中学受験が終わって、ほっと一息。
少しゆっくりしてほしいと思う一方で、
「中学校に入るまでに英語もやっておいた方がいい?」
「受験勉強で英語まで手が回らなかった」
「中学英語の先取りをした方がいいのかな?」
と考えているご家庭もあるのではないでしょうか。
中学受験後の英語学習として、私はいきなり中学校の文法をどんどん先取りするよりも、まず小学校で習った英語を一度整理しておくことをおすすめします。
大学英語講師はむ先生はじめまして!
英語講師の「はむ先生(村上里実)」と申します。教歴は15年ほど。
現在、大学の非常勤講師として教えています。
小学校では、およそ700語の英単語を学びます。
でも、
dog=犬
play=する、遊ぶ
happy=うれしい
と単語の意味を知っているだけでは、自分で英文を作るところまではなかなかつながりません。
中学校に入る前に、「この単語は、英文の中でどんな働きをするんだろう?」というところまで少し整理しておくこと。
それが、中学校で英語を学び始めるためのよい準備になります。
そこで今回は、
小学校で学んだ英単語を総復習し、整理しながら英文を作れるようになることを目指すワークショップ
を開催します。
中学受験後の英語、おすすめのやり方は?

中学受験が終わると、「せっかく時間ができたから、中1の英語を先取りしておこう」と考えることもあると思います。
もちろん、中学校の教科書や問題集を先に進めておくのも一つの方法です。
ただ、その前に確認してほしいのが、小学校で学んできた英語がどのくらい頭の中で整理されているかです。
たとえば、
I play soccer after school.
という英文。
意味は分かる子も多いと思います。
では、
- I はどんな種類のことば?
- play は?
- soccer は?
- after school は何を付け加えている?
と聞かれたらどうでしょう。
中学校に入ると、名詞・動詞・形容詞・副詞・主語・目的語 といった文法用語を使って、英語のしくみを説明するようになります。
小学校で触れてきた英語と、中学校で学ぶ英文法。
その間をつなぐ準備をしておくと、中学校の英語の授業が分かりやすくなります。
現役英語講師はむ先生こちらの内容は、ワークショップでも取り組むものです。
① まずは小学英単語700語を総復習

最初にやっておきたいのが、小学校で習った英単語の総復習です。
まずは、
見る
↓
聞く
↓
読んでみる
ところから始めます。
「あ、この単語やったな」
「聞いたことがある」
「意味は分かるけれど、読めなかった」
そんな単語を確認していくところから始めましょう。
今回のワークショップでは、事前に指定したYouTube動画を使って、小学校で習った英単語の音と文字を確認してもらう予定です。
すべて暗記してから参加する必要はありません。
一度、スペルを見ながら聞いて読んでおく、これがスムーズに進めるコツです。
ワークショップに参加される方にも、ここまでは各自で取り組んで頂きます。
そうすることで、ワークショップ当日は「単語を覚える」ことよりも、知っている単語を整理して、英文を作るために使うことに時間を使えます。
② 英単語を種類ごとに整理すると、英文が見えてくる

英単語には、それぞれ種類があります。
たとえば、
dog / school / music
は、人やもの、場所などを表すことば。
play / like / eat
は、動きなどを表すことば。
cute / happy / beautiful
は、人やものの様子を詳しくすることばです。
中学校では、こうしたことばを、名詞・動詞・形容詞・副詞 と呼び、文法用語を使って学びます。
名前だけを暗記しようとすると難しく感じますが、すでに知っている英単語を実際に分けてみると、
「名詞ってこういうことばなんだ」
「これは動詞なんだ」
と具体的に分かるようになります。
今回のワークショップでは、新しいノートを一冊使って、英単語を種類ごとに整理しながら、自分だけの英語辞書を作ります。
③ 名詞+動詞+名詞。もう英文になる

単語を種類ごとに整理する理由は、分類そのものを覚えるためではありません。
英文を作れるようにするためです。
たとえば、人やものを表すことば(名詞)の中から、I を選ぶ。
動きを表すことば(動詞)から、like を選ぶ。
もう一度、人やものを表すことば(形容詞)から、dogs を選ぶ。
並べてみると、I like dogs.
もう英文になりました。
英語は、覚えた単語を好きな順番に並べれば文章になるわけではありません。
どんな種類のことばを、どの順番で組み合わせるのか。
基本的なしくみがあります。
そのしくみが少し分かってくるだけでも、「英単語を知っている」と「英文を作れる」の間をつなぎやすくなります。
④ 英文の骨組みを知っておこう

たとえば、I like dogs. という文に、cute を加えると、I like cute dogs. になります。
さらに、
I really like cute dogs. とすることもできます。
英文は長くなりました。
でも、中心にある I + like + dogs という骨組みは変わっていません。
中学校では、この英文の骨組みについても少しずつ学んでいきます。
ワークショップでは、
S・V・O・C・M
など、中学校の英語の授業で出てくる基本的な考え方にも触れます。
現役英語講師はむ先生親御さんは、5文型として習ったと思います
記号を暗記することが目的ではありません。
実際の英文を見ながら、
「ここが文の中心なんだ」
「これは後から付け足した情報なんだ」
と理解できることを目指します。
中学受験後だからこそ、一度英語を整理してみよう

中学受験を経験した子どもたちは、これまでたくさんの知識を覚え、整理し、問題を解いてきました。
その経験を、今度は英語にも使ってみます。
英単語を一つずつ暗記するだけではなく、
- この単語はどんな種類?
- 文の中ではどんな役割をする?
- どんな単語と組み合わせられる?
と考えて整理していきます。
中学校の文法を何か月分も先取りする必要はありません。
まずは、
小学校で習った英語
↓
単語の種類
↓
単語の組み合わせ
↓
英文の骨組み
↓
自分で英文を作る
という流れを一度経験しておく。
これが、中学校の英語の授業を理解するための土台になると考えています。
新中1向け|自分だけの英語辞書作りワークショップ

中学受験を終えた新中学1年生を対象に、「自分だけの英語辞書作り」オンラインワークショップを開催します。
テーマは、
小学英単語700語を総復習、英文を作れるようになろう!
です。
新品のノートを一冊使い、小学校で習った英単語を種類ごとに整理します。
ただ意味を書き写す単語帳ではありません。
「この単語はどんな種類?」
「英文ではどこに置ける?」
「この単語とこの単語を組み合わせたら、何が言える?」
そんなことを一緒に考えながら、英文を作るための英語辞書を作っていきます。
3日間で取り組むこと
ワークショップは、
- 夕方から1時間
- 5日間
のスケジュールで開催します。
受験勉強を経験してきた新中1のお子さんを対象に、説明を聞く時間と、実際に手を動かすワークを組み合わせながら進めます。
途中には休憩も入れます。
1日目|英文を解体して、英単語の種類を知ろう
まずは、小学校の教科書に出てくるような短い英文を使います。
英文をいくつかの部分に分けながら、
「どれが人やものを表すことば?」
「どれが動きを表している?」
「どのことばが、ほかのことばを詳しくしている?」
と考えます。
そこで、名詞・代名詞、動詞、形容詞、副詞など、単語にはそれぞれ種類があることを確認します。
さらに、
S・V・O・C・M
といった、英文の中での役割も少しずつ見ていきます。
後半からは、さっそく自分だけの英語辞書作りをスタートします。
小学校で習った英単語を分類しながら、ノートに整理していきます。
2日目|小学英単語700語を、自分の英語辞書に整理しよう
2日目は、辞書作りが中心です。
小学校で習った英単語を、
名詞・代名詞
動詞
形容詞
副詞・前置詞など
に分けながら、自分のノートに整理していきます。
前置詞は、
in the park
after school
with my friend
のように、ほかの単語と組み合わせた「ことばのかたまり」としても見ていきます。
単語を一つずつ覚えるだけでなく、「この単語は何と一緒に使える?」というところまで考えます。
そして整理した単語を少しずつ組み合わせて、短い英文も作ってみます。
3日目|自分の辞書を完成させて、英文を作ろう
3日目の前半も、引き続き英語辞書を作ります。
3日間で見てきた単語を整理し、自分だけの英語辞書を仕上げていきます。
そして後半は、その辞書を使って英文作りに挑戦します。
たとえば、
- 名詞・代名詞のページから1つ
- 動詞のページから1つ
- もう一度、名詞のページから1つ
選んで組み合わせると、
I like dogs.
という英文になります。
形容詞のページから単語を足せば、
I like cute dogs.
副詞などを加えれば、
I really like cute dogs.
と、さらに文を育てることもできます。
最後は、自分で作った英語辞書を使って、いろいろな英文を作ってみましょう。
このワークショップを通じてできるようになること
・小学校の教科書に出てくる英単語を総復習できる
・英単語を種類ごとに分類できる
・それぞれの単語が英文の中でどのように使われるか分かる
・単語を組み合わせて、自分で英文を作れるようになる
・中学校の英語の授業を理解するための土台ができる
開催概要
対象:中学受験を終えた新中学1年生
開催日時:平日17:00〜18:00/全5回(オンライン)
※ 2月下旬から3月に向けて開校予定です。詳しい時期は、お問い合わせください。
受講料:18,000円(税込)
少人数で、一人ひとりの作業や英文を確認しながら進めます。
教材について
ワークショップでは、ちびむすドリルの「小学校で習う英単語700語」の教材を使用します。
ページ下部にある「英単語(700語)ポスター (1)~(26) まとめて印刷」から、ご家庭で印刷してご用意ください。
※ 裏がシールになっている紙に印刷すると、使いやすくおすすめです。
印刷や準備が大変な場合は、教材セットを2,000円(税込)でご用意します。
教材セットには、
・裏面がシールになった英単語プリント
・自分だけの英語辞書作りに使う新品のノート
を入れて、ご自宅へお送りします。
シールになった英単語を種類ごとに分け、ノートに貼りながら辞書を作っていきます。
中学英語を先取りする前に、英語を一度整理してみませんか?

このワークショップは、中学校の英文法をどんどん先取りするための講座ではありません。
小学校でこれまで触れてきた英語を一度整理して、「知っている単語」を「英文を作るために使える単語」へ。
そして、中学校で先生が英語のしくみを説明したときに、「あ、これのことだ」と分かる状態を目指します。
中学受験が終わって、
「そろそろ英語も始めたい」
「中学校に入る前に何をしたらいい?」
「英単語は知っているけれど、自分で英文を作るのは難しい」
というお子さんに、一緒に参加してもらえたらと思います。
お申込み・お問合せは、以下のフォームよりお願いいたします。

