「せっかくおうち英語を始めたのに、子どもが嫌がるようになった」そんな経験を持つ親御さんは少なくありません。
英語をやらせすぎたり、無理に押し付けてしまうと、かえって逆効果になることもあります。英語は嫌がられる可能性もあると想定しつつ、少しずつ環境を整えて習慣化していくことが大切です。
この記事では、子どもが英語を嫌がる理由と、親ができる前向きなサポート方法を紹介します。
英語を嫌がるのは自然なこと
結論から言えば、子どもが一時的に英語を嫌がるのは珍しいことではありません。母語である日本語が日常の中心にある以上、慣れない言語に抵抗を示すのは自然な反応です。
特に4歳頃から、日本語力が高まるためか、英語を嫌がる子どもが増えてくる印象があります。しかし、「嫌がっている=英語に向いていない」と考える必要はありません。むしろ、こうした時期をどう乗り越えるかが、その後を大きく左右します。
なぜ子どもは英語を嫌がるのか
子どもが英語を嫌がる理由はいくつか考えられます。ひとつは「分からないことへの不安」です。意味が分からない状態が続くと、子どもは退屈したり不安を感じたりします。また、年齢が上がって「日本語と比べる力」がつくと、英語を「自分には分からないもの」と判断してしまうこともあるでしょう。
年齢が幼い場合には、疲れているタイミングで無理に英語を取り入れると、嫌な印象が残ってしまうことがあります。さらに、親が「やらなきゃ」と焦っている姿を見て、子どもがプレッシャーを感じるケースも少なくありません。
▷ 幼児期に英語がイヤと言われたら、こちら
楽しく続けられる工夫を取り入れる
嫌がるときこそ「楽しい経験」に切り替えることが大切です。例えば、英語の歌やアニメなど子どもの好きなものを入り口にする方法があります。毎日10分だけでも構いませんし、「子どもの好き」を取り入れることで「英語=楽しい」というイメージが生まれます。
また、教材や動画は無理に新しいものを取り入れる必要はなく、子どもが気に入ったものを繰り返すのが効果的です。日常の中に自然に英語を混ぜるようにすると、抵抗感は薄れていきます。
▷ 小学生ならゲーム英会話も効果的、こちら
注意したい親の関わり方
子どもが英語を嫌がると、「今のうちにやらないと」と親が焦ってしまうことがあります。しかし、これはかえって逆効果になることが多いものです。親が無理強いすればするほど、子どもの英語への抵抗感は強まってしまいます。感情的になるくらいなら、子どもが納得できるように話をする方がずっと良いでしょう。
学習の進み方には個人差があり、一時的に止まってもまた自然に動き出すことは少なくありません。「嫌がる時期もある」と受け止め、柔軟に工夫を重ねていくことが大切です。
▷ 嫌がるときの対処法は、こちら
まとめ:嫌がる時期も学びの一部
子どもが英語を嫌がるのは自然な反応であり、親が工夫してサポートすれば乗り越えられます。焦らず、楽しい経験を少しずつ積み重ねていくことが大切です。
おうち英語は「短期間で結果を出すもの」ではなく、長く続けてこそ力になる取り組みです。嫌がる時期も子どもの成長の一部と考えて、親子で一緒に英語時間を楽しんでいきましょう。