我が家は息子が0歳のときからおうち英語を始めました。
乳児期から取り組んだ5年間のおうち英語の「その後の記録」として、小学校1年生(6歳)からの取り組みをこちらのページにまとめていきたいと思います。
※ 息子の0歳から5歳までの取り組みは、こちらのページに詳しくまとめています。
はじめまして!
英語講師の「はむ先生」と申します。教歴は15年ほど。
現在、大学の非常勤講師として働いています。
2024年に小学生になる息子のおうち英語は、これからどのように進んでいくか未知数です。
途中で離脱するかもしれませんし、どっぷりハマっていくかもしれませんが、それも含め記録していきます。
2024年3月スタートですので、よろしければ定期的に覗きに来てください!
おうち英語は乳幼児期がメイン|その後は?
英語を身に付けることは何歳から始めても可能です。
しかし、親が主導して英語に触れられる生活環境を整え、自然に英語を身に付けることを目指す「おうち英語」は乳幼児期の子供が中心となります。
自宅で過ごす時間が必然的に長いからです。
乳幼児期スタートのおうち英語でうまく英語習得が進むと、卒園を迎える頃には伝えたいことをシンプルな日本語で話せるように、英語でも日常会話ができるようになります。
乳幼児期のおうち英語を終えたお子さんが、その後、小学校の6年間で目指したい英語レベルは
- 話し相手や場面に合わせた適切な言い方ができる
- 抽象的な内容について話ができる
- 読み書きができる
など、少し高度な言語レベルに高めていくことです。
言語に関係なく、しっかり話しができる(自分の考えをまとめて話ができる)ことも大切だと感じます。
小学生からは遊んでいるだけではダメですね。
お家で過ごす時間の多い乳児期はできることが多かった
幼稚園に入る前の乳児期は時間に余裕があり、おうち英語をするという意味ではできることが多い時期だったはずです。
当時の私がそんな余裕をもって毎日を子供と過ごしていたかと言われると甚だ疑問ですが、今思えば時間に余裕があったと感じます。
子供が0-1歳だった頃の記憶は抜け落ちていますし…。
子供の年齢が上がるほどに忙しくなるのは自然なことですよね。
例えば、小学校入学を1年後に控える年長さんにもなれば、平仮名やカタカナを学ぶ時間が必要になります。
数字も少しくらいなどと考え始めると、やるべきこと、やれることはたくさんあるのです。
子供の集中力には限度がありますから、英語にかける時間が短くなることは仕方のないことのように思います。
おうち以外で長く過ごすようになる小学校以降
小学校に入学し年齢が上がるほど交友関係も広がり、おうちよりも外に関心が向くようになります。
そのような中で、どのように今まで培ってきた英語力を維持・向上させていくかが課題となるでしょう。
乳幼児期には歌やアニメを含む動画を見て楽しく取り組んできた英語学習(おうち英語)ですが、それだけでは不十分となることも予想できます。
一方、英語力を高める方法は1つではなく、乳幼児期のおうち英語でそうしてきたように、各家庭にあったおうち英語のやり方を模索することになります。
小学校になればその他の教科の勉強もありますし、小学校に行ってみないと分からない部分も正直ありますね。
一般的な目標としては小学5・6年生で英検準2級(できれば2級)くらいを取得できると良いと感じます。
どんな様子か、見守っていきたいと思います。
息子のおうち英語のその後の記録|小学生版
我が家が卒園した幼稚園は日本語を使う一般的な学校でしたが、小学校も引き続き地元の公立小学校に通います。
小学校では英語の授業は3年生までありませんので、自宅で引き続き取り組みが必要です。
自宅での取り組みを中心に具体的に何をどのくらい取組んだのか書き留めていきます。
幼稚園の環境から大きな変化がある訳ではありませんが、英語に影響はあるのか見守っていきたいと思います。
小学校1年生(6-7歳)
小学校入学前の春休みに、ベトナムのホーチミンへ1週間ほど遊びに行きました。
息子にとって初めての海外旅行でしたが、円安でも少しお値打ちに旅行ができそうな場所であったベトナムを選びました。
旅費は往復チケット1人6-7万、宿泊費は安く済ませ5泊6日で3万円くらいでした!
想像したよりも街中で英語が通じませんでしたが、英語での1日ツアーなどに参加して英語を使う機会を設けました。
ちょっと勇気がいりますが、日本語ツアーよりも半額以下で参加できますし、英語でのツアーおすすめです!
参加して思ったのは、子供の良さは気軽に話しかけてもらえて可愛がってもらえるところでした。
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※ 上のURLより登録するとすぐに500円分のポイントがもらえます。
上の写真の女性はインドから参加された方でしたが、息子を気にかけてくれて嬉しかったです。
日本人が中心の観光ツアーは静かですが、特に英語圏からの参加者は質問をしたりとにぎやかで、小学校入学前に良い経験になったのではと思っています。
おうち英語の取り組み
小学1年生の主な取り組みは、4歳から続けているNovakid(ノバキッド)のレッスンです。
▷【動画あり】4-6歳の3年間の変化は、こちら
今年は週3回でレッスンを契約したので、それを継続しました。
月・水・金と、英語を話すことを忘れないうちに次のレッスンがある日程にしています。
また、完全に娯楽の位置づけで、WorldiKidsのマイクラのゲーム英会話レッスンを受けています。
月2回のコースを選びました。
▷ WorldiKids公式HPは、こちら
▷マイクラまとめ記事は、こちら
ゲームをするだけなんて意味ないだろうと感じていたのですが、
- 自分の好きなゲームが舞台となっているため「話したいこと」がたくさんある
- 友達とは違って先生が話を合わせて話題を膨らませてくれる
という点で、小学生になった男子のスピーキングを伸ばすのに良いと感じています。
最初は所詮ゲームかと思っていたのですが、楽しそうによくしゃべります。
息子は英語は話せますが、特に話したいとは思っていない(大人の英語学習者とは違う)ので、英語で楽しくコミュニケーションが取れる場は大切にしたいと思います。
読みに関しては、1日1冊、Oxford reading tree(オックスフォード・リーディング・ツリー)を読みました。
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我が家はいつもメルカリの同じショップで購入してます。発送も早く丁寧でお勧めです。
年長さんの1年でステージ1から5の途中まで読んだので、継続していきたいと思っていましたが、ステージ7の途中から停滞しました。
QRTの代わりに、読解力を高める目的で使用したのはFirst Little Readers G&Hです。
レベルはAからあるのですが、息子にはG&Hがぴったりなレベル感。
簡単に読めるのだけれど知らない表現や語彙が出てくるという、理想的な絵本でした。
薄くてあっという間に終わるのがQRTとの違いです。
価格も手ごろで、スマホの音声再生が欲しいので我が家はメルカリで購入しています。
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小学生になり、娯楽として、チャプターブックを聞き読みするようになりました。
まだ全て読み終えている訳ではありませんが、My weird school 21-book box setを手に取っています。
音声を聞きながらがほとんどですが、音が出せないときなどは、自分で読んだりしながら楽しんでいます。
どの本も、My name is A.J, and I hate school.からお話がスタートしており、小学校低学年の子供にウケそうな内容です。
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その他、100 words kids need to read by 1st gradeを春休みから取り組み始めました。
こちらは文字を書く練習です。
春休み中は1日4ページのペースで進めましたが、学校の宿題が始まり大変そうな日はお休みするなど様子を見ています。
内容は決して難しくありませんが、基本的な英語が聞いて分かることが前提となっているワークブックです。
お子さんが簡単な英語を読める(または読んでもらったら分かる)なら、取り組み易くおすすめです。
全250ページです。
とはいえ、小学校が始まった4月からは、取り組めても週末に数ページでした。
学校がある日には英語のワークまで手が回らないので、夏休みを利用して習慣化して10月末に終えられました!
次のワークブックは、Brain Quest ワークブック Grade1を使用することにしました。
こちらの1つ下のレベルのものを年長さんのときに取り組んでいました。
全ページカラーで1ページの量が少なく、取り組み易いワークブックです。
とはいえ、キンダーのレベルに比べて、最後の方は難しくなってきています。
英語自体は簡単な表現ですが、自然科学や社会についての内容が含まれていることが分かります。
小学1年生の教科書の終わりの方も、結構難しい言葉が使われるようになるので、英語でも同じかもしれませんね。
その他、YouTube動画で見る英語アニメは息子の娯楽になっているので、英語インプットとして機能しています。
- Peppa pig(ペッパピッグ)
- Paw Patrole(パウパトロール)
- Slick slime sam(スリックスライムサム)
- Blippy(ブリッピー)
- Peat the Cat(ねこのピート)
- Bluey(ブルーイー)
- Captain Unerpants(パンツマン)
を好んで見ています。
幼児の頃から大きく変わっていないのが特徴でしょうか。多分同じものを何十回と見ています。
年少さんの頃に見てハマったペッパピッグも、まだ見ているときがあります。
とはいえ、現状、平日であれば1日30分くらい見られれば良いかなというところ。
小学生になると時間がない…というのが悩みです。
今年新しく見始めて、ハマって見ていたのがBluey(ブルーイー)です。
ブルーイーと家族、友達との日常生活を描いたお話で、どれも良いエピソードばかり。
教育的な配慮もされていて、親も見ていて安心できるオススメのアニメです。
今年のアドベントカレンダーは、ブルーイーの絵本が入っているものにしました。
最初アニメはYouTubeで見ていたのですが、セリフが書かれているスクリプト絵本と動画・音声がセットになっている教材を見つけ、それを中心に視聴していました。
エピソードが途中で終わることもなく、広告で中断されることもなく良かったです。
子供本人が音声だけをかけ流しているときもありましたし、googleドライブからタブレットで動画再生できるのでなかなか便利でした。
絵本はほぼ読んでいないので、来年も利用したいと思っています。
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年末に近づき、新たに見始めたのがCaptain Underpants(日本語タイトルはパンツマン)です。
全米ベストセラーの絵本をアニメ化したもので、主人公の小学4年生の男の子2人が学校で色々いたずらをするという、いかにも小学生男子が好きそうなお話です。
言葉づかいがあまり・・・ということで、推奨年齢が7歳からとなっています。
英語は今まで見ていたアニメより、英語の難易度が高いように思います。
絵本(ブックチャプター)も買ってみましたが、アニメ同様に難しめなので、しばらくアニメを見てインプットを増やしてからの方が良さそうだと判断しました。
Captain Underpantsは、AmazonプライムからNetflixを契約することで見られます。
広告なしで見せたかったので月額1,490円です。
しばらくこのシリーズにハマりそうな予感がします。
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1年生を終えた感想(暫定)
2024年も終わるので感想を書きますが、3月頃また追記します。
小学校に入学して一番感じることは、英語に使える時間がない(足りない)ということです。
他の教科の勉強も増えますし予測できたことではありますが、想像以上に、自由に英語で遊べる時間が取れない毎日を過ごしています。
幼児期までに娯楽の動画は英語という習慣は作ることができたので、暇があれば英語インプットは増えるのですが、その時間がなかなか取れないのです。
小学校から帰宅後、
- 学校の宿題と翌日の準備(約1時間)
- 公文国語とそろばん(約1時間)
に時間が割かれ、ここに他の習い事が入ったり、私の仕事で帰宅が遅かったりすると、気が付いたときには寝る時間になっているのです。
小学生のおうち英語は想像よりも難しいと感じています。
このような状況の中で、継続していて良かったと思ったのはオンライン英会話です。
固定された英会話レッスンがあることで、週3回×25分と短い時間でも、
- 強制的に英語を使って話す時間を持つことができる
のは貴重だと感じました。
小学生なって週2から週3回に増やしたのですが、それも良かったと思います。
上の動画は、直近(11月)のレッスン場面です。
少し前に、ツイスター(Twister)という古い映画を見たので、その内容について話をしています。
先生の反応を見ていると、恐らくどの映画について話をしているか見当がついている気がしますが、息子にしてはうまく説明できるようになったかなと思います。
「どんな映画だったの?」と聞いてくれる先生がいる環境はありがたいと思います。
6歳も終わり頃ですが、少しずつ筋道を立てて話せるようになってきた気がします。
次の1年間で取り組まないといけないのは、英語力を小学生レベルに高めることだと考えています。
現状、日常会話は概ねできますが、恐らくこのまま英語アニメを見ていても、英語力の向上は見込めません。
アカデミックレベルに少しずつ持っていく事が、小学2年生の課題です。
\英語年齢6才/
英語に触れた合計時間
- 6才の1年間:約182時間
- 総合計時間:約2142時間
おうち英語6年目は、1日平均30分の英語時間を作ることができました。2000時間を越えたためか、年齢のためか、英語力がもう1段階上のレベルに上がったように感じます。
小学校2年生(7-8歳)
おうち英語の取り組み
おうち英語のその後は情報が少ない
おうち英語で乳幼児期を過ごしたお子さんが、その後、どのように英語力を伸ばしていけばよいのかを知る手立ては多くありません。
つまり、親御さん自身が積極的に探しに行く必要があるということでしょう。
ここ10年ほどでスマートフォンが普及し、インターネットに簡単にアクセスすることができる様になりました。
SNSで個人が発信する情報の真偽の見極めは難しいところがありますが、自らも英語習得について学ぶ姿勢が求められる時代だと言えそうです。
当サイトでも有用な情報をまとめ提示していきますね。
おうち英語のコツは積極的に探しに行く
良くも悪くもSNS(X元TwitterやInstagramなど)には個人が発信する情報であふれています。
私自身が「はむ先生のおうち英語教室」を運営しようと思ったのも、英語教育に関する情報の不確かさが目立つものが多かったためです。
しかし、おうち英語に関する研究は始まったばかりで情報量は少なく、乳幼児期におうち英語で英語を身に付けた子供の「その後」に関する情報は更に少ないのが現状です。
自ら発信する情報がなくとも、色々な方の取り組みを読んでいるだけでも知識量は増えていきます。
SNSにつながりがない方もご自身のアカウントを作ってみると、同じようにおうち英語に取り組んでいる方との出会いがあるかもしれません。
ぜひ試してみて下さい!
私もX(もとTwitter)を見るようになったのは子供が生まれてからです。
おうち英語のその後は自ら切り開く
子供にぴったりと合うやり方・効果が見られる方法などは、実際にお子さんと試してみなければ分かりません。
ご家庭によって英語に取り組める時間(量)も違えば、使うことができる予算も違うはずです。
情報を収集して候補を考えたら、まずは試してみて、ダメそうなら他をあたりましょう。
上手くいけばそれを継続して、問題が出てきたら対処する。
長く継続の必要なおうち英語ですが、失敗と修正と成功の繰り返しで進められます。
我が家流のおうち英語を積み上げていきましょう!
どうして良いのか分からなくなった場合には、身近にいる英語の先生に相談してみるのも方法の1つです。
英会話スクールに通っているなら、そこで今何をすべきかを尋ねてみても良いでしょう。
はむ先生のおうち英語教室でも個別相談を実施しているので、よろしければ気軽にお使い下さい。
▷ はむ先生の個別相談は、こちら