公文で英語が身に付かないと感じる理由と対策を伝授!

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公文の英語教材では、本当に英語力が高まらないのでしょうか。

こちらのページにたどり着いた皆さんは、公文英語に何らかの不安や不満を持たれている方なのではと思います。

大学英語講師はむ先生

はじめまして!
英語講師の「はむ先生」と申します。
教歴は15年ほど。現在、大学の非常勤講師として働いています。

公文の英語教材では英語が身に付かないという直感は、あながち間違いではなく、そう感じる理由はあるように感じます。

結論からお伝えすると、公文教材で伸ばすことができる英語力は文法と読解力だからでしょう。

この記事では、

公文では英語が身に付かないと感じる3つの理由

について書いていきたいと思います。

会話力を高めたいなら公文はNG

週1回の英会話スクールに効果は期待できませんが、公文のように「頻度をあげた英会話」には意味があります。外国人講師とのマンツーマンで週3回(少なくとも週2回)がおすすめ。

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公文で英語が身に付かないと感じる3つの理由

公文教材で身に付く英語力はこれ!

公文英語で身に付けられる力は

  • 語彙力
  • 英文法力
  • 読解力

の3点です。

実は私は社会人学習者として、公文英語を利用しています。

教材内容に興味もあり、中学3年生レベル(I教材)からスタートしました。

基本的に幼児期から小学校レベルの教材は語彙力を高めることが中心、その後の中学生レベルは文法力の向上を目的とするものです。

その後の高校生レベル以降は、読解力を高める中で更に語彙力を増やすことを中心に、再度基本的な文法の確認をしていく教材となります。

つまり、身に付けられる英語力は

  • 英単語を知ること
  • 英語の規則を知ること
  • 英語を読めるようになること

の3つだと言えるでしょう。

大学英語講師はむ先生

学校の英語授業には対応できそうです。

言葉が身につくには時間がかかる

前述したように、言葉の習得には様々な側面があり、身に付くには複雑なプロセスをたどります。

言語習得の分野では、母語の基礎力ができあがるのは5歳頃ということが明らかになっています。

つまり、多くの子どもは母語の基礎力を身に付けてから小学校へ入学し、読み書きを含めて更に高度な言葉を身に付けていくのです。

現役英語講師はむ先生

ちなみに、日本語習得の完成は15歳だと言われています。

このように、母語である日本語でも習得には15年という月日が必要なわけですから、外国語も同様に時間がかかることは自覚する必要があります。

私は英語学習と音楽は、練習の過程が似ていると感じています。

毎日コツコツ、長く続けていくことが、言葉を身に付ける基本的な方法です。

公文英語教材だけでは実際のところ不十分!

毎日コツコツ力を知識を高めるという点では、公文式は最強です。

少し頑張ればできるレベルの宿題を毎日取り組むというのが基本のスタイルだからです。

本人に少しでも英語ができるようになりたいという気持ちがあれば、日々の努力は身になります。

公文英語は、英検にも強いとの口コミもよく見ます。

大学英語講師はむ先生

小学校の対策には公文で十分ですね。

一方、英語を話す、英語でコミュニケーションを取る力を身に付けるには不十分というのは想像に易しいのではないでしょうか。

英語を話すというのは、決まりきったフレーズをただ言えば良いわけではありません。

本来、状況や相手に合わせて、自分の意図が伝わるように言葉を使う必要があります。

話し手が子供だったり、その言葉の初心者だったりする場合には、相手が意図をくみ取ってくれる場合もあるでしょうが、伝わらないことも当然あるでしょう。

ミスコミュニケーションの経験も含め、言葉のコミュニケーションです。

自分の伝えたいことを明確にしてそれを言葉にするには、実際に英語を使う経験が必要となります。

公文で英語が身に付かないと感じた時にやりたいこと

英語を聞く時間を増やす!

子供が言葉を話すようになるまでに、多くの言葉かけをしてきたと思います。

生まれたばかりの赤ちゃんは言葉を発しませんが、親や周りの人たちから話しかけられることで言葉を身に付けていきます。

母語であれ、外国語であれ、言葉を身に付けるにはその言葉を耳にする「聞く」時間が必要です。

インターネットが普及した現在、英語の音声に触れることは簡単にできるようになりました。

英語圏の子どもたちが見るアニメも、YouTube動画などで無料で配信されています。

比較的簡単にお金をかけなくても、英語環境を整えることができる時代になりましたので、うまく活用するといいですね。

現役英語講師はむ先生

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英語を使う時間を確保する

公文を含めた英語教材、英語アニメなどの動画など、英語環境を整えたあとに必要なことは英語を使う時間を確保することです。

日本では日常生活で英語を使う機会はほぼ無いと言っても過言ではありません。

特に子供の場合は英語を勉強したい具体的な理由はないので、機会を作らない限り、英語を話そうとすることは稀です。

英語を使う時間を確保するための簡単な方法は、やはり外国人講師に教わる英会話スクールを利用することです。

講師は英語ネイティブである必要はありませんが、日本語を話せないと子供が認識する相手の方が子供が英語を話そうとするのでおすすめです。

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大学英語講師はむ先生

お子さんの年齢で分けた、おすすめ英会話です。

本人のやる気を確認する!種まきをする!

親の英語熱の高さと子どものやる気は、いつも同じとは限りません。

逆に、親が子どもに英語を聞かせよう、見せようと躍起になるほど、子供は嫌がるというのはよく耳にするエピソードです。

親は自分の子どもをよく観察して、うまく英語環境で「楽しませる」工夫をするとよいと思います。

現役英語講師はむ先生

子どもが好きで毎日やってることを英語にからめるといいですよ!

私の専門は「動機づけ(motivation)」です。

人間がどんなときにある行動をしたり、しなかったりするのかというのを、外国語学習をテーマに研究してきました。

ですので、簡単に人間をやる気にさせられないことは重々承知しています。

ただ、人間は自分には能力があると感じ、良い人間関係の中で、(強制ではなく)自主的に行ったときに、最もそれを楽しいと感じ、ある行動を促す強い原動力になることが分かっています。

  • 子どもが好きなこと・得意なことを中心に
  • 選択肢を与え子供が決める
  • やりたくないことにはNoと言える関係性

この辺りがうまくいくポイントになるのではと思います。

公文では英語が身に付かないという訳ではない

公文で英語が身に付かないという感覚は、公文教材で身に付けられる能力と身に付いて欲しいと英語力が異なるためということをお伝えしてきました。

言い換えれば、公文英語で身に付く能力もあるということで、良い例としては英検受験の対策が挙げられます。

公文英語で身に付く力は試験対策向き!

公文英語教材は、語彙、文法、読解力を上げることを目的に作られています。

つまり、試験対策にはもってこいだと言えるでしょう。

近年、小学生の英検受験者が増加していますが、公文英語は試験対策として活用されています

中学生にもなれば、試験対策用の教材を購入して自宅で勉強することも可能だと思いますが、小学生の場合には公文も1つの手段だと感じます。

毎日の宿題があり、基本的には週2回の通学もありますから、親がうるさく言わなくとも学習が習慣化される手助けとなります。

現役英語講師はむ先生

個人的には、文法理解を必要とする試験対策をするのであれば、抽象的な思考ができるようになる小学4年生以降がおすすめです。

公文では身に付かない英語力を冷静に判断する

公文に限ったことではありませんが、どの教材、スクールにもメリット・デメリットがあります。

公文英語の一番の強みは、語彙力と文法理解を含めた読解力の向上です。

読解力は英語力を高めるのに欠かせない要素の1つです。

特に小学生以降に英語を始めた子供さんにとって「英語を読めること」は必要不可欠な能力ですので、うまく活用することで、英語力を高める手助けになると感じます。

参考にしていただければ嬉しいです!

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