我が家には小学1年6歳の男の子がいます。
そろタッチを使い始めたのは子供が5歳10か月のときです。
正確には4歳10か月で数か月試したのですが、早すぎて途中断念しました(そろタッチ毎月の記録は、こちら)。
はじめまして!
英語講師の「はむ先生」と申します。
教歴は15年ほど。現在、大学の非常勤講師として働いています。
年長さんから再スタートしたそろタッチのそろばん学習は、当初、計算・暗算ができるようになってきたという印象だけでした。
その後、子供が小学校に入学して授業を受けるようになり、そろタッチのメリット・デメリットが明確になってきたように感じます。
この記事では、
そろタッチのデメリットと気を付けたいこと
について書いていきたいと思います。
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そろタッチのデメリットって何がある?
そろタッチは良くできていて、無料体験の1か月だけで簡単な計算ができるようになります。
誰かが直接教えている訳でもなく、全てタブレット上で完結されるので「すごい」の一言です。
一方、計算式の答えが出せることと計算式の意味が分かることは別物であることは、そろタッチに取り組む前には分からなかったことの1つです。
その他、筆算との相性が良くない(混乱を生む)ことはそろタッチ公式HPでも言われています。
詳しく見ていきます!
計算ができるだけでその意味は分からない
そろタッチはタブレット式のそろばんで、頭の中で計算ができるようになること(つまり、暗算)を目的としています。
人間計算機のような感じで、考えなくても頭の中でそろばんが動きイメージできるということです。
計算機も性能はさまざまなように、頭の中のそろばんでできることは人によって違い、全員がスーパーコンピューターレベルまで達成できる訳ではなさそうです。
どこまで訓練するかという点でもありますね!
現在息子は6歳になり小学校に通っているのですが、そろタッチを進めていた幼児期に感じた違和感は、計算ができても式の意味が分かっていないという点です。
今振り返ると、足すと数字が増えて、引くと減るくらいは分かるのですが、数字の概念が理解できていなかったと思います。
出てきた数字に従ってそろばんの珠の動かし方を覚えているだけなので、計算式が何を意味しているのかを分からなくても当然だとも言えます。
小学校に入学すればすぐに解決するのですが、そろタッチで身に付くのは計算(暗算)の能力であり、それ以上でも以下でもないということを理解しておくのは良いと思います。
先生が教えてくれるわけではない
そろタッチのような自宅で進める学習はマイペースで取り組むことができる反面、子ども自身で考えたり、苦手を乗り越えていくことが必要となります。
AIの活用で間違えた問題を繰り返し練習することなどはできますが、なぜ間違えたのか、自分の問題に気が付き克服していくのは子供自身です。
「分からない」「できない」と癇癪を起こしているだけは、難易度が上がるにつれて進まなくなります。
子供自身の考える力が求められることがそろタッチのデメリットだと言えるでしょう。
息子も5歳になる前に始めたときに足りたなかったものは、自分で考える力だと思います。
機が熟さないと難しいですよね
例えば、そろばん教室でも近所のそろばん教室に通うという方法もあります。
そろばんの先生がいれば躓いたところは丁寧に教えてもらえるので、全く進まないということは起こりにくいでしょう。
お子さんがどちらに向いているのかを親御さんが把握する必要があると思います。
最近では、オンラインのそろばん教室も作られており、少人数レッスンであればそろタッチと大きく変わらない料金で受けられるので、一度比べてみるのも良さそうです。
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問題のレベル調整には制限がある
先生が教えてくれるわけではないので、実力以上に問題が難しくなってしまった場合には調整が必要になります。
例えば、1ミッションはサッと進めば10分前後で終えられるのですが、よく分かっていないと1時間以上かかる…ということも起こり得るのです。
我が家でもJ8ステージになり、初めて1時間かかる日が続きました。
その場合には、親御さんがそろタッチ本部に問い合わせをして、レベルを下げてもらえるようお願いメールをします。
もうこうなると一旦やめようかとなりますよね。
しかし、調整ができるのは1つ以上前のステージに戻ることで、同じステージの最初に戻すことはできません。
例えば、息子はJ8ステージにいて星4つとっていたのですが、全く進めないということが起こりました。
問い合わせをしてJ8ステージの最初に戻して欲しいとお願いしたのですが、システム上、問題を戻しても画面上の星の数が消える訳ではないそうなのです。
つまり、子どもには進歩の度合いが分からないということで、イマイチだなと感じました。
J7に戻すのであれば星の数は表示されるようになので、レベルを下げるのであれば1つ以上戻す方が良さそうです。
おすすめの開始年齢の幅が狭い
デメリットというよりは相性の問題だと思いますが、筆算を知っている状態からそろタッチを開始することはお勧めしないと公式HPにも書かれています。
筆算とそろばんはやり方が違うだけで、どちらも計算の答えを出す方法です。
目に見える数字で計算の仕方を知ってしまうと、どうしてもそちらに引っ張られてイメージで計算していく方法が身に付きにくいようです。
言い換えると、そろタッチに適しているのは、年長さんから小学1年生という限られた年齢のお子さんと言うことです。
幼過ぎても難しいですし、難点の1つですね。
タブレット購入が必要な場合も
そろタッチを始めるには、そろタッチに対応したタブレットの購入が必要になります。
既にある場合には使いまわせばよいので、継続できなかった場合にも無駄にはなりませんが、新規購入となると結構な予算が必要となります。
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我が家は、ipad-air2を中古で購入しました。
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そろタッチのデメリットを避けるには?
そろタッチのデメリットとして、
- 計算式の意味を理解していない
- 筆算との混乱
- 先生がいない
を挙げました。
これらはどのように補ったり、回避したりすることができるのでしょうか。
個人的には、これらのデメリットは学校の授業をきちんと受けること・そろタッチを毎日取り組むことで解決できると思います。
詳しく見ていきます!
小学校の授業はよく聞く
小学校に入学後の方が、そろタッチをやってて良かったなと感じることが増えました。
その理由は単に答えが分かるだけだった計算式に意味付けがされたからです。
小学校の先生はそれはそれは丁寧に数字の概念を教えてくれ、計算するとは何かを体得させてくれます。
そろタッチなどの先取り的な勉強は、学校の授業をつまらないと感じさせてしまうのではないかと思ったこともあるのですが、全くそんなことはありませんでした。
逆に、少し知識があるので先生の言っていることが分かり易いようで、とても授業が楽しいようなのです。
計算はもうできるので、意味理解が伴えば文章題も答えられますね!
1年生の1学期には、計算式の意味が分かった上で、このくらいの計算をするようになります。
基本的な足し算、引き算も終えるのです。
個人的には、全てが初めてというよりは、そろタッチで機械的な計算はできるようになっている方が余裕をもって理解が進み良かったのではと感じました。
小学校2年生の夏休みまでにJステージは終える
小学校で筆算を習うのは、小学校2年生です。
地域によって2年生の1学期に習う場合と、2学期以降になる場合があるようです。
それを踏まえると、2年生の4月までには少なくともJステージを終えたいと感じます。
もう少し余裕を持つなら、1年生の間にJステージを終えたいですね。
そろタッチの大まかなカリキュラムはこちらです。
ネット上で公開されています。
Jステージで基本的なたしざん・ひきざん・繰り上がりの計算は終えられますので、そこまでは筆算を習うまでには終えたいところです。
そうすることで、学校の授業で筆算を習っても、そろタッチで身に付けた暗算をうまく使いながら学ぶことができると感じます。
マイペースに進めたいお子さんにはプレッシャーになる可能性もありますので、それがデメリットになるでしょう。
かけ算もJステージで一通り暗記しますよ!
Sステージクリアレベルになると、
- 桁が増えた計算
- かけ算・割り算
が暗算でできるよう訓練します。
個人的にはS12クリアレベルで暗算は十分ではないかと考えていますが、Uレベルがクリアできたらすごいですよね。
Uレベルまで暗算ができるようになれば、筆算に影響が…というレベルではないと思うので、子供自身がどこまでできるようになりたいか次第かなと思います。
相談できるそろタッチ教室の先生をもつ
そろタッチにはネット生だけでなく、教室生といって先生と一緒に学ぶというスタイルもあります。
ネット生と教室生の違いは、
- 料金(教室生の方が高い)
- 先生の有無
という2点です。
実は通学しなくてもZoomでレッスンを受けるZoom生もあり、これは教室生に含まれます。
つまり、通学は必ずしもしなくても大丈夫で、自宅でそろタッチのレッスンが受けられます。
短期利用も可能で、教室Zoom生とネット生を行き来することもできるのです。
行き詰ったときに助けを求められる先生がいることは心強いと思います。
1回限定(別途3300円)のネット生クラスなどを利用して教室の先生とつながりを持つことはおすすめです。
ちなみに私は伊勢校の先生にお世話になっています。
気さくな面白い先生で、息子も大好きです。
▷ 伊勢校の公式HPは、こちら
私はそろばんができないということもあり、
- 子供が何につまずいているのか
- どうしたら解決できるのかが分からない
ので、先生からのアドバイスは貴重でとても助けられています。
伊勢校の先生はとても親身になってくれるので、困ったら一度相談してみると良いと思います!
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そろタッチのメリットはデメリットを越える?
この記事ではそろタッチのデメリットと注意点について思うことをまとめました。
お子さんの計算力向上にそろタッチを使うと決めたなら、毎日コツコツと一定量積み重ねればそこまでデメリットは感じないと考えています。
やはり中途半端に取り組んでやめてしまうとそこで終わってしまいます。
やると決めたのなら、Jステージまでは少なくとも終えるまではやめない方向で考えると良いのではないでしょうか。
Jステージまで終えれば、基本的な足し引きの計算は暗算でできるようになります!
毎日取り組めればメリットが勝る
タブレット型そろばんであるそろタッチは、適齢期の子供だから身に付きやすい能力だと言えそうです。
公式HPにもそろタッチの適齢期は年長から小2とあるように、認知力がある程度高くなり、なおかつ、子供ならではのイメージ力が備わっているごく限られた期間に身に付く能力なのでしょう。
英語でも身に付きやすい時期というのがあるので、よく分かります。
毎日コツコツと訓練することで少しずつ計算、暗算ができるようになっていきます。
何事も積み重ねていくのは大変なことではありますが、毎日取り組むことができればデメリットは気にならないと感じます。
その辺りを、そろタッチを使ってみるかどうかの判断基準にされると良いのではないでしょうか。
やめたいときには負担を減らす
そろタッチ適齢期のお子さんが
- 泣いたり怒ったり大変
- ミスが減らず行き詰った
- やめたいと言い出した
ときには、0か100かで考えるのではなく負担を減らすことをお勧めします。
※ 適齢期前に始めた場合には、半年休会後、再度挑戦してみるのが良いと思います。
1日1ミッションを最低ラインとして進めたり、1ミッションのときには間違えたところだけ復習する、上にあるようなゲームに取り組んでみるなど、直線でなくても最終的にゴールにたどり着けるような取り組みを進めていくと良いと思います。
子供の勉強の伴走はなかなか大変ですよね。
教室生になるもの1つの方法です。
やはり、先生方はプロなので、子供が楽しく取り組めるように盛り上げて、やる気を高めてくれます。
我が家もまだ道半ばですが、基礎的な計算力を鍛える手段としてそろタッチは検討の価値はありそうです。
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