おうち英語を始めると国内に留まらず、海外(主に近隣のアジア圏)で広く使われている英語教材に出会うことがあります。
「Liao130」や「Liaoリスト」と呼ばれている130冊の絵本リストもそのうちの1つです。
はじめまして!
英語講師の「はむ先生」と申します。教歴は15年ほど。
現在、大学の非常勤講師として働いています。
小学1年生の息子は、ちょうど自力で読めるような読解力を育みたいと考えていたので、Liao130の教材を使って実践報告を含め記事を書いていきたいと思います。
我が家の音声ペンは数年前に購入したもので、少し古いバージョンですがご了承ください。
この記事では、
多読・多聴を目的にしているLiao130について詳しく解説
していきます。
\\我が家はメルカリで購入//
よく利用しているショップをご紹介
Liao130の絵本リストって何?
Liao130は1年間(52週間)で130冊の英語絵本を読むことを目指しており、子どものリーディング力を向上させることを目的としています。
台湾の英語教師である廖彩杏(Liao Caixing)によって作成された英語絵本のリストとして知られています。
このリストの魅力は自力読みを進めるための教材ではありますが、全ての絵本が音声とセットになっていることが効果を高めることにあると言えるでしょう。
詳しく見ていきましょう!
中華系英語講師ママが我が子のため作った英語絵本リスト
Liao Caixing(廖彩杏)は、台湾の英語教師であり、特に英語教育においてよく知られた存在です。
彼女は自身の子どもを「留学なし・英会話教室なし」でバイリンガルに育て上げた経験を持ち、その実践に基づいて英語絵本のリストを作成しました。
このリストは、子どもが自分で絵本を通して英語を学ぶことができるように設計されています。
Liaoリストは、
- 1年(52週間)で130冊の絵本を読む
- 1日3回×30分
- 各週に3-4冊の絵本
が割り振られています。
この計画自体はストイック?厳しめなので、個人的には、日本の家庭が全て真似することはなかなか難しいと思います。
一方で、Liaoリストはネイティブの音声とセットになっていることから、親が英語に不安があっても子どもが自分で学ぶことができるのでおすすめです。
1日10分を3回取り組むだけでも、それを継続することで、相当な力になるでしょう。
英語を始めとする言語学習は「大量に音声を聞くこと」が欠かせないため、それを実現する方法として効果的だと言えます。
音声ペンが使いやすいですね。
Liao130の特徴は?
Liaoリストは以下のような特徴が挙げられます。
- スケジュール:Liao130は、52週にわたって毎週3冊の絵本を読む計画が立てられています。各週には新しい本が指定されており、特定の方法で読み聞かせを行うことが推奨されています。
- 絵本教材の内容:Liao130には、絵本130冊に加え、絵本リストやマイヤペン(音声機能付きペン)が含まれています。マイヤペンを使用することで、絵本の内容を音声で楽しむことができ、子どもたちがより楽しく学べるようになっています。
- 経済的な利点:個別に絵本を購入する場合、1冊あたり約1000円かかることが多いため、130冊揃えると約13万円になります。しかし、Liao130ではお得な価格でセット購入できるため、多くの家庭にとって経済的なメリットがあります。
このプログラムは、中国や台湾では非常に人気があり、多くの家庭で英語教育の一環として取り入れられています。
日本の家庭においても、自宅で英語を学ばせたいと考える親にとって有用な学習教材となっています。
Liao130の絵本リストの購入方法
Liao130は中国から直接取り寄せられるようですが、私は中国語が全くできませんし、どこのサイトが信用できるのか判断ができません。
そのため、メルカリを通して以前より利用しているショップで購入しています。
Liaoリストだけでなく、音声付きの洋書が欲しいときにはAmazonなどと同等または更に安い価格で手に入れられますで、個人的に良く利用しています。
発送も丁寧で早く、お値打ちでおすすめです!
我が家が利用しているメルカリShop:手軽でおすすめ
▷【メルカリ】音声ペン付きLiao130冊、こちら
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Liao130冊だけでなく、読み上げのためのカードが付属されていたり、他の教材の音声データがもらえたりと、サービス豊富な点が魅力です。
数量限定でお得なセットがあるので、タイミングが良ければそちらもオススメです。
▷【メルカリ】Liaoお試し13冊、こちら
130冊はハードルが高いと思われる方は、こちらの13冊セットを検討されても良いと思います。
自力読みには早い乳幼児さんにもおすすめです。
かなり使えます。
Liao130のリストを購入するときの注意点
Liaoリストの購入を検討するとき、まずは音声ペン(MaiyaPen)の購入に迷われると思います。
値段はおおよそ1万円ですが、個人的には1本あっても良いと考えています。
MaiyaPenを購入しなくても、スマホ再生できる音源は付属してきますので、子供に音声を聞かせることは可能です。
一方で、子供だけで操作できる点で音声ペンは優秀なのでおすすめです。
親御さんが一緒でなくても絵本を読めるというのは、長期的には理想の形だと思います。
32GBで容量は十分足りますが、64GBのみ速度調整ができるので、好みの方を選ばれると良いでしょう。
その他、130冊を全て揃える必要があるかという点ですが、個人的にはどちらでも良いと思います。
上の写真は30冊をまとめて撮って見ました。
まぁまぁのボリュームです。
130冊をいっきに購入するメリットは、ショップ側でMaiyaPenに音声をインストールしてもらえることです。
あとからMaiyaPenに自分でインストールすることもできます。
私も試したことがありますが、正直なところややこしく、中国語も読めず不安に感じました。
やってみればできます。笑
あとは、130冊そろえるメリットは1-2年の取り組みの見通しが経つことだと思います。
1年間で計画が立てられていますが、それを2年間でこなしても良い訳です。
次に何をしなくてはいけないのかが分かるだけで、おうち英語は断然進めやすくなるでしょう。
絵本を読もう!Liao130リスト進め方:年齢別
Liao130の絵本リストは、主に5歳から自力読みができるようになることを目指して設計されています。
中華系家庭の教育への熱の入れようは、日本とは比にならないものがあるので、5歳で文字が読めるまでに仕上げるのだと思います。
しかし、英語開始年齢はさまざまなので、何歳からでも使える絵本教材だと言えるでしょう。
私は大学生の授業でも絵本を使うことがありますよ!
具体的には、Liaoリストは以下の3つの段階に分かれています:
- 第1段階:リズミカルな絵本(韻を踏んでいたり、繰り返しが多い)
- 第2段階:ユーモラスな絵本(言葉と意味をつなげて理解する)
- 第3段階:知識を身につけるテーマのある絵本(自然科学や知識を深める)。
このリストは、子供が自分で英語を学ぶための絵本を選別しており、親が英語が苦手でもオーディオブックを活用して自然に英語を身につけることができるようになっています。
このように、Liao130は幅広い年齢に対応できる内容となっています。
乳児期から幼児期のお子さん▷音声を使った読み聞かせ
Liao130の絵本リストは、幼児期に幼けるリーディング力向上を目的とした130冊の英語絵本から構成されています。
1年を52週間とし、毎週2-3冊ずつ絵本を読むことで、子どもたちの英語力を育むことを目指しています。
Liaoリストの方法に従うと、
- 指定された絵本を毎日3回×10-30分間読む
ことが推奨されています。
結構ストイックなので、ご家庭やお子さんの状況に合わせて調整すればよいと思います。
毎日3回はなかなか。笑
幼児期のLiaoリストの使い方
- 定期的な読書時間の設定: 毎日または毎週特定の時間に絵本を読む習慣を作ることで、子どもたちが楽しみにする時間となります。
- 親子での対話: 絵本を読む際には、内容について質問したり、感想を聞いたりすることで、子どもたちの理解力や表現力を高めることができます。
- テーマ別の読み聞かせ: 季節やイベントに合わせたテーマで絵本を選ぶことで、興味を引きやすくなります。例えば、クリスマスやハロウィンに関連する絵本を選ぶと良いでしょう。
- 視覚的な要素の活用: 絵本には色鮮やかなイラストが多く含まれているため、視覚的な刺激が子どもたちの興味を引きます。イラストについて話し合うことも効果的です。
- 音声ペンなどの活用: Liao130のリストにはMaiyaPenが付属しているため、このツールを使って音声で読み聞かせることができます。これにより、発音やリズム感を学ぶ手助けになります。
このように、Liao130の絵本リストは幼児期における英語教育に非常に役立つ資源です。
最終的に英語に触れる時間が増えることが重要なので、定期的な読書と親子での対話を通じて、子どもたちのリーディング力とコミュニケーション能力を育むことができれば理想だと言えるでしょう。
毎回「今日のお話どうだった?」と尋ね、日本語で感想を言ってもらうだけで言語力は高まると思います。
日本語で感想を言えない場合には、英語でも言えませんので、言語力を底上げしていく意識は大切です。
幼児期から小学生▷聞き読みで語彙と表現を覚える
Liao130は英語絵本を読むことを目指すプログラムではありますが、ネイティブの音源が付属していることが特徴です。
まだ読めなくても毎日文字を追いながら音声を聞くだけでも、長期的に必要な英語力は育ちます。
聞き読みの効果は、以下のようなメリットがあります。
- リスニングスキルの向上: 絵本を聞くことで、子供たちは英語の音やリズムに慣れ親しむことができ、リスニング能力が向上します。
- 語彙力の増加: 繰り返し同じ絵本を聞くことで、新しい単語やフレーズを自然に学ぶことができ、語彙力が増加します。
- 理解力の強化: 絵本には視覚的な要素も含まれているため、物語を聞きながら絵を見ることで理解が深まります。特にマイヤペンなどを使用すると、音声と視覚が連動し、より効果的な学習が可能です。
- 親子のコミュニケーション: 読み聞かせは親子間のコミュニケーションを促進し、共通の体験を通じて絆を深める機会となります。
このように、Liao130プログラムは単なる読書以上の効果を持ち、子供たちにとって多面的な学びを提供します。
小学生からの利用も決して遅くなく、特に読書の好きなお子さんには効果的に利用できるでしょう。
最終的な理想▷絵本の音読ができる
小学生になると毎日国語の教科書を音読する宿題がでます。
その理由は、音読は言葉を身に付ける上で4技能(聞く・話す・読む・書く)を高めるのに効果的だからです。
外国語である英語も同じで、音読をたくさんすることで総合的な英語力が高まります。
とはいえ、文字を読むというのは頭を使う高度な作業で、子供にとって決して簡単なものではありません。
無理をせず、音声を上手く使いながら、コツコツ進めていくことが大切です。
小学生にLiao130リストを使ってみた感想
我が子にLiaoリストを使うなら、小1の冬休み前の今だと感じた理由は、クリスマスにぴったりの本がそろっているからです。
徐々に読書を楽しめるようになった1年生の冬に、クリスマスにぴったりの絵本を含んだLiaoリストの30冊(Week43以降)を読めたら良いなと思っています。
今から読み始めて、冬休み明けくらいまでに全て読み終えられれば理想だと考えています。
予定は未定なので、また追って記録します。
我が家の取り組み内容
Liaoリストの絵本を見ているとよく知られている絵本も多く、内容はとても厳選されており、ストーリーも楽しめるものが多いです。
現代はタブレットで見られる絵本も多いですが、小学校低学年でも手に取れる絵本の方がやはり良いと感じます。
手に取れる絵本の良さは、感覚を伴う体験という意味でもおすすめです。
また、継続を助けるという点で、ページをめくっていくことで終わりが感じられるのも良さだと思います。
置き場が許せばおすすめです。
我が家の取り組み方は、
- 絵本なしで音声を聞く
- 読書タイムに絵本を読む
- 再度、音声のみを聞く
という3ステップで進めています。
この3ステップは同じ時間に取り組むのではなく、それぞれの別の時間に取り組んでいます。
例えば、朝ごはんを食べながら音声ペンを使って音声を流す▷帰宅後に絵本を音読する▷その後タイミングを見て音声をかけ流すなどです。
理想は何度も流暢に読めるまで音読を練習して欲しいところですが、音読の時間を楽しい経験にしてもらいたいので訓練的なことは避けています。
全く読めないお子さん(4歳以降)は英会話を併用したい
息子は基本的な英語の文章を既に読める状態なので、Liaoリストは楽しい読み物として使うことができました。
一方、Liaoリストにある絵本を読み進めていけば、全く英語が読めなくても文章が読めるようになるかと言われると疑問を感じます。
根性でコツコツと進めればできなくはないとは思いますが、親御さん側に楽しく取り組める力が必要とされるでしょう。
お子さんが4歳以降で文章がまだ読めない場合のおすすめは、読解にも力を入れている英会話を利用することです。
大変なところはプロの力を借りることで、親子共々楽しくおうち英語に取り組めると思います。
▷ 【動画あり】我が家が利用した英会話は、こちら
Liaoリストはお値打ちに多聴・多読を進めたい方におすすめ
実際にLiao130の絵本リストを手に取ってみて、
- 乳幼児さん▷多聴
- 幼児・小学生さん▷英会話と併用
- 音読できるお子さん▷多読
という使い方をすると、効果的に英語力の向上を目指すことができると感じました。
音声付きのLiao130は、子供の成長と共に長く利用できる絵本教材だと言えます。
乳幼児さんで英語音声をたくさん聞き、成長と共に自力読みにも活用できる教材はあまり他にありません。
一方、英語を文字を見せながらたくさん聞かせていても、自然に英語を読めるようになるとは限りませんので注意は必要だと言えるでしょう。
日本語でも自然に読めるようになるお子さんもいれば、そうでないお子さんもいますね。
参考にしていただければ幸いです!