The 13 Story Treehouseは英語多読におすすめ?語数・あらすじとレベルを紹介

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英語の絵本や初級リーダーを読めるようになってくると、次に気になるのが「少し長くても、子どもが夢中で読める本」です。

文字ばかりのチャプターブックは、まだ少し重たい。

でも、絵本や短いリーダーだけでは物足りなくなってきた。

そんな時期に候補に入りやすいのが、The 13 Story Treehouseから始まるTreehouseシリーズです。

大学英語講師はむ先生

英語講師の「はむ先生(村上里実)」です。教歴は15年、大学で非常勤講師を務め、第二言語習得を専門としています。

日本語では『13階だてのツリーハウス』としても知られている作品で、Andy Griffithsが文、Terry Dentonがイラストを担当しています。

見た目はかなりにぎやかです。

大きなツリーハウス
ありえない部屋
くだらない発明
ドタバタの事件
ページいっぱいのイラスト

英語の本というより、漫画と読み物の間のような印象です。

わが家でも、ちょうど最近、小3の息子がこのシリーズを読んでいます。

今回は、

The 13-Story Treehouseのあらすじ
語数
英語レベル感
多読に向いているかどうか
YLの目安
わが家で読んでみた感想

をまとめます。

タップできる目次

Story Treehouseシリーズはどんな本?

Treehouseシリーズは、Andy GriffithsとTerry Dentonによるオーストラリア発の人気児童書シリーズです。

AndyとTerryはこの物語の主人公でもあります。

1巻はThe 13 Story Treehouse、日本語では『13階だてのツリーハウス』として出版されています。

シリーズは、AndyとTerryが住んでいる、とんでもないツリーハウスを舞台に進みます。

最初は13階建て、次は26階建て、その次は39階建て。

巻が進むごとに、ツリーハウスの階数が13階ずつ増えていきます。

記事で紹介する場合は、

  • 本編は13冊
  • 関連本もある人気シリーズ

と書くと分かりやすいと思います。

1冊あたりのページ数は多めで、The 13-Story Treehouseも200ページ以上あります。

ただし、文字がびっしり詰まっているわけではありません。

イラストが多く、コマ漫画のようなページもあり、余白も多いです。

そのため、見た目ほどは重たくありません。

一方で、語数はしっかりあります。

あらすじは?

The 13-Story Treehouseの主人公は、Andy(アンディー)とTerry(テリー)です。

2人は13階建てのツリーハウスに住んでいます。

そのツリーハウスには、普通の家には絶対にないようなものがたくさんあります。

  • ボウリング場
  • 透明なプール
  • サメのいる水槽
  • 漫画だらけの図書館
  • 秘密の地下実験室
  • ゲームルーム
  • 勝手にベッドメイキングしてくれるベッド
  • マシュマロを発射してくれる機械

もう、子どもの「こんな家があったらいいな」を全部詰め込んだような世界です。

ただし、AndyとTerryにはやらなければならないことがあります。

それは、本を書くこと。

でも、2人のまわりでは、次々とおかしな出来事が起こります。

  • 空飛ぶ猫
  • 海のサル
  • 巨大ゴリラ
  • 変な発明
  • 思いつきで動くTerry
  • それに振り回されるAndy

物語は、まじめな冒険というより、くだらなくて、にぎやかで、勢いのあるコメディです。

Dog Manが好きな子なら、このノリに入りやすいかもしれません。

一方で、静かな物語や、きれいな文章をじっくり読むタイプの本ではありません。

The 13-Story Treehouseは、英語で笑いながらページをめくる本です。

英語のレベルはどう?

The 13-Story Treehouseは、イラストが多いので簡単そうに見えます。

でも、日本の子どもが英語多読として読む場合、決して初級の本ではありません。

1巻The 13 Story Treehouseは、

  • R BookFinder:ATOS 3.8
  • 語数9,219語

とされています。

ATOS 3.8というと、英語圏の子どもにとっては小学校中学年くらいの読書レベルの目安です。

日本の子どもが読む場合は、英検5級や4級レベルの文法だけでスラスラ読めるというより、ある程度英語の本を読み慣れている必要があります。

難しさの理由は3つあります。

1つ目は、語数が多いことです。

1冊で約9,000語あるため絵が多くても、最後まで読み切るには読書体力が必要です。

2つ目は、くだけた表現が多いことです。

会話、ツッコミ、効果音、漫画的な表現、ふざけた言い回しがたくさん出てきます。

教科書のような整った英文ばかりではありません。

3つ目は、展開が速いことです。

何かが起きたと思ったら、すぐ次の事件が起こります。

読んでいる途中で「今、何が起きているの?」となることもあります。

ただし、そこがこのシリーズの魅力でもあります。

Treehouseシリーズは、Dog ManやDiary of a Wimpy Kidが好きな子に合いやすいと思います。

現役英語講師はむ先生

全部の単語を正確に理解しようとするより、絵を見ながら、勢いで読み進める方が合っています。

Treehouseシリーズは多読向き?

結論から言うと、Treehouseシリーズは、英語多読に向いています

ただし、初期多読向きではありません。

Elephant & PiggieやFirst Little Readersのように、英語の自力読みを始めたばかりの子に渡す本ではないと思います。

Treehouseシリーズは、ある程度英語の本を読んできた子が、「もう少し長い本を読んでみたい」と思ったときに合う本です。

多読向きだと感じる理由は、3つあります。

1つ目は、イラストが多いことです。

英語だけで意味を取れなくても、絵を見ればかなり内容を推測できます。ページをめくる負担が少なく、分厚い本への抵抗感を下げてくれます。

2つ目は、テンポが速いことです。

短い場面が次々に出てくるので、子どもが飽きにくいです。じっくり味わう本というより、どんどん先へ進む本です。

3つ目は、シリーズとして続きがあることです。

1冊読んで世界観に慣れると、次の巻も読みやすくなります。階数が増えていく設定も分かりやすく、「次は何階建てになるの?」という楽しみがあります。

ただし、注意点もあります。

  • 語数が多い
  • 英文もそれなりに
  • くだけた表現も
  • 話が脱線する

そのため、「英語力を伸ばすために読ませる」というより、「英語の本を楽しんで読む経験を作る」ための本として考える方が合っています。

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YL(読みやすさレベル)の目安

TreehouseシリーズのYLは、だいたい3.0前後を目安にするとよいと思います。

目安としては、次のように考えるとよいと思います。

The 13-Story Treehouse:YL 3.0前後/約9,219語
The 26-Story Treehouse:YL 3.0前後/約11,685語
The 39-Story Treehouse:YL 3.0前後/約12,918語

YL 3.0というと、英語多読では初級リーダーを卒業し、少し長めの児童書に入っていく段階です。

Frog and ToadNate the Greatよりは上です。

Dog Manよりも語数は多めです。

Magic Tree Houseと同じくらいか、絵の助けがある分、子どもによっては読みやすく感じるかもしれません。

ただし、読みやすさは数字だけでは決まりません。

Story Treehouseシリーズは、イラストが多く、話の勢いもあります。

そのため、YL 3.0と聞くと難しそうに感じても、ハマる子には読み進めやすい本です。

大学英語講師はむ先生

くだけた英語やジョークが分かりにくい子には、数字以上に難しく感じるかも

わが家で読んでみた感想:小3息子が今読んでいます

わが家では今、小3の息子がTreehouseシリーズを読んでいます。

正直なところ、最初に見たときは「これ、英語で読むにはけっこう長いな」と思いました。

ページ数も多いですし、語数も1巻で約9,000語あります。

英語多読の初期に読む本としては、かなり読みごたえがあります。

でも、息子の様子を見ていると、イラストの力は大きいのだと感じます。

文字だけのチャプターブックだったら、同じ語数でももっと重たく感じたと思います。

でも、Treehouseシリーズはページを開いた瞬間に、絵で楽しそうなことが伝わります。

「何これ?」
「変な部屋がある」
「この機械なに?」
「また何か起きてる」

英語を読む前に、まず絵に引っ張られる感じがあります

これは、子どもの多読ではかなり大事だと思います。

第二言語で本を読むとき、子どもは英語だけでなく、絵、背景知識、興味、予測を使って内容を理解しています

Treehouseシリーズは、その助けがとても多い本です。

ただし、すべての英文を丁寧に読んでいるかというと、そうではないと思います。

  • 分からない単語もある
  • 飛ばしているところもある
  • 絵だけで分かった気になっている部分もある

でも、多読の入口として始めるには、最適な本だと感じました。

どこで買える?

わが家がこの本を購入したのは2024年で、メルカリで購入しました。

ただ、現在はほとんど販売しておらず、アマゾンで買うのが良さそうです。

1冊ずつ購入でき、1500~2000円前後で販売しています。

現役英語講師はむ先生

最初から順番に読むのをおすすめします

Treehouseシリーズは英語で長い本に挑戦したい子におすすめ

Treehouseシリーズは、英語多読の最初の1冊には少し難しい本です。

  • The 13 Story Treehouse(1巻)の語数:約9,219語
  • YL:3.0前後

英語の初級リーダーを読んできた子が、少し長い本に挑戦する段階の本だと言えるでしょう。

ただし、イラストが多く、漫画のようなページもあるため、文字だけの児童書よりは手に取りやすいです。

  • Dog Manが好きな子
  • Diary of a Wimpy Kidのような本に興味がある子
  • 変な発明やドタバタした話が好きな子
  • 分厚い本に挑戦してみたい子

そういう子には、かなり合う可能性があります。

英語多読では、レベルに合った本を選ぶことも大切です。

でも、それと同じくらい、子どもが「読みたい」と思える本に出会うことも大切です。

Treehouseシリーズは、英語の本を「読まされるもの」から「自分でめくりたくなるもの」に変えてくれる力があります。

わが家でも、今まさにその役割をしてくれている本です。

英語絵本や初級リーダーをある程度読んできて、次に少し長い本へ進みたい。

そんな小学生に、Treehouseシリーズは試してみる価値のある一冊だと思います。

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