おうち英語にコツはある?我が家の6年間を振り返り思うこと

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0歳から英語環境を作り始めた我が家は、今年でおうち英語歴6年目になりました。

最初は「1日3曲英語の歌を聞く」というゆるい取り組みからスタートしたのが、ついこの間のように感じます。

大学英語講師はむ先生

はじめまして!
英語講師の「はむ先生」と申します。
教歴は15年ほど。現在、大学の非常勤講師として働いています。

1歳頃から徐々に時間を増やして英語に触れられる環境を整えると、4歳頃から英語力がグッと伸びました。

おうち英語は各家庭の生活リズムに合わせて取り組みを決めていきますが、ある程度の正しい方向性は理論から導き出せるように思います。

この記事では、我が家のおうち英語の取り組みを振り返り、

おうち英語を始める方に伝えたいコツ

をまとめていきます。

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6年間のおうち英語を振り返り思うこと

私は、おうち英語は(子供ではなく)親御さんの取り組みだと考えています。

親御さんのやることは「お子さんの英語環境を整える」ことで、英語を教えることではありません。

幼い子供は自然に言葉を身に付ける能力をもっているので、おうち英語はその言語能力を活かして英語を身に付ける試みだと言えます。

我が家の6年間の取り組みを振り返り、おうち英語を進めるコツをまとめます。

毎日コツコツ続けることが何より大切

おうち英語のやり方は子供の数だけがあります。

可能な限り英語をかけ流しているご家庭もあれば、1日1時間と時間を決めて取り組んでいる方もいます。

我が家は0歳のときには、毎日英語の歌をDVD教材を使って3曲聞くということをしました。

その後は徐々に時間を増やしていき、平均で1日1時間程度の英語時間を作りました。

▷ 我が家の取り組み内容は、こちら

1日にどのくらい英語時間を作るのかは、各家庭によって違います。

一方、意味の理解なしに音声を聞かせ続けても、雑音の位置づけにしかならないことが分かっています。

そのため、何らかの方法で音声と意味を紐づけながら英語を聞く必要があることは、知っておきたい点です。

「a dog」は「犬」であることを、絵本・動画・親御さんの語りかけなどを通して伝えることが欠かせません。

大学英語講師はむ先生

代表的なおうち英語教材は、絵本や動画ですね!

おうち英語を進める中で、最も大切な点は継続することだと思います。

英語習得は数か月すれば成果が出るという類のものではなく、毎日の取り組みが必須で、しかも年単位で続ける必要があります。

特に子供の英語習得は母語である日本語習得と同時に進むため、ときに子供の発達を待つことも求められます。

子供の発達にあった取り組みをコツコツと積み重ねることで、ゆっくりと着実に英語力が高まっていくのが子供の英語習得です。

乳幼児期の自由になる時間をフル活用する

子供が物心つく頃には英語が話せるという状況を作りたいなら、時間に余裕のある乳幼児期を利用することはおすすめです。

1歳から6歳の5年間で、年齢相応の日常会話を日本語・英語でできるようにすることができます。

※ 年齢が幼いので大した内容は話せませんが、中学生になってから始めると大変な労力が必要なレベルです。

小学生スタートの5年間でも問題ないのですが、他の教科の勉強などやらなければいけないことが増えることから、忙しくなります。

遊びが生活の中心にある乳幼児期スタートが軌道に乗せやすいと思います。

大学英語講師はむ先生

どのタイミングでも言葉を身に付けることは可能です!

息子が小学校に入学し「時間が足りない」ことを実感しています。

幼稚園に比べて学校が始まる時間が早くなり、朝に英語時間を取り入れることは難しくなりました。

小学校からは、毎日30分から1時間程度かかる宿題が出ます。

時間割など子供本人にやらせるべきことが増え、時間がとられるようになりました。

個人差は大きいと思いますが、英語にかけられる時間が減ったことを実感する日々です。

小学生になっても工夫すれば、1日1時間の英語時間を作ることはできるでしょう。

一方で、余裕をもって取り組みたいなら早めに始めることが得策だと感じます。

おうち英語を始める前に知りたい3つのコツ!

おうち英語を始めたい親御さんにコツをお伝えするなら、

  • 1日のスケジュールを分析する
  • 子供の楽しいを軸にする
  • 英会話スクールはタイミングを見極める

の3点だと考えます。

お子さんの年齢はさまざまだと思いますが、上の3つに関しては年齢に関係なく当てはまると思います。

大学英語講師はむ先生

息子が小学生になっても大切ですね。

1日に取り組める英語時間を把握する

家庭の事情はそれぞれです。

自由にできる時間も、そのタイミングも、英語に使える時間数も違います。

だからこそ、ご自身の生活の中でどのくらい英語に取り組めるのかを把握する必要があります。

大学英語講師はむ先生

毎日の取り組みのペースですね!

  • 1日15分なら毎日できる
  • 平日は30分だけれど週末は2時間できそう
  • 毎日1時間できる

など、無理なくできる自分のペースをつかみ継続していくことがコツです。

1か月間どれだけ詰め込んでも、その後続けることができなければ全て忘れてしまうのが子供です。

小学校卒業まではサポートを続けるつもりで計画されると良いでしょう。

ただ、遠くの目標ばかり見ていても迷子になるので、まずは直近1年にどのくらい何をするかを考えるのがおすすめです。

▷ 年齢別おすすめ教材は、こちら

子供が楽しく取り組めることを軸にする

お子さんが何歳でも子供の好きを軸に取り組み内容を考えることはおすすめです。

お子さんが好きなことであれば、親がうるさく言わなくとも楽しく取り組むことができます。

とはいえ、親御さんが何もフォローしなくても、毎日の日課をこなせるかはまた別の話です。

どんなお子さんでも親御さんがそれなりに声をかけてあげる必要があると思います。

現役英語講師はむ先生

おうち英語は、親御さんの取り組みです。

親御さんのフォローが欠かせないからこそ、お子さんの好きなことを中心に取り組み内容を考えると続けやすいです。

興味のないことを毎日取り組まなくてはいけないとなれば、継続のハードルは上がります。

大好きなアニメを英語で見たり、楽しいDVDを見たりするだけで、英語の取り組みになるのがおうち英語の魅力です。

例えば、小学生になった息子の英語時間の一部は、マインクラフトのゲーム英会話レッスンです。

▷ 詳しく見てみたい方は、こちら

一昔前のように、机に座って勉強するだけが英語を身に付ける方法ではありません。

お子さんの好きと英語を関連させて、毎日の取り組み内容を考えてみて下さい。

英会話スクールは始めるタイミングが重要

毎日1時間の取り組みを2年間続けると、(単純に計算して)累計730時間になります。

約800時間くらい英語に触れていると、先生が話す英語を聞いて分かる耳が育ちます。

言葉は話せないけれど、話しかけられていることが理解できる赤ちゃんと同じです。

このレベルまでは、英語学習教材やYouTube動画などを利用することで、教え込む必要なく自然に習得できます。

大学英語講師はむ先生

まずはここまで続けましょう!

耳にする英語を理解できる状態まで言語力が育ったら、英会話レッスンを活用して「英語を使う時間」を作ることをおすすめします。

英会話レッスンを受ける「前に」たくさん英語を聞いているというのがコツです。

頭の中に言葉のストックがあることが、その言葉を話せるようになる条件となります。

英会話レッスンの頻度は

  • 週2-3回
  • マンツーマンレッスン

が良いので、低価格で条件を満たしているオンライン英会話スクールが良いでしょう。

▷ 目的別|おすすめ英会話は、こちら

英会話レッスンを始めても、英語に触れる(聞く)ことは毎日継続します

約2000時間くらい英語に触れていると、おおよそ英語で日常会話ができるようになります。

1日1時間で約5年半の計算です。

小学1年生くらいの会話力を身に付けられるので、英語で物事を学べるスタート地点に立つことができます。

※ 小学1年生くらいの英語力とは、語彙や表現は限られていて文法のミスも見られるが、おおよそ伝えたい事柄を相手に伝えられるレベルです。

言葉の習得は日の積み重ねですので、日々の取り組みはずっと続きます。

小学生のおうち英語も基本的には変わらない

小学生のおうち英語も基本的なやり方は同じで、毎日コツコツと取り組むことで英語力が伸びていきます。

小学生になると意識的に勉強ができるようになる点が、乳幼児期とは異なります。

年齢が上がるほど、考える力が育ちますね。

子ども自身が勉強の意義を理解して努力できることは、学習の効果を高め、促進させる強みとなるでしょう。

大学英語講師はむ先生

年齢相応の難しさは、どの時期にもありますね。

小学1年生で求められる学力は英語以外

小学校で英語の面倒を見てもらうことは難しいことは知っておきたい点です。

息子の通う公立小学校は、3年生になるまでは1コマも英語授業がありません。

公立の小学校に入学してまず求められる学力は、

  • ひらがなが読める・書ける
  • 文章が読める・理解できる
  • 足し算・引き算ができる

など、英語以外の教科学習です。

上に箇条書きにした内容は、4月の入学から夏休みまでの3カ月半で学習を終えます。

大学英語講師はむ先生

早いペースで授業が進むと感じました。

小学校低学年の国語と算数の学習内容は、全て教科の土台となる基礎学力です。

将来的に日本で教育を受けていくのなら、英語よりも重要だと言うこともできるでしょう。

英語力が一朝一夕に身に付くものではないように、国語力も放っておいて身に付くものではありません

小学校の英語授業のスタートは3年生です。

日本語・英語のバランスを考えながら計画的に取り組むことが望ましいと言えるでしょう。

本人の意欲が必要となる小学生

おうち英語の継続期間や取り組み時間によって、小学生で目指したい(目指すことができる)英語力は変わると思います。

一般的には、小学生スタートであれば、中学校入学までに、日常会話レベルの英語が理解でき、話せるようになると良いと思います。

乳幼児期からスタートしている場合には、英語の読み書きを含め、アカデミックレベルの英語力まで高めて欲しいと感じます。

大学英語講師はむ先生

理想ですね!

乳幼児期のおうち英語と違い、小学生になると目的をもった学習が求められます。

お子さんの年齢が高まるほど、言葉が自然に英語が身に付くというよりは、意識的な勉強が必要になるためです。

つまり、親御さんがどれだけ英語学習を切望しても、子供本人に意志がなければ学習行動を起こすことは難しいと言えるでしょう。

どの年齢のお子さんでも、無理強いは禁物です。

小学生は扱いが難しい年頃ではありますが、子供の興味に近づけたおうち英語の取り組みが継続のコツだと思います。

▷ 低学年のおうち英語教材は、こちら
▷ 高学年のおうち英語教材は、こちら

参考にしていただければ幸いです!

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