コラム・雑感

子どもの英会話はネイティブを選ぶ?何を重視すべき?

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子どもの英会話スクールを選ぶ際に、ネイティブ講師を選ぶことは重要なのでしょうか。

英会話スクール選びで重視したい点は、子どもの年齢や英語経験によって変わると考えています。

現役英語講師
はむ先生

はじめまして。
英語講師の「はむ先生」と申します。

教歴は15年ほど。現在は子育てをしながら、大学で非常勤講師として働いています。

個別相談も行っています。どうぞお気軽にご利用下さい!

英語を母語とするネイティブ講師を選ぶメリットは、少なからずあると思います。

しかし、ネイティブ講師でなければいけない訳ではなく、子供の英語力の上達を左右する大切な要因は他にあると考えています。

この記事では、

  • ネイティブ講師のイイところ
  • ネイティブ講師を選びたいとき
  • ネイティブ講師が絶対条件ではない理由

について書いていきたいと思います。

参考にしていただければ幸いです!

子ども英会話はネイティブ講師にすべきなのか

子どもの英会話レッスンにはネイティブ講師を選ぶべきか」というのは、難しい問題です。

ネイティブ講師にも良さがありますが、それだけでは不十分だからです。

まずは、子供に言葉を教える上で大切になる3つのポイントを考えていきたいと思います。

現役英語講師
はむ先生

ネイティブ講師の特徴を見ていきましょう!

ネイティブ講師の良いところ

ネイティブ講師の良いところは、

  • 発音が良い
  • 自然な表現を知っている
  • 語彙・表現が豊富

など、さまざまあると思います。

その中でも一番の特徴は、ある場面において、その言葉の母語話者として最も適した表現を知っていることだと思います。

外国人である私たちでも、語彙や表現は頑張ればたくさん覚えられます。

しかし、特定の場面でネイティブらしい表現、適した表現を使うというのは、非ネイティブ話者にとって非常に難しいのです。

レッスンの中での声掛け1つでも、ネイティブらしさは表れると思います。

それらを教えてもらえることはメリットです。

現役英語講師
はむ先生

最も分かり易いのは発音ですね。

ネイティブ講師というだけでは不十分

ある言葉のネイティブ話者であるという理由だけで、その言葉を教えることが上手いとは限りません

つまり、英語ネイティブであることが、質の良い英語講師の条件ではないということです。

自分の母語で想像すると分かり易いと思います。

  • 語彙が豊かで表現が上手い人
  • 物言いが優しく言葉をうまく使える人
  • 分かり易く物事を伝えることができる人
  • 敬語の使い方がピカイチの人
  • 漢字博士!

母語話者といっても、その言語の方向性・質は様々です。

こちらのツイートにも、それが良く表れていると思います。

このような問題を解決するには、英語の教え方を学んだネイティブ講師を選ぶことです。

学問の世界には、英語教授法(TESOL:Teaching English to Speakers of Other Languages)という、英語を教え方を学ぶことができる分野があります。

英語ネイティブでも、非ネイティブでもTESOLの資格を取得している講師の方が、英語という言葉の教え方を知っています。

これが英会話スクール、講師を選ぶ1つの指標です。

▷ TESOLなどの国際教員資格を採用基準に設けている英会話スクール

Novakid(ノバキッド)

Global step academy(グローバルステップアカデミー)

現役英語講師
はむ先生

初心者の子供におすすめはノバキッド!

子どもの英会話講師の資質とは

子供の英会話講師は、子供の心をぐっと掴むことができる力が必要です。

子供にまた先生に会いたい、話したいと思ってもらえる魅力が欠かせないのです。

年齢の低い子供ほど、英語を上手くなりたいと思ってレッスンを受けていません。

先生と楽しく時間を過ごした結果、英語を身に付けるのです。

現役英語講師
はむ先生

相性の良い先生に出会えることが、子供の英語力向上を左右します。

大人に評判の良い講師は、文法の説明が分かりやすいなど、技術的な側面が大きいです。

子供と大人では、講師に必要とされている要素が違うことを理解しておきましょう。

英会話スクールは、子供専用としてレッスンを開講しているスクールがお勧めです。

また、子供と相性の良い講師を自分で選ぶことができるシステムを採用していると尚よいと感じます。

子ども英会話でネイティブを選びたいとき

子ども英会話でネイティブ講師をあえて選びたい場合は、以下の2つだと考えます。

  1. 子供の年齢が4歳以下
  2. 帰国子女など年齢相応の英語が話せる

それぞれの理由を書いていきたいと思います。

子供の年齢が4歳以下の場合

子供の年齢が4歳以下の場合、母語である日本語もまだ未完成で非常に耳が良いことが特徴として挙げられます。

つまり、ネイティブ講師の英語をレッスンを通して聞くことで、ネイティブらしい発音が子供に身に付きます

もちろん、子供によっては4歳を越えてもネイティブに近い発音を身に付けられることもあります。

しかし、母語基礎力の完成が5歳であることを考えると、それ以降は母語からの影響(干渉)を受ける可能性が高まります。

ただし、他人から何かを教えてもらい学べる年齢は、早くても3歳半から4歳くらいです。

良い発音にするために赤ちゃんの頃からネイティブ講師の英会話レッスンが必要ということでは決してないので、気軽に捉えて大丈夫です。

現役英語講師
はむ先生

英語ネイティブ音声(教材)は聞かせてくださいね!

帰国子女などで英語力が年齢相応にある場合

海外生活などの経験で年齢相応に英語力がある場合には、ネイティブ講師を選んだ方がよいこともあります

個人的には、幼児から小学校低学年くらいまでは「年齢相応の英語レベル」なので、非ネイティブ講師でも構わないと考えます。

これは子供の年齢によっても状況が異なるので、親御さんの判断で良いかと思います。

現役英語講師
はむ先生

どうしてもネイティブでないといけない理由ってあまりないんですよね。

年齢相応の英語力を維持するには、英語を使う機会を増やす(レッスン頻度を上げる)必要があります

ネイティブ講師のレッスンは、非ネイティブ講師に比べて割高です。

帰国子女にも英語を教えられる英語力をもつ非ネイティブ講師は大勢いますので、総合的に判断することをおすすめします。

▷ 帰国子女におすすめ英会話、こちら

子ども英会話でネイティブは絶対条件ではない理由

私は講師が英語ネイティブ話者であるということ以上に、

  1. 講師と子供との相性
  2. レッスン頻度

が大切であると考えています。

お金がかかるのもいとわないというのであれば、TESOL資格保持者(またはそれ相応の資格保持者)のネイティブ講師の中から探すのが良いと思います。

そうでなければ、TESOL資格保持者の非ネイティブ講師で構わないでしょう。

英語を教えることを学び、資格を取得した講師であれば、子供に英語を教えるだけの英語力は持っているからです。

子どもと先生の相性の方が重要

英語のネイティブ話者であるかという点よりも、教わる先生がどのような人か(人間性)の方が子供の英語の上達に強く関わると考えています。

現役英語講師
はむ先生

先生との相性は大切です!

先生が英会話レッスンの中で何を重視しているかという点は、レッスン時間の割り振りに影響します。

クリアな発音が大切だと感じていれば、それに時間を割くでしょう。

自由に話すことが大切だと思っていれば、レッスンの前に毎回フリートークの時間を設けるかもしれません。

個人で契約していなければ、英会話のスクールごとにカリキュラムが決まっています。

しかし、同じカリキュラム・教材でレッスンを行っても、先生が変われば全く別のようなレッスンになるのです。

子供と相性の良い、教え上手な先生を選ぶことが、子供の英語力を高める秘訣です!

通学タイプの英会話スクールでは講師を選ぶことはできませんが、オンライン英会話スクールではそれが可能です。

▷ オンライン英会話を勧める3つの理由は、こちら

英会話のレッスン頻度は週2以上

英会話スクールの効果は、レッスン頻度が上達左右する1つの要点になります。

おすすめの回数は週2回以上、理想は3回です。

現役英語講師
はむ先生

週3回だと1日おきに英語が使えます。

人間は忘れる動物です。

子供は大人に比べてすぐに覚えられますが、あっという間に忘れもします。

英語を使う頻度が1週間に1度では、英語を話すことに慣れることもできません。

そういう意味でも、オンライン英会話はおすすめです。

マンツーマン、週3回のレッスンを可能にするレッスン料は、現在のところ、オンラインでのみ実現可能だと感じます。

▷ おすすめオンライン英会話一覧は、こちら