
恐らく日本語でもあまり分かっていないから、英語でも変わらず楽しめるのだろうと思います。
3-4歳を越えたら、何らかの方法で、毎日やるものとして英語時間を習慣化するのが良いでしょう。
それぞれの親御さんのやり方で、500時間の達成を目指します。
参考までに:私ならこのような感じで取り組みます
まずは年齢によって取り組み方を変えます。
- 1‐2歳スタート:家のテレビは英語しか流れないということにする
- 3‐5歳スタート:個別対応
- 6‐7歳スタート:勉強の1つとして英語時間を作る
2歳くらいまでは(他の年齢に比べて)親御さんの裁量でどうにでもなりますので、我が家のテレビは英語しか流れないことにするのが、一番楽です。
「テレビ見よっか!」と言って、DVD教材をかけながせば良いのです。
既に日本語のテレビを見ている場合には、コンセントを抜いてしばらくテレビは壊れたということにするとか。
そこまでしなくても、1日のうち、1時間程度の話ですから何とでもなると思います。
小学生スタートのお子さんは、有無を言わさず、学校から毎日宿題が出ているでしょう。
そこに英語も入れ込みましょう。DVD教材を見ることが勉強です。
他の科目より、楽で楽しめると思います。小学生になったら、勉強の1つとして習慣化する方が手っ取り早いです。
難しいのは4歳前後のお子さんです。
3歳だとまだ何も気にせず英語の映像を見てくれるお子さんもいますが、4歳になるとお子さんが慣れない英語を嫌がるようになることも多いです。
かといって、小学生のように「勉強だからやる」ということも難しい場合もあるでしょう。
5歳だと理屈で納得するお子さんもいるかもしれませんね。
子供をうまくのせられない時には、どうにか言って、子供が家にDVDがかかっていても仕方がないと思える理由を伝えて、乗り切ります。
理由は何でも構いません ▼
- 今日からママは英語の勉強を始めたから、DVD見るね。
- 4歳のお兄ちゃん(お姉ちゃん)になったら英語やるんだって!
- 〇〇ちゃん(兄弟姉妹)が英語をすることになったよ。
私は「お母さんが見たい」をよく使いました。
幼い息子に「お母さん、このDVD好きなんでしょ?」と言われたのを覚えています。笑
年齢による大まかな傾向はあると思いますが、個人差があるものなので、お子さんに合わせて対応するしかない部分です。
各家庭で無理なく続けられる時間と方法を見つけることが、おうち英語の第一歩となります。
具体的にDVD教材を流す場面をご紹介します:
- 朝の支度中に英語の歌を流す
- 車での移動時間に英語の歌やお話が流れる
- 好きなアニメを英語音声で視聴
- 入浴中に英語の歌をBGMに
- 食事中に英語の番組を流す
- 小学生であれば時間を決めてDVD視聴
気分でやったりやらなかったりするのではなく、毎日やります。取り組むタイミングになったら、歯磨きを毎日するように、当たり前にやるというのがコツです。
最初に頑張りすぎて挫折するより、少しでも毎日続けられる習慣を作ることを目指しましょう。
Step2)次の500時間達成のための教材を探そう!
DVD教材を視聴しはじめて500-800時間くらい経過すると、こんなことが起こります。
- 丸っと教材内容を覚えてくる
- もう見たくないと親ですら思う
子供はもう少し前に見たがらなくなると思いますが、見せたいと思っているはずの親御さんの方もさすがに飽きたと感じるでしょう。
このくらいの量を取り組まないと覚えられないってことなんだと思います。
そうなったら、次の500時間の達成を目指して、新しい教材を選びます。
英語が少し分かるようになったことで、YouTube動画など、使える教材の幅がぐんと広がります。
目新しさも相まって、楽しく視聴できるでしょう!
初心者におすすめ|無料・有料の動画リスト
500時間の英語インプットを越えたお子さんにおすすめの映像コンテンツを紹介します。
現代のインターネット環境を活用すれば、質の高い英語環境を簡単に作ることができます。
特に動画やアニメは、視覚情報と音声が結びつくため、子供の理解を助けるのに適しています。
※ 英検などの問題を解き始めるのはまだ早いため、おすすめしません。
YouTubeなど無料で利用できる動画コンテンツも豊富にあるので、年齢に合わせて上手に使っていきましょう。
英語のレベル調整がされている有料版も良いでしょう。
YouTube動画(無料)
無料動画の代表といえばYouTubeが挙げられます。
メリットは無料で色々な動画が試せること。
子供が気に入る動画を探すのにぴったりです。
一方、広告や見せたくない動画がおすすめに出てくるのが難点です。
お子さんの年齢に合わせてうまく使い分けることをお勧めします。
【英語レベル】
🌟:初級
🌟🌟:中級
🌟🌟🌟:中上級
- 歌
- Super Simple(🌟)
- Hopscotch(🌟)
- ストーリー・アニメ
- Super Simple(🌟):幼児向けの定番チャンネル
- Alpha Blocks(🌟):アルファベットと音の関係が学べる
- Number Blocks(🌟):数の概念が英語で学べる
- Peppa pig(🌟🌟):世界中で人気の幼児向けアニメ
- Being(🌟🌟)
- Barney(🌟🌟)
- Blippi(🌟🌟🌟):実写で楽しく学べる教育番組
- PJ Masks(🌟🌟🌟)
- Paw Patrole(🌟🌟🌟)
- Bluey(🌟🌟🌟)
動画アニメ教材(有料)
有料教材の良いところは、見せたい映像だけを見せられる点です。
YouTubeのようにきりなく動画が流れ続けることもなく、語彙レベルもしっかりとコントロールされています。
- Goomies(🌟)
- ペネロペ(🌟)
- little fox(🌟から🌟🌟🌟まで):一部無料コンテンツあり
学習アプリ(無料・有料)
年齢を問わず利用できる英語学習アプリもおすすめです。
ただし、アプリだけでは英語インプットに限界があるため、動画視聴と併用することをお勧めします。
- Khan Academy(🌟から🌟🌟🌟):無料
- トド英語(🌟):有料
子供に楽しく飽きさせずに動画・映像を見せるコツ
Step2では1000時間を達成することが1つ目標になります。
最初の500時間も、次の500時間も、何事もなくすんなり進まないはずです。
どんなことでも継続することって難しいですよね。
そんなときには力業で推し進めるのではなく、人間の心を理解することがコツだと思っています。
親だからこそ感情的になってしまうこともあるので、難しいところなのですが。
とはいえ、何も知らないよりも、人間ってどんなときにやる気が高まるのか、逆にやる気がなくなるのかというのを理解すると、少し楽になるはずです。
学習心理学の動機づけという分野で研究されています。
私が使えるなと思ったエッセンスだけここではお伝えします。
具体的には、教材の使い方を工夫します:
- 1回10-15分程度から始める
▷コツはもうちょっと見たいくらいでやめること。楽しそうに見ていても、満足するまで見せ続けないことで継続につながります。人ってやらないでと言われたら、やりたくなりますよね。 - できるようになったことを褒める
▷人は自分ならできると思えること(有能性)で行動に移します。子供でも同じで、自分って上手!と思ってるくらいが良いです。 - 子供の興味に合わせて選ぶ
▷親が選んだ中から好きなものを選ぶだけでも「自分で決めた」という気持ちが高まり(自律性)行動を促します。今日はどれ見る?と意図的に選ばせましょう。
これらのポイントを意識しながら、継続的に取り組むことが大切です。
最も重要なのは、英語学習を「勉強」ではなく「楽しみ」として位置づけることです。
子供が興味を持って自然に取り組める環境を作ることで、より効果的な言語習得が可能になります。
Step3)1000時間の達成を目途にオンライン英会話を始める
Step3の1000時間のターニングポイントに来ました。
お子さんが
- 英語を聞いて理解できるようになってきた
- 英語での指示に反応できるようになってきた
- 英語でポツポツ話すようになってきた
というサインが見えてきたら、それがアウトプット(英会話レッスンなど)を始めるタイミングの目安となります。
基本的なコミュニケーションが可能になり、簡単な英会話にも対応できるようになります。
この段階ではじめてアウトプットを増やしていく準備が整います。
2000時間を達成する頃には日常会話レベルの英語力が身につき、より本格的な学習のスタートラインに立てます。
一般的に、英会話レッスンを始める時期が早いと感じます。ここまでやると、後がスムーズです。
オンライン英会話の選び方
アウトプットを増やしていく段階で重要になるのが、適切なオンライン英会話の選択です。
必須条件:
- 週2-3回以上の受講が可能
- マンツーマンレッスン
- 数年単位で継続できる料金設定
可能ならクリアしたい条件:
- カリキュラムの質が良い
- 文法がざっくり学べる
- 文章で話せるようになる
- 文章が読めるようになる
- 教材が楽しく取り組めるよう工夫されている
- 勉強っぽくなく幼児でも楽しい
なお、英会話レッスンを始めた後も、毎日の英語インプットは継続することが大切です。
レッスン時間は英語接触時間に含めてOKです。
一般的にオンライン英会話は25分なので、レッスンのある日は余裕が持てると思います。
あと5分、英語のYouTubeを見れば30分達成です。
1日1時間のペースを保てれば、合計約5.5年で2000時間に到達し、小学1年生レベルの会話力が身につきます。
おうち英語の開始年齢が早い場合には、小学校入学までに達成しておくと後が楽なのでおすすめです。
小学校に入学すると、他教科の勉強も増え、忙しくなります。英語以外にも、国語・算数などやっておきたいことが出てくるはず。
2000時間達成の段階に達すれば、その後の本格的な英語学習もスムーズに進めることができます。
おすすめの英会話スクール
週2-3回、マンツーマン、低価格という条件を満たす英会話を探すとなると、一般家庭の場合にはオンライン英会話スクールが唯一の選択肢になると思います。
通学タイプの英会話で1対1のレッスンを受けるには、1レッスン1万円が基本です。
週2-3回受講することは現実的ではないでしょう。
オンライン英会話スクールのレッスンは、1回のレッスンは25分が基本となっていて、ネット環境さえ整っていればどこでも受けられるのが特徴です。
最初はハードルが高いかもしれませんが、便利ですよ!
おすすめNo.1|文句なしの英会話スクール
幼児から小学生までであれば、英会話Novakid(ノバキッド)がおすすめです。
▷【公式HP】Novakid、 こちら
ノバキッドのデメリットは料金くらいで、カリキュラム・講師ともに質がとても良いスクールです。
数年前はもっと安かったのですが、円安の影響もあり仕方がないですね。
会話だけでなく、1-2年で読解力もしっかり身に付くカリキュラムと教材でレッスンが受けられます。
1000時間を越えたら、会話+読解力を高めることが大切です。
▷【動画あり】レッスンの様子は、こちら
料金プランはネイティブ講師か、ノンネイティブ講師かによって異なりますが、教材は共通しています。
週2-3回で3-5年継続できるプランで契約することをオススメします。
また、先生は「子供と相性の良い先生に固定して教えてもらった方が絶対的におすすめ」です。
英語のノンネイティブと言っても世界中から集まっている先生たちなので、英語を聞いても英語ネイティブなのかそうでないのか、判断できない場合も多いと思います。
近所にある英会話レッスンとの違いを、一度体験してみて下さい。
▷【Novakid公式HP】無料体験申し込みは、こちら
その他、おすすめ|毎日のレッスンでもお値打ち英会話
Step3(1000時間インプットが完了した状態)まできて、自宅での英語時間が自動化されていない場合、親御さんの負担はかなり大きいはずです。
そういうときは、25分の隙間時間を使って、毎日レッスンを受けられる英会話スクールを利用するのも1つの方法です。
イヤでも毎日25分の英語時間が作れます。
5歳までのお子さんなら、英語で遊んでもらえるWorldiKids(ワールドアイキッズ)がイチオシです。
▷【公式HP】WorldiKids、こちら
ワールドアイキッズはフィリピンに拠点をもつ、アットホームな小さなオンライン英会話です。
子供の扱い方が上手な先生ばかりで、小さなお子さんにぴったりです。
英語力を高めるというよりは、英語を使って遊んでくれるレッスンです。
遊びの内容は子供の興味のあるものを選べるので、とても楽しくレッスンが受けられます。
▷【動画あり】4歳終わり頃の体験レッスンの様子は、こちら
3-5才のお子さんで25分のレッスン受講が難しい場合にも、ワールドアイキッズはお勧めです。
無料体験が2回できるので、試してみる価値はあるでしょう。
▷【WorldiKids公式HP】無料体験申し込みは、こちら
6歳以降のお子さんには、QQキッズがおすすめです。
▷【公式HP】QQKids、こちら
5-6歳以降のお子さんにおすすめなのがQQkids英会話で、Novakidに似たカリキュラムでお値打ちにレッスンを受けられます。
先生が固定できない点がデメリットですので、予算が許すならNovakidの方がおすすめです。
コースは
- 総合的な力を上げられるSmart Kids(スマートキッズ)
- Reading for Kids(リーディングフォーキッズ)
のどちらかのクラスがお勧めです。
1000時間を越えたら、文章を読めるようになることが課題だから、会話と同時に読めるようになるカリキュラムが良いですね。
両方のレッスンを受けてみて、お子さんが気に入った方がで良いと思います!
オンライン英会話は日常の中の隙間時間で受けられます。我が家は寝る前にレッスンを入れているので、パジャマで受けることも多いです。
親子共々、ストレスの少ない方法を選んで習慣化できると良いですね!
▷【QQKids公式HP】無料体験申し込みは、こちら
おうち英語の進め方:2000時間を達成したら日常会話はおおむね完成
2000時間というと、1日1時間で約5.5年。
親子共々、よく頑張って継続されました!
長い道のりだったと思いますが、ここまでくると子供の英語力は大きな転換点を迎えます。
ここからは日常会話だけでなく、学校で習うような言葉(語彙)に積極的に触れるようにしていきます。
例えば:
- 教科学習で使う表現
- 抽象的な概念を説明する言葉
- 物語や小説で使われる語彙
これまでのような毎日のインプットは継続しつつ、その内容を徐々に高度なものにしていくことで、より豊かな表現力を身につけることができます。
親御さんの知らない言葉を知っている!なんてことも増えてくると思います。
生活言語を越えて学習言語に触れるようにする
この段階での英語力は、日本語で例えると「卒園児」くらいのレベルです。つまり:
- 日常的な会話はスムーズにできる
- 自分の気持ちを伝えられる
- 相手の話もだいたい理解できる
ただし、これはまだ完成形ではありません。ちょうど、日本の子供が小学校に入学する時期のような、次のステップに向かうスタートラインといえます。
ここからが本当の意味での「英語教育」のスタートです。
なぜなら、単なる会話(生活言語)から、より深い思考や知識を必要とする言語(学習言語)への移行時期だからです。
具体的には、以下のような英語力を育てていく時期に入ります:
- 理科の実験についての説明が理解できる
- 歴史の出来事について英語で学べる
- 小説を読んで楽しめる
このような教科学習につながる英語力を身につけることで、より幅広い知識と表現力を獲得していくことができます。
次に取り組む教材選びで重要なのは、子供の「好き」を活用することです。
子供が興味を持って取り組めることは、自然と継続につながるからです。
これは見るからにお勉強という内容でなくても大丈夫です。
子供が好きになりそうなことを見つけ出し、英語で知識が深まりそうな環境を親が整えます。
具体例をご紹介します。
多くの小学生がそうであるように、子供はゲームに強い興味を示しますので、その興味を英語学習に活用できます。
例えば、人気ゲーム「マインクラフト」の場合:
- ゲーム設定を英語にする(漢字より英語の方が読みやすい年齢)
- ゲーム関連の英会話レッスンを受ける
- 攻略サイトも英語版を読む
このように、子供の興味に合わせて英語環境を整えることで、楽しみながら自然に英語が身についていきます。
親は教えるのではなく、環境づくりに徹することが重要なのです。
英語を始めたばかりの幼児の場合には、スクリーンタイムをうまく活用することがおすすめです。
テレビ・動画・タブレットが嫌いな子はあまりいませんよね。
スクリーンタイムの活用例:
- タブレットには英語学習アプリのみをインストール
- YouTubeは英語チャンネルのみをブックマーク
- テレビの視聴時間は英語番組を優先
- 食事中のBGMは英語の歌を流す
このように、子供が自然と楽しめる形で英語に触れる機会を作ることができます。
ご家庭の状況やお子さんの好みに合わせて、無理のない方法を見つけていきましょう。
無理なく進めるコツ(我が家の場合)
好きなものを好きなようにやらせるのではなく、お子さんの好きなものを英語とつなげて手渡すことがコツです。
それにより、子供の欲求を満たしながらも英語時間が勝手に増えていくシステムが構築されます。
例えば:
- 好きなアニメは英語音声で視聴
- 興味のあるゲームは英語版を選択
- 大好きなキャラクターの英語絵本を読む
- 夢中になっているジャンルの英語動画を探す
一方で、子供の興味は成長と共に移り変わります。
子供が飽きたら代用となるものを探すことが、親御さんの役目です。
近くにいる親御さんだからこそ、子供の興味の変化にいち早く気づき、新しい英語コンテンツを提案できます。
とはいえ、コロコロ変わるよりは、半年から1年くらいどっぷりハマれるほど、大好きなものに出会えることが理想です!
その方が、より深い英語学習につながっていきます。
英検を活用して基礎力の定着を図ることも可能!
この時期になれば、小学生の英検を活用するのも良いでしょう。
ただし、使い方によって学びの質は大きく変わります。
親御さん世代が中高生のときのように単語帳や問題集を使って暗記学習をするのではなく、すでに身についた英語力を確認し、さらに伸ばすツールとして活用することが大切です。
特に英検3級からは日常生活では出会わないトピックも扱われます。
例えば、英検3級文で覚える単熟語(旺文社)には「クレジットカードの始まり」や「野球帽の歴史」が書かれています。こうした新しい語彙や表現との出会いは、お子さんの英語力をブラッシュアップする良い機会となります。
また、英検はレベルごとに6割程度正解していれば合格できます。
ただ、合格したからといって実力が十分についているとは限りません。合否だけでなく、結果を冷静に分析することが重要です。
どんどん上のレベルを目指すのではなく、お子さんが聞いて理解でき、実際に使える言葉を増やしていけるよう導くことが望ましいでしょう。
▷ 【英検+英会話】Kimini英会話がおすすめ、こちら
特に一般的な公立小学校では、3年生まで英語の授業がない場合も多いです。
そんな環境でアカデミックな語彙を増やすために英検を活用するのは、とても効果的な方法の一つと言えます。
英検は決してゴールではありません。
むしろ、お子さんの英語学習の過程で活用できる便利な道具として捉えましょう。
合格することよりも、英検を通じて新しい表現に触れ、使える英語を増やしていくことに重点を置くことをおすすめします!
まとめ:おうち英語の進め方はざっくり決まっている
ここまで詳しく見てきたように、おうち英語の進め方にはおおよその方向性があります。
この部分が、理論から導き出されることなのでしょう。
ただし、具体的な方法は各家庭の状況や子供の個性によって柔軟に変わってくるものです。
重要なのは、子供の自然な言語習得能力を活かしながら、それぞれの家庭に合った形で継続的に英語に触れる環境を作ることです。
なにより継続が大切ですね!
目安となる3つのステップ
- 最初の500時間(約2年)
- 有無を言わさず英語インプットの時間を作る
- 体系的な学習教材(ディズニー英語システムなど)を活用
- 日常生活の中で自然と英語に触れる環境づくり
- 次の500時間(1000時間達成まで)
- YouTube等の動画コンテンツを活用
- 子供の興味に合わせた教材選び
- 継続のための工夫(10-15分程度の視聴時間、褒める、選択肢を与えるなど)
- 1000時間以降(2000時間達成まで)
- オンライン英会話の開始
- 週2-3回以上のマンツーマンレッスン
- インプットとアウトプットのバランスを意識
おうち英語で大切なのは、無理のない範囲で少しずつ時間を積み重ねていくことです。
例えば、1日30分なら約10年、1日1時間なら約5年半で2000時間に到達します。
一見長く感じるかもしれませんが、子育ての中で自然と積み重ねていける時間です。
なお、学校の英語授業だけでは小学校から高校まで合わせても約1000時間程度しかありません。
ですから、ご家庭での英語時間作りが重要になってきます。
ただし、この時間はあくまでも目安です。
大切なのは、それぞれの家庭に合ったペースで楽しく続けていくことです。
途中でやめてしまっては、多くの場合意味がなくなってしまいます。
重要なポイント
- 継続できる仕組みづくり
- 極力放置でも英語時間が積み重ねられるシステム作り
- 子供の興味を活用した教材選び
- 無理のない時間設定
- 言語バランスへの配慮
- 特に幼児期は日本語9割、英語1割を意識
- 母語の発達を確認しながらの進行
- 生活の中心となる言語を意識的に高める
- 2000時間達成後の展望
- 日常会話レベルの英語力の獲得
- 学習言語(アカデミックな内容)への移行
- 子供の興味に応じた発展的な学習
このように、おうち英語の進め方は「2000時間」という具体的な目標に向かって、段階的に進めていくことが重要です。
ポイントは、教えることではなく、自然に英語を身につけられる環境を作ることにあります。
家庭の状況に合わせて無理のない方法を選び、長期的な視点で取り組むことで、確実に成果を上げることができるでしょう。
この基礎力があれば、お子さんは将来、自分の興味のある分野で伸び伸びと英語を活用できるようになります。
おうち英語で育んだ力は、きっと夢や可能性を広げる翼となることでしょう!
参考にしていただければ嬉しいです。