おうち英語のやり方

新生児・乳幼児の赤ちゃん|英語の聞き流しはいつから始める?

新生児・乳幼児とは、1歳になるまでの赤ちゃんをさします。

  • 子供には英語を身に付けて欲しい
  • 英語で苦労して欲しくない

そんな親の想いを叶えるには、1歳に満たない赤ちゃんに「英語を聞かせる」ことが必要なのでしょうか?

現役英語講師
はむ先生

はじめまして。大学で英語を教えている「はむ先生」と申します。

教歴は15年ほど。現在は非常勤講師として仕事をしつつ、5歳の息子の相手をする。そんな毎日を過ごしています。

個別相談も行っています。どうぞお気軽にご利用下さい!

将来英語を身に付けさせたいと考える親御さんは多いですね。

一般的に語学は早ければ早い方が良いと言われますが、必ずしもそうとは限りません。

この記事では、

  • 英語の聞き流しを始める適切な時期

について書いていきたいと思います。

参考にしていただければ幸いです!

▷ 0歳からのおうち英語の始め方は、こちら

新生児・乳幼児の赤ちゃんには英語の聞き流しは必要?

生まれたばかりの赤ちゃんはどんな言葉でも身に付けられます。

お母さんが英語で話しければ英語を、お父さんが中国語で話しかければ中国語を習得します。

赤ちゃんにとって言葉を身に付けるという自然な能力は、生まれ落ちたその場所で生きていくための手段だと言えるでしょう。

CDなどを使い意図的に英語を聞かせる行為、つまり英語の聞き流しは、親が話しかける言葉の代わりになるのでしょうか。

現役英語講師
はむ先生

英語も自然に身に付けられたいいなというのが親の願いですね!

赤ちゃんは映像からは言葉を学ばない?

実のところ、赤ちゃんは生身の人間からしか言葉を身に付けないという研究結果がでています。

少しだけこちらのYouTube動画で解説されているので、よろしければ見てみて下さい。

息子の英語力の発達を見ていると、本当のところどうだろうかと私は疑問を持っています。

現在、5歳の息子は、英語を話し・読むことができます。

研究結果では赤ちゃんが映像から言葉を身に付けることは無いと言われていますが、息子は「映像から」英語を身に付けていますので、そのようなことはないのではと思っています。

現役英語講師
はむ先生

詳しくは記事後半で書きますね!

今後の更なる追研究が待たれるところではありますが、1つ言えることは

  • 幼い時期に自宅で取り組む外国語習得についての調査は始まったばかり

ということです。

専門家もまだあまり分かっていないという点では、取り組み方に注意が必要だとも言えるでしょう。

新生児・乳幼児期|英語の聞き流しよりも大切なこと

0歳の赤ちゃんにとって、外国語である英語習得よりも、身に付けなければいけない大切なことがあります。

  • 朝と夜のリズムを身に付ける
  • 夜しっかり寝られるようにする
  • ご飯の食べ方を覚える
  • お母さん、お父さんと信頼関係を築く
  • 言葉を身に付けコミュニケーションを学ぶ

特に、養育者としっかりと信頼関係を築き愛着を形成することは、生涯に渡って子供の心の安定に必要なことだと言われています。

英語を身に付けるための取り組みは、子供の心身の健康があってこそ成り立つものだと言えそうです。

母語習得は全ての言語習得の土台になる

養育者であるお父さん・お母さんとの間に、しっかりとした愛着を結ぶためには、親が自由に使える言葉で話しかける必要があります。

親の母語が日本語であれば、子供に話しかける言葉は日本語であることが原則です。

英語を身に付けて欲しいという気持ちが勝ってしまい、

  • 片言の英語で話しかける
  • 英語をかけ流し続ける
  • 家での言葉は全て英語にする

など極端な英語環境で育児をしている事例も見かけます。

しかし、高度な母語力を獲得することは、今後学ぶ全ての言語習得の土台になります。

母語の土台をなくして、外国語を身に付けることはできません。

新生児・乳幼児の赤ちゃんには、お父さん・お母さんの気持ちを一番自由に表現できる言葉でたっぷり話しかけてあげることが大切です。

現役英語講師
はむ先生

母語はしっかりと身に付けることが大原則です。

▷ 0歳の英語教育の注意点は、こちら

新生児・乳幼児は英語絵本を利用しよう!

新生児・乳幼児期の生活に英語を取り入れるとするなら、保護者との触れ合いの中で赤ちゃんが楽しむことができる絵本を使うことです。

各自治体から3か月検診の際にも活用を推奨されるように、絵本は言葉だけでなく、心の成長においても赤ちゃんの発達に良い影響があることが分かっています。

母語習得の調査において、生後6か月頃から1歳にかけて「養育者が話す言葉に存在しない音」は聞き取れなくなっていくという研究結果が出ています。

現役英語講師
はむ先生

英語のLとRの音が代表的な例ですね!

この結果から、離乳食が始まる頃を目安に、英語絵本を通して英語の音声に触れる時間が持てると良いと考察できます。

▽参考文献はこちら▽
英語に関することだけでなく、とても参考になる本でした

新生児・乳幼児期におすすめの絵本

0歳の赤ちゃんが英語に触れるなら、英語圏子供達にも愛されている有名な英語絵本と歌がおすすめです。

英語の音声を身近に聞くというのが目的なので、ネイティブの音源CDが付いた絵本が好ましいでしょう。

1日の多くの時間を寝て過ごす0歳の赤ちゃんですので、英語に触れるのは、ほんの少しの隙間時間で構いません。

赤ちゃんとお母さん・お父さんの触れ合いの中に、英語がちょっと入っているくらいが良いと感じます。

人気の英語絵本を集め、英語学習教材として制作されたBaby English LaboのCD付き絵本・歌のセットは、0歳の赤ちゃんのおうち英語教材としてぴったりです!

現役英語講師
はむ先生

教材の使い方を電話相談することも可能ですよ。

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新生児・乳幼児を過ぎたら英語の聞き流しを始めよう

新生児・乳幼児期にしっかりと日本語で話しかけ、言葉のインプットが進むと、1歳のお誕生日を迎えるころにはポツポツと言葉を発するようになります。

日本語での発話が見られるようになれば、そろそろ英語の聞き流しを始めても良い時期です。

現役英語講師
はむ先生

保護者が子供に使う言葉は引き続き日本語です。英語を生活の中に取り入れると決めたなら、日本語インプットは常に意識してくださいね!

幼児期におすすめの英語聞き流し教材

幼児期におすすめの英語聞き流し教材は、ディズニー英語システムの中古教材です。

子供に聞かせる英語は何でも良い訳ではありません。

難しすぎず、易しすぎず、また質の高い言葉を聞かせることが大切です。

▷DWEの中古教材については、こちら

現役英語講師
はむ先生

DWE教材は安定した質の高さが特徴です!

YouTube動画など、ネイティブの話す英語を無料で聞くことができる時代ですが、話されている言葉の質の良し悪しを判断する必要があります。

日本語で考えると分かりやすいと思います。

子供には真似して欲しくない言葉を話すユーチューバーは数多くいますよね。

言葉の質を判断できる英語力がない場合には、教材として作成されている英語を聞かせることをお勧めします

現役英語講師
はむ先生

正規購入でも構いませんが、私は中古で十分だと思います。メルカリなどで購入できますよ!

新生児・乳幼児|聞き流しなしでも英語は身に付く!

新生児・乳幼児から英語の聞き流しが必要なのだろうかという思いは、英語を身に付けて欲しいという強い気持ちから生まれるものだと感じます。

赤ちゃんの時期はあっという間に終わってしまいますし、過ぎ去ってしまったら、後戻りできないと感じることは自然なことです。

しかし、子供の能力は大人の想像を超えるものがあります。

母語習得にとって大事な0歳の時期を英語漬けにしなくとも、子供はうまく英語を身に付けていきます。

現役英語講師
はむ先生

息子の例を挙げてみますね!

0歳児で聞き流しをしなかった息子の事例

結論から言うと、息子は0歳のときに聞き流しをしなくとも、英語を身に付けることが出来ました

息子が新生児・乳幼児のときの英語の取り組みは、私自身の感覚では、ほぼ無に等しいと思っています。

私自身が、計画通りになかなか実行できない性格ということもあり、

  • 英語の歌を1日2曲聞く
  • 英語絵本をたまに読む

この2つだけを日課として進めてきました。

子供に話しかける言葉は日本語です。

現役英語講師
はむ先生

目的は「英語の音を聞き取れる耳」を残しておくことでした!

英語耳がこの程度で育ったのかどうかは、実際のところ分かりません。

しかし、1歳から聞き流しを始めると、2歳半ごろには単語を言ったり、決まったフレーズを口にしたりするようになりました。

0歳から始めていたら、もっと違った言語発達の仕方をした可能性はあります。

しかし、5歳を目前に控えた今では、英会話レッスンで先生と英語で話すことができています

▷ 息子が英語を話すまでの過程は、こちら

これは、1つの事例でしかないので、一般的にあてはまるという類のものではありません。

しかし、私自身は、日本語の発達に遅れが見られることなく、日常会話程度の英語を身に付けられたのは、0歳児のときに日本語習得を優先し過度な英語の聞き流しをしなかった為ではないかと考えています。

バイリンガル教育の分野では、バランスの取れた高度なバイリンガルに育つことは、非常に難しいことで知られています。

息子の英語習得に関しても道半ば。

まだ駆け出したばかりです。

今後どうなるか分かりませんが、本人の意思を尊重しながら、楽しく取り組んでいけたらと思っています!