2020年より小学校での英語が正式に教科となりました。
英語が教科となったことで、3年生から授業が始まるだけではなく、5年生からは成績が付くように変わりました。
はじめまして!
英語講師の「はむ先生」と申します。教歴は15年ほど。
現在、大学の非常勤講師として働いています。
学校で成績が付くようになったものの、「子供にどのように英語を身に付けさせれば良いのか分からない」というのが親御さんの本音ではないでしょうか。
このくらいの取り組みをすれば、このような結果が出るはずだという見通しをもって取り組めるよう、お手伝いできたらと思います。
この記事では、
- 英語が身に付く小学生の家庭学習のやり方
について書いていきたいと思います。
小学生の英語はやり方が難しい|家庭学習が肝
まずは、言葉の発達において小学生がどのような時期なのかを書いていきたいと思います。
家庭学習をキーワードに検索されている親御さんですから、子供の日頃の学習をよく把握されているのではと想像します。
英語を身に付けることに関しては、乳幼児期からのスタートに比べると、小学生スタートの方が難易度が高まります。
その理由は、
- 自然に言葉が身に付く能力が弱くなる
- 徐々に英語学習が必要になる
となるためです。
意識的に英語を学習することでも英語は身に付きますが、本人の努力が必要となり、本人の学びたいという気持ちに左右されるということです。
想像通りには進まないことを前提に、柔軟に対応していく姿勢が大切かと思います。
うまく子供の意見を尊重しながら進めたいですね!
子供だが英語が勉強になり始める時期
小学生は外国語である英語を身に付ける上で、徐々に「意識的な学習」が必要な時期に差し掛かっている年齢だと言えます。
子供は自然に言葉を身に付けることができるという類の話を耳にしたことがあると思いますが、それは乳幼児期に当てはまります。
年齢が上がれば上がるほど自然に言葉を習得できる能力は下がることは知っておきたい点です。
幼い子供は文法などをあえて説明されなくても大量の言葉に触れているだけで、自然に文法の規則を身に付けてしまう能力を持っているということです。
個人差はありますが、自然習得ができる年齢の境界線は8歳前後と言われています。
※ 専門用語では臨界期(りんかいき)と言われています
日本語で正しい助詞(てにをは)が感覚でわかるのもそれですね!
慣れない英語を嫌がる可能性がある小学生時代
小学校入学の年齢は6-7歳ですが、母語の基礎力が既にできあがっているため、聞き慣れない英語に抵抗を示す場合もあります。
「何を言っているのか分からない!」というものです。
乳幼児期であれば分からないながらに楽しみながら聞いていられたものが、意味が分からないと聞いていられなくなるのです。
この状態を言い換えると、自然な言葉の習得は期待できず、意識的なお勉強が必要な年齢に差し掛かっているということなのです。
とはいえ、小学校低学年のお子さんが机に座って長時間勉強することは困難を極めます。
小学校高学年になれば、少しは可能性が見えてきますね。
小学生というのは自然習得のやり方もダメ、勉強という方法もダメと、どちらも難しい時期だと言えるのです。
英語塾・英会話スクールに任せていても英語は身に付かない
小学生からの英語スタートは難しいと書きましたが、決して無理だということではありません。
人間の発達段階として「あつかいが難しい」というだけの話です。
ちなみに、週1回の英会話スクールや英語塾に通わせても、(レッスンの質以前に)学習量が足りず英語はいつまでたっても身に付きませんので、知っておくと良いと思います。
専門家の力を借りることは賢い方法ですが、家庭学習は欠かせません。
母語・外国語に関わらず、言葉を身に付けるには長い時間が必要です。
英語も他の科目と同じように、やり方を知り、学びを進めていけばよいだけです。
日本語を母語とする人が英語を身に付ける場合、少なくとも英語に2500時間触れる必要があると言われています。
私は目安として2000時間を目指すことをおすすめしています。
毎日1日1時間取り組むと、5年半で達成することができます。
英語授業は小学3年生から始まりますが、高校3年生までの全ての英語授業を全て合わせても約1200時間にしかならないのです。
それ以外の時間は、家庭学習で補う他ありません。
必要な学習として、コツコツと英語時間を積み重ねていきましょう!
小学生の英語|家庭学習の具体的なやり方
我が家もそうですが、主軸となる英語塾や英会話スクールを持つことは大切です。
主軸となるというのは、子供が英語を身に付けるために目標を定め、方法を示し、正しい方向に導いてくれる先生を持つということです。
英語の先生は経験上、子供の強み・弱み、今何が必要かということが分かるはずです。
本来は小学校の英語教育でそれを担うべきなのでしょうが、正直なところ、現状そこまで学校教育に期待することは難しいでしょう。
個人的なおすすめは、質の高いオンライン英会話+家庭学習で英語学習を進めていくことです。
紹介していきます!
質の高いオンライン英会話を主軸にもつ
オンライン英会話である必要はないのですが、主軸となるスクールは
- マンツーマン
- 外国人の先生(ネイティブ・ノンネイティブ問わない)
- 週2-3回以上
が良いと思います。
この条件を一般的な英会話スクールの月謝である1万円前後で用意しようと思うと、オンライン英会話が有力候補になるでしょう。
▷【おすすめ】オンライン英会話一覧は、こちら
総合評価No.1Novakid(ノバキッド)
ここでは、私の一押しオンライン英会話スクールであるNovakid(ノバキッド)を紹介します。
その質はどこにも負けないのではと思えるほど、考え抜かれたカリキュラムが特徴です。
4-12歳のお子さんが対象で、日常英会話だけでなく、レッスンを進めていくうちに自然に英語が読めるようにもなります。
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小学生になると子供の年齢によっては、英語年齢と実年齢の差から、学んでいる内容が幼く感じられ嫌がる場合も見受けられますが、その点も配慮されている点もオススメです。
年齢的な発達も考えられているので安心です
ノバキッドの料金はオンライン英会話の中では割高ですが、それだけの価値はあります。
スタンダードプランで週2回(理想は3回)がおすすめです。
※ 20%offでレッスンを購入すれば月額10,816円です。
▷ ノバキッドの料金は、こちら
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子供が流暢に自分の意見を英語ではなせるレベルになってきたらネイティブ講師が良いと思いますが、初級者レベルのお子さんはノンネイティブ講師で問題ありません。
ノバキッドでは好きな時間に、自分の好きな先生を選んでレッスンが受けられます。
お子さんと相性の良いぴったりの先生を選ぶのも楽しみの1つになるはずです。
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文章で話せるようになる良質な英会話
クレカ登録・解約手続き不要
家庭学習では何をする?
主軸となるスクールが決まったら、日々のレッスンで扱った英語の復習(予習)を基本として家庭学習を行います。
目安となる時間は、1日30分から1時間です。
おすすめしたノバキッドであれば、毎回宿題として取り組める課題がありますし、宿題以外にも無料で取り組める教材がふんだんにあるので困りません。
家庭学習という言葉を使うと、教科書と鉛筆で勉強するというイメージがあるかもしれません。
しかし、英語に限ってはYouTubeでアニメを見ることも英語学習の一環です。
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Peppa pigいいですよ!
現在はインターネット環境が充実し、学べるリソースは豊富にあります。
親御さんが子供の英語教育のサポートに必要な力は
- ネット上のどこにリソースがあるのかを探す力
- 良し悪しを判断する力
だと感じます。
本サイト「はむ先生のおうち英語教室」もお力になれるリソースの1つだと思いますので、参考にしていただければ嬉しく思います。
毎日家庭学習が続かないときは?
親御さんが理想とするのは、子供自ら毎日英語を取り組む時間を作ることでしょう。
英語のアニメをみたり、YouTube動画を見たりしてくれれば、自然に英語力は高まっていくからです。
しかし、理想通りに英語の取り組みが上手くいく場合だけではありません。
毎日の家庭学習が続かない、難しいときには、毎日の英会話レッスンでもお得に受けられるオンライン英会話を利用しましょう!
私のおすすめはQQEnglishの子供コースとして設置されている
- QQ Kids(キューキューキッズ)
の「月30回コース」を利用することです。
無料体験レッスンも2回ほど可能ですが、初月は格安でレッスンが受けられるので家庭学習の習慣作りにぴったりです。
レッスンは朝から夜まで受けられます。
1日のうちどこに英語時間を持ってくるとお子さんの負担が一番少なく取り組めるかを意識すると良いと思います。
QQKidsには選べるコースがたくさんありますが、英語が初めてのお子さんにはSmart Kids(スマートキッズ)を選ぶと良いでしょう。
レベルは6段階に分かれており、英検2級レベルまで対応しています。
お子さんがあまり英語を話すことに積極的に慣れないようであれば、Reading for Kidsもおすすめです。
毎日の英会話レッスンが軌道に乗れば、他の教材や英会話スクールに変更しても家庭学習を継続できるはずです。
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公式ホームページ
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英語の家庭学習の避けるべきやり方|小学生は乳幼児期とは違う
小学生から始める英語学習で避けて欲しいことをこちらではまとめていきたいと思います。
ネット上には情報があふれています。
英語を身に付けるにあたり、赤ちゃんには意味のあること、乳幼児期には効果のあることも、小学生になると避けた方が良いことに変わることもあります。
やめた方がよいこと、まとめます!
むやみに英語を流し続けるのはやめよう
子供の英語教育について調べると、英語をBGMのようにかけ流すという方法を推奨している場合があります。
言葉を身に付けるには大量にその言語を聞く必要があることを根拠にしている場合が多いです。
「たくさん聞かせれば聞かせる程、英語ができるようになる」というような類の話です。
赤ちゃんを対象にした教材の販売員さんはよくそう言われますね
前述したように英語を身に付けるには2500時間もの時間が必要な訳です。
単純に考えてたくさん英語を聞かせることは間違いではないように感じます。
言葉の習得はインプット9割・アウトプット1割と言われるように、9割は聞く(読む)ことで身に付きます。
しかし、たくさん言葉を聞くことの大前提として、「言葉の意味が分かること」を前提としていることは忘れてはいけません。
言い換えると、意味の分からない言葉を聞き続けていても分かるようになることはないのです。
むやみに英語を流し続けることは子供にとって苦痛でしかありませんので、避けましょう。
英語を聞く時間を作るなら、映像などの情報から意味が推測できるもの、楽しめるものを使いましょう!
嫌がる子供に無理強いしても良いことは無い
小学校になったからと言って、英語をどうしてもやらなければいけない訳ではありません。
今のところ日本のほとんどの地域で、生活するのに英語が必要とされることもありませんね。
記事の最初に小学生はお勉強が必要になってくる年齢だと述べましたが、年齢によっては本格的な勉強がまだ難しい年齢でもあります。
もちろんやれるに越したことは無いのですが
私自身は中学校から英語を始めました。
本格的に英語学習を始めたのは大学生になってからです。
子供の強みが意識することなく自然に言葉を身に付けられることだとするなら、大人の強みは意識して英語を学ぶことができることです。
年齢が上がるほどに目的をもって行動をすることができ、自分を律することができるはずです。
子供がどうしても英語を勉強したくないというのなら、今勉強しないことで近い将来どうなるのかを説明し、最終判断は子供に任せたらよいと考えます。
共通テストの「英語難化」の感想が少なからず流れてきてますね。
— 米原幸大 (@shin_eikai) January 13, 2024
しかし、です。
「来年度の英語のテストははるかに難化する」
でしょう。なぜなら、来年の3年生は新学習指導要領経験者で語彙が相当増えますからね。… pic.twitter.com/rl4YsEiZxq
英語に力を入れる理由は好きとか楽しいとかだけでなく、社会的に必要とされているからという理由でも良いのです。
英語は長期間を要するという特徴もあり、子供本人の意欲なしに身に付くようなものではありません。
参考にしていただければ幸いです!