おうち英語に公文はどう?息子4歳が公文国語の恩恵に与った話

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全国至る所にある身近な公文教室。

公文の英語教材は、おうち英語を進めるのに適しているのでしょうか。

  • おうち英語と公文教材の相性はどう?
  • 公文英語を使うならとどうやって?

この記事では、そんなお話を書いていきたいと思います。

大学英語講師はむ先生

はじめまして!
英語講師の「はむ先生」と申します。教歴は15年ほど。
現在、大学の非常勤講師として働いています。

我が家の息子は6歳で、おうち英語歴は6年目になりました。

言葉の習得は15年ほどかかりますから、日本語も英語もまだまだ道半ばと言えます。

それでも、息子のおうち英語を進めるのに、大学院で学んだ第二言語習得の知識は大いに役立ってくれました

わが家の体験談を、皆さんとシェアできれば幸いです!

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おうち英語に公文英語教材は向いていない

おうち英語を進めるのに利用する教材として、あまり公文はおすすめできません。

なぜなら、おうち英語で最初に目指すのは「英語を聞いて分かるようになること」だからです。

英語を聞いて理解できるようになれば、次第に英語を話すようになります。

英語を話すことを目的としていない、文法や読解中心の公文英語教材は不向きだと考えています。

▷ 詳しい理由は、こちら

おうち英語の基本は聞くことから始める

英語を「聞いて分かるようになる」には、何をすればよいのでしょうか。

物の名前や色・形を覚えることなどを想像する方もいるかもしれませんが、そうではありません。

短いお話やアニメなどを利用して、文脈や状況から意味を推測できる英語をたくさん聞くことが大切です。

大学英語講師はむ先生

詳しいやり方は後半で紹介します!

公文は単語を覚えることから始まり、教材が進んでも全て日本語訳が付いています。

文脈から推測し、英語を日本語を介すことなく理解していく能力を高めたい場合には音声中心の英語教材を使うことがおすすめです。

おうち英語に役立った公文国語のドリル学習

年中の息子は夏休みの終わり頃から、公文の国語を利用しています。

公文の国語教材は非常によくできていると感じます。

「日本語を話せる子供が」日本語の読む力を付けていくのに最適な教材だと思います。

現在、年長さんとなり、あと数か月で公文国語を始めて1年となりますが、スムーズに日本語が読めるようになりました。

一方、英語の公文教材は「英語を話せない子供に」英語を理解させるにはどうしたら良いかが考えられた教材です。

それが、公文英語が文法と読解に特化している理由だと思います。

公文国語と同じ構成の英語教材であれば、息子に利用したいと考えるくらい、公文の国語はおすすめですが、対訳が付いている公文英語はおすすめできません。

しかし、公文を始めたメリットもたくさんありました。

毎日の宿題は勉強の習慣化に最適

公文の国語を利用するようになり、毎日決められた課題をやる習慣ができました

これはもうすぐ年長になる息子にとっては良い変化なのではと感じています。

わが家のおうち英語のやり方は、基本的に子供本人の興味のあることを探して進めていくという方針を採用しています。

つまり、毎日決められたことをコツコツ取り組むというような、いわゆるお勉強はしていませんでした。

この様なやり方は、本人の興味のある内容なので、親が言わなくてもやるというメリットはあります。

しかし、好きなことに取り組んでいるだけでは実力を高める上でいずれ限界がありますから、将来を考えると良いのではと思っています。

親よりも先生の一言がもつ影響力

子供にとって「先生」の存在はとても大きいです。

  • 指をさしながら読むんだよ
  • えんぴつはこうやってもってね
  • もう少し早く読んでみようか

親よりも先生に言われる方が素直に聞けることはありますよね。

大人も自分の子供相手だと関係が近いぶん、感情的になってしまうということもあるでしょう。

私も、生徒相手には気長に待てても、息子相手だと全く寛大になれず、、、ということは間々あります。

公文を利用することで、机に向かう基本的な姿勢を先生に教えてもらえるというのはメリットだと感じました。

おうち英語に公文英語を活用する方法

おうち英語で公文英語を活用したいなら、英語で会話ができるようになってからがおすすめです。

赤ちゃんから幼児を中心に進めるおうち英語は、母語である日本語習得と同じ過程を経て、英語力を身に付けることを目指します。

つまり、聞ける▷話せる▷読める▷書けるの順番を崩さず身に付けることで、無理なく自然に言葉を習得することができるのです。

▷ 詳しくは、こちら

幼児期~小学校低学年|日常会話力を獲得する

聞いて分かる、話せるという日常会話力を獲得したい時期が、幼児期から小学校低学年にかけてです。

0歳から8歳前後までの年齢は言語形成期前半にあたり、耳からの情報に強く、聞いた言葉を自然に身に付けることができる特徴があります。

この時期に獲得したリスニング力は、大人には到底敵わないものがあります。

耳が良いということは、必然的に英語を話す能力も伸びやすい時期です。

英語を始めた年齢にもよりますが、幼児期から小学校低学年頃までに日常会話ができるようになることが理想です。

▷ 詳しくは、こちら

小学校高学年~中学生|読解力を高める

読める、書けるという高度な言語レベルを獲得していきたいのが、小学校高学年から中学生にかけての時期です。

8歳から15歳までの時期は言語形成期後半にあたり、耳からの情報よりも、目から入る文字情報に強くなります。

文字情報に強いということは、論理的に物が考えられるようになるということです。

この時期であれば、公文の英語教材もうまく活用できそうです!

英語の文法理解や読解など、思考力が必要な学習に向いている時期で、公文の英語教材の目的とも一致しています。

逆に、耳からの情報に弱くなる時期ですから、英語を話す力を伸ばすには時間がかかるかもしれません。

言葉の習得は、母語でさえも15年ほどかかります。

目に見えた効果が見えなくとも、コツコツと取り組んでいくことが英語力を伸ばすポイントです。

▷ 詳しくは、こちら

おうち英語に国語公文は役に立つ

おうち英語を続けていると、子供の言語能力の強み・弱みが見えてくるようになります

  • きれいな言葉で話せる子
  • 文字を読むのが得意な子
  • 相手の話をうまく聞ける子

英語だけでなく、日本語も同様です。

1つ覚えておくべきは、外国語レベルは母国語レベルを越えることはないという事実です。

つまり、多くの子供にとっての日本語レベルが、その子の英語レベルの上限の目安だと言えます。

▷ 母語の重要性については、こちら

英語の読解力が上がったら日本語読解力を更に強化する

日本語は母語だから、学校教育を通して自然にできるようになるだろうという思いが少なからず親御さんの中にはあるのではないでしょうか。

確かに、日本語を使う幼稚園や小学校に通っていれば、否が応でも日本語レベルは上がりますが、その分野は限定的な場合も多いです。

英語では通わせているスクールで読む・書く練習をしているのに、日本語ではさせていないなどもありますね。

日本語習得に関しても、常に意識をして必要に応じて伸ばしていくことが大切です。

息子の例を挙げてみたいと思います。

年中の息子は、2021年夏からノバキッドというオンライン英会話スクールを利用しています。

ノバキッドは会話はもちろんですが、読解にも同時に力を入れている特徴あるカリキュラムです。

息子の読解力は1年を過ぎた頃からメキメキと伸び、本人がその気になれば簡単な絵本くらいであれば読めるようになりました。

▷ ノバキッドについては、こちら

一方、日本語に関しては、単語は読めるものの、文章となると難しそうな読解力だったのです。

こうなると、英語をもっと強くするのか、日本語を強化するのかという親の判断が仰がれます。

こちらのツイートの方も迷われたと思うのですが、絶対的な正解はないので難しいのです。

しかし、先にお伝えしたように外国語レベルは母語レベルを越えることはありません。

下手に英語に力を入れすぎるとどちらも中途半端なセミリンガルになるので注意が必要です。

私は息子の様子を見ていて、今が国語の読解力を伸ばすときだと感じ、公文の国語を利用することに決めました。

現在、公文国語に通い始めて2か月ですが、さすが日本語は母語なだけあり習得が早いです。

日本語でも英語でも同じですが、どの能力も練習をしなければ上手くはならないと実感した出来事でした。

私は個人的に、おうち英語には(公文英語ではなく)公文国語が必要になる時期の方が早いのではと感じています。

私は公文教室を利用しましたが、外注することなくご自身で進められたい方には、七田式のプリントはとても評価の高い教材でおすすめです。

こちらのタイマーも使いやすいですよ!

ご家庭に合わせたベストな最適な方法が見つかりますように!

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