テレビ無し育児という言葉があるように、子供が幼いうちはテレビや映像を見せない方針を立てている親御さんも多いと思います。
日本小児科医会では2歳までは映像を見せないことを推奨しているため、産院でその様に伝えらえた方もいることでしょう。
はじめまして!
英語講師の「はむ先生」と申します。
教歴は15年ほど。現在、大学の非常勤講師として働いています。
一方、子供の英語習得を考えた場合、非英語ネイティブ話者の親御さんにとってdweなどの映像教材を使うことは最も手軽で効率の良い方法だと言えます。
母語である日本語では状況に合った言葉を選び語り掛けることができますが、外国語である英語ではそれができないからです。
この記事では、
- テレビ無し育児の中でdwe教材をどのように取り入れていくか
について書いていきたいと思います。
参考にしていただければ幸いです!
テレビ無し育児とdweの相性は?
テレビ無し育児というのは、テレビを含む映像を見せる時間(スクリーンタイム)を設けず子供を育てることを指しています。
その期間がどのくらいなのかは各家庭によって違うと思いますが、0歳1歳のうちは映像を見せないようにとお考えの親御さんは多いのではないでしょうか。
幼い子供の日常にスクリーンタイムは設けたくないけれど、早期英語教育には興味がある場合にはどのように「おうち英語」を進めていけばよいのか考えていきたいと思います。
その上で、乳幼児の英語教材として知名度の高いdweとの相性を見ていきます。
※ おうち英語とは、子供の英語習得を目的に自宅で英語に触れられる環境を整え、親御さんが主導となり英語教育を進める取り組みと定義します。
おうち英語のやり方は1つではありません。
dwe教材を使う:テレビ無しを解禁する時期を考える必要あり
人間が言葉を身に付けるためには、「意味のある言葉」をたくさん頭の中に蓄積する必要があります。
専門用語でインプット(input)と呼ばれており、音声で耳から聞く以外に文字を読むことも含まれます。
※ 幼い子供は文字を読むことができないので、音声からのインプットが中心となり易いです。
一方、インプットと言っても意味の分からない言葉は子供にとって単なる雑音にしかならないので注意が必要です。
英語学習教材は英語を話せない親御さんに代わり、英語を意味のある言葉として子供に聞かせる役割をしていると言い換えることができます。
日本語でたくさん話しかけ育てることの代用ですね!
乳幼児期に使える英語教材としてdwe(ディズニー英語システム)はよく知られています。
dwe教材は
- dvd(お話・歌)
- 絵本+タッチペン
- 単語カード
などありますが、メイン教材は12本のdvdです。
音声に意味を与える方法は1つではありませんが、映像を利用することが手軽で情報量が多いのです。
言い換えると、スクリーンタイムを良しとしないテレビ無し育児とdwe教材との相性はあまり良くないと言えそうです。
dwe教材を利用しておうち英語を進めたい場合には、テレビ無し育児を解禁する時期を決めることをおすすめします。
目安時期を決めることで、動きやすくなりますね!
0歳1歳2歳に映像を見せたくない:英語絵本から始めよう
映像を活用した英語教材を使って英語インプットをすることに抵抗がある場合には、ネイティブの音声を活用した英語絵本を検討することをおすすめします。
特に0歳から2歳のお子さんをお持ちで、
- スクリーンタイムはゼロにしたい
- スクリーンタイムを少なく英語インプットを増やしたい
という時期に良いでしょう。
日本語に含まれない音素を持つ英語は、子供の年齢が上がるほど聞き取れなくなります。
※ 英語は44音素、日本語は24音素と、日本語の方が少ないのです。
子供が外国語の音に違和感を抱かないうちに始めると、おうち英語は軌道に乗せ易いことは確かです。
母語である日本語を身に付けるためには日本語インプットも当然必要ですので、英語とのバランスは考える必要があります。
一方で、0歳から2歳の間に何もしないことはもったいないと感じます。
例えば、お昼寝や夜寝る前に英語絵本を使って読み聞かせを習慣とするだけで、英語を聞き取れる耳を育てることができるのです。
映像が中心となったdwe教材をいずれ活用するにせよ、前向きに検討してみると良いと思います。
▷ 読み聞かせ教材おすすめは、こちら
テレビ無し育児でもdweは1歳から解禁【我が家の例】
我が家は(ゆるい)テレビ無し育児で息子を育てました。
テレビ放送は0歳1歳はゼロ、2歳から制限をかけて解禁、スマホで動画を見せることもありませんでした。
一方、0歳から英語教育を始めたので、1歳から1日合計30分、2歳からは1時間ほどdvd教材を見る時間を作りました。
ゆるいテレビ無し育児とおうち英語の実例として、我が家の取り組みを書いていきます。
参考程度に読んで下さいね!
テレビ無し育児と英語インプット
テレビ無し育児で育てた6歳の息子がどう成長しているかというと、ほとんどテレビ放送を見ずに大きくなっています。
しかし、メディアに何も触れていないかというとそんなことはなく、テレビ番組の代わりとして取り入れた英語アニメを中心に見ているという生活です。
現在の英語インプット9割は英語アニメや動画です。
我が家では息子が2歳になったときからテレビを解禁したものの、見せる番組は制限しており、教育テレビのいくつかのチャンネル
- ピタゴラスイッチ
- おかあさんといっしょ
- えいごであそぼ
- にほんごであそぼ
のみを見せていました。
これらの番組もリアルタイムで見るというよりは、録画をしていてタイミングの良いときに見ていました。
幼い子供でも好き嫌いはあるのだなと思うのは、その中でも見たがる番組はピタゴラスイッチばかりだったということです。
その他、映像として見ていたのは1歳から1日30分ほど見せていたdwe教材です。
2歳以降は日本語が堪能になってきたので、1日1時間に増やしました。
幼稚園に入園するまでこのような環境で育てた結果、映像にどっぷりはまったり、映像に依存したりという状態にはなりませんでした。
※ 英語インプットに利用したdwe教材は映像が単調なので、刺激のあるアンパンマンなどの日本語アニメは見せませんでした。
テレビ無し育児はdweを進めやすくする
個人的な意見にはなりますが、テレビ無し育児はおうち英語を軌道に乗せ易くすると考えています。
dwe教材を含める語学教材は、言葉の意味が伝わりやすいよう映像が非常にシンプルにできています。
言い換えると、映像を見慣れている人にとってはそんなに面白いものではないと言えます。
そんな面白味のない映像でも、初めて「動うごく映像」を見る子供にとっては刺激があり、娯楽として楽しむことができるのです。
テレビ無し育児のメリットでもあると思います!
良くも悪くも映像は子供を惹き付け多くを与える
英語を身に付けるには言葉のインプットが欠かせないということをお伝えしてきましたが、その必要量は約2500時間から4000時間とも言われています。
少なめに見積もって2000時間と考えても、1日1時間の計算で5年半かかるのです。
※ 個人的なおすすめは時間的な余裕のある小学校入学までに2000時間達成することです。
英語が外国語である私たちにとって、映像を使わず日常生活の中で毎日1時間英語に触れられる環境を用意することは非常に困難だと言えます。
英語インプットのレベルは i+1(アイプラスワン)を意識すると良いと言われており、子供のもつ英語力の少し上を意識します。
しかも、毎日のことですので、子供が楽しめなくてはなりません。
英語年齢にあったレベルで子供が楽しめるインプット環境を年単位で継続しようと思うと、大量の言語情報を含む「映像」が有力候補だと言えるでしょう。
dwe教材から英語アニメに移行できるとよい
乳幼児期から英語を始めるお子さんであれば、
- 英語圏の子ども達が見るアニメがちょうど年齢・英語レベル相応であることが多い
ので利用しやすいのではないでしょうか。
※ 英語年齢と実年齢が離れてしまうと、適切な英語レベルの映像が楽しんで見られないということが起こります。
dwe教材を利用して英語を始めた場合にも、学習用に作られた教材から英語圏の子ども達が実際に見ているアニメに移行できると良いと思います。
dwe教材は乳幼児期用の学習教材であり、語彙数など全てにおいて幼児レベルのものだからです。
▷ 詳しくは、こちら
テレビ無し育児を実践してきたご家庭で、日本のアニメを見せずに3歳頃まで過ごした場合、初めて見るアニメが英語でも楽しんでみてくれる可能性が高いと思います。
幼児期に見るアニメのおすすめはpeppa pig(ペッパピッグ)です。
イギリスのアニメで子供なら誰もが知っているアンパンマン的な存在で、ストーリーも楽しく、分かり易いお話です。
YouTubeで見られるので、親御さんも試しにご覧ください!
YouTube動画は避けたい場合には、無料動画が付いてくる英語絵本を利用するのがおすすめです。
52冊の絵本に対応したアニメのデータが付属しているのでスマホやタブレット視聴も可能ですし、テレビにつなげれば大きな画面で見ることもできます。
▷ メルカリで購入可能、こちら
赤ちゃんから英語教育を始めても、文章が読めるようになるの年齢は4・5歳頃を目安にされると良いかと思います。
アニメに対応した絵本はストーリーを知っているため読みやすく、読解の導入にも向いています。
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