dweを購入したものの、幼い我が子にdvdを見せるには迷いがある。
どうしようか…というその想い、5年前の私そのものです。
はじめまして!
英語講師の「はむ先生」と申します。教歴は15年ほど。
現在、大学の非常勤講師として働いています。
私は息子が生後3か月のときにdwe教材を購入しています。
しかし、実際にdvdを見せるようになったのは1歳になってからで、それでも1日30分程度に控えていました。
そんな息子はもう6歳になり、母語である日本語だけでなく、英語も身に付けながら成長しています。
この記事では、
- dweを購入したけれどdvdを見せたくないときの対処法
について書いていきたいと思います。
参考にしていただければ幸いです!
dweを購入後dvdを子供に見せたくないと思うまでの経緯
5年前になりますが、当時3か月の息子の育児中だった私は英語教材を探しており、有力候補の1つがdwe教材でした。
dwe教材の良い噂は学生時代から耳にしていましたので、特に深く考えることなく教材の体験説明を申し込んだように思います。
当時の私は子供に読み聞かせができる絵本を探していたはずなのですが、絵本も付いているということでdwe教材を契約するに至りました。
今考えるともう少し他の教材も検討すべきでした。
dwe教材の絵本は読み聞かせには使えない
dwe教材の質の高さは確かだったのですが、手元に届いた教材は私が想像したものとは異なるものでした。
私は赤ちゃんに読み聞かせができる絵本を探していたのです。
dwe絵本はdvd教材を十分に見せた後に、読解力を身に付けることを目的に利用するものです。
読み聞かせようと思えばdwe絵本を使うことも出来ますが、ストーリー性のないdwe絵本は面白味がなく不向きでした。
結局、体験説明会で教材を一部見ても、実際に使ってみないと分かりませんでした。
それでも0歳児にdvdは避けたかった
私は英語を教えることを仕事としていることもあり、dwe絵本が使えないならどうしようかと作戦を練り直しました。
dwe体験説明会ではCDやDVDをかけ流しておくだけでよい、24時間かけ流しておくつもりくらいがちょうど良いという旨の話をされました。
しかし、0歳児の育児に映像や音声のかけ流しが理想的という話は聞いたことがありませんでしたし、直感的におかしいと感じていました。
※(このウェブサイトを作るようになり)改めて調べたところ、世界保健機構は0才児のスクリーンタイムは0時間を推奨していました。
私の出した結論は、play alongの音楽を1日3曲聞かせることでした。
意味付けのない音声(つまりCDの音声)だけを聞かせ続けても言葉の習得に効果がないことは知っていたので、映像のあるdvdを使いました。
※ 私が0歳児に映像を見せることを良しと思えたのが3曲でした。3曲ということに科学的な根拠がある訳ではありません。
子供がご機嫌なときを見計らって、抱っこしながらdvdを見ていました。
upのときは空高く上げてみたり、downのときには下げてみたり、楽しく遊ばせながら使いました。
その他のdwe教材は一切使いませんでした。
今では赤ちゃん時代の良い思い出にはなっていますが、苦肉の策だったように思います。
dweのdvdを見せたくない場合の対処法はこちら
結局、dwe教材はしばらく使わず、英語絵本の読み聞かせをすることに決めました。
映像を使わず言葉の意味を子供に伝える方法は、親が英語を話す他、挿絵の付いた絵本を読むくらいしか方法がないからです。
※ 私は子供の母語習得を優先したかったので、育児は私の母語である日本語で行うことが大前提でした。
読み聞かせをする際に、英語ネイティブではない私の発音を聞かせることに抵抗がなかった訳ではありません。
一方、理論上、ネイティブの音声を別で聞かせていれば人間の脳は自然にネイティブの音声を優先して覚えることを知識として持っていたので、それを信じることにしました。
幼い頃から英語を習っても全く母語のアクセントがなくなる訳ではないので、発音はあまり気にしなくても良いと思います。
英語絵本を活用して時間を無駄にしない
息子が0歳の当時、今よりも手に入る教材が少なくAmazonで気になるものを1冊ずつ購入していました。
※ 英語圏の子ども達が利用している絵本は英語学習者用に作られたものではないため、残念ながらネイティブの音声も付いていませんでした。
我が家が習慣にしたのは寝る前に必ず3冊本を読むことでした。
3冊のうち2冊は日本語の絵本で、1冊を英語の絵本にしました。
そうすると、0歳から1歳くらいまでは、1日3回絵本を読む時間を作ることができました。
6歳の今でも寝る前には絵本を読んで欲しいというので、小さいうちに習慣にして良かったと思うことの1つです。
現在では自宅で読み聞かせを進めるのに使いやすいセット教材が豊富にあるので、利用されると良いと思います。
初めての読み聞かせにお勧めなのが、Baby English Laboの絵本と歌のセットです。
月額4,400円でネイティブの音声付きの英語絵本と歌の教材が届きます(全6回)。
私が特に良いと思うのは、絵本や歌の使い方ガイドブックが付属されているところです。
自宅で英語に触れる取り組みは、親御さんが主導権を握って進めるしかありません。
毎月届くガイドブックで知識をつけ、ネイティブ音声を使った読み聞かせの方法が分かれば今後につなげることができます。
CDは付属されていますが、スマホでも音声を流せるところも継続のハードルを下げてくれる嬉しいポイントです。
赤ちゃんに英語絵本の読み聞かせを始めたい親御さんにぴったりの教材だと思います!
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スマホで流せるネイティブ音声付き
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英語絵本の読み聞かせの方法が分かったら、絵本の冊数を増やしていくことをお勧めします。
英語に限ったことではありませんが、絵本は読み聞かせただけ言葉の数は増えますので意識して続けると良いと思います。
良質な英語絵本(つまり、世界的に良く知られた絵本)を読み聞かせたいのであれば、Liaoリスト130冊がおすすめです。
Liaoリストは誰もが知っているような有名な英語絵本を英語の難易度順に並べたセットで、1年間で130冊を読むことを目標に作られています。
※ Liaoさんは台湾出身の英語講師で、このリストは自身のお子さんをバイリンガルに育てるために作製したそうです。中華系の親御さんは教育に非常に熱心ということもありよく知られた方です。
現在は168冊になっているとか?
子供も読み聞かせているうちに言葉の数が増えていきますから、英語は易しいものから難しいものへ移行していくことが理想です。
音声タッチペン(MaiayaPen)は使い勝手がよく、近い将来、子供が自分で使うようになるので1本あってもいいかなと思います。
▷ Liaoリスト絵本セットは、こちら
※ 我が家が英語絵本を購入する際にお世話になっているメルカリショップです。梱包などもきちんとされているので良いですよ。
dvdは見せても良いと思える年齢まで待つ
dweのメイン教材であるdvdは、親御さんが見せても良いと感じる時まで置いておいても良いのかなと思います。
我が家は1歳のお誕生日を迎えてから1日30分程度、2歳以降は1時間程度見せることにしていました。
※ dvdに合わせて、絵本の読み聞かせは継続しています。
息子が入園前の数年を振り返ってみると、年齢が上がるほど活動量も増え、自己主張も増え、だんだん子育てがしんどく感じられたように思います。
家事をしたかったり、少し1人の時間が欲しいときに、dvdを見せることで(親の)時間を作ることができました。
親御さんにストレスがたまることは子供にとっても好ましくないので、その辺りをうまくコントロールすると良いように思います。
我が家はテレビは2歳から限定的に。ただ、ピタゴラスイッチ以外はあまり興味をもちませんでした。
dweのdvdを赤ちゃんに見せたくないという判断も正解
早期英語教育は子育ての一部ですので、親御さんの考えや教育方針が色濃く反映されることは当然だと思います。
dwe教材を購入してもdvdを見せたくないという判断も正解の1つで、他の方法を選択すれば良いのです。
ただし、映像を使った視覚情報を利用して英語を学ぶことは手軽で効率が良いことは知っておきたい点です。
私たちにとって外国語である英語を身に付けるには、子供の成長を見守りながら映像を上手く使うことが必要なのだと思います。
少し詳しく書いて、記事を終わりたいと思います。
映像を使った学習は手軽で情報量が多い
言葉を身に付ける上で必要なことは、意味理解を伴った音声をたくさん聞くことです。
※ この点は第二言語習得のどの理論においても否定されておらず、音声を聞かなくても言葉が身に付くと主張する研究者はいません。
その手段は1つではなく、
- 状況に合った言葉を投げかける
- 絵本を使って挿絵と音声で意味を伝える
- アニメなどの映像を伴った音声を聞く
などが代表的な方法として挙げられます。
言い換えると、意味理解を伴う言葉とは「視覚情報に音声が加わったもの」と言えるでしょう。
音声だけでは不十分と言われる所以です。
一方、親御さん自身が自由に使えない英語習得に関しては、意味理解を伴う言葉を与える方法が限られてしまうという側面があります。
まず母語話者のように英語を話せませんし、1日中読み聞かせをすることも困難です。
子供の年齢が上がるほど、英語力が高まるほど難しくなることが予想されます。
従って、最も情報量が多く効率の良い方法がdvdや動画などの映像を使うことだと言えるのです。
dweのdvdは各家庭の指針をもってうまく使う
ディズニー英語システムは乳幼児が「外国語である英語」を身に付けるために考えられた質の高い教材です。
しかし、dwe教材の使用が子供が英語を身に付けるための唯一の方法ではありません。
dwe教材を購入した方も、検討中の方も知っておきたいのは、dwe教材は幼児レベルの英語力を身に付けるには十分だがそれ以上ではないということです。
▷ 詳しく知りたい方は、こちら
幼児が使う表現や語彙を児童レベルに高め、更に大人として通用する英語力に高めていくにはそれなりの環境と本人の努力が必要です。
乳幼児期からスタートした場合、実年齢に近い英語力を育んでいくためには少なくとも10年はサポートが必要です。
長期的な取り組みになるので、親と子どちらにも大きな負担なく取り組んでいける方法を模索していくのが良いのではと思います。
▷ はむ先生の個別相談は、こちら
参考にしていただければ嬉しいです!