私にはおうち英語を0歳から始めた、4歳の息子がいます。
今のところ順調に、英語を話すことができるようになっていると感じます。
はむ先生
はじめまして。大学で英語を教えている「はむ先生」と申します。
教歴は15年ほど。現在は仕事をしつつ、4歳の息子の相手をする、そんな毎日を過ごしています。
個別相談も行っています。どうぞお気軽にご利用下さい!
おうち英語には明確な基準はないので、何をもって「順調」というのか、私にも分かりません。
私が、息子の英語の上達を順調なのかなと思う理由は、文章で話しができるようになっているからです。
単語で返答するのではなく、自分の思いを文章で話しができる力を身に付けることは、英語力(会話力)を伸ばしていく第一歩だと思っています。
でも、これってなかなか難しいのです。
幼い子供は大人とは違い、
- 頑張って文章で話すぞ!
- 英語力が上手になりたい!
とは、全く考えていないからです。
息子も3歳頃までは、なかなか英語で話しをすることがなく、どうしたらいいものかと思っていました。
そして、少し生活に変化を持たせたことで、英語を自分の言葉として身に付けることができました。
この記事では、
- どのような環境を用意することで子供に変化が見られたのか
シェアしたいと思います。
自然に英語を話せる子供になることは難しい
現在の日本に住んでいる限り、仕事で英語を使うなどの必要性のない子供にとって、日常生活で英語が必要とされる場面はまずありません。
日本は、多言語文化ではなく、英語が使われていない。
これが「英語を話せる子供になること」が難しい、最大の理由だと思います。
英語で話さなければ自分の意見が通らないというような状況になれば、子供は必死に話すようになるでしょう。
子供は未来など見ることは無く、今を生きていると感じます。
幼い子供は自分の将来のために何かに取り組むことはありません。
はむ先生
「今」の生活に、英語を使う環境を取り入れることで、英語を使おうとする意識が生まれるようです。
私は英語を話せる子供ではなかった
余談ですが、私は大学で英語を教えており、英語を教えることを仕事としています。
職業柄、ある程度英語は身に付いている方だと思います。
両親が教育熱心で、、、と言いたいところですが、そのようなことはなく、中学1年生から英語の勉強を始めました。
幼い頃からピアノを習っていたこともあり、耳は良かった方かなと思いますが、逆に文字が苦手な子供でした。
はむ先生
小学校で初めて知ったローマ字でさえ理解できず、テストが0点だったことは、今でも忘れられない思い出です。
何が言いたいのかというと、中学生から英語を習い始めても英語は身に付くということです。
英語を話せる子供の育て方が分からない

プロフィールにも記載しましたが、英語が大嫌いな旦那の希望もあり、息子には幼い年齢から英語に触れさせることにしました。
一般的な言葉として根付いている訳ではないと思いますが、いわゆる「おうち英語」生活の始まりです。
私は学生の頃から、人がどのように外国語を学んでいくかということについて調査している、第二言語習得という分野で研究を進めてきました。
研究者というのは、人間という生き物について知る為に、色々な調査をしています。
例えば、第二言語習得の分野では、
- 英語はどんな順番で身に付けられるの?
- 英語が得意な人ってどんな人?
- 英語はどんな学び方をすると効果的?
などの質問に答えられるようなことを知ることができます。
我が家の
\\おうち英語の方針//
- 日本語の習得が最優先
- 日本語習得に影響が出たら英語はやめる(or 調整する)
- 日本語9割、英語1割程度で進めていく
一方、生まれたばかりの子供を前にしたときに、日本語と英語を同時に話せるようにさせることは難しい目標だと感じました。
まず、どこにもやり方が書いてありませんでした。
専門家が行う研究も、倫理的な問題がありますから、そう簡単に赤ちゃんを実験するわけにはいかないのです。
うまくいかない可能性も十分に考えられましたし、簡単に「失敗しました」というわけにもいかない、親としての責任も感じました。
息子が英語を話せる子供になったことは偶然
先に結論をお伝えすると、息子が英語を話せるようになったのはノバキッド(Novakid)というオンライン英会話を利用するようになってからです。
はむ先生
ただ、これは「結果として最善の選択だった」と言えるだけで、最初から分かっていたわけではありませんでした!
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約10か月後の様子は、こちら↓
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息子が「英語を話せる子供」になった理由
子供の成長と共に進める「おうち英語」は、手探りで、そのときの子供に合った方法を選択していく側面が少なからずあると感じます。
全ての子供に効果的な、絶対的な方法はないということです。
しかし、息子の英語力の変化を隣で見ていて、
- 英語を口にするようになったきっかけ
のようなものを目の当たりにする場面が多くありました。
はむ先生
英語を話すようになるまでの壁のようなものが、どのように取り払われたかを参考にしていただければと思います。
理由1|英語を話す環境を用意した

息子が英語を話すようになった大きな理由の1つは、英語を話さなければいけない環境を用意したことです。
それが、オンライン英会話でした。
頻度は週1~3回、子供のコンディションに合わせて変えています。
息子が幼稚園に入学したころ、きっとこのままでは英語を話さないだろうという気がしたのを覚えています。
息子は英会話レッスンを始めて、
- 世界には様々な国があること
- 日本語が通じない人がいること
- 英語という言葉があること
を知りました。
これは子供の中で、大きな変化だったように感じます。
頻度は週1~3回、子供のコンディションに合わせて変えています。
はむ先生
子供が話したいと思える相手に先生がなってくれたこと(先生の実力)は、子供が英語を話すきっかけとしてとても影響がありました。

理由2|英語のアニメにハマった

息子の英語力をぐっと高めたものは、英語圏の幼児が見る英語アニメを見始めたことです。
ちょうど4歳になった頃から、Peppa Pig(ペッパピッグ)を見るようになりました。
はむ先生
コロナ蔓延で幼稚園が休園になり、どこにも行けず仕方なくという状況でした。結果的に、英語力向上にはとても効果的でした。
我が家ではテレビをほとんど見ないので、日本のアニメを見る代わりに、英語アニメを見ている状態になっています。
息子が英語アニメを見るようになってからの英語力の伸びは、凄まじいものがありました。
子供は自分が好きなもの・興味のあるものはどんどん覚えるのと、本当に感心させられました。
理由3|英会話レッスンの利用前に英語を聞かせていた
英会話スクールを利用する「前に」英語を聞かせていたことも、英語を話せるようになった大きな理由の1つだと思います。
はむ先生
幼い頃から英語を聞かせるという言う意味ではありません。
理論的にも、話す「前に」たくさん聞かせることが大切です。
英会話レッスンの中で出てくる単語のほとんどは、息子が既に知っているものでした。
英会話レッスンの場で、息子は既に知っている単語を使って話すことを求められていたのです。
想像すると分かると思うのですが、全く知らない単語を使って英語で話すというのは大人でも難しい。
知っている単語を使って話してみるという方が、確実に簡単です!
英語を話してもらいたいと英会話レッスンを急がず、ある程度英語を聞かせから英会話レッスンを始めることが大切だと感じます。
赤ちゃんの頃の取り組みについては、こちらの記事に詳しく書いています。

親が頑張り過ぎない|英語を話せる子供にするために
最近はインターネット環境も整い、子供が幼いころから英語教育に取り組む親御さんの姿が見られるようになりました。
一方、第二言語習得のバイリンガル研究では、年齢相応レベルで2言語を習得しているバイリンガルはほぼ存在しないことが分かっています。
はむ先生
世界中を探しても数パーセントです。
乳幼児期にどれだけ親が頑張って英語に取り組ませても、高い英語力の獲得には、思春期頃からの本人の意思や努力が不可欠です。
大人に近づき、子供自身が描く将来像に「英語を使う自分の姿」が加わったときに、初めてネイティブレベルに近づくための努力ができるのです。
子供の英語学習は、親が無理に取り組ませるのではなく、子供自身が楽しんで取り組むことが大切です。
英語を話せる子供になる方法
\\おすすめしたい英語学習環境//
- 子供が大好きな英語の何かを探す
- 英語に毎日触れる時間を作る
- 英語を使う場所を定期的に用意する
「英語を話す」行動の直接的なきっかけになるのは、英会話スクールなど英語を使うことを求められる場所を用意することだと思います。
しかし、週1~2回の英会話レッスンだけでは英語が身に付かないことは、皆が納得するところでしょう。
はむ先生
日本人が英語を身に付けるのに必要な学習時間は2500~4000時間です。
英語を身に付けるには、大量の英語を聞く必要があります。
それを可能にするのは、
- もうやめなさいというまで止めない
- 放っておいたらずっと見ている、聞いている
そのくらい好きになれる「何か」を英語と結び付けられることで、子供のことを毎日見ている親にしかできないことだと思っています。
